神次元ゲイムネプテューヌV〜審判を超えし者〜   作:namco

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ようやく時間が取れた・・・。まあ、PSO2やってたり、頭の中でどんなストーリーにするか妄想したりなど、あれやこれや考えていたら結構な時間が経っていた・・・。これを機にデジモンのクロスオーバーの二次小説でも書こうかな~。

今回は話の展開にちょっと無理があるかもしれません。なるべく矛盾とかがないようにしていきますが、そこらへんはご了承ください。

ではどうぞ。


第十五話 再会

「おーい、カメラちゃんと動いてるよな。」

 

「バッチリ動いてるわ。そっちこそ、マイクの電源とか、調子はどうなの?」

 

「えー・・・マイクテスト、マイクテスト・・・。よし。不調はなしだ。」

 

「よし!それじゃあ始めるよ!」

 

「3、2、1・・・GO!」

 

「えー、皆さん。突然ですが、ここで緊急速報をお伝えします。」

 

 俺達は今、壊れた教会跡地にて緊急速報を伝えるために即席で作ったテレビスタジオで生放送を行っている。

 これまで行ってきた七賢人の悪行を白日の下へと晒すためだ。

 

「今日、このような緊急速報をお伝えするのは、今後のルウィーの方針を変えていくという極めて重要なことであり、そのきっかけとなった原因をお知らせするためにこのような措置を取りました。」

 

「これからお見せするのは、七賢人が裏で行ってきた数々の悪行を明かすためであるのです。」

 

「以上の理由で、ルウィーの特設会場からわたし、ネプテューヌと。」

 

「ノワールがお送りするのですが・・・。」

 

 俺はカメラの向きを横に移動させると、そこにはある光景が写っていた。それは・・・。

 

「ずびばぜんでじだ~~~!私が悪うございました~~!」

 

 二人の女神に足で踏みつけられてガタガタ震えている中年のおっさんが居た。

 

「声が小せえ!もう一回だ!!」

 

 ブランが手に持っていた斧をアクダイジーンの頭の横すれすれに叩きつけて大きな音を鳴らす。

 

「ひい~!大きな音を立てないで~!」

 

「あははー!豚風情が生意気にも人間の言葉をしゃべるなんて・・・豚は豚らしく鳴いてりゃいいのよ!!」

 

「ぎゃあ~!!そこ!そこは踏みつけないで!叩かないで~!!今、腰を痛めてるから~!」

 

「・・・ま、まあ、ご覧の通り、先ほどの放送はすべて七賢人の企みによるものだったのですが・・・いかがでしょう?解説のノワールさ~ん!」

 

「あ、はい。そうですね。一見、力ずくで無理矢理言わせてるように見えますが、これはすべて事実でして、女神を排除して国の実権を握ろうとしたのも、七賢人が裏で手を回していたのも、すべて実際にあったことです。・・・ねえ、これ生放送しちゃってもよかったのかしら?」

 

 ノワールがこの状況に対して疑問を浮かべるのもわかる。これでは脅迫して言わせているようなものだ。それに、テレビに映っているのは、二人の女神だ。片方は目を赤くさせながらおっさんを踏みつけている白い少女。もう片方はドSを体現し、少女と同じようにおっさんを踏みつけている女王様。こんな様子を見れば絶対子供の教育上よろしくない。

 

「うう・・・確かに、お茶の間のお子様には見せられないような光景だよ・・・。あ、テレビの前のお母さ~ん。お子さんの目は塞いどいてね~!」

 

「いや、いまさら言っても遅いと思うけど。」

 

 ノワールの言う通りだ。こんな状況を放送したら、クレームが来るどころか放送自体が禁止になる。

 

「ち、このくらいにしておくか・・・こんな奴にいいように踊らされてたなんて・・・情けなくて反吐が出るぜ。」

 

 あ、終わったんだ。

 

「ひぃ~、助かった・・・。」

 

「あら~?まだ安心するのは早いわよ~?」

 

「ひぃっ!?」

 

 ブランが責めるのをやめて終わったと思っていたが、実はまだ終わってないことに身を震わせるアクダイジーン。そして身を震わせているそれに対して目を妖しく光らせるプルルート。

 

「ここから先は・・・あたしのターンよ!じっくりと味わってもらうわ!!」

 

「うぎゃああぁぁ・・・!」

 

 ・・・もうここまでくると流石に可哀想に見えてきた。ここで放送切ったほうがいいんじゃないだろうか?

 

「も、もうこれは強引にでも締めちゃったほうが良いんじゃないかな!?」

 

「そ、それもそうね。以上、七賢人による企み暴露の緊急速報をお伝えしました!!」

 

 終わったか。さて、カメラの電源を切って終わるか。

 

「おい・・・!」

 

 うおっ!?ブランいつの間に!?なんか、カメラの首を目の前に持ってきてるし!?

