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クラスメイト回です。
束の間の平和と安寧により失われた本能が起こされた
圧倒的強者による蹂躙が狼煙となった
阿鼻叫喚、四面楚歌、死屍累々
雄英高校 体育祭編開始
ーーーーーーー体育祭3日前ーーーーーーーーーーーーー
昼休み、デクさんが食堂に向かった後
それは始まった。
「み゛ん゛な゛ッ!!体育祭、生き残ろうねッッ!!!」
麗日の発言が発端だった。
全員、分かっていた。だが理解したくなかったのだ。
競技にもよるだろうが、間違いなくデクさんが
敵として立ち塞がるであろうことを・・・。
トーナメントの様な形式ならば勝ち進めば必ず当たる。
むしろ負け抜けの死刑宣告だ。
もし団体競技のような全員参加型だったら・・・?
唐突に、あるいは逃げている最中に
一切の慈悲なく死神は鎌を振るだろう。
ヒーロー科もサポート科も普通科も関係なく
死だけは平等に与えられるだろう。
「俺が
爆豪の言葉にクラスメイト達は驚愕した。
デクさんともっとも付き合いが長く
もっとも被害を受けてきた被害者オブ被害者
(デクさんを見た後なら)けっして強いとは言えない男
そんな男が決死の覚悟を決めていた。
ーーーーーーーーー飯田 天哉sideーーーーーーーーーー
本来ならば(委員長たる)僕の役目・・・!!
爆豪君・・・!!
この時、飯田の胸中に一つの感情が湧いていた
号泣し絶叫したい程の感動!!!!
爆豪クゥン!!!
できるなら世界中の人々に叫びたい!!
あれが爆豪 勝己だ!!
僕より5センチ以上背が小さい・・・
僕の恩人だ!!
言わねば、言わねばならない!!
感謝を伝えなければ・・・!!ありがとうと!!!
いや、違う!!感謝より先に・・・!!
もっと先に言わないといけない言葉があるだろう!!!
言ってしまえば、もう戻れない!!
けど・・・絶対に言わないと後悔する!!!
僕は・・・!!僕は・・・!! 俺は!!!
「戦おう・・・!!俺も!!命を賭ける!!!」
一瞬の静寂、そして沸き上がる熱気
この瞬間、1年A組(1名を除き)は1つになった。
━━━そして作戦会議は進み
たったひとつの冴えたやり方を実行することになった
ーーーーーー心操 人使sideーーーーーーーーーーーーー
犯罪者のような[個性]、敵向きの[個性]、
怖い[個性]・・・etc.etc.
散々言われてきた
そんなこと自分が一番わかってる
入試ではロボットが相手の為、俺の[個性]は役に立たず
普通科に入学せざるをえなかった
もし入試が対人戦だったならば・・・
もし他人を使って戦うことが許されてたなら・・・
俺は・・・!!
体育祭で、プロヒーローも見にくる体育祭で!!
俺は下克上を果たす!!!
ヒーロー科に編入したい!!
プロヒーローからの評価を得たい!!
俺はここから変わる!!!
━━━決意を胸に敵情視察と宣戦布告の為
ヒーロー科 A組に向かった心操だったが
彼は予測不可能の事態にあうことになる
「来てくれてありがとう!!」
「君を待っていた!」
「約束された英雄・・・!!」
「君は俺達のヒーローだ!!」
「助かったよ。本当にありがとう、ありがとう」
「信じてましたわ、助けに来てくれると!!」
「オイラ達にはオマエが必要なんだッ!!」
━━━意外 それは感謝の言葉ッ
それは心操が求め続けて貰えなかったモノ・・・!!
凍った心に暖かいモノが溢れてくる・・・
曇天の空は晴れわたり青空が広がっていく
俺はここに居ていいんだ・・・!!
俺は俺で・・・この[個性]でよかったんだ!!
暫しの逡巡の後、一度は言ってみたかった言葉
けども、一度も言えずにいて
自分には言う資格がないと諦めていた言葉・・・
今なら言える!!今!言おう!!
「もう大丈夫!!
なぜかって?俺が来た!!!」