神次元ゲイムネプテューヌV〜審判を超えし者〜   作:namco

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待たせてしまって申し訳ありません。今回はちょっと長くなりそうな上に半ばタイトル詐欺みたいなものです。続きはもう少しお待ちください。

前回の予告のタイトルを変更しました。


キャラクターエピソード ノワール編 エピソード1

 ミラが目覚めてから数日が経過した。医者からに話によると、リハビリに時間をかける必要があるので本調子を取り戻すにはまだまだかかるらしい。

 

「(アクダイジーンの乗っていたマシンの生体回路みたいなものにされていたんだ。しっかり治療してもらわないとな。)」

 

 時々見舞いにいって様子を見たりしているが、本人も少しずつ体力が回復していっているようにも見えた。このままいけばそう遠くない日に退院できるだろう。

 そして今日は久々の休みだ。ここ最近、たまった仕事を片付けるために休日にも仕事をすることになってしまったからな。主にネプテューヌ達が俺達に仕事押し付けてゴロゴロしているのが原因だが。

 ある程度仕事するようになったとはいえ、それでもやる仕事は俺やイストワールの方が多い。こんなのでよくプラネテューヌが国として維持できているよなって常々思うよ。

 何はともあれ、今日は久々の休みだ。朝からテレビでも見ながらのんびり過ごすとしよう。

 そう思って俺はテレビの電源を入れた。

 

『プラネテューヌ一帯の今日のお天気ですが、午前と午後は晴れとなり、暖かい一日を過ごせるでしょう。ですが、夜になると冷たい風が吹き、冷え込むことがありますので、日中が暖かかったからといって、夜は薄着で過ごすことはしないでくださいませ。』

 

 天気予報か。今日は暖かいんだな。

 

『それでは続きまして、ヒルダ先生のタロット占いでございます。先生、今日もよろしくお願いします。』

 

『ええ。よろしく。』 

 

 占いか・・・大抵は当たらないって言うが、見るだけでも楽しい気分にさせてくれるな。

 

『今日一番運勢が低いのは、「さそり座」のあなたよ。今日は何をやってもうまくいかない日よ。必要なとき以外は外に出ないことをお勧めするわ。』

 

 さそり座・・・11月1日生まれの俺は刺さるのか。これはおとなしくしていた方が良さそうだ。・・・にしてもテンション下がるなぁ、おい。

 

『とくに「さそり座」で銀髪と眉毛に黒メッシュの入ったあなた。』

 

 ん?それってもしかして俺の事?

 

『今日死ぬわよ。』

 

「ええー!?」

 

 なんで!?なんでそんなピンポイントに人のこと指すの!?銀髪と眉毛に黒メッシュ入れてるのってそんなにいないよね!?

 

『幸運を切り開くラッキーカラーは「赤」よ。赤色の何かで今日を何とか乗りきりなさい。』

 

「どんなラッキー!?もうちょっと具体的に何か言ってくれよ!?」

 

『それじゃ、素敵な一日を。』

 

「送れるか!!」

 

まったく、なんて不愉快になる占いなんだ。バカらしい。だいたいこんなもの当たるわけがない。昔からそうだ。俺の星座が占いで一位を取っても良いことが起きた試しがない。俺の幸運をさそりの持つ毒で消しているんじゃないかと思うぞ。・・・って、占いに対して何ムキになってるんだ俺は。所詮は占いだ。最悪な運勢でも当たらないだろう。気持ちを切り替えて今日を過ごすとするか。

 

「あ、そういえば食材がいくつか切れかかっていたな。後でスーパーに・・・。」

 

『必要なとき意外、外に出ないことをおすすめするわ。』

 

「・・・。」

 

か、考えすぎだよな。うん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとうございました~。」

 

買い物を済ませた俺は直ぐ様買ったものをアイテムパックの中に入れる。

 

「(さて、このあとどうするかな・・・。)」

 

帰っても特にやることがないし、このまま町をぶらつくのもいいかもしれない。

 

「久しぶりにゲーセンでも行くか。」

 

そう思いながらゲーセンに足を運ぼうとしたその時。

 

「うわーーーー!?退いて退いて退いてーーーー!?」

 

どこからか悲鳴のようなものが聞こえてきた。しかも声からしてネプテューヌだ。一体何をやらかしたんだ?