 

「テレビの前のお前ら・・・そう、そこのインスタントラーメンずるずるしてるおめーら・・・二度とあたしの信仰をやめようなんて思うんじゃねーぞ・・・そん時は、こいつ同じ目にあわせてやるからな!!」

 

 それ最早脅しだぞおい。いいのか?そんなんで。

 

「そぉれ、そぉれ、そぉおれ!!」

 

「うぎゃあああ!?誰か助けてーー!!?」

 

 あんたもそろそろやめとけ。こっちが疲れるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そらよっと。」

 

 俺は今ルウィーの職員や作業員達と町や教会の瓦礫の撤去作業に当たってる。今回の事件で相当暴れまくったから町は教会のあった中心街がほぼ壊滅状態だからな。新しく建て直す必要がある。

 

「しっかし、随分と派手にやったもんだなぁ。」

 

 アクダイジーンとの戦闘で滅茶苦茶になった区画を見ながら呟く。あれだけ互いに派手に暴れまわったのだ。住民の避難が完了していたとは言え、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

 

「(まあ、考えていてもしょうがないか。起きてしまったことは覆らないし。)」

 

 作業を再開して瓦礫をどかす。さっきも言ったように、派手に暴れまわったからかなりの量の瓦礫や木材が散乱している。終わる頃にはどれだけの時間が経っていることやら。

 特にこれといったトラブルが無く作業が大分進み、休憩を入れようとしたとき、作業員の一人からある連絡を聞く。

 

「でかいカプセルから人が?」

 

「はい。七賢人が乗っていたドラゴンの中から大きなカプセルが積んであって、その中から人が出てきたんです。」

 

 さらに詳しく聞けば、そのカプセルはメインエンジンと直結してあり、そのカプセルには人の生命力や魔力といったエネルギーを吸い上げてドラゴンを動かすためのエネルギータンクとしての役割を担っていたらしい。

 

「その人は今どこに?」

 

「今、病院に搬送されましたが・・・。」

 

 作業員の話を聞いて、その病院に運ばれた人が妙に気になった。エネルギータンクに押し込まれていたというのも気になるが、なぜあの中に入っていたのか・・・。

 

「その人の特徴は?」

 

「その人は女性で、膝裏辺りまで長いボサボサの金髪をしていました。」

 

「!?」

 

 その特徴を聞いて、俺の心臓が強く打った。その特徴に心当たりが有りすぎたからだ。でも違うかもしれない。特徴が似ているだけの別人かもしれない。俺はその場の作業を他の作業員たちに任せて病院に行くことにした。

 話が本当なら、どうか無事でいてほしい。話が本当なら、君に会いたい。話が本当なら・・・どうか、俺の知る人でいてほしい。

 病院に駆けつけた俺は、搬送された患者の情報を聞き出し病室の前に立つ。後はドアをスライドするだけでいいのに、ドアノブに手をかけるのをためらってしまう。もし違っていたらどうしよう。俺の勘違いだったらどうしよう。そんな言葉ばかりが頭の中を駆け巡る。

 

「(らしくないな・・・俺。)」

 

 今起こってるたったひとつの出来事に俺は戸惑ってる。ここにいる人物が、俺の想像通りの人だったら、どんな顔をすればいいのだろうか。

 

ーーーお願い!エルを!

 

 あの時手放してしまった彼女の手の感覚が、今でも忘れられない。彼女から手放したとは言え、あの時だけはどうしても忘れられない。会ってどうする?そもそも、彼女に対して俺は何を求めてるんだ?・・・だめだ、頭の中がぐるぐるで、扉を開ける勇気がない。どうすればいい、俺の求める答えが向こうにあると言うのに、この一歩を踏み出せない。どうすれば・・・!

 

ーーーしっかりしなさい!あんた、それでも男なの!?

 

 幻聴のようなものが聞こえた。思わず辺りを見渡す。誰もいない。だが声は聞こえた。彼女の声に似ていた。叱られたときのような声だった。だが、不快に思わない。むしろ心が軽くなった。そう感じたとき、俺はひとつの答えにたどり着く。

 

「(そっか・・・そういうことか・・・。)」

 

 俺は怖がっていた。彼女に会うことが。だけどそれは逃げだ。「もし」とか「たら」とか「れば」、そんなことばかり考えて選択することを怖がっていた。いつも自分がしてきたことを、することを怖がっていた。行かなければならない。それは確かだ。そのための後押しをして欲しかった。自分の考えてること、それをすることに対して誰かの答えが欲しかったのだ。同意者が、欲しかったのだ。それで間違っていないと。でも、それは思考停止と同じだ。結局最後は自分で選ばなくちゃいけない。例え同意を得られなくとも、それが100%正しいと言えるものでなくとも、自分で答えを出すしかないのだ。だから俺は決断する。

 

「(行こう。答えを出しに。)」

 

 そう思い、病室のドアノブに手をかけ、扉を開けて足を踏み出した。

 

「・・・!」

 

 最初に眼に入ったのは、病室のベッドの上で眠る金髪の女性だ。その姿は、俺のよく知る人物と瓜二つだ。日の光に反射し、輝く金色の髪。それがまともに手入れがされていないようなボサボサに、膝の裏辺りまで伸びきった髪。自分が知る限りでは、年齢の割りにはまだ幼さを残したあどけない顔立ち。間違いない。俺の知る人物。その名は・・・。

 

「ミラ・・・。」

 

 消えたと思っていた彼女と、再会を果たした瞬間であった。




ルウィーでの事件が解決して、ミラの身柄を引き取ってプラネテューヌに戻った俺達。未だに目を覚まさない彼女に対して何か出来ることはないかと模索するが、見つからない日々が続く。その時、イストワールからある話を聞く。


次回、神次元ゲイム ネプテューヌV~審判を超えし者~


「薬を求めて三千里」


「待ってろよミラ。必ず助ける。」
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