青き航路と夢の守人   作:ダンちゃん1号

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今回は掲示板形式がありません。
テスト勉強で忙しいのです。


幕間:継承の時間

μ兵装のライブの前日の夜、或斗は白い電脳空間に立っていた。

寝ようと思い、、その前にゼロツーキーに触れたらいつの間にか立っていたのだ。

白い空間に青い0と1が浮かんでは消える。

 

「ここは…」

「…久しぶりだな、或斗。」

 

ここがどこか、その結論に行きつく前に男は現れた。

赤いパーカーの上に黒い服をきたその男は或斗にゆっくり近づいていく。

そして、ゆっくりと笑いかけた。

 

「ありがとう。俺達の希望を、夢の証を…取り戻してくれて。」

「どういたしまして、父さん。」

 

或斗は男に対して笑顔を返す。

男の名は飛電或人。この世界における「本来」のゼロワンの変身者である。

或人はアークとの戦いに終止符を打ち、そして、セイレーンに敗北し、死んだ。

 

「そして、ごめんな。あの時から、ずっとお前に重荷を背負わせてばかりで…。」

「ううん。大丈夫。だって、僕は父さんの息子だぜ?」

「ああ。そうだな。お前は、俺の息子だ。…俺もさ、父さんに庇ってもらったんだ。いつだったか、話したろ?デイブレイクの話。…だからあいつ等…セイレーンだったっけか。そいつらが襲ってきたとき、今度は俺の番だって思った。お前はさ、俺の希望なんだ。」

 

そういうと、父はは自らの子供の頭に手を乗せた。

慈しむように、本来与えられた愛情を今、まとめて与えるように。

 

「とう、さん…」

「俺、立派な父親になる前に死んでしまったんだ。今の俺はゼロツーキーの中にあるただのデータでしかない。…けど、お前に触れられてとても嬉しい。でも、だからこそ聞きたいんだ。…或斗。お前は何のために、戦うんだ?」

 

父は息子に問う。

戦う理由は何なのかと。

 

「そんなのは決まってる。皆の笑顔を、二人の笑顔を守りたいから。ずっと守られてばかりだった僕でも、彼女たちに少しでも返せる物があるなら返したい。…ま、僕のエゴだよ。セイレーンからみんなの笑顔を守るっていうね。」

 

その理由は英雄の在り方としては正しいものだ。

しかし、その在り方は常に大きな重圧が圧し掛かる。

だが、だからこそ、少年は笑うのだ。

 

「そうか…。良かったよ。あの時、お前に出会えて。」

「そうだね…。あの時、僕も父さんに出会えて良かった。」

 

そう、少年は飛電或人に拾われていた。

そして、短い間であったが二人はたしかに親子として過ごした。

或人は飛電インテリジェンスの社長業務で中々親子の時間が取れなかったが、それでも、休日はなるべく或斗との時間を取るようにしていた。

だから、或斗は父親を慕っていたし、或人も或斗を我が子のように可愛がった。

短い時間でも確かにそこには親子の「愛情」があったのだ。

 

「…或斗。おまえに飛電ゼロワンドライバー(コイツ)を託す。そして、ライジングホッパープログライズキー(これ)もな。頼んだぜ、仮面ライダーゼロワン。」

 

だから、父は、息子に全てを託す。

今、この場において行われるのは―――継承。

飛電或人から始まる「ゼロワンの正義の系譜」を受け継ぎ、新たな「ゼロワン」が生まれる瞬間。

今、この時を以て、飛電或斗は新たなゼロワンとなったのだ。

 

「…任せて。」

「…ああ。任せた。…或斗。しばらくゼロワンで戦ってくれるか?お前の戦闘データをもとに、ゼロツーをアジャストしたいんだ。」

「ん。…分かった。じゃあ、ゼロツーキーやゼロツードライバーはどうする?」

「小型のシャインシステムががっちり覆うさ。」

「なら、安心だね。…っと。そろそろ行くよ。このままじゃ、瑞鶴姉とエンター姉にどやされちゃう。」

「おう」

 

そして、或斗の意識が現実に引き戻される。

 

「…ありがとう。」

 

気づけば、或斗の目の前にはゼロワンドライバーとライジングホッパープログライズキーが浮かんでいた。

それは、父からの贈り物だ。

 

「夢に向かって飛んでみせるよ。」

 

或斗は、空にゆっくりとほほ笑んだ。

 

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或人はまた一人、ゼロツーキーの中のゼアに留まっていた。

実のところ、或斗には、ゼロツーよりもゼロワンを使って欲しい。

いきなり、ゼロツーなんて使われたらゼロワンの立つ瀬がなくなってしまう。

だが、ゼロツーのアジャストはちゃんとした目的だ。

もし、或斗のためだけにゼロツーをアジャスト出来れば、ゼロツーは更なる力を得る。

それは彼の夢を追いかけるのに役に立つ初田。

 

「或斗…。お前が作る誰かの心からの笑顔を、俺に見せてくれ。」

 

そうして、飛電或人はゼアの中にとけるように消えていった。

 

「…この反応は…」

 

最後に何かに気づいたが、そのことを伝えられない悔しさに歯噛みした。

 

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「ここは…」

「一体…?」

 

気づけば、何処かよくわからない場所に立っていた。

今まで、自分たちは映画用の写真撮影を行っていたはずだ。

目の前にはいわゆる特撮のおもちゃを持った子供が不思議そうに首を傾げている。

しかも、少年は何を考えたのか分からないがそのベルトを腰にセット。

 

「…ねぇ…これって敵視されてない…?」

 

誰からともなくそう言った。

もしかしたらここ、大分バイオレンスな世界なのでは…?

飛ばされた七人は同じことを考え、そして、目の前に居る敵意ガンガンの少年の説得をし始めるのだった―――。

 

 




いおりんとはるかとあみまみとりっちゃんとあずささんは初日に入手できたのに…なんで7…千早さんは出ないんだ…。

次回、アイマスコラボ編開幕!
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