強くて×ヒーローアカデミア   作:紫煙隊

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ヨソウガイ×テスト

 

━━そして、試験当日の朝

 

「ホームルームはじめ・・・すまん、間違えた」

 

 

教室に入った相澤は教室を間違えたのだと思った

一度教室から出てクラスの札を確認して首を傾げる

…どういうことだと

ウチのクラスの生徒はいつから

戦場帰りの兵士の様になったのかと…

面影すら残っていない生徒もいるじゃないか

━━だがすぐに察した

 

1人(心操)、前もって変化があったなと、

1人(デクさん)、元凶がいたなと、

 

つまり、アレだ

全員、被害者になったのだ

一度は自分も通った道なのである

 

相澤、心の中で合掌する

 

━━━筆記試験~略

 

━━続いて実技試験

 

内容が急遽変更され2人1組で教師との模擬戦となった

 

 

心操&爆豪ペア VS オールマイト

 

耳郎&口田ペア VS プレゼント・マイク

 

瀬呂&峰田ペア VS ミッドナイト

 

常闇&蛙吹ペア VS エクトプラズ厶

 

轟&八百万ペア VS イレイザーヘッド

 

上鳴&芦戸ペア VS 根津校長

 

障子&葉隠ペア VS スナイプ

 

砂藤&切島ペア VS セメントス

 

飯田&尾白ペア VS パワーローダー

 

青山&麗日ペア VS 13号

 

緑谷 VS 補習

 

 

※デクさんは1学期の成績が酷かったので

 すでに補習となりました

 決して教員が試験を拒否したなどの理由ではありません

 

 

 

ーーーー心操&爆豪ペアーーーーーーーーーーーーー

 

 

「勝己くん、まずは観ていて欲しいんだ」

 

作戦会議…もし、ペアがどこぞのナードだったら

会話にならなかっただろうが

あの映像を見て、あの合コンを経験した爆豪は

クラスメイトに対して一定の敬意を持つようになり、

特に心操には一瞬の尊敬をしていた

 

だが、『ただ、観ていろ』と言われて

怒らない爆豪ではない

確かに心操は職場体験にてボられまくっただろう

しかし爆豪とてデクさんの幼なじみである

幼少より被害は受けてきている

ゆえに相手がオールマイトだとしても戦うつもりでいた

その瞬間までは

 

 

 

━━轟音

 

建造物が瓦礫へと変わり

その瓦礫が砲弾として大量に降ってくる

 

「HAHAHA!!私は敵!!

 街への被害などクソ喰らえだ!!

 ヒーロー共、脅威(ワタシ)が来たぞ!!」

 

「━━ッチィ」

 

なんとか直撃を避け、姿勢を直す爆豪

心操は━━?

オールマイトに対して無防備に近付いて、話しかけた

 

「オールマイト先生、1つ質問があるのですが…」

 

「・・・」

 

何も応えないオールマイト

それに対して、バツの悪そうな顔をして

 

「ああ、[洗脳]は使ってないので応えても大事にですよ」

 

「先生の所ではソレに何度も泣かされたからね…

 で、なんだい?質問は?」

 

敵役としてではなく、教師として応え

ヒーロー役ではなく、生徒として質問する

 

そんな2人に爆豪は気を削がれたが

心操の質問に、緊張を高めた

 

「今回、オールマイト先生が敵役ですが、

 有象無象の敵ではなく、オールマイト級の敵と

 考えてもいいんですよね?」

 

「んん?どういう意味かな?」

 

「簡単ですよ。オールマイトが敵になったと

 仮定して試験に挑んでいいのかって訊いてます」

 

当たり前の事を訊く

事実、対戦相手がオールマイトなのだ

 

━━が、オールマイトは察した

 

「そうだね、そのつもりでいい!!」

 

「じゃあ、重りも要りませんよね?」

 

「オイオイオイ、なめすぎじゃないかい?

 でもそういうの嫌いじゃないぜ」

 

重りを外していくオールマイト

インカムの向こうから注意されるが

インカムを握り潰す

 

「ウォームアップは必要ですか?」

 

「HAHAHA!!問題ないさ!」

 

 

空気が変わるのを爆豪は感じた

試験の緊迫感から

戦場のソレへと変わっていった

 

━━恐怖が迫る

相手はハンデなし、全力のオールマイト勝てるはずない

自分に『ただ、観ていろ』と言い、

訳のわからない質問をして、

余計なことをした心操の方を見て絶句した

 

皮膚という皮膚がひび割れソコから血が垂れ流れ、

赤黒い電気の様なモノを身体に纏った心操がいた

 

『ワン・フォー・オール250%』

 

 

「ンだよ…ソレ」

 

爆豪の声を無視して、オールマイトへと攻撃

━━轟音、噴き上がる砂塵

 

「俺の新しい[個性]だよ勝己くん」

 

「でも力が強すぎて自壊しちゃうのが難点なんだよね」

 

ヘラヘラと笑う心操

━━だが戦闘は継続し、衝撃波が飛ぶ

 

(自壊する程の力!?そんな力どうやって手に入れた?

いや、使えている以上、方法はわからないが

手に入れたんだ!!

オールマイトと戦えるレベルまで!!)

 

 

突如、咳き込み血を吐き出す心操

 

(血が!?見た目もそうだが内側もそうとうな負担が!?

止めねぇとやべぇ)

 

「駄目だ!!そんな!!もうこれ以上そんな力!!

 一体!!この先!!どれ程の・・・!」

 

大丈夫

痛くないよ

強がりじゃない

少しだけ嬉しい

やっと・・・

ヒーローらしい[個性]が使えた・・・

少しだけ 報われた

 

「人使……!!」

 

 

「うんうん、それで?」

 

いつの間にか爆豪の側にいるオールマイト

だがオールマイトも消耗したのだろう

コスチュームは所々破れ、

痣を造り、生傷が大量にある

 

動揺するとこなく左ストレートを繰り出す心操

それを軽く受け流すオールマイト

 

「HAHAHA!!どうした?

 こんなへなちょこパンチじゃ私は倒せんぞ?」

 

「そりゃア…腰が入ってなかったからな!!!」

 

 

━━心操の右腕に紅い光が集まっていく

「右腕はやるよ…オールマイトも

 もう、おやすみ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日未明、国立雄英高等学校にて

期末試験の実技中に事故があり

教員一名、生徒二名が重症となりました。

三名は事故当時、心肺停止状態でしたが、

回復系の[個性]を持つ人物を学校側が用意していた為

その場で回復しました。

また、雄英高校の近辺の建物の窓ガラスが

衝撃で割れる等の被害がでており

こちらは怪我人は確認出来ておりません。

この件に対して雄英高校は

『強力な[個性]に対する見通しが甘かった。

 近隣住民の方に御迷惑を御掛けして申し訳ない。

 重症となった三名(教員一名、生徒二名)にも

 学校側から充分な保証と今後のケアをする』

…とのことです。

いやぁ、強い[個性]って使い方によっては

怖いですね。では続いては明日の天気です。

 

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