神次元ゲイムネプテューヌV〜審判を超えし者〜   作:namco

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PSO2にはまっていて投稿に遅れた。すみませんでした。


第十二話 自分の在り方

・・・おかしい。わたしは刺されたはず。なのに、いつまでたっても痛みが襲ってこない。むしろ、何かに包まれている。私は、自分の身に起こったことを確かめるために、目を開ける。

 

 

 

「・・・え?」

 

 

 

そこには、以前見かけたプラネテューヌの女神の仲間である男が私を抱きしめていて、その両肩には、私に刺さるはずだった槍が刺さっていて、血を流しながら苦悶の表情を浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

間に合ったか。ブランの処刑を阻止するために既のところで滑り込むことが出来た。・・・にしても痛いなぁ・・・。ここまで大怪我したのはいつぶりだろうか。

 

 

 

「お前・・・なんで・・・!」

 

 

 

腕の中にいるブランが震える声で俺に聞いてきた。

 

 

 

「なんでお前が刺されてるんだよ・・・!こんな私のことなんか放っておけばいいのに・・・なんで・・・!」

 

「わかんねえよ・・・。」

 

「え?」

 

「わかんねえ・・・。ただ、お前を見捨てたら、絶対に後悔すると思って、気付いたら体が勝手に動いてたんだ・・・。」

 

「なんだよそれ・・・意味分かんねーよ・・・!」

 

「なんだ?こいつ?処刑の邪魔をしやがって。」

 

「構わん、このまま押せ!」

 

 

 

両隣にいる兵士達がルドガーごとブランを貫こうとして槍を押し込もうとするが、肩に力を入れているせいか、なかなか押し込めない。

 

 

 

「こいつ・・・!押し込めんぞ!?」

 

「なら引っこ抜いて別の場所に!」

 

 

 

押してダメなら引いてはと思い引こうとするが、引き抜けない。

 

 

 

「どれだけの力で抑えてるんだ!?」

 

「ええい!こうなったら別のやつを・・・!」

 

「それ〜!すぱ〜く〜!!」

 

「「ぎゃあああああ!?」」

 

 

 

横の二人が急に電撃が走ったことに対応できずそのまま電撃を浴び、気絶する。

 

 

 

「だいじょうぶ〜?ルドガー?」

 

 

 

電撃を放ったのはのプルルートだった。

 

 

 

「ああ、助かった・・・。槍、引っこ抜いてくれないか?」

 

「うん、わかった〜。」

 

 

 

プルルートが俺の両肩に刺さった槍を持ち、一気に引っこ抜く。それと同時に鮮血が舞う。

 

 

 

「ぐ、あ・・・!」

 

「今治すから〜。ヒール〜。」

 

 

 

プルルートがかけてくれた治療術のおかげで傷は塞がり、なんとか立てるようになった。

 

 

 

「ありがとう・・・痛みは引いた・・・。」

 

「でも、ルドガー大丈夫じゃないよ〜?」

 

「心配してくれてありがとう。それよりも・・・。」

 

「うん。わかってるよ。だから、ぶらんちゃんの説得は任せて〜。」

 

「頼む。」

 

 

 

俺は立ち上がり、未だに撮り続けているネズミに向かって足を進め、ブランの元から離れた。この状況を見続けていたブランが口を開く。

 

 

 

「なんで・・・あいつ・・・あんなになってまで私を助けようとしたの・・・?私を助けても何の得にもならないのに・・・なんで・・・?」

 

 

 

俺達の行動理由がわからない。そう言いたげな視線を俺の背中に向ける。すると、プルルートがブランに言う。

 

 

 

「ん〜とぉ、損とか得とか、なんにも考えてないと思うよ〜?」

 

「え?」

 

「ルドガーは〜、ただ単純に〜、ぶらんちゃんがひどい目に遭ってるっていうのが許せないだけなんだよ〜。」

 

 

 

プルルートの言葉に思わずポカンとなるブラン。たったそれだけの理由で?と頭の中がその言葉でぐるぐるとなりますますわからなくなった。

 

