裏切り、抜け駆け、何でもアリだ~♪
白髪の背の小さな老人が言う
A組メンバーの行動は迅速なものだった
早い者は姿を見るなり
遅くとも話し掛けられた直後に逃げだした
心操1人を除いて…
「やべぇってやべぇって」
「アタシまだ死にたくないー!!」
「私も思わず逃げてしまいましたが
もしやアレは心操さんなりのジョークだったのでは?」
全力疾走の中、八百万が言う
━━だが本人は走るのを辞めない
「いや絶対ちがうって八百万!
見ろよあの爆豪の顔!!」
瀬呂の指差す方には
[爆破]しながら必死に逃げる爆豪がいた
若干、目が涙目になっている
━━デクさんと付き合って十数年…
爆豪は身の危険に敏感であった
そして、どう足掻いても逃れられないと察し
肉体は自然と涙を流していた
━━瀬呂、爆豪、芦戸、八百万、逃走中
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「父さーーーーん!!」
「轟!?」
「いけない!轟君の発作だ!!
砂藤君、手を貸してくれ!!」
「お、おう!?」
錯乱する轟
対応するため応援を求めた飯田
それに応えた砂藤
━━が、足を止めた砂藤を襲ったのは
飯田の蹴りと轟の凍結だった
「な!?」
「グハハ、すまんなぁ砂藤君
僕達が逃げきるまで囮になってくれたまえ」
「…悪ィ、成仏しろよ」
「ふざけるな!飯田ァ!!轟ィ!!」
━━砂藤、参加確定
━━飯田、轟、逃走中
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「そうだ!峰田の[もぎもぎ]なら
時間稼ぎくらいには…へぶっ!」
上鳴が提案をしようと峰田に近付いた瞬間、
[もぎもぎ]によって拘束されていた
「うるさいスねぇ…わかってんスよ、
そんなことしたらオイラがボられることくらい…」
「峰田、お前…上鳴は仲間じゃねぇか!!」
「だからなんスか?
それに仲間ならオイラを助けてくれるんスよ」
「それが漢のやることか ふがっ!!」
そしてそれを咎めた切島も同じ運命を辿った
「せいぜい漢らしく散ってくだせぇ…
ひょひょひょひょひょ」
「「お前が死ねや!クソブドウ!!」」
━━上鳴、切島、参加確定
━━峰田、逃走中
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「黒影!!」
「イヤダ!!」
「「・・・・・・」」
「常闇、さすがに黒影も嫌がるだろうアレは…」
「・・・無念」
「フフフ、お困りのようだね☆
ここは僕に…」
「任せた、黒影!」
「アイヨ!」
しゃしゃり出てきた青山は木に縛り付けられた
「…えげつねぇな」
━━青山、参加確定
━━障子、常闇、逃走中
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「ねぇ、梅雨ちゃん」
「なぁに麗日ちゃん」
「私ね皆と会えてほんまによかった」
「ケロケロ♪私もよ麗日ちゃん」
「いや!諦めないでよ!
せめて私もいれて!?」
━━蛙吹、麗日、葉隠、逃走中
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…どうする、どうすればいいんだ俺!!
…遠藤さん、あなたならこんな時に…
尾白は葛藤していた
おそらく
デクさんに認識されずボられないだろう
だがようやく手に入れた注目
誰からも認識され街を歩けば人が二度見する存在感
それを捨てることは16歳の少年には出来なかった
「フッ 我が体術の秘奥を見せてやろう・・・
疾風迅雷のマーシー推して参る!!」クイッ&ターン&dash
「━━━━━━━え?」
「・・・うわぁ」
━━尾白、逆走開始
━━口田、耳郎、逃走中