なんだかんだ言われてるけどぼくはゼロワンが好き。
いつも書いてる遊戯王の息抜きに。
少年は手元にあるバッタが描かれた「ライジングホッパープログライズキー」を腰に装着されたゼロワンドライバーに翳す。
認証システムである「オーソライザー」によってライジングホッパープログライズキーのロックが解除される。
それと同時に空に浮かぶ衛星からバッタのライダモデルが射出され、海上へと降り立つ。
海上を巨大なバッタが跳ねる。
少年はキーを展開する。
そして、ゼロワンドライバーに装填する。
覚悟の言葉とともに
「────変身ッ!」
飛び上がライズ!
ライジングホッパー!
「セイレーン…!お前達を止められるのはただ一人…!俺だ!」
少年は今日も戦う。
海を取り戻すために。
仮面ライダーゼロワンとして。
────誰かの夢を守るために。誰かの笑顔を守るために。
セイレーンと呼ばれる謎の勢力によって人類は揉め事を一旦おいて巨大な軍事連合である「アズールレーン」を設立。セイレーンを辛くも退けることに成功する。
しかし、対セイレーン戦略の在り方から「アズールレーン」は、「レッドアクシズ」と「アズールレーン」に分裂。セイレーンそっちのけで人類同士で争い始めた。
───そして、謎の存在である「ゼロワン」がセイレーンを駆逐し始めたのはこの時からである。
「全く…ここ数年は頭が痛かったな。。重桜がレッドアクシズについたりセイレーンのみを駆逐する謎の存在──ゼロワンだったり。なあ?或斗?」
「お前分かって聞いてるだろ!?」
エンタープライズは目の前に居る自分の指揮官に対して問いかけた。
それに指揮官は苦い顔をして返す。
「そもそも貴方が戦場に出ようとするのがおかしいんだ。五航戦の二人も嘆いてたぞ?「或斗は自分の身体を大切にしない」と。」
「…全くお前も、あの二人も出会った頃から変わってないな。…最初に出会った時から既に5、6年経つんだぜ?ちったぁ、俺を戦力に加えてもいいんだぞ?今なら漏れ無く2兆通りの予測もついてくるが…。」
「人はそれを過剰戦力というんだ。」
「そりゃ、残念。こりゃ、暫くゼロワンもゼロツーも出番無いかなぁ…。」
「こっちとしては出番があったら困る。」
「…だよなぁ。」
二人は穏やかに談笑する。
最近はセイレーンの襲撃も、二陣営からの使者も来ない、平和な時間が続いていた。
だが、彼等にこんな平穏が訪れたのはついこの間のことだ。
そうこう言っている内に五航戦の瑞鶴がやってくる。
「グレイゴースト?何抜け駆けしてるの?」
「第一声がそれかい。全く、瑞鶴姉、エンター姉と仲良くしなよ…。で、瑞鶴姉が来たってことは翔鶴姉もすぐ来るのか?」
「翔鶴姉もすぐに来るよ。で、二人で何話してたの?或斗。」
「もう、あれから数年経つんだ話さ。」
「ああ。もう、そんなに経つのね…。」
三人は笑い合う。いまこの時の平和を謳歌する。
そして、翔鶴が執務室にやってくる。
「すみません。遅くなりました。さ、執務を始めましょう。三人とも。」
「ああ。」
この四人が笑いあえるようになったのはつい、最近の事だ。
この物語は孤独に戦う少年が仲間ととも戦い抜いた証で、少年の生きた証だ。
そして、孤独な少年が英雄になるまでの苦難の証だ。
後世の誰かの笑顔を守った少年の物語は、いつも、苦難と悲しみで溢れていた。
見切り発車。
そして、次回更新は未定です…。