神次元ゲイムネプテューヌV〜審判を超えし者〜   作:namco

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お待たせしました。

今回の話でマジェコンヌガ新技を使います。と言っても過去のテイルズキャラの技ですが。

ゲーム中の必殺技を放つシーンではほとんどが爆発みたいな演出の使いまわしが気になっていたので技を追加しました。

ではどうぞ。

最後ちょっとまとめ方が強引すぎましたかね?


第二十八話 乱戦・混戦・決着

「はあっ!」

 

「せいっ!」

 

「ぬぅん!」

 

 ルドガーとユリウスはコピリーエースに向けて槍と剣を振り下ろし、コピリーエースは鋼鉄の腕で二人の剣を防ぎながら二人を弾き飛ばす。

 

「絶影 !」

 

「雷封陣!」

 

 ルドガーは上空から流星の如く落下しながら槍を突き出し、ユリウスはボール状の電撃を放ちコピリーエースに攻撃する。

 

「おりゃぁ!」

 

 コピリーエースは双方の攻撃を両腕で弾き飛ばし、二人から距離を取る。

 

「パンチの効いたいい攻撃だ!なかなかやるな!こっちも行くぞ!!」

 

「避けろルドガー!」

 

そう言いながらキャタピラを高速で回転させながら突っ込んでくるコピリーエース。その突進を左右に分かれることでルドガーとユリウスは回避する。攻撃目標がよけられたためにそのまま突っ込むしかなくなったコピリーエースは工場を破壊した際に出来上がった瓦礫の中に突っ込み、大きな衝撃音と共に瓦礫の中へと埋もれた。が、コピリーエースが埋もれた瓦礫が弾けるように飛び、土煙が晴れると無傷の姿で現れる。

 

「ふふん!鍛え上げられたこのボディ・・・最高だな!」

 

 マッスルポーズを取りながら傷一つない鋼鉄の体をアピールするコピリーエース。

 

「さあ!戦いはまだ始まったばかりだ!もっと燃えるぞーーー!!」

 

 両腕の拳を打ち鳴らしながら雄叫びを上げるその姿にルドガーとユリウスは呆れた顔を浮かべる。

 

「呆れるほどの暑苦しさだ・・・。」

 

「相手にするのが嫌になってきたな。ルドガー・・・。」

 

 二人はそう呟き、槍と双剣を構えてコピリーエースと向き合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アサルトダンス!」

 

「ミラージュダンス!」

 

 ミラとネプギアによる剣戟の乱舞がコウケイキに襲い掛かり、装甲に傷を入れる―――ことはなく、コウケイキの両腕のブレードによって受け流される。

 

「さすが接触禁止指定種。簡単にはやらせてくれないわね・・・。」

 

「ですが、必ず隙はある筈です!」

 

 ブレードに弾かれる勢いを利用してコウケイキから離れる二人だが、攻撃目標であるミラとネプギアが離れると瞬時に魔法陣を展開してそこからレーザーを放つ。

 

「くっ!」

 

「わわっ!」

 

 二人が避けると同時に地面にレーザーが着弾すると、小規模の爆発が起こる。

 

「当たったらやばいわね!」

 

「また来ます!」

 

 再び魔法陣を展開し、連続でレーザーを放ってくるコウケイキ。ミラとネプギアはレーザーを避けて近付こうとするが、近づいた途端、レーザーを放つのを止めて両腕のブレードで近接戦闘に持ち込む。

 

「やりにくいわね・・・。こんなもの躾ける七賢人ってのがどれだけやばいのかわかるわ・・・!」

 

 右腕のブレードと鍔迫り合いながら愚痴をこぼすミラ。

 

「でも、やるしかありません!」

 

 ミラと同じように、コウケイキの左腕のブレードとガンソードを鍔迫り合わせるネプギア。目の前の脅威を退けるべく、二人はそれぞれの得物を握り直すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おりゃぁ!」

 

「はぁ!」

 

 ブランの持つ戦斧とノワールの大剣が、ライバルキの前面と背面から挟み撃ちするように振り下ろされるが、ライバルキは備え付けられているブースターを吹かして回転切りを行い、二人の武器を弾く。

 

「くっ・・・!」

 

「手強いわね…!」

 

 攻撃を防がれて悔し気に呟くブランとノワールは、一度距離を取ろうとするが、ライバルキはブースターを吹かして高速で接近し、二人を切り刻む勢いで両腕のブレードを振るう。

 