 

「・・・ん?」

 

周りをキョロキョロと見渡すが、ネプテューヌの姿が何処にも見えない。あり得ないと思いながら上を見上げると、そこにはとんでもない光景が待ち伏せていた。

 

「退いて退いて退いてーーーー!?」

 

「どわーーーー!?」

 

空中からネプテューヌが俺にピンポイントで向かって落ちてきたのだ。

――――ドカーーーーン!!

 

あまりの出来事に避けることができなかった俺はそのままネプテューヌの下敷きになってしまった。

 

「おおー、今回も無事だとは・・・流石わたし!ツイてるね!」

 

「こっちは何もツイてないんだが・・・?」

 

「ねぷ!?下から声が聞こえた!?もしかして、地底人との遭遇!?」

 

「そりゃ、是非会ってみたいものだなぁ・・・いいからさっさと上から退いてくれ。」

 

「あ、聞き覚えのある声だと思ったらルドガーだ。どしたの?こんなところで寝てると風邪引くよ?」

 

「いいから退け!」

 

「ああ、ごめんごめん。」

 

そう言ってネプテューヌはルドガーの上から退くと立ち上がる。それに続いてルドガーも顔を押さえながら立ち上がった。

 

「一応聞くが、何で上から落ちてきたんだ?女神化して空を飛んでたのか?」

 

「空を飛んでたのは間違いないよ。けど女神化して飛んでたんじゃないんだ。」

 

「じゃぁ何で飛んでたんだ?」

 

「話をしよう。あれは今から360000・・・いや、1800秒前だったか・・・。」

 

「エルシ○ダイはいいから早く話せ。」

 

「わたし、最近『超マーリョ世界』ってゲームをプレイしてね。それで思い付いたんだ。」

 

「何を?」

 

「マーリョの移動方法であるムササビ飛行が自分でもできるかなって実際に飛んでみた訳でして!」

 

「そしてそのまま落っこちたと。」

 

「落っこちたとは失礼な!実際に飛んだんだよ!!」

 

「ほう?」

 

「途中で飛ぶのに使ったマントがどっか行っちゃってそのままスカイダイビングに。」

 

「今日のネプテューヌの晩御飯のデザートのプリンはなしだこのやろー。」

 

「ねぷ!?なぜいきなりそんな残酷な宣告を!?わたしが何をしたって言うのさ!?」

 

「ついさっきまでお前が言ってた及びやってたことがその理由だこのバカタレー!」

 

まったく、ネプテューヌの奴は突拍子のない発想をしてはすぐに行動に移すから俺やイストワールの気苦労が絶えないんだ。この行動のせいでイストワールの胃袋が限界を迎えて胃薬が手放せない状態になってしまったんだ。こうなったら教会に帰ったらネプテューヌに徹底的な説教をして・・・。

 

「あら、ルドガーじゃない。それにネプテューヌも。」

 

「ん?ノワールか。どうしたんだ?」

 

後ろから知っている声が聞こえたので、振り向いたらそこにはノワールがいた。

 

「それはこっちの台詞よ。どうしたのよ。道の真ん中でネプテューヌといるなんて。ネプテューヌが何かやらかしたの?」

 

「もう、酷いなノワールは。まるでわたしがトラブルメーカーみたいに聞こえるよ。」

 

「みたいにじゃなくて実際にトラブルメーカーじゃない。」

 

「およよ~、この酷い扱い・・・真面目を絵に書いたようなわたしが、ここまで言われるなんて・・・。」

 

