━━━━放課後 雄英高校近くの猫カフェ━━━━
「あはははは ねこちゃんだ!!ねこちゃんがいっぱい」
キャラが崩壊している男 心操 人使
連れてきたクラスメイト達が暖かく見守っている
キャラ崩壊について誰もツッコミをいれない
今さらキャラが崩壊したところでなんでもない
「心操、強く生きろよ・・・」
「本当に幸せそうね」
「なぁ、猫と戯れているのを見てっとアレだがよ…」
「じゃあ言うなや」
「まぁまぁ、どしたよ?」
猫カフェの予約&カンパ組である
上鳴、耳郎、切島、爆豪、瀬呂は離れた席で
各々で飲み物を頼み談笑をしていた
「今日はさすがに見れなかったけどよ…
残りの動画、見るべきじゃねぇか?」
切島の発言に空気が凍った
「テメェ…何を言っているかわかってんのか?」
爆豪がキレかけ、いやキレていた
「バクゴー ステイ ステイ」
「煽るなバカ、爆豪も落ち着け」
「切島、アンタ言っていいこと悪いことが…」
「っかてんだよ!!俺も!!
けどよぉ、あんなになってまで修行したんだぜ?
せめてよ…最後まで見届けねぇと…」
空気が重くなる
見て気持ちのいいものではない
だが、友の努力の跡を見届けるべきという意見は正しい
例えばスポーツ
スタート時の映像だけ見て結果だけを讃える
これは正しいのか?
もちろん、その場で応援するのが一番だが
内容をろくに見ずに『よく頑張った』等と言われても…
それも名前だけ知っているプロではなく
実の同級生、実のクラスメイト、実の友達なのだから
せめて内容を見るべきだ
これは正しい
例えそれが
━━どれほど凄惨で、残虐で、おぞましいモノだとしても
むしろ自分がボられたほうがマシ
そう思わずにはいられない映像
泣いても、叫んでも・・・意味がない
応援しても意味がない
助けに行くことも絶対にできない
なぜなら録画された映像だから
もう、起こってしまった過去だから
「おいでー!チュールをあげよう!!」
明るく振舞う心操の姿がかえって心を傷付ける
良心が責めてくる
『お前は、友達が傷付いてる時に何をしてた?』
━━━パトロールについてったり…正直、楽しんでた
『友達があんな目にあっていたのに楽しかった?』
━━━俺…最低だ 体育祭ん時に思い知ったのによぉ
『それでよく友達なんて言えたな?』
━━━私らだって頑張ってた!!
『だから赦されるの?』
━━━赦せとは言わねぇ…俺のケジメだ!!
『それで
━━━アイツを超える!!今度は俺が守ってやる!!
5人の心は1つになった!!
ーーーー翌日 昼休み 視聴覚室ーーーーーーーーーーーー
「「「「「「「「「「「「「「「「「「
ピトー!!!!貴様を殺す!!!!!!
」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「ぎにゃぁぁぁぁぁ」
「繰形さぁぁぁぁぁぁん!!」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボ
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボ
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボ
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボ
「くっ殺せぇぇぇぇぇぇ」
「繰形さん実は余裕あります?」
「「「「「なんだこれ?」」」」」
5人の心は再び1つになった!!
「…
緑谷の理不尽から逃げようとして為にタルタロスに
自ら収監された敵だな」
「あ!体育祭の時の!!」
「そうだ!あの滅茶苦茶ボられてた!」
「…多い時で約15万回」
「んえ?」
「相澤先生、その数字って」
「
「マジかよ・・・」
「てか、なんで心操と一緒に映ってんの?」
「なんでも心操の職場経験先のヒーローが
精神力を鍛える為に呼び寄せたらしい…」
「えっぐ…」
「漢じゃねぇとかそんな問題じゃねぇな…」
「……うぇい」
「サンドバッグにする為にかよ…」
「これを見せ付けられるとか…」
「いや、違うぞお前ら」
「にゃあ・・・にゃ」
「繰…形さん」
「よし、準備運動は終わったな?
心操!コイツを殴れ!!」
「なぁ、今のって」
「ハハ、聞き間違えたかな?」
「さすがにねぇだろ…それは」
「・・・・・・」
「おい爆豪!なんか言ってくれよ!!」
「一応言っておくが合理的ではあるぞ
敵の中には無抵抗のフリをして襲う奴もいるし
精神力を鍛えるという意味ではベストだ」
「先生ッ」
「…だが、そうだな…
なんでも合理的ならいいわけじゃない」
「「「「「当たり前だ!!」」」」」
それは合理的というのではなく
極論というのだと5人は叫んだ
「ほらほら順番待ちだよ♪
チュールはいっぱいあるからね!」
猫カフェでの心操の様子が思い浮かんだ