 

 

「七賢人て〜、ぶらんちゃんの国を奪おうとしてるでしょう〜?それが理由で〜人のものを横取りされるっていうのが一番気に食わなくて〜、それで怒ってるんだよ〜。」

 

「・・・だったらなんで、他人の私の事情に首突っ込んでるんだよ。」

 

「だから〜、単純な理由なんだよ〜。ルドガーは〜、ただ七賢人のやってることとか七賢人のやろうとしていることが許せないから戦うんだよ〜。」

 

「・・・。」

 

「ルドガーって、あたし達より大人だけど〜、自分より小さい子や幼い子を利用したり、思いを踏みにじるようなそんな酷い人を見過ごすことができないんだよ。理由はどうあれね〜。」

 

「・・・。」

 

「だから〜、ルドガーやネプちゃん達が戦ってるのは〜、自分の信じるもののために戦ってるってことなんだよ〜。」

 

「・・・それって、ただのエゴじゃねえか!気に食わないから戦うって!?そんなの信じられるかよ!だって・・・だって・・・!」

 

「確かに、エゴかもしれないけど〜、現に今戦ってるんだよ〜?みんながぶらんちゃんのために、七賢人を倒して、ぶらんちゃんを助けようって。」

 

「助けてなんになるんだよ!?シェアも失って、ただの小娘になった私に!何をさせようってんだよ!?それに、私は元々、女神になんてなろうと思ってなかった!ただなってしまったからいままでこの大陸を守護してきただけで、仕方なくやってきただけだったんだ!むしろ清々してんだよ!こんな立場がなくなるんなら!!」

 

「・・・それ、ほんとぉにぶらんちゃんの本心?」

 

「ああそうさ!だから、もうどうでもいいんだよ!!私のことなんか放っといてくれ!!」

 

「だったらぁ、何で泣いてるのぉ?」

 

「・・・え?」

 

 

 

プルルートが両腕を動かせないブランの代わりに頬に付いている涙を指ですくい上げ、見せる。

 

 

 

「女神をやめることができるってわかってるなら〜、何で泣いてるの〜?」

 

「それは・・・。」

 

 

 

答えられなかった。元々興味のなかったハズなのになぜ、涙が出てくるのだろうか。辞められる口実ができて嬉しいはずなのに。なぜ、こんなにも寂しいと感じるのだろうか。

 

 

 

「ぶらんちゃん、ほんとぉは〜、女神、まだやりたいんじゃないの〜?」

 

「誰が・・・!」

 

「ぶらんちゃんがしてきたことって、悪い印象しかなかったの〜?」

 

「・・・。」

 

「今まで経験してきた中で〜、嬉しかった事とかないの〜?」

 

「・・・。」

 

 

 

その言葉を聞き、ブランは思考の海へと意識を沈ませる。女神をしていて嬉しかったこと。それは本当にあったのか?女神として始まった時間から今の時間までの記憶の海から探し出す。

探す―探す―探す―探す―探す・・・。

・・・見つからない。ほとんどが時間が経ちすぎて白黒になっているか、覚えておらず砂嵐がかかったようになって見れないものもある。

この記憶の海の中から本当に女神だった頃に幸せを一瞬でも感じた時間はあったのか?

探す―探す―探す―探す―探す・・・。

ダメだ。過去に遡れば遡るほど記憶が薄れ、鮮明さも失われていく。これ以上探しても無駄だ。幸せだった頃なんてなかった。そう思い、意識を浮上させようとしたその時。

 

 

 

―・・・りが・・・う。

 

 

 

「(・・・?)」

 

 

 

突然として声が聞こえてきた。ふと振り返る。幾多の記憶の映像の中から確かに聞こえた。ただの幻聴かもしれない。ただ映像の中から聞こえた音声の一部かもしれない。だが―――。

 

 

 

「・・・!」

 

 

 

意を決して、もう一度探し始めた。確証があるわけじゃない。きっとそこにある。自分の探している答えがあると信じて。

 

 

 

「(あ・・・。)」

 

 

 

記憶の海の中から一つの映像を見つけだし、それを手に取る。手に取った瞬間、その時の光景が目の前に広がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、自分がまだ女神になったばかりの時の風景だった。その時私は、いつものクエストの依頼で近くの森へモンスターを退治するために来ていて、いつも通りモンスターをある程度殲滅すればそれで終わるはずだった。

 

 

 

―――これで・・・終いだーーー!!

