叛逆の牙in ZEXAL(?) 作:リ・コントラクト・ユニバース
なんかいつの間にかデュエル始まってたので今回は割と短めで終わります。
バリアンに操られた少女、その名は
日本人らしからぬ鮮やかな茶髪と、低身長に似合わぬめちゃくちゃ長い髪の毛が特徴的。遊戯王には珍しく単なるストレートだが、あまりにも長い。腰より下だ。あんなんじゃ、洗うのにも苦労しそうじゃないの?
それだけでも随分印象が強いってのに極め付けはこれだ。
万寧々
LP:4000
手札:1
モンスター:0
魔法・罠:5
まさかのガン伏せエンド。怖いよ!
これに羽箒とか撃ったらやばいんだろうなというのは想像に難くない。
パッと思いつくのは【活路エクゾ】とか【チェーンバーン】とか。
どれもやばいデッキばっかじゃねえか!特にチェーンバーンなんかライフ4000ルールでやったら一瞬よ?バカにしてんのかな?
『いきなり5枚もセットか……警戒しろよ』
「当たり前だろ!俺のターン、ドロー!」
幸か不幸か魔法・罠破壊カードは手札にない。
と言うかうっかりあれに手出したらひどいしっぺ返しが来るよ、絶対!
だからここは堅実に行こうじゃないか。
「俺は儀式魔法【高等儀式術】を発動!このカードはデッキから通常モンスターを墓地に送り、そのレベル合計と同じレベルを持つ儀式モンスターを、儀式召喚する。俺はデッキからレベル2、【ギャラクシー・サーペント】を墓地に置き、こいつを儀式召喚するぜ!来い、【ネフティスの繋ぎ手】!」
ネフティスの繋ぎ手
風属性/魔法使い族/レベル2/儀式・効果
ATK2000/DEF0
攻撃表示
「レベル2の儀式モンスター……?」
「こいつは中々強いぜ?繋ぎ手の効果発動!儀式召喚に成功した時、デッキからこいつ以外の【ネフティス】を儀式召喚扱いで特殊召喚できる!来い、【ネフティスの祀り手】!ちなみにこいつも儀式召喚した時、デッキからネフティスを呼び出せる!【ネフティスの祈り手】を特殊召喚!」
ネフティスの祀り手
風属性/魔法使い族/レベル2/儀式・効果
ATK1200/DEF1200
攻撃表示
ネフティスの祈り手
風属性/魔法使い族/レベル2/効果
ATK0/DEF2000
守備表示
「デッキから儀式召喚!?しかも、一気にレベル2が3体も……!」
いや、俺もこの効果見た時はびっくらこいたね、マジで。
儀式召喚の概念破壊しすぎだろ。
いや融合シンクロエクシーズも大概型破りなカード出してるけども。
元はといえばこれはブラック・ミスト速攻召喚の為に入れたカードなのだが……相手モンスターがいない上に出方も伺えない以上、ブラック・ミストを出しても仕方ない。
あいつは高打点耐性持ちとかを相手にした時真に輝くカードなのだ。
要するに展開された時の巻き返し用ってことだ。それにしちゃあ消費が大きいが、それを補う方法はいくらでもある。
「俺は祈り手の効果発動!手札を1枚破壊してデッキからネフティスを手札に加える!俺が加えるのはネフティスの繋ぎ手!そしてチューナーモンスター、【ジャンク・シンクロン】を召喚!このモンスターが召喚された時、墓地のレベル2以下のモンスターを復活させる!ギャラクシー・サーペントを特殊召喚!」
ジャンク・シンクロン
闇属性/戦士族/レベル3/チューナー・効果
ATK1300/DEF500
攻撃表示
ギャラクシー・サーペント
光属性/ドラゴン族/レベル2/チューナー・通常
ATK1200/DEF0
守備表示
「チューナーモンスター……!」
これでモンスターゾーンが埋まった。
そしてチューナーモンスターは2体。ならやることはひとつ。
「俺はレベル2のネフティスの繋ぎ手と祀り手にレベル2のギャラクシー・サーペントをチューニング!シンクロ召喚!来い、【スターダスト・チャージ・ウォリアー】!」
☆☆◎◎☆☆=☆6
スターダスト・チャージ・ウォリアー
風属性/戦士族/レベル6/シンクロ・効果
ATK2000/DEF
攻撃表示
「こいつがシンクロ召喚された時、1枚ドローできる!更にレベル2の祈り手に、レベル3、ジャンク・シンクロンをチューニング!」
☆◎◎◎☆=☆5
「シンクロ召喚!現れろ、シンクロチューナー!【アクセル・シンクロン】!」
アクセル・シンクロン
闇属性/機械族/レベル5/シンクロ・チューナー・効果
ATK500/DEF2100
守備表示
「アクセル・シンクロンの効果発動!デッキから【ジェット・シンクロン】を墓地に送り、そのレベル分自分のレベルを上げる!よってレベル6となる!」
アクセル・シンクロン
☆5→☆6
「これでレベル6のモンスターが2体……」
中々感の鋭い奴だ。
シンクロからエクシーズ、エクシーズからシンクロに繋げるのがこのデッキ、いつもの幻影騎士団は枠の都合上入れられなかったがな!