「こうも攻撃が激しいと、反撃に出辛いわね!」

 

「口より手ぇ動かせ!」

 

 ライバルキの猛攻に二人は攻めるタイミングを掴めずにいた。何か策や隙はないかと思考を巡らせるが、ライバルキの猛攻に思考を中断せざるを得ず、防戦一方を強いられることになる。

 

「くそが!七賢人の連中も面倒なもん引っ提げてきやがって!」

 

「隙は絶対見つかるはず!それまで耐えるわよ!」

 

 悪態を突きながらライバルキの攻撃を捌き、反撃の隙を伺うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貫きなさい!32式エクスブレイド!」

 

「痺れなさい!サンダーブレード!」

 

 ネプテューヌの頭上に巨大な剣が出現して放たれ、プルルートの目の前には魔法陣が展開されて雷の剣が放たれる。双方共にシュジンコウキに向かっていくが、シュジンコウキは前方に体をドリルのように回転させながら跳躍するように回避し、二人に向かって突撃していく。

 

「避けて!」

 

「くっ!」

 

 ネプテューヌが叫ぶと同時にプルルートは横に回避し、ネプテューヌも同様に回避する。二人がよけると同時に、二人が立っていた位置にシュジンコウキが辿り着き、両腕のブレードを振り下ろす。その瞬間、ブレードが振り下ろされると同時に地面が弾け飛び、小さなクレーターを作り上げる。ブレードを振り下ろした先に二人が居ないことを認識すると、頭を左右に動かし、カメラアイで二人の存在を確認する。その後、シュジンコウキは二人の姿を認識できるように距離を取り、迎撃するために体制を整える。

 その様子を見たネプテューヌとプルルートは苦悶の表情を浮かべる。

 

「何だかやりにくいわね。危険種であることもそうだけど、どうも戦いづらい・・・!」

 

「あたしとしては、機械は泣かないから虐めがいがないのよね~。力強く攻めてくるのはいいけど~。」

 

「そういう問題じゃないでしょ!来るわよ!」

 

 シュジンコウキは標的である二人をどちらから先に倒すか一瞬だけ思考し、ネプテューヌから先に片付けるべきだと判断し、ネプテューヌに向かってブースターを吹かす。

 

「くっ!」

 

 シュジンコウキが向かってくると同時に剣を盾にして攻撃を防ぐネプテューヌ。激しい猛攻に防戦一方となる。

 だが。

 

「あたしを無視してそっちに行くなんて、いけない子ね・・・お仕置きよ!」

 

 プルルートをシュジンコウキが無視してネプテューヌに向かった様子を見た彼女は、剣を鞭に変え、電撃を纏わせながらシュジンコウキの背後に向かって突っ込んでいく。

 ネプテューヌと戦っていたシュジンコウキは機体内に搭載されているセンサーでプルルートが近付いてきているのを感知すると、即座に離脱して二人から距離を取る。

 ネプテューヌから離れたことを確認すると、プルルートは剣を元に戻してネプテューヌの隣に立つ。

 

「この危険種、やけに理性的な動きをするわね~。まるで誰かが操ってるみたいに。」

 

「別の場所から遠隔操作してる、とか?」

 

「さぁてね~。どっちにしろ、生意気な態度を取ってるあいつに一泡吹かせなくちゃね!」

 

 二人はそう言いながら剣を構え直し、シュジンコウキへと再び突っ込んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「レイニーナトラビュラ!」

 

「ふん!」

 

 ベールの槍による高速の連続の突きがマジェコンヌを襲うが、ダブルセイバーで受け流して技の隙をついて逆に蹴り飛ばす。

 

「ぐっ・・・!シレットスピアー!」

 

「甘い。」

 

 魔法陣から放たれた巨大な槍を回避すると同時に距離を詰めてダブルセイバーを振るう。

 

「きゃぁっ!?」

 

「ふん・・・思ってたよりも弱いな。リーンボックスの女神はそれなりのやり手だと聞いていたのだが?」

 

 マジェコンヌは手応えのなさに若干の失望を覚えていた。

 

「はぁ、はぁ・・・。」

 

「貴様、さっき体を無理矢理治してきたとか言っていたな。まさか手負いの状態で戦っていたのか?呆れたものだ。大人しく休んでいれば痛い目に会わずに済んだものを。」

 

「お黙りなさい・・・!この国をあなた方のような狼藉者に好き勝手されて、黙っていられるものですか!」

 

 ベールは今一度槍を強く握りしめて構え直す。

 

