強くて×ヒーローアカデミア   作:紫煙隊

96 / 119
シンカン×ガッシュク

 

 

B組が崖から突き落とされている頃、

A組はどうしていたかというと…

こちらも同じように目的地へと到着していた

 

違ったのは目的地である

A組の生徒を乗せたバスが到着したのは

()()()()山荘であった

小綺麗でちょっとした保養地の別荘のような外見

そして、気になるのは…

 

 

『歓迎 雄英高校1年A組御一行様』

 

…という横断幕と

 

『熱烈歓迎 心操 人使陛下』

 

…という横断幕の2枚が掲げられていることであった

 

 

「人使ちゃん、人気者ね」

 

「ここまでのあんまり…」

 

「いや、経験あんのかよ!?」

 

「地元とか出身校でちょっと…」

 

「まじか」

 

「しかも、“陛下”呼びって…」

 

「…チッ」

 

「バクゴー、落ち着けや」

 

「王様だね!」

 

「でもよ、人使はわかっけどよ、

 なんでA組が歓迎されてんだ?」

 

「ふふ、僕らの輝きが評価されたのさ☆」

 

「それは無いから安心しろ」

 

「気にはなるよね」

 

「確かに…しかし!歓迎されているのだ!

 応えるのもヒーローとしての義務ではないか!?」

 

「心操さんならば、体育祭での活躍で有名ですから

 わかりますけど…私達はいったい…」

 

「なんでもいいじゃん!歓迎されんだし!」

 

バスの中でなぜ『歓迎』されているのかわからず

疑問に思う生徒達

心操はまだ理解できる

全国放送された体育祭であれだけ活躍したのだ

ファンレターがダンプで数台分届く男で

ヒーローはもちろん、一般企業や

本来ならば相容れないハズの(ヴィラン)からすら

是非、職場体験に!!とドラフト指名されたのだ

 

だが、A組としてはどうだろうか?

体育祭で活躍することなく終わり

公共の場での活躍もなく今に至る

確かに心操主催の合コン(合同コンバットシミュレーション)にて、

桁外れの戦闘能力は手に入れたが、

それは表には出ていない情報…

雄英高校内での期末テストの実技試験でしか

発揮されていない実力である

 

「てかB組のバス居なくね?」

 

「…遅れてるんじゃないか?」

 

「罠、じゃないスかね?」

 

「また『笑ってはいけない』みたいなヤツか!?」

 

B組のバスがいないことに気付き、

ますます不審がるA組の生徒達…

前例がある以上、疑心暗鬼になるのも当然であった

横断幕は『心操 人使』個人と、

『雄英高校 1年A組』しか『歓迎』していない

林間合宿にはB組も参加しているにも関わらずだ

一部の前向きに捉えている生徒を除き、

戦闘モードへ移行しつつある生徒達…

彼らを諫めたのは担任、一応担任である相澤であった

 

「あー、なんだ…アレだよ、アレなんだよ」

 

しかし、バスの中で散々ビールを飲んでいた為に

説明が覚束ない

この教師、1度国外逃走してからというものの

実にフリーダムである

授業中に「ネコが呼んでいる気がする…」

などとほざき出て行ってしまうのだ

 

「ほら、あのー…なんだっけか?」

 

酔っ払いを放置して生徒達はバスを降りて行く…

彼らを出迎えたのは

地に伏せた4人のプロヒーローであった……

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。