「俺はレベル6となったアクセル・シンクロンと、チャージ・ウォリアーをオーバーレイ!エクシーズ召喚!」
☆6×☆6=★6
「来い、【永遠の淑女ベアトリーチェ】!」
永遠の淑女ベアトリーチェ
光属性/天使族/ランク6/エクシーズ・効果
ATK2500/DEF2800
攻撃表示 ORU2
「ベアトリーチェの効果発動!ORUを1つ使い、デッキからカード1枚を墓地に送る!俺は【ボルト・ヘッジホッグ】を墓地に送る!更に墓地のジェット・シンクロンの効果発動!手札を1枚捨て、墓地から特殊召喚する!そして墓地のボルト・ヘッジホッグは、チューナーがいる時復活する!今墓地に送ったボルト・ヘッジホッグも含め、2体を特殊召喚!」
ジェット・シンクロン
炎属性/機械族/レベル1/チューナー・効果
ATK500/DEF0
守備表示
ボルト・ヘッジホッグ
地属性/機械族/レベル2/効果
ATK800/DEF800
守備表示
「レベル2のボルト・ヘッジホッグにレベル1のジェット・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!」
☆◎☆=☆3
「【武力の軍奏】!そしてこいつがシンクロ召喚された時、墓地からチューナーを蘇らせる!俺はアクセル・シンクロンを選択!」
武力の軍奏
風属性/機械族/レベル3/シンクロ・チューナー・効果
ATK500/DEF2200
守備表示
「レベル2のボルト・ヘッジホッグにレベル5のアクセル・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!」
◎◎☆◎☆◎◎=☆7
「雄々しくも美しき翼翻し、光の速さで敵を撃て!【クリアウィング・シンクロ・ドラゴン】!」
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン
風属性/ドラゴン族/レベル7/シンクロ・効果
ATK2500/DEF2000
攻撃表示
現れるはユーゴの操る四天の一角、シンクロの名を冠する白き龍。
満足したぜ……いや、まだ展開は続けるんだけど。
ソリティア長すぎて内心相手もイラついてそうだし。
まあ時間稼ぎしてもいいしいくらでも展開してやるけどな!
「速攻魔法【異次元からの埋葬】!自身の効果により除外されたジェット・シンクロンとボルト・ヘッジホッグを墓地に戻す!ボルト・ヘッジホッグの効果!墓地から特殊召喚する!」
本来ならエクシーズ素材にして無限特殊召喚してやるところだが、そうもいかない。こいつのコンボで未来皇やホープカイザーを出せたりもするのだが、なんせこの世界でそんなことはできないしそもそも持ってない。せいぜい汎用ランク2を立てるのが関の山だ。
だが今はそれで十分。
「行くぜ!レベル2のボルト・ヘッジホッグにレベル3の武力の軍奏をチューニング!」
◎☆◎☆◎=☆5
「シンクロ召喚!レベル5、【
A・O・J カタストル
闇属性/機械族/レベル5/シンクロ・効果
ATK2200/DEF1200
攻撃表示
「【貪欲な壺】発動!墓地の武力の軍奏、アクセル・シンクロン、ジャンク・シンクロン、ネフティスの祀り手、ネフティスの繋ぎ手をデッキに戻し、2枚ドロー!手札から【クロクロークロウ】を特殊召喚!こいつは闇属性がフィールドにいる時特殊召喚できる!」
クロクロークロウ
闇属性/鳥獣族/レベル2/効果
ATK900/DEF600
守備表示
「レベル2のボルト・ヘッジホッグ、クロクロークロウにレベル5のカタストルをチューニング!」
◎☆◎☆◎☆◎☆◎=☆9
「シンクロ召喚!現れろ、【ミスト・ウォーム】!!」
ミスト・ウォーム
風属性/雷族/レベル9/シンクロ・効果
ATK2500/DEF1500
攻撃表示
雷族?爬虫類族じゃないのか?
とまぁそんな感じの、紫色の芋虫みたいなモンスターが現れた。
なんて言えばいいのか未だによくわからない。なんだこいつ?
とにかく、効果は強力。レベル9シンクロと言えばかの有名なトリシューラだが、こいつの除去能力はトリシューラに勝るとも劣らない。
更にレベル5以上のモンスター効果を封じるクリアウィング……これは、勝ったな!
「ミスト・ウォームの効果発動!シンクロ召喚に成功した時、相手のカード3枚を手札に戻す!そのリバース3枚を手札に戻してもらう!」
「……!」
ミスト・ウォームが唸る。
ミストの名の通り、辺りに霧が立ち込める。霧に紛れて闇討ちする気か?
ともかくこれで奴の手の内が知れ———いや、待てよ?
俺は最初チェーンバーンか何かだと思っていた。
だが、よくよく考えてみればそれはおかしい。もしそうだとしたらむざむざ俺にモンスターを展開させる前にカードが発動されているはずだ。
俺がせっかちなだけ?そんなー
だが、あれだけカードを伏せて全部ミラフォなんてこともありえない。
必ず何かしらフリーチェーンのカードが紛れ……なにっ!?