 

 

 

目標退治数のモンスターを倒したことで帰ろうと思ったが、その時に聞こえたのだ。

 

 

 

―――きゃーーー!!

 

―――っ!?

 

 

 

女の子の悲鳴が聞こえたからその方向に急いで向かった。向かった先にいたのは、今にも少女に向かって襲いかかろうとするフェンリルと、恐怖で固まって動けない少女がいたのだ。

 

 

 

―――グルアア!!

 

―――危ねえ!!

 

 

 

フェンリルが飛びかかった瞬間、自分もすぐに飛び出し、間一髪のところでフェンリルを倒すことができたのだ。

 

 

 

―――ああっ・・・ううっ・・・。

 

 

 

―――・・・大丈夫か?

 

 

 

どうやら少女は腰が抜けて立てないらしく、このまま抱き上げて街まで運ぶことにした。

街に着いた時、少女の母親らしき人物がこちらに駆け寄ってきた。

母親は娘の無事を喜び、抱きしめながら涙を流していた。ひとしきり泣いたあと、母親は私に感謝して頭を下げ、その場を離れようとした。だが、その時少女が母親から離れて、手に持っていたあるものを差し出してきた。それは、綺麗な石で作られたブレスレットだった。

 

 

 

―――ありがとう!

 

 

 

その言葉と共にブレスレットを残していくと同時に少女は母親と共に帰っていった。

その様子を見て、私は何故か急に温かいものでいっぱいになっていた。これは一体なんなのだろうかと、思っていたが、当時の自分はその時に感じた感情を確かめることなく教会に帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全ての映像を見終えたブランは記憶の海から意識を浮上させ、現実へと戻ってくる。プルルートの言っていた嬉しかった瞬間を思い出したことによって、当時の感情を理解することができたのだ。あの時感じた温かいものは、目の前にあった小さな命を救い、感謝されてまた頑張ろうという気持ちが溢れて胸がいっぱいだったからだ。

だからなのかもしれない。女神を今まで続けていられたのは。

 

 

 

「・・・嬉しかったことは・・・あった。」

 

「やっぱり〜。」

 

「・・・女神になれてよかったって、思えた。」

 

「うんうん〜。」

 

「嫌なこともあった。」

 

「うんうん〜。」

 

「逃げ出したい時もあった。」

 

「うんうん〜。」

 

「でも、それでも続けてきた。」

 

「うんうん〜。」

 

「あの時見た笑顔を時々思い出して、その度に頑張ろうって思えたから。」

 

「うんうん〜!」

 

「だから・・・だから私は・・・!」

 

 

 

―――まだ、女神を続けていたい・・・!

 

 

 

「なら、答えはもう、決まってるよね〜?ルドガー。」

 

「ああ、今の告白、流させてもらった。」

 

「え?」

 

 

 

今のやり取りを聞き、ルドガーの方を見ると、ネズミが持っていたはずのカメラがルドガーの手にあり、足元にはそのネズミが頭にでかいたんこぶを作って気絶していた。

 

 

 

「い、今の・・・流して・・・!?」

 

「・・・ブラン。」

 

 

 

ルドガーに声をかけられ、そちらに目を向ける。

 

 

 

「お前に何があったのかは俺はわからない。でもな。」

 

 

 

一息ついて、ルドガーは言う。

 

 

 

「プルルートの言葉を聞いて、お前は何を思った?」

 

「・・・。」

 

「その胸に、何が思い浮かんだ?」

 

「・・・。」

 