「ノワールはなぜプラネテューヌに?」

 

地面に手を付きながら悲しむ演技をしているネプテューヌを無視してノワールに聞く。

 

「・・・大きな声で言えないんだけと、実はある男を追ってるの。」

 

「ある男?どういう奴なんだ。」

 

「実は・・・。」

 

「おやおや~?ノワールが男を追いかけて~?どういうことですかな~?」

 

「な!?べ、別に深い意味は無いのよ!?」

 

「いや~、まさかあのノワールが男を追いかけるなんて夢にも思ってなかったよ~?」

 

「だからそんなんじゃ・・・!」

 

「で?どんなひと?年は?見た目は?どーゆーひと!?」

 

「だから、いい加減に・・・!」

 

「ソイヤッ!」

 

「ね”ふ”っ!?」

 

 その時ネプテューヌの後頭部に衝撃が走る。このままだと収拾が付かなくなるのと話が進まなくなるのでルドガーがハンマーで殴って気絶させたのであった。

 

「話が進まなそうだったからとりあえず気絶させたが、これでよかったか?」

 

「ええ。これでゆっくり話ができるわ。」

 

 なんやかんやあってとりあえず俺達は気絶したネプテューヌを担いで教会へと歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ラステイションで犯罪を犯した男を追ってプラネテューヌに来たと?」 

 

 ルドガーが気絶したネプテューヌを寝室に放り込んで、リビングでノワールにコーヒーを出しながら事情を聴いていた。

 

「ええ。そいつはかなりの手練れで今までに数多くの犯罪を犯してきたのよ。すばしっこくて中々尻尾をつかませてくれなくて、最近になってプラネテューヌに逃げ込んだって情報を掴んだのよ。」

 

「なるほどな。プラネテューヌに来ていたのはそれが理由か。」

 

「ラステイションでもかなりの被害が届けられているから、このまま放っておくともっと被害が拡大しちゃう。」

 

「ちなみにその男の犯した罪ってなんだ?」

 

「内容は様々よ。コンビニでの商品の窃盗から始まって映画館での映画の録音及び盗撮。他にもスカートをはいていた女性の下着の盗撮や盗難、骨董品店や美術館の品物の盗難、住居不法侵入による金品や貴重品等の盗難。様々な企業の機密情報や電子マネー及び仮想通過とかの情報の盗み出し・・・数え上げたらキリがないわ!」

 

「形あるものから無いものまで盗むって、どんな泥棒だよ。」

 

「ウチの国の警備隊の人達とも連携を組んで捜査しているけど、犯行時間や場所がバラバラで捜査が思うように進まないのよ。」

 

「そりゃ相当だな。一応聞くが、捕まえるための策とか用意してあるのか?」

 

「一応あるにはあるんだけど、引っ掛かってくれるかどうか正直微妙なのよね・・・。」

 

「どんな策か聞いてもいいか?俺も協力する。」

 

「え、いいの?」

 

「どの道、その犯罪者がウチの国で悪さするって言うならこっちも黙っている訳にはいかないんでな。被害が拡大する前に取っ捕まえる。」

 

「ルドガー・・・。ええ、わかったわ。それじゃあなた達プラネテューヌに対して協力要請を出すわ。受けてくれるわね?」

 

「もちろんだ。イストワールにも話を通して早速対策本部を設置して・・・。」

 

「お話は聞かせてもらいました。それでしたら大丈夫です。先程ラステイションの警備隊の方々から連絡をいただきましたからすぐに行動に移せます。」

 

「イストワール。聞いていたのか。」

 

「なら話が早いわね。早速プラネテューヌの警備隊の人達と打合せしないと。」

 

「ではプラネテューヌの警備隊の本部へ向かいましょう。そこでラステイションの警備隊の方々が集まっています。」

 

「わかった。それじゃ行こう。善は急げだ。」

 

 




エピソード2に続く
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