霧が晴れたと思ったら、対象にした3枚のカードが表側表示になっていた。
「私はこのカードを発動した。速攻魔法【アーティファクト・ムーブメント】!このカードはフィールドの魔法・罠を1枚破壊し、デッキからアーティファクト1枚をセットできる!私が破壊したのは【アーティファクトーモラルタ】!セットするのは【アーティファクトーフェイルノート】!更に罠カード【アーティファクトの神智】!このカードはデッキからアーティファクト1体を特殊召喚できる!特殊召喚するのは、【アーティファクトーカドケウス】!」
【アーティファクトーカドケウス】。
【アーティファクトーモラルタ】。
『なんだと……!?』
と言うことはあいつのデッキは活路エクゾでもチェーンバーンでもなく———【アーティファクト】!?
失念していた。確かにアーティファクトにはエクシーズモンスターも存在している。
となれば……。
「破壊され、墓地に送られたアーティファクトーモラルタの効果発動!モラルタをフィールドに特殊召喚するっ!」
アーティファクトーモラルタ
光属性/天使族/レベル5/効果
ATK2100/DEF1400
守備表示
アーティファクトーカドケウス
光属性/天使族/レベル5/効果
ATK1600/DEF2400
守備表示
クリアウィングが無効にできるのはフィールドの効果だけ……!墓地から特殊召喚される効果までは防げない……!
「アーティファクトーモラルタの効果発動!相手ターンに特殊召喚された時、相手の表側表示カードを破壊する!私は……ベアトリーチェを選択!」
「……クリアウィングの効果発動!レベル5以上のモンスター効果を無効にし、破壊する!ダイクロイック・ミラー!」
「私はカドケウスの効果により、カードを1枚ドロー!」
「クリアウィングがこの効果でモンスターを破壊した時、その攻撃力分をこのモンスターに加える……」
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン
ATK2500→4600
……だが、相手が【アーティファクト】である以上、そう簡単に攻撃は通らんだろう。
だが【アーティファクトーデスサイズ】が飛んでこないだけマシだったと言える。俺のデッキは完全にEXデッキに頼った低レベル・低ステータスモンスターで構成されている。
EXデッキからの特殊召喚を封じられれば詰みだ。
『相手ターンに効果を発動するモンスター……こいつは中々厄介だ』
数あるカテゴリの中でも、相手ターンにここまで好きに動けるカードはなかなかない。いや、先攻封殺とかなら話は別だけどね?
ともかく、相手がアーティファクトとわかった以上、迂闊にカードを破壊しに行けない。下手したらフェイズをスキップされたりドローされたりしてしまう。
……そうでなくても自分で破壊して自分で効果を発動してくるから手に負えないのだが。
しかもクリアウィングの効果はターンに1回だけ、もう防げない。
アーティファクトーフェイルノートが伏せられている以上は……。
だがこれはもう仕方がない。突っ込んで玉砕するしかないぜ!
「バトルフェイズ———」
「トラップ発動!【荒野の大嵐】!魔法・罠カード2枚を破壊する!私が破壊するのは【アーティファクトーフェイルノート】【アーティファクトーアキレウス】の2枚!」
ですよねー。
アーティファクトは全伏せする関係上攻撃を受けやすい。まさかこちらの攻撃に対する防御手段が無いなんて事はなく。
「破壊したアーティファクトは墓地から特殊召喚される!フェイルノート、アキレウスを特殊召喚!そしてそれぞれの効果を発動!」
アーティファクトーフェイルノート
光属性/天使族/レベル5/効果
ATK2000/DEF1600
守備表示
アーティファクトーアキレウス
光属性/天使族/レベル5/効果
ATK1500/DEF2200
守備表示
「フェイルノートは墓地からアーティファクトを再セットでき、アキレウスはこのターンアーティファクトモンスターへの攻撃を封じる!私は破壊されたモラルタをセット。更にカドケウスの効果により、カードドロー!」
手札が増える上にこっちは攻撃を封じられ、除去効果を持つモラルタを復活された。
これで次の俺のターン、あいつが魔法・罠を破壊するカードを握っていれば、再びほぼフリーチェーンの破壊効果が襲ってくるわけだ。
やはりなかなか厄介な効果だ……。
なんにせよこのターンの攻撃は封じられた。
なら、次のターンの展開でも考えておくべきだろう。
「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」
夕陽才人
LP:4000
手札:1(ネフティスの繋ぎ手)
モンスター:ミスト・ウォーム クリアウィング・シンクロ・ドラゴン
永遠の淑女ベアトリーチェ
魔法・罠:1(セット)
ぶん回したのに結局止められた……。
しっかしアーティファクトかぁ。
エクシーズも厄介なんだよなぁほんと。
さて、どうするか……と考えていると、Dパッドが鳴って、瑠那から連絡が入ってきた。
向こうの状況はどうなってんのかな。
『才人、聞こえる?今、遊馬が璃緒ちゃんが閉じ込められているスケッチブックを探しに行ったわ!』
「スケッチブックに閉じ込められてるだぁ?」
『凌牙は人質を取られて思うように戦えてないの……あなたも璃緒ちゃんを解放する方法を探して!』
「お、おう、それはいいけど……ちょっと今バリアンの奴とデュエル中なんだよね」
寧々は遅延すんなやとでも言いたげな目で睨んできている。
悪い悪い、とジェスチャーするが、機嫌は一向に良くなりそうもない。
『そっちにもバリアンが!?遊馬と小鳥ちゃんは?』
「ああそれは大丈夫。俺が先に部室に来てたから、あの2人は狙われずに済んだ。今なら安全に部室に入れると思うぜ」
『そう……!ありがとう才人!それじゃあ、また……無理だけは絶対にしないでよ!』
向こうも結構切迫してるらしく、一方的に通信が切られた。
最後に見えたのはシャークのエースモンスター、No.32……えー、確か海咬竜シャーク・ドレイクだっけ?……と、騎士っぽい戦士族モンスターだった。
一体向こうじゃどうなってるんだ……。
こいつのデッキがアーティファクトなら、あの部長は聖騎士だったりとかするのか?いや、アメコミ好きみたいだしゾンバイアとか異星の最終戦士とか……流石にないか。
『ぼけっとすんな!来るぞ!』
「私のターン、ドロー!」
っと、意識をデュエルに戻さないとな。
カドケウスの効果によって手札増強がされているあいつと違って俺の手札は1枚のみ。後先考えず適当なモンスターばかり出してるとこうなるぜ!
