「せりゃ!」
刃が閃けばそれだけで量産艦は爆発して、動きを止める。ゼロワンにとっては息を吐くように繰り出される一撃だったとしてもそれはその他の存在にとっては恐怖その物でしかない。
現に暴走した量産艦もゼロワンに恐れをなしたのか逃げ惑い散り散りに散っていく始末だ。
しかし、一度暴走した量産艦はスクラップにしろと上からお達しを頂いている。
ゼロワンが仕留めきれなかった量産艦はディケイドやエンタープライズ、瑞鶴をはじめとした面々にいともあっさり駆逐され、量産艦の数は始めの3割程度まで減少していた。
「…俺の出番を余り奪わないで貰おうか?或斗。」
「士さんこそ鈍ってるんじゃないんですかっ!?」
「言ってくれる!」
この二人、全く以て正反対の性格をしているのに、とてつもなく息がぴったりだった。
仮面ライダーという考え付く限りの最大戦力である二人が息を合わせて攻めていくものだから、その戦いに辛うじて付いていくことが出来ているエンタープライズと瑞鶴を除きほぼ全員が護衛される側になっている。
というか自分達のプロデューサーが本来創作物であるはずの仮面ライダーに変身して、KAN-SENとしての力を手に入れたはずの自分達を守っているという状況に765プロの面々は完全に思考を放棄してしまっていた。
「……ったく。きつい要求をしてくれる…!」
「やっぱプロデュースばっかしてたから鈍ってるんじゃないんですか!?」
「…仕方が無い。…少し解放するか…!」
そういうとディケイドは一枚のカードを取り出す。
そのカードは、未だかつて見たことが無いライダーのカードであった。
「…お披露目だ!」
「…へ!?」
瞬間、士の変身するディケイドの姿が変わり、何かに挟み込まれるような形で新たな形態に変身した。
その変りようはもはや「別の仮面ライダー」といったほうが正しいだろう。
今まではマゼンタのボディに所々黒いラインが走っていたのだが、今の姿は赤と青のボディにウサギの耳と戦車の砲塔を模したような複眼となっている。
「この姿は"仮面ライダービルド"…作る、創造するって意味の"bulid"だ。以後お見知りおきを…てな。…フンッ!」
近づいてきた量産艦をキャタピラが付いている方の足で文字通り「削る」。
そのまま燃料に火花が引火したのか、大爆発を起こし、また一隻海の底に沈んでいく。
やはり、このディケイドという仮面ライダーは底が知れない。
「こいつで…終わりだ…!」
「ハァァアアァァァア―――――!」
更にディケイドが一枚のカードを装填する。
そして、
敵前逃亡かと疑ったが、さすがに仮面ライダー。
敵を前にしても逃げる事無く、五歩ほど走った所で
「…どういうことなの…?」
もはや、瑞鶴やエンタープライスもついていけていないようだ。
一方のディケイドビルドはそんなことは知ったこっちゃないとばかりにせりあがってきた水柱の上に乗っている。
気づけば、直線状に存在する暴走した量産艦全てがいつの間にか現れたグラフに拘束されていた。
ほぼすべてのアイドルとKAN-SENが思考を放棄して、その様子を見守っている。
だが。
ディケイドビルドの必殺技にいち早く勘づいた者―――或斗は行動を起こしていた。
グラフの上を滑るディケイドに背中を預け、ベルトに装填されているライジングホッパープログライズキーを押し込む。
そして、戦場は幾何学的な線を描き縦横無尽に駆け回るゼロワンとグラフの上を滑るディケイドビルドによって完全に蹂躙され尽くしたのである。
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433:ヘルライジング転生指揮官
やっぱりディケイドってあたまおかしいわ。
434:名無しの転生指揮官
これラビタンの形したスパークリングだろww
435:名無しの転生指揮官
やっぱディケイドって世界の破壊者だわ。
436:プリズム★アトラ転生指揮官
穏やかじゃないですね
437:名無しの転生指揮官
やっぱディケイド本家越えてるって!
438:カードゲーマー転生指揮官
おのれディケイドォォォォ!
439:依存転生指揮官
や、やべー!さすがはディケ―――。
[実況を開始します]
440:名無しの転生指揮官
…ん?
