家畜の主   作:ビトレス・メンデス

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洋館のお話(序盤)


第三話

目的地はとある山地の奥深く。

アークレイという地名の、ラクーンという町が近くにあった。

運命しか感じられなかったのだ。

しかも、施設があるのは洋館の下。

【リサ・トレヴァー】のいた、すべての始まりとなる【洋館事件】のあった場所に酷似している。

 

「━━━煙草がない」

 

「葉巻ならありますぞ?」

 

「葉巻は、苦手だな」

 

風を感じる、それは決して心地よいものではない。

後方より突っ込んでくるのは腐った皮の犬、ゴブリン。

ガタガタと、馬車の走る音は心地よく感じる。

 

「町には寄るのか?」

 

「ラクーンでございましょう?なるべくは嫌ですな」

 

「確かに。不吉な名前だ」

 

ラクーン、ラクーンシティとは初めて大規模バイオハザードが起こった都市。

地図上から消えてしまった都市の名前だ。

近くに研究所、ラクーンに息がかかっていたとしてもおかしくない。

 

「バイオハザード、起こってるよな」

 

奇怪な仕掛けもトレヴァーの前では無力。

間取りが同じであればなおよしだ。

バイオハザードが起こってくれることはイコールとして隠密行動をせずとも好いということになる。

幹部養成所再利用計画、なるものの資料もあった。

まるきり同じである。

幹部養成所は放棄、養成所周辺では不自然なバイオハザードの発生の報告書。

デュークに頼まれ、ゾンビ犬を何体か倒している。

確実にバイオハザードが起こっているではないか。

 

そう思い、弓を構えながら言った。

 

「面倒ですなぁ」

 

「洋館につくまでの我慢だ。帰りもこれだがなっ」

 

ヘリや飛行機、などという便利なものはこの世界にはない。

忍び込み、出ていくのもすべては自分の足だ。

あとデュークの馬車くらいだろう。

あったとしてもただの空飛ぶ棺桶であるため、乗りたくないが。

あんなものが蔓延る世界で、空飛ぶ鉄の塊は棺桶以外にはなりえない。

バイクか車が欲しいところではあるが、デュークの馬車がある。

つまりは、我慢だ。

 

T-ウイルスに侵されたであろう犬。

後ろから追いかけてくる犬の脳を、一匹一匹丁寧に撃ち抜いていく。

 

「速度!」

 

「分かっております」

 

焦りはまったく感じられない。

そんなデュークの態度がかえって安心できる。

すぐ着くだろう、追い払うのに留めることにする。

犬の動きは速いが、プラーガのおかげだろう。

当てるのは至極簡単だ。

 

「突っ込みますぞ」

 

「分かった!」

 

扉を閉め、少し待つ。

破裂音の後に飛び出し、扉を閉めて内鍵を閉めた。

鍵は閉まっていなかったようだ。

 

「おーけーだな」

 

「私はここにおりますので」

 

「分かった。さて、ここは」

 

洋館は、まるっきりあの洋館だ。

豪奢で、アンブレラの気配など少しもない。

左右それぞれに二つの扉、真ん中に階段があり、2階にも扉がある。

 

「洋館だな」

 

「ふむ。あの【洋館】ですかな?」

 

「ああ。全ての始まりの場所だよ。行ってくる」

 

「いってらっしゃいませ」

 

取り敢えず弓は左手に、最初は食堂だろう。

お決まりだ。

 

「‥‥‥ん?」

 

ガチャりと、食堂に通じる両開きの扉を開ける。

広い食堂、二階が吹き抜けになっている。

落とす用の石像も見えた。

奥に見えるエンブレム、机で見えないが誰かの茶髪が見える。

 

「誰だ?」

 

「ん?」

 

血溜まりを調べている中年男性。

片手に持っている銃はリボルバーに見える。

赤いベストを着ていて、完全にあのキャラと重なる。

 

「あんたは‥‥‥」

 

「バリー・バートンだ。あんたは?」

 

「ジョージだ。ジョージ・トレヴァー」

 

「ジョージ、あんたもここに逃げてきたのか?」

 

「いや、妹を探しに来た。あんなことになってて驚いたよ」

 

「ハハ。驚いてるようには見えねぇな?」

 

「予想はついてたからな。で、アンタはどうなんだ?」

 

STARSの隊員、であることなどは分かっている。

いやまあ、この世界で何がないか、変わっているかなど分からない。

だいたい、闇派閥がアンブレラとロス・イルミナドス教団と合わさったような感じになってるしな。

 

「迷い込んだってのが正しい。変な犬に襲われてな」

 

「ご同輩か何かはいるのか?」

 

「隊長のウェスカーに同じ隊員のジルとクリス、だけだ」

 

「そうか、オッケーだ」

 

そのそばにあった扉に手をかける。

ガチャりと、少しづつ開けていき向こうには何もいないことを確認した。

 

「行ってくる」

 

「ああ。いってこい」

 

「生きろよ」

 

バタンと、扉を閉める。

通路には、何もいない。

左側を調べても、死体があるのみ。

右側には鍵がかかっている扉が二つ。

 

「これは、本格的に構造は同じだな」

 

素手で鍵を壊す。

簡単な話だ、プラーガによる身体能力の強化。

従属種より支配種の方がその強化の度合いは大きい。

何とか扉の金具は壊さないまま、鍵のみを壊して中に入る。

 

「まあ、余裕だな。問題は‥‥‥」

 

地下の研究所。

その最奥にいるタイラントだろう。

リサを見つけたとしても、どうにかして殺さなければならない。

NE-αを投与され、ほぼ不死身となった彼女を殺すには研究所の自爆くらいだろう。

 

「ピアノがあって、ああ月光だな。楽譜なくてもいけるのかね」

 

月光は弾ける。

何故かと言うと、我が家には何故かピアノがリビングにあって楽譜は月光しかなかった。

それで月光を練習させられたわけだ。

なんで?と言いたいだろうがそれは私もである。

トレヴァー家にとって月光は何か特別なものだったのだろうか。

 

「今考えても仕方ないか。うし、弾きますかね」

 

 

 




お久しぶりです。
いやぁ、全く展開が思い浮かびません。
洋館事件なんですけど初代バイオ私やれてないんですよね。
謎解きはほぼほぼ全て最初からカンパできるし鍵はこじ開けられるので無敵モードなのです。
DSのやつ、途中で投げてるのでね。
よゆーなのでSTARSを入れる必要があるのかと思っています。

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