だがクリアウィングの効果は強力だ、相手ターンに動くのが基本のアーティファクトでも動きを大きく制限できる事だろう。
だが問題は……既にレベル5が2体フィールドに揃っている事だ。
「私はレベル5のアキレウスとフェイルノートをオーバーレイ!2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
☆5×☆5=★5
「神秘纏いし不滅の剣よ!光の一閃を以て新たな伝説を刻め!
【アーティファクトーデュランダル】!!」
アーティファクトーデュランダル
光属性/天使族/ランク5/エクシーズ・効果
ATK2400/DEF2100
攻撃表示 ORU2
使い手のいない名剣……そう、あれは確か英雄ローランの用いた不壊の剣、デュランダル。
死の間際、敵の手に渡ることを恐れたローランが大理石に叩きつけて破壊しようとしたものの、あまりの頑丈さと斬れ味で大理石の方を両断してしまった伝説の名剣だ。
「このモンスターはORUを1つ使い、相手の通常魔法・通常罠、そしてフィールドのモンスター効果を『相手の魔法・罠を1枚選んで破壊する』効果に変更することができる!」
『効果の書き換え……だと!?』
アーティファクトモンスターは、カードには顔のない使い手の画像が描かれているが、実際のソリッド・ヴィジョンでは武器だけが現れる。
あれが飛んだり跳ねたりしてバトルするのだろうか。それはそれで面白いかも知れない。
「私は絵を描くのが好き。特に、武器や鎧の絵がね!このカード達と出会った時は運命を感じたわ!伝説の剣、槍、鎌、盾!全てが私の手に集い、強大なモンスター達を切り刻む!最高にインスピレーションを掻き立てられる!」
お、おう……。
確かにあのモンスター達からはすごいロマンを感じるが、そこまで思い入れのあるカードだったとは……。
まあ俺もダーク・リベリオンには思い入れがあるし、気持ちはわかる。
ましてや自分の趣味にも通じる事なら尚更だ。バリアンに操られて錯乱してるとはいえその情熱は伝わってくる。
ていうか、欲望を増幅するってそういう?
「ドラゴンを蹴散らす伝説の剣!部長のヒーロー漫画にも活かせる、最ッ高のシチュエーションだわ!私は装備魔法【エクシーズ・ユニット】をデュランダルに装備!このカードは攻撃力をランク1につき200アップし、更にORUの代わりとして扱える効果を持つ!」
アーティファクトーデュランダル
ATK2400→3400
流行ってんのかあのカード!八雲も使ってたぞ!
というか打点を越えられたってことは……。
「バトルフェイズ!デュランダルで、クリアウィング・シンクロ・ドラゴンを攻撃!」
まずい———っていうか、ええ!?
俺はてっきりデュランダルが宙を舞ってクリアウィングに突き刺さるとかそういう、シュールな絵面を想像していた。
だが実際は違った……。
「
夕陽才人LP4000→3100
ズバァ、グワー、ドーン。漫画だったらそんな感じの擬音が出そう。
まさかまさかのリアルアタック。
寧々本人が実体化したデュランダルを握りしめ、クリアウィングを切り裂いて爆発させた。そんなのありかよ!?
しかも映像のモンスターに劣らない素早さだったけど!?
これもバリアンの力のせいなの!?
ていうかこれ、直接攻撃だと俺が斬りかかられるの?怖いんだけど!
「決まった……!私はカードを3枚伏せて、ターンエンド!」
「エンドフェイズ、ベアトリーチェの効果発動!ORUを1つ使い、最後のボルト・ヘッジホッグを墓地に送る!」
万寧々
LP:4000
手札:0
モンスター:アーティファクトーカドケウス
アーティファクトーデュランダル
魔法・罠:4(セット) エクシーズ・ユニット(デュランダルに装備)
そしてこのガン伏せエンドである。
しかもデュランダルはモンスター効果を、自分の魔法罠を破壊する効果に書き換えることができる。どんな効果だよ。
つまり俺が効果を発動したら問答無用であいつのアーティファクトが破壊され、新たなモンスターを呼び出されてしまう。
ついでにカドケウスでドロー加速もされる。どうしろと?
