強くて×ヒーローアカデミア   作:紫煙隊

97 / 119
ビンカン×ガッシュク

 

“猫”に属する者達は“ソレ”を恐れていた

もし、“ソレ”にであったならば

助からないと本能が理解していたからだ

 

逃げようとしても逃げ切ることなどできない

“ソレ”は目にも止まらぬ速さでボりにくる

せめてもの抵抗として戦おうとしても

戦うことは絶対にできない

何故ならば“戦い”とは同じ次元にいる者同士ではないと、

起こり得ないからだ

…よく例え話で『ウサギとライオン』がでてきたり、

『アリとゾウ』が出てきたりする

だが一方では『窮鼠猫を噛む』などという言葉もある

だが、だが、だが、その例え話に出てくる生き物は

“弱い”とされる生き物も一定の強さをもっているのだ

頸動脈を噛み切れればウサギもライオンに勝てるし、

ゾウ一頭に対してグンタイアリが巨大な群れで襲えば…

それも寝ている時等なら楽々と勝てるだろう

そう考えれば実力差がそこまで開いているわけではない

 

では、次元が違う実力差とはなんなのか?

“戦い”にならないほどの実力差とは?

1つの指標としては“認識の違い”が挙げられる

“犬”と“猿”ならば敵であるとお互いが認識するだろう

では“お米”と“人間”ならばどうだろう?

“お米”は生物としての本能と本望として種を残そうとする

その為に実数を多くして硬い籾殻で身体を守り、

栄養を蓄えていくのだが、その努力を嘲笑いながら

親である稲を刈り取り、子である籾をむしり取り、

鎧である籾殻を吹き飛ばし、未来を託す胚芽を捨てさり、

蓄えた栄養である糠をこそぎ落とされ、

死に水と言わんばかりに水に漬けられ、

暗き場所(炊飯器)に閉じ込めて加熱…

身体を茹で揚げられ、蒸され、されど地獄は終わらず(保温機能)

ようやく外に出れたと思えば生前(生米)とは違う

かけ離れた姿(ごはん)になっており、

“人間”によって噛み潰され補食されるのだ

“お米”からすれば不倶戴天の敵であり、

多くの同胞達のカタキでもある“人間”

しかし逆はどうだろうか?

“お米”が敵だと考える“人間”がいるだろうか?

食後に『お米と戦った』と考える“人間”がいるだろうか?

“コレ”こそが次元の違いである

 

そして、一般人と“デクさん”の実力差でもある

プロヒーローならワンチャン?

勝てると思うならば眼科か精神科に通うことをお勧めする

抵抗できるとすればトップヒーローの一握りだけだろう

 

説明が長くなったが、その“デクさん”が倒されたのだ

(正確には動きを止めただけではあるが)

問題はソレを行ったのがヒーローでもなければ、

有名なヴィランでもない…ただの学生であったのだ

 

つまりは…新たな王が生まれたのだ

 

暴君に支配された民ならば、暴君を屠った者は英雄である

敬って当たり前だ

しかし、暴力で支配していた王を屠ったならば

屠られた王より力があるということである

新たな脅威とも言える

 

だから、畏れる

ゆえに、ひれ伏す

自分たちに対してその力が振るわれないように…

 

 

ワイプシの明日はどっちだ!?

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。