ーーーー口田&耳郎ペア VS プレゼント・マイクーー
プレゼント・マイクは困惑していた
期末試験の実技、
職員会議にて対人戦へと決まり
『相性の悪い敵との遭遇』を前提として
プレゼント・マイクの相手は口田、耳郎のハズだった
プレゼント・マイクの[個性]は[ヴォイス]
耳郎の[イヤホン]と違い接触せずとも攻撃が可能
更に口田の[生き物ボイス]に対しても
プレゼント・マイクが[個性]を使用すれば
近辺の生き物は逃げるうえ、口田の[個性]を
掻き消すことが可能なのだ
いわば生徒2人にとって完全上位交換、天敵であった
鼻歌交じりに会場入りしたプレゼント・マイクであったが
前記したように困惑した
口田 甲司、耳郎 響香のハズだ
当然、2人とも知っている顔だ
何度も授業で会っている
少し気弱な優しい男子生徒と、
少しシャイでロックな女子生徒だ
…だったのだが、
目の前にいる黒髪ボブカットの少女はわかる
纏う雰囲気は変わっているが、まだいい
問題なのは少女の隣である
「hey!耳郎ガール!……その、なんだ、あのよ」
「どうかしました?先生」
「あ~ホレ、その隣にいる…黒グラビ●ス的なのって」
「口田くんです」
━━
どうみても身長が公式の数倍はあるし
どうみても身体が黒いし、岩みたいになってるし
しかも、口からオレンジの廃熱ガス吐いてるし
どうみてもグラ●モス亜種ですよね?
最小冠サイズのグ●ビモス亜種さんですよね
2Gでは泣かされましたよ
「先生、試験始めないんですか?」
耳郎の言葉にハッと我に帰ったプレゼント・マイク
「ok,ok…はい、スタート!」
開始と同時にグラビ…口田が口を開いた
すわ、開幕薙ぎ払いビームかと
緊急回避を試みるプレゼント・マイク
…だが、薙ぎ払いビームの方がましだったかもしれない
口から出たのは熱線ではなく、言葉だった
「
━━その声を聞いた瞬間、プレゼント・マイクは跪いていた
「な!?[生き物ボイス]は人間には!?」
そう、人間には
あの心操主催の合コンに置いてそれは致命的、
見た目が変わるほどボられ続けた結果として
口田の[個性]は覚醒し広義通りの
いや、支配することが可能となっていた
さらに魔改造された肉体により近接格闘も強化されている
しかしプレゼント・マイクとてプロヒーロー
意地で無理矢理、身体を動かそうとして気絶した
「音って目に見えない攻撃で
聴こえた瞬間には攻撃を受けてるから質が悪いけど
聴こえない音ならもっと効果的ね」
━━気絶の原因は耳郎の[個性]であった
可聴域外の音、いわゆる超音波による不可視の攻撃
見えないので確認できず、
聴こえないので攻撃を理解できず、
被弾すれば脳を揺らされ意識を飛ばす…
しかも、文字通り音速で飛んでくるのだ
最凶の攻撃であった
口田&耳郎ペア、条件達成