「俺のターン、ドロー!」
『チッ、厄介なデッキを使ってきたもんだ』
全くだ。
場合によっちゃ俺のデッキは機能停止に追い込まれるひどいカード達、さてどう攻略したもんか……。
ともかく、効果を発動すればデュランダルに利用されてアーティファクトの更なる展開を許してしまう。ここは……。
「いきなりバトルフェイズに入らせてもらう!ミスト・ウォームで、カドケウスを攻撃!」
見たところあいつは手札消費の激しさをカドケウスのドロー効果で補っている。ならば、あいつさえ破壊してしまえば、そのうちカードの数が減り、俺も対処しやすくなるはずだ!
ミスト・ウォームの発する濃霧があたりに広がり、視界を奪う。
こうして視覚を失ったモンスターを餌食にするのだろう。
いやらしい奴だ。
「甘いわ!リバースカードオープン!2枚目のアーティファクト・ムーブメント!私のセットカード、【アーティファクトーベガルタ】を破壊する!」
まずい!あのカードは……!
「ベガルタは破壊された時特殊召喚され、更に特殊召喚された時に更なる効果を発動する!私のセットカードを2枚、破壊する!更にカドケウスの効果でドロー!」
アーティファクトーベガルタ
光属性/天使族/レベル5/効果
ATK1400/DEF2100
守備表示
あいつを破壊することで更に2枚の破壊が可能、すなわち、新たなアーティファクトがフィールドに出現する!
「現れなさい!アーティファクトーモラルタ!【アーティファクトーロンギヌス】!」
アーティファクトーモラルタ
光属性/天使族/レベル5/効果
ATK2100/DEF1400
守備表示
アーティファクトーロンギヌス
光属性/天使族/レベル5/効果
ATK1700/DEF2300
守備表示
フィールドに並ぶ5体のアーティファクト。
伝説の名剣、槍、そして杖。流石に壮観だ。
ベガルタとモラルタ、英雄ディルムッドが用いた双剣。
デュランダル。英雄ローランの振るった名剣。
カドケウス。神ヘルメスのシンボルである杖。
ロンギヌス。神の子の脇腹を突いた聖なる槍。
だがこれらが一斉に襲いかかってくるとなると非常に恐ろしい。
「モラルタの効果発動!相手ターンに特殊召喚された時、相手の表側表示カード1枚を破壊する!私はベアトリーチェを破壊!そしてカドケウスの効果でドロー!」
「くっ……!」
ベアトリーチェの破壊時効果は、EXデッキに該当モンスターが存在せず、発動できない……。
デュランダルの書き換え効果にビビって攻撃を優先した結果がこれか……だが、少なくともカドケウスだけは処理しなければならない。
「攻撃は続行だ!ミスト・ウォーム!カドケウスを攻撃!」
「……っ!」
既に2枚のドローを許しているが……これで取り敢えず気休めぐらいにはなるかも知れない。
全く、2ターン目であれだけ展開するチャンスがあってこの体たらくとは……。
さて、どうしたもんか……。
「……俺はカードを1枚伏せる!これでターンエンドだ!」
夕陽才人
LP:3100
手札:1(ネフティスの繋ぎ手)
モンスター:ミスト・ウォーム
魔法・罠:2(セット)
デュランダルは確かに、相手のカード効果を都合のいい効果に書き換える強力な能力を持っている。
……だが、完璧な能力は存在しない。必ず何か、抜け道があるものだ。
「私のターン!ドロー!」
これで手札は3枚。
恐らく奴のデッキは、カドケウスによるドロー加速。それは翻ってアーティファクトの特殊召喚付随して相手の妨害に秀でている。
……だがそれゆえアーティファクトを破壊したり、リクルート、いざというときの為の防御カードなどで枠が占められているのではないか?
そもそも、アーティファクトとアーティファクトを破壊するカードを大量に伏せる関係上、相手を妨害するカウンター罠はあまり投入されていないはずだ。
相手を妨害するだけならデュランダルや、モラルタによる破壊、デスサイズによる制限で事足りるからだ。
それなら、アーティファクトの弱点———自分のターンでの脆さを利用させてもらう!
「私はデュランダルの効果発動!ORUを1つ使い、互いに手札をデッキに戻し、戻した分だけドローする!私は3枚のカードを戻し、3枚ドロー!」
「俺は1枚戻して1枚ドローだ」
アーティファクトは引けたがアーティファクトを破壊するカードは引けなかった……とか、そんな感じか?
アーティファクトで埋め尽くされたフィールドから、更に展開すべくパーツを揃える為に発動したのかも知れない。
何にせよ、手札でネフティスが腐っていた俺にはラッキーだ。
「私はレベル5のベガルタ、ロンギヌスをオーバーレイ!2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
☆5×☆5=★5
「神聖なる星光の戦士、遥か天上より降臨せよ!【セイクリッド・プレアデス】!!」
セイクリッド・プレアデス
光属性/戦士族/ランク5/エクシーズ・効果
ATK2500/DEF1500
攻撃表示 ORU2
うわぁ出たよ、と思わず溢しそうになった。
こいつはランク5エクシーズでもトップクラスにめんどくさ……いや、強力なモンスターエクシーズ。光属性の縛りがあるとは言え、あのフリーチェーンのバウンス効果にはどれだけ悩まされてきたことか。
しかもデュランダルはまだ生きてるし。幸先悪いなぁ。
……だが、俺とて無抵抗でやられてるわけにもいかん。
対抗策は、既にフィールドに伏せられているぜ!