「答えはもう、出てるんじゃないのか?」

 

「・・・うん。」

 

「なら・・・、今のお前の思い、みんなに伝えるんだ。安心しろ。お前を否定する奴が現れたら、俺達がぶっ飛ばしてやる。」

 

「そうそう。みんな、ブランの仲間だよ。」

 

 

 

別の方向から声が聞こえると、ブランとルドガーはそちらに顔を向ける。そこには傷だらけの状態で立っているネプテューヌがいた。

 

 

 

「お前ら、終わったのか?」

 

「あんたらがチンタラしているうちにね。」

 

 

 

部屋の入り口から現れたのは、先程までネプテューヌ達と共に戦っていたノワールが立っていた。

二人ともネプテューヌと同様に傷だらけではあったが、まだまだ戦える様子だ。

 

 

 

「あなた達・・・。」

 

 

 

その時、ネプテューヌが近付いてきてブランの目線合わせて身を屈める。

 

 

 

「わたし達、さっきまで戦ってたけど、今はもう仲間だよ。」

 

「仲間・・・?なんで・・・?」

 

「ほら、よく言うじゃん?昨日の敵は今日の友だって。」

 

「確かに、今までシェアの取り合いとか、力でぶつかり合ってきたよ?でも、だからといって、仲良くなれないわけないじゃん?現にこうして、わたし達はブランを助けたいって思ってるよ?」

 

「・・・。」

 

「それに・・・。」

 

 

 

ネプテューヌが一息ついて、言う。

 

 

 

「例えこの国がなくなっても、信仰する人がいなくなっても、わたし達だけは、ずーっとブランの味方だからね!」

 

「・・・!」

 

 

ネプテューヌの言葉を聞いた瞬間、目の奥が熱くなり、涙が出そうになるのをこらえる。嬉しかった。味方の居なかった自分にとってこれ以上ないほどに。

 

 

 

「さあ、ブラン。」

 

「・・・うん。」

 

 

 

ルドガーはカメラを担ぎ、ブランに向けて自分の気持ちを全国に向けてさらけ出すように促す。そして、ブランは語り始める。

 

 

 

「・・・私は、最初は女神なんてやりたくなかった。自由に遊ぶことだって出来ないし、安らぐこともできなかった。何より、一人でいることのほうがよっぽど嫌だった。でも!」

 

 

 

ブランは涙を流しながらもカメラに、全国にいる国民達に向けて叫ぶように言う。

 

 

 

「女神として生きてきた中で!助けることができた命があった!やっていて良かったって言える瞬間があった!その瞬間があったから!だから今まで嫌だったこの仕事を続けることができた!!」

 

 

 

ブランの涙がボロボロとこぼれ落ち、袖で乱暴に拭いながらも続けて言う。

 

 

 

「あいつらに負けて無様晒して、七賢人に国を乗っ取られて殺されそうになったけどよ!あいつらはあたしを助けてくれた!!理由もなしに、ただ単純に連中がむかつくからって、あたしを助けたいからって!!無様晒してただの小娘になったあたしを仲間だと言ってくれた!!だから!!」

 

 

 

鼻水をすすり、両手で涙を拭いながら叫ぶ。

 

 

 

「あたしは!もう負けねえ!またどんだけ無様な姿晒すことになっても!あたしはもう負けねえ!!仲間のためにも!!国のためにも!!もう二度と負けねえから!!だから!!!」

 

 

 

―――もう一度!あたしを信仰してくれーーーーーー!!

 

 

 

自身の心を雄叫びを上げるようにカメラに向かって叫んだ。俺達はその様子を見届け、想いよ届けと願う。

 

 

 

「・・・ふん、そんな都合よく信仰してくれると思うか?」

 

「!?」

 

 

 

その時、今までずっと黙っていたアクダイジーンが声をかけてきた。

 

 

 

「一度無様に負けて生きることを諦め、今更信仰してくれと媚びるような奴に、国民が応えると思ったか?」

 

 

 

ブランと俺達を罠に嵌(は)めておきながら・・・!

