ーーーー砂藤&切島ペア VS セメントスーーーーー
「なにをした……!!」
セメントスがわなわなと震える
その理由は“[個性]が使えなくなったから”
AFOのように[個性]を奪ったわけでも
イレイザーヘッドのように[個性]を抹消したのではない
[個性]を使用している感覚はある
だが、コンクリートが動かないのだ
テスト開始時には普段通り使えた
セメントスがコンクリートを操り、
砂藤、切島を捕縛する
そして、砂藤と切島はコンクリートを砕き脱出する
その繰り返しであったのだが…
(なぜだ!?2人の[個性]にはこのような効果はない!
消耗戦に引き込んで有利に持ち込めたハズ!?)
この状況を生み出したのは砂藤だった
砂藤は職場体験にて
“ドーピングコンソメスープ”と出逢い
“ものすごい力”を手にいれていた
だが、それでも合コンには、
デクさんには通用しなかった
パワー、スピード、テクニック…
そしてなによりも効果時間という制限
”必要は発明の母”という言葉がある
砂藤には今以上にパワーもスピードもテクニックも
効果時間も必要だったのだ
何故ならば動けなければボられ、遅ければボられ、
生半可な攻撃ではカウンターでボられ、
避けることも防御することもできずボられるのだ
何度も死に、そして何度も生き返った結果、
たった1つのシンプルな答を手に入れた
ドーピングコンソメスープを摂取する量が少ないから
パワーもスピードも足りないのだ
ドーピングコンソメスープが切れるから
眠気が襲ってくるのだ
ならば、どうするのか?
一般的な注射器ではなく点滴にする?
そんなんじゃあ、とてもじゃないが間に合わない
━━天啓
砂藤は職場体験でお世話になった至郎田の元へ向かった
そして、手に入れたのだ更なる力を
…砂藤が出した結論
「俺自身がドーピングコンソメスープになることだ……」
至郎田と共にドーピングコンソメスープを改良し
それを摂取…ではなく、全身の血液と入れ替え
正真正銘ドーピングコンソメスープ人間と化していた
更に、追いドーピングコンソメスープにより
体内ドーピングコンソメスープの濃度をあげ
細胞間にすらドーピングコンソメスープが染み渡り、
いっそ体内でドーピングコンソメスープが造れるように、
ドーピングコンソメスープがドーピングコンソメスープに
ドーピングコンソメスープして
ドーピングコンソメスープはドーピングコンソメスープで
ドーピングコンソメスープできるように
ドーピングコンソメスープした結果として
更なる力パワーと無尽蔵のタフネスを手に入れたのだ
だがいくらパワーがあっても、
コンクリートを砕くことができても、
[個性]を封じることなど出来ない
…相手がセメントスでなければ
━━セメントスが操るのはコンクリートである
コンクリートとは一般的にセメント、砂、砂利で作る
そして、セメントの主成分は珪酸三カルシウム、
珪酸二カルシウム、アルミン酸三カルシウム、
鉄アルミン酸四カルシウムである
そこに糖類が混入したらどうなるか?
カルシウムと非解離性のカルシウム
つまり“サッカライド”を生成し、
液中のアルミナの溶解度を高めた結果として、
アルミナシリカゲルをセメント粒子上に生成する
簡単に言えばコンクリートが固まらなくなるのだ
今の砂藤は糖類の塊のような身体である
そんな身体に触れ続ければ
そうなるのは自明の理である
そして、[個性]が使えなくなったセメントスの前に
切島が正面から堂々と歩を進めた
「せんせぇー、男らしくタイマン張ろうや♥️」
「ま、待て待て待て!!今は[個性]が使えな…」
「せんせぇー、言い訳は男らしくないッスよぉ♥️」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ」
なお関係はないが、合コン中の部屋割りにて
飯田、切島、峰田は同室だったという
━━━砂藤&切島ペア 条件達成
━━セメントス 全身打撲、骨折多数、内臓破裂、
身体に落書きられたうえ全裸にされて
写真を撮られたショックでPTSD発症