「セイクリッド・プレアデスの効果発動!ORUを1つ使い、フィールドのカード1枚を手札に戻す!」
『リバースカードを使え!』
「リバース発動!【迷い風】!特殊召喚されたモンスターの攻撃力を半分にし、効果を無効にするぜ!」
「無駄よ!デュランダルのモンスター効果発動!ORUを1つ使い、その効果を『相手の魔法・罠を破壊する』効果に書き換えるわ!」
「それこそ無駄だ!リバースカード、永続罠【デモンズ・チェーン】!このカードは相手の攻撃表示モンスターの効果を無効にし、攻撃を封じる!」
まず、悪魔の鎖がデュランダルに絡みつき、使い手……すなわち寧々の手から奪い取る。空中できつく拘束された剣はいくら寧々でも手に取ることはできまい。
そして2枚目、迷い風。
森の深淵へ誘う妖しい風がセイクリッドの戦士を惑わし、その力を失わせる。
「くっ……デュランダルとプレアデスが!」
『フン、デュランダルの効果の抜け穴は2つある。まず一つ目、永続罠や速攻魔法には対応できないこと。そして二つ目、一つの効果に対処しているうちは、もう一つのカードに対応できない。これはどのカードも同じだがな』
ブラック・ミストが丁寧にも説明してくれた。
まあ、無敵のカードなんてそうそう存在しない。
例え効果を受けないモンスターだとしても壊獣やラヴァゴーレムのリリースには勝てないのだから。
だが、それが寧々の逆鱗に触れてしまったらしい。
「あなた達……許さない……!私はプレアデス1体でオーバーレイ!セイクリッド・エクシーズチェンジ!現れなさい!【セイクリッド・トレミス
★5→★6
セイクリッド・トレミスM7
光属性/機械族/ランク6/エクシーズ・効果
ATK2700/DEF2000
攻撃表示 ORU2
「墓地の迷い風の効果!EXデッキからモンスターが特殊召喚された時、再びセットできる!」
現れるはセイクリッドの最強モンスター、セイクリッド・トレミス。
相手・自分のモンスターを手札に戻す効果。そして珍しい、セイクリッドモンスターに重ねてエクシーズ召喚……ランクアップが行えるというモンスターだ。
だが当然制限はある。
ランクアップさせたターンには効果が使えないのだ。
つまるところ、打点は高いが相手ターンに持ち越すにはプレアデスの方が有利とも言える。
このターンで俺のライフを削り切ると言うのなら別だが……寧々のフィールドにはトレミスとモラルタ、俺のフィールドにはミスト・ウォーム。
到底ライフを削り切れるような盤面じゃない。
「モラルタを攻撃表示に変更!バトルよ!トレミスで、ミスト・ウォームを攻撃!」
「ちぃっ……!」
才人LP3100→2900
トレミスの吐き出した光弾は霧に紛れるミスト・ウォームを用意に貫き、その息の根を止めてしまった。召喚後はバニラ同然だってのに、よくやったよお前は!
だが攻撃はまだ終わらない。
今度は寧々が英雄の双剣、その片割れを握って突進してきた。
双剣故に小さくデザインされているとはいえ———それはデュランダルなんかの両手剣と比べて、の話だ。人間から見たら馬鹿みたいにでかい剣が襲ってくることに変わりはない。
「ぐわあああっ!!」
『チィ……!』
才人LP2900→800
モラルタの攻撃は俺にクリーンヒット……というか、衝撃がやばい。
めっちゃ痛い。
切れてない?これ斬れてない?めっちゃ血出てない?
バリアンとのデュエルは衝撃が実体化する、みたいな話あると思ってたけど、リアルダメージがデカすぎだろ。たかが2100のダメージでこれならワンキル級、4000のダメージなんか受けてみたらどうなるんだ。
よく見たら今着てる薄汚えジャケットが一刀両断されて血が滲んでた。ふざけんなよオイ!
俺が今持ってる唯一の服なんだぞこれ!そういえばこの世界に来てから風呂入ってなかった!
しかも横にいるブラック・ミストの身体がなんとなく透けてきた。
俺の目がおかしくなったのもあるかも知れないが、どうも俺のライフが減るとこいつの存在も薄くなるらしい。何それ?
「私はカードを3枚伏せ、ターンエンド!』
万寧々
LP:4000
手札:0
モンスター:アーティファクトーデュランダル
セイクリッド・トレミスM7 アーティファクト・モラルタ
魔法・罠:4(セット) エクシーズ・ユニット(デュランダルに装備)
『見ての通りだ……今のオレはオマエと
「……ゼロになると、どうなる?」
『死ぬ』
「怖いわ!」
なんの気無しに即答してくるところが更に怖いわ!
これだから高次生命体ってやつはよぉ!
『フィールドにモンスターは無し、相手フィールドには無効化されたとは言えモンスターエクシーズが2体……次のドローに全てが懸かっているぜ』
「そうだなぁ……ま、なんとかなるんじゃねえの?」
『……何故わかる?』
わかんねえよ。いや本当にわかんないけど、なんとなく、そうなる気がする。直感?って言うのか?