そう怒りがこみ上げてくるが抑える。

 

 

 

「あなたねぇ・・・!」

 

 

 

ノワールが拳を握り締め、怒りを露(あらわ)にする。

 

 

 

「おっと、手荒な真似はしないでいただきたい。」

 

 

 

そう言ってアクダイジーンは指を弾いて鳴らすと同時に、部屋の奥から何やら紐みたいなのが飛んできた。

 

 

 

「!?これは!?」

 

 

 

違う。これは紐ではない。重量感のある連結した鉄の輪・・・鎖だ。その鎖を放ったのは四足歩行のロボットだ。こいつ・・・!まだこういうのを隠し持ってたのか!?

雁字搦めにされて身動きが取りづらい。それに、先ほどの戦闘で疲れてうまく力が入らない。

 

 

 

「諦めろ。どれだけ抵抗しようと、ルウィーはもうお前達の下に戻ってこんのだからな。」

 

 

 

そう言ってアクダイジーンは懐から何かを取り出す。それは・・・拳銃だ。

 

 

 

「コイツはただの銃ではないぞ?女神の力を奪うアンチクリスタルという鉱石で出来た弾丸が入っているのだからな。」

 

 

 

なんだと!?

 

 

 

「この銃で撃てば、貴様の命を刈り取るのはそう難しくない。」

 

 

 

アクダイジーンはそう言いながらブランに銃口を向ける。

 

 

 

「さて、今度こそ、最後に言い残すことはあるか?あるなら聞き入れよう。」

 

 

 

そう言われて、ブランはアクダイジーンに向き合い、言う。

 

 

 

「最後?違うな。私はこんなところで終わらねえ。」

 

「何?」

 

「私は、ルウィーの人間達を信じてる。例え私がここで死んでも、ルウィーは滅びねえ。なぜなら・・・。」

 

 

 

一息ついて、力強く言い放つ。

 

 

 

「ここは私の国だ!!私がこの国を信じねえで、誰が信じるってんだ!!シェアがゼロ?それがどうした!!女神の力がなくなった?それもどうした!!もう私の国じゃない?だからなんだってんだ!!ルウィーは終わらねえ!!私がいなくなっても、ルウィーの人たちが私を覚えている限り、ここは私の国だ!!お前みたいな裏でこそこそ動いてるような奴に、ルウィーは絶対に渡さねえ!!」

 

「ぐぬぬ・・・!小娘が・・・自分の置かれている状況がわからんようじゃな・・・!だが、どれだけ吠えたところで、信仰は帰ってこんぞ!」

 

「だからどうした!」

 

「何・・・!」

 

「私は、国の人間達を信じてる。もう一度私を信仰してくれるって。例え信仰がなくても!私は!!この国の、女神だーーーーー!!!」

 

 

 

ブランが咆哮したその瞬間、辺りは眩い閃光に包まれた。

 

 

 

「ぐぅ・・・!なんじゃ!?この光は・・・!」

 

「これって・・・女神化の光!?」

 

 

 

ノワールがこの光の正体を見破り、呟く。

 

 

 

「まさか・・・!信仰するというのか!?一度敗れた女神を!?・・・いや、そんなことはどうでもいい!女神化される前にこいつで!」

 

 

 

アクダイジーンが銃で撃ち抜こうとするが、俺は骸殻の力を解放して鎖を無理やり引きちぎり、掌をアクダイジーンの手に向けて闇の魔弾を放ち、銃を弾き飛ばす。

 

 

 

「ゼロディバイド!」

 

「ぬぅ!?貴様・・・!」

 

 

 

アクダイジーンは忌々しそうにこちらを一瞬だけ見たが、すぐに光の方へと目を向ける。

やがて、光は収まり、その中から女神として完全に復活したブラン―――ホワイトハートが、その場で斧を地面に叩きつけながらアクダイジーンに向かって言い放った。

 

 

 

「ここからが本番だぜ・・・覚悟しやがれ!!」

 

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