441:名無しの転生指揮官
あっ…
442:名無しの転生指揮官
あーあ。
443:依存転生指揮官
『さては御主…どこかへと報告したか?』
『余り…
『指揮官は我らの希望だからな…。』
[実況を終了します]
444:決闘蟹転生指揮官
……確か実況の開始条件って………。3個あった気がするが…
445:名無しの転生指揮官
殺気に等しい感情を向けられるか、戦闘に突入するか、自発的に始めるか…だったな。
446:名無しの転生指揮官
まぁもう依存ニキは来れないだろうな。
447:名無しの転生指揮官
いいやつだったよ…。
448:依存転生指揮官
勝手に殺すな!
449:名無しの転生指揮官
あ、生きてた
450:名無しの転生指揮官
……つまんねーなぁ
451:依存転生指揮官
死ねと!?
452:名無しの転生指揮官
ああもう…カオスだな…。
453:ヘルライジング転生指揮官
せや。
晩飯何が食べたいか聞かれました。
安価します。
454:名無しの転生指揮官
唐突な安価はNG
455:名無しの転生指揮官
……まぁいいじゃん。
456:名無しの転生指揮官
で?安価の内容は?
457:名無しの転生指揮官
あーそうだな。
安価の内容はどうする?イッチ。
458:ヘルライジング転生指揮官
勿論、晩飯とそれをどう提案するかや。
>>465 晩飯
>>475 提案
459:名無しの転生指揮官
なるほど
460:名無しの転生指揮官
マルゲリータ
461:名無しの転生指揮官
アバ茶
462:名無しの転生指揮官
子羊のソテー
463:名無しの転生指揮官
鯖味噌
464:名無しの転生指揮官
辛味噌
465:名無しの転生指揮官
焼き肉
466:名無しの転生指揮官
あんかけ風焼きそば
467:名無しの転生指揮官
…焼き肉か。
468:名無しの転生指揮官
こりゃ…決まったな。
469:名無しの転生指揮官
分かってるよな?>>475
470:名無しの転生指揮官
佐藤太郎
471:名無しの転生指揮官
佐藤太郎
472:名無しの転生指揮官
佐藤太郎
473:名無しの転生指揮官
佐藤太郎
474:名無しの転生指揮官
万丈構文
475:名無しの転生指揮官
佐藤太郎
476:名無しの転生指揮官
佐藤太郎
477:名無しの転生指揮官
…知ってた。
478:名無しの転生指揮官
やっぱね。焼き肉はこうじゃないとね。
479:名無しの転生指揮官
皆さんでせーの
480:名無しの転生指揮官
夜は焼き肉っしょー!
481:ヘルライジング転生指揮官
>>475
分かった。やってくるわ。
482:名無しの転生指揮官
行ってこい、イッチ!
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無事にライブ会場に着いた或斗達一行。
異世界のアイドル達と親交を深めるために一緒に晩御飯を食べようと言う話になったのだが。
「カレー!」
「ピザ!」
「和食!」
夕飯のメニューの決定権は誰にもなく、和食、カレー、ピザの派閥に分かれ混沌を極めていた。
互いに譲れないものがあるようで火花を散らせている。
だが。
この混沌を極めた状態に第四の勢力が現れればどうなるか。
答えは簡単だ。
より混沌を極めるだけだ。
ただし、その発言者によってはその状況を収める事が可能だったりする。
「或斗は何がいいんだ!?ピザか!?カレーか!?」
「いや、君が一番食べたいのは和食だよね!?」
瑞鶴とエンタープライズは鼻息を荒くして或斗に詰め寄った。
だが、ここで或斗は二人が予測しないような言動を始めた。
二人の間を抜け、冷蔵庫や、冷凍室の中身を確認。
そして、自分がもっとも食べたい夕飯を思い浮かべると、思いっきり叫んだ。
「やっぱ夜は焼き肉っしょー!フッフゥゥゥゥゥッ!」
と。
声高に夜は焼き肉と宣言したのだ。
思わずこれにはエンタープライズも瑞鶴もその他の面々も呆気に取られた。
まさか、第四の選択肢を出してくるとは思いもしなかったからだ。
「ぷっ…。ふふっ。そうですね。なら、夜は焼き肉で構いませんか?」
誰がそう言ったか。
だが、確実に言えるのは、今この場で最も強い影響力を持った発言者は或斗であるということ。
そして、夜は焼き肉に決定したということくらいである―――。
登場人物紹介
・飛電或斗
夜は焼き肉派の人。
・門矢士
実は或斗の提案に賛成している。
ディケイドビルドを披露した。
今回は諸々の事情があって少し遅れてしまいました。
許して下さいなんでもしますから!
後、次回でアンケートは終了です。
千早さんにアークは影響を
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与える
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与えない