でも俺の直感なんて信用できんかもしれん。
瑠那には負けたし、八雲にはギリギリのところでなんとか勝てた程度。
俺の実力なんて信用できんかもしれん。
けどなぁ……何度も言ってるけど、やっぱり負けたくねえよな。
敵でも味方でも誰であろうと、俺は負けたくないんだ。
確かに、このデュエルの勝敗は大局に大きい影響を及ぼさないかもしれん。
俺がいなくても遊馬がこいつを倒して、シャークの妹をなんとかするのかも知れん。
俺がいなくてもシャークは自力であいつを倒すかもしれん。
俺がいなくても……なんなら瑠那や八雲がなんとかするかもしれん。
けどなぁ……やっぱ一回デュエル始めちまったら、勝ちてえよな。
「俺のターン、ドロー!」
勝ちたい!初めてこの世界に来て初めて負けて、ついさっき初めて勝った。
そう、勝ってみたら……勝ちたいって気持ちがもっと強くなったんだ。
今度はもっと圧倒的なデュエルで、今度はもっと気持ちの良い勝ち方を。その欲望に限界なんてなかったんだ。
「俺は勝つ!瑠那も応援してくれたしな!負けたら……負けても何もならんかも知れないが、俺は負けたくないから必ず勝つ!」
『オマエ……』
「なんだよ」
『……いや、本当に馬鹿な野郎だと思ってな』
「馬鹿にしてんじゃねえぞコラ!俺の背後霊の分際で!」
引いたカードを見て……俺は笑った。
『……確かに。これならオマエの勝ち筋はまだ残ってるな』
「だろ?カードってのは、引いてみなきゃわからないんだよ。さあ!ちょっと不憫な双子デュエリストの為に、いっちょ一肌脱いでやろうじゃないか!」
まだ俺の運は尽きてねえ!俺が信じ続ければ、デッキは必ず応えてくれる。そうだろ!
「俺は【シャッフル・リボーン】を発動!このカードはフィールドにモンスターがいない時、墓地からモンスターを、効果を無効にして特殊召喚できる!俺が蘇らせるのは……こいつだ!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!」
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン
風属性/ドラゴン族/レベル7/シンクロ・効果
ATK2500/DEF2000
攻撃表示
「ふん!けど効果は無効、エンドフェイズには除外される、そんなモンスターで何ができるって言うの?」
「そうさ……だが、俺の可能性はまだ死んでないぜ?シャッフル・リボーンの更なる効果発動!フィールドのカード……デモンズ・チェーンをデッキに戻して、カードを1枚ドローする!」
これが俺の勝利の方程式!
ダーク・リベリオンがランクアップによって進化するように、クリアウィングも更なるシンクロ召喚で進化する!
「ドロー!俺は墓地のジェット・シンクロンの効果発動!手札を1枚墓地に送り、墓地から特殊召喚できる!」
ジェット・シンクロン
炎属性/機械族/レベル1/チューナー・効果
ATK500/DEF0
守備表示
「見せてやるぜ、俺の勝利へのラストアタックを!レベル7のクリアウィングに、レベル1のジェット・シンクロンをチューニング!」
◎☆☆☆☆☆☆☆=☆8
チューナーの作り出した
「神聖なる光の翼!神速となりて天を駆け抜けろ!シンクロ召喚!!
【クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン】!!」
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン
風属性/ドラゴン族/レベル8/シンクロ・効果
ATK3000/DEF2500
攻撃表示
これで確信した。
少なくともあいつの伏せカードにデスサイズ、モラルタ及びそれを破壊するカードは無い。あるのなら、今の時点で発動され、クリスタルウィングの召喚は叶わなかったはず。
……そして奴も薄々察しているだろう。
クリアウィングの進化系、クリスタルウィング。
その効果は相手モンスターの効果を無効にして破壊し、その攻撃力を加える。
となれば、特殊召喚できるアーティファクトを破壊したとしても、無効にされ、更に攻撃力の上昇を許すことになる……そう考えるに違いない。
効果の無効はターンに一度だけ。
4枚あるリバースカードで、なんとかしてクリスタルウィングの攻撃を防ごうとするだろう……。
例えば3枚目のムーブメントを引いていたとして、それを既に伏せ、更にアーティファクトーアキレウスを破壊できたとしたら……俺はアーティファクトモンスターに攻撃できず、決着はお預けになる。
だがこれは囮となるアーティファクトモンスターが存在しなければ成立しない戦術。奴はそれを伺っているはず……。
……だが!
「関係あるか!俺は今、墓地に送った【ラッシュ・ウォリアー】の効果発動!墓地から除外することで、墓地の【シンクロン】モンスターを手札に加える!俺が手札に加えるのは……ジャンク・シンクロン!そして召喚!墓地からレベル2以下のモンスターを復活させる!」
「させないわ!デュランダルの効果発動!ORUを1つ使い———」
「そいつが通らねえのはわかってるはずだ!リバースオープン!【迷い風】!」
アーティファクトーデュランダル
ATK3400→1700
「く……」
「これでジャンク・シンクロンの効果は有効だ。【ネメシス・キーストーン】を特殊召喚!」
ジャンク・シンクロン
闇属性/戦士族/レベル3/チューナー・効果
ATK1300/DEF500
攻撃表示
ネメシス・キーストーン
地属性/岩石族/レベル1/効果
ATK700/DEF0
守備表示
「そんなモンスター、いつの間に……!?」
「最初のターンさ。ネフティスの効果で破壊したカード、それがこいつだ!俺はレベル1のキーストーンに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!」
◎◎☆◎=☆4
「シンクロ召喚!【アームズ・エイド】!!」
アームズ・エイド
光属性/機械族/レベル4/シンクロ・効果
ATK1800/DEF1200
攻撃表示
バリアンに洗脳されてんのに精神たくましいなぁ……というか、欲望を増幅されただけなら、むしろこれが素だったりする?なにそれ……
いやともかくデュエルに集中しよう!
「……自分のモンスターを効果で破壊することで攻撃力をアップさせ、上げた攻撃力で大ダメージを与える……そう思ってたんじゃないか?」
「!」
図星だったらしい。とはいえ、読みはかなり的確だ。
確かに戦術としてはありだ。
攻撃力2100以上のモンスターを破壊できれば、迷い風で攻撃力を半分にしたモラルタを攻撃し、ワンショットが成立する。
だが、もうそんなめんどくさいことをする必要はない。要はクリスタルウィングの攻撃力が上がれば、何も問題はない。
……だがお前の敗因は、こいつのもう一つの効果を知らないことだ!
「アームズ・エイドの効果発動!クリスタルウィングの装備カードとなり、攻撃力を1000アップする!更にアームズ・エイドを装備したモンスターは、相手モンスターを破壊した時、その攻撃力分のダメージを与える!」
「なにっ!?」
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン
ATK3000→4000
光を放ちながら物凄い勢いで宙を舞い、突撃したアームズ・エイドはクリスタルウィングの左手にハマった。
「バトルだ!クリスタルウィングで、アーティファクトーモラルタを攻撃!」
確かに、俺はこのターンでライフを削り切らなければ勝ち筋は無い。
次のターン、再びプレアデスを召喚され、トレミスと合わせて除去を受ければクリスタルウィングとて維持できない。
何より魔法・罠による除去には対応できない。それを———例えば【地割れ】のような単体除去を引かれれば、破壊されてしまう。
……だが、クリスタルウィングの力を甘く見るなよ?
攻撃力のアップに無効効果を使わせ、続く攻撃をアーティファクトの効果を持って迎え撃つ。そういう算段だったんだろう?
「……くっ、【砂塵の大嵐】発動!私のカード2枚を破壊する!現れなさい!アーティファクトーアキレウス!アーティファクトーカドケウス!」
やはり【モラルタ】や【ミョルニル】は伏せられていなかったらしい……だが【アキレウス】、これを通すわけにはいかない!
「……宛てが外れたな!クリスタルウィングの効果発動!相手モンスターの効果を無効にして破壊する!俺はアキレウスの効果を無効にする!」
「っ!?」
破壊はしてないから攻撃力は上がらないが……これで攻撃は通る!
攻撃力4000の攻撃、更に2100の効果ダメージ。
これで終わりだ!
「くっ……!まだよ!リバースカードオープン!【ディメンション・ガーディアン】!このカードはモンスター1体を破壊から守る!私はあなたの攻撃対象……モラルタを選択っ!」
なるほど、そこまでは読まれていたのか?
恐らくはステータス自体はそこまで高くないカドケウスやデュランダルを維持するためのカードなのだろう。
確かに破壊を防げば、効果ダメージは発生しない。
けどなぁ……アームズ・エイドの効果が単なるおまけだとしたら、どうする?
「クリスタルウィングの効果発動!レベル5以上の相手モンスターとバトルする時、その攻撃力分の数値を、自分に加える!攻撃力を、2100ポイントアップ!」
「……なんですって!?」
「よってお前の受けるダメージは4000ピッタリだ!残念だったな!」
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン
ATK4000→6100
「攻撃力6100!?」
全てはこの瞬間の為。
あいつが最後に手札に……例えば【オネスト】を隠し持っていたり、ほかの、攻撃反応罠の類を伏せていたら。
もし、レベル5以上であるモラルタがフィールドに残っていなかったら。例え迷い風で攻撃力を下げたとしても、この戦術は無意味と化していた……。
だが全ては……結局、このクリスタルウィングの強さのおかげってやつだ。
さすが四天の龍!最強のドラゴンだぜ!ひゃっほー!
『やれ!クリスタルウィング!』
「烈風の!クリスタロス・エッジ!!」
「きゃあああああああああ!!!!」
万寧々LP4000→0
……なんかものすげえ勢いで吹っ飛んでったけど、大丈夫かな……。
続く
1枚のカードパワーで全てを解決するな
レベル2簡単に並べる方法ないかな〜って考えてたらネフティスを思い出したんだけどこのデッキほぼジャンドじゃね?
ていうか並べたはいいけどシンクロしかしてないし
ネフティス要素最初だけだし
まあシンクロエクシーズ混合の低レベルデッキっていうコンセプトは同じなので……。
ブラック・ミストを出す方法を入れなきゃいけないのでシンクロとの兼ね合いも考えたらジャンドがちょうどいいんですよね。
いっか(適当)