「強がりはよせ。見ていてみっともないぞ?」

 

「だとしても!わたくしは女神として、この国を守る義務というものがありますわ!例え絶望的な状況でも、膝を着いてはならない・・・!それが、わたくしの女神としての生き方であり、誇りですわ!!」

 

「そうか。ならば・・・誇りを抱いて永久(とわ)に眠れ!」

 

 マジェコンヌはダブルセイバーを両腕で構え直し、高速で回転させながら冷気を纏わせてベールに向かって投げつける。投げつけたダブルセイバーは巨大なブリザードを発生させながらベールを冷気の竜巻の中心に閉じ込めて身動きを取れなくさせる。

 

「エターナル・セレナーデ!!」

 

 竜巻の中心に魔力を凝縮させた球体をぶつけた瞬間、ベールを中心に巨大な氷の花が一瞬だけ咲き、冷気をまき散らしながら大爆発を起こす。

 

「きゃあああっ!!?」

 

 爆発の中心部にいたベールは、そのダメージによって変身が解除され、その場に倒れてしまう。

 

「ふん、他愛ない・・・。」

 

「はあ・・・はあ・・・。」

 

「まだ息があるか。このままとどめを刺してやる!」

 

 マジェコンヌはとどめを刺すためにダブルセイバーを振りかざす。そして振り下ろす。

 

「くっ!」

 

 もはやこれまでかと思い、目を閉じようとしたその時。

 

―――ガァン!!

 

「っ!なんだ!?」

 

 手に持っていたダブルセイバーが何かに弾かれ、その衝撃で落としてしまう。

 

「間に合ったな・・・。」

 

「なっ!貴様・・・!」

 

 声が聞こえてきた方向にマジェコンヌが振り返ると、そこにはルドガーが掌をマジェコンヌに向けている状態で立っていた。

 

「間一髪だったな。」

 

 続けてルドガーの後ろからユリウスが姿を現す。

 

「貴様ら・・・コピリーエースの相手をしていたのではなかったのか!?」

 

「ああ、それなんだが・・・。」

 

 ルドガーが言いづらそうに言葉を濁すが、語り始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~マジェコンヌがとどめを刺す少し前~

 

 

 

「さあ!もっと熱くなれよーーー!!」

 

 コピリーエースが足のキャタピラを高速で回転させながらルドガーに向かって突撃してくるが、直接受け止めるのは危険だと判断し、ルドガーとユリウスはそれぞれ左右に分かれて避ける。だがその時、奇跡が起きる。

 

「避けろルドガー!」

 

「くっ!」

 

 二人が避けた瞬間、コピリーエースはまっすぐ勢いのまま突撃していき、そのまま女神と戦闘している危険種へと自ら飛び込んでいく。

 

「「あ。」」

 

「あ。」

 

 その瞬間だけ時間が止まったかのような感覚に陥り、二人と一体はフリーズする。が、それはすぐに解けて時間が動き出し、コピリーエースは突っ込んでいった。

 

「え!?」

 

「何事ですか!?」

 

 いきなり突っ込んできたコピリーエースに驚いたミラとネプギアは驚きのあまり戦闘を中断し、コウケイキがコピリーエースの突撃に巻き込まれて二人から離されていく。

 

「ちょっ、なに!?」

 

「うわっ!?」

 

 続けてブランとノワールと戦っていたライバルキすらも巻き込んでコピリーエースは進んでいく。

 

「あら?」

 

「え?」

 

 そしてネプテューヌとプルルートの相手をしていたシュジンコウキもコピリーエースの突撃に巻き込まれてコピリーエースは進む。

 

「うおおお!?止まってくれーーー!?」

 

 しばらく走った後、廃工場の瓦礫の山に突っ込むことによってようやく止まるが、止まることと引き換えに危険種はコピリーエースに轢かれたショックで体の関節やブースターが破損してしまい、まともに動けない体となってしまった。

 

『・・・・・・。』

 

 何とも言えない状況に一同は沈黙する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして今に至る。

 

「というわけだ。」

 

 ルドガーの説明にマジェコンヌが体をプルプルと震わせる。

 

「おい貴様!!何を考えている!!せっかくの切り札を台無しにしおって!!」

 

 マジェコンヌがコピリーエースに向かって怒鳴る。

 

「いや、止まろうとしたんだが、ブレーキがかからずにそのまま・・・。」

 

「何だとーーー!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ。」

 

 七賢人のアジトにて技術開発を担当している者が呟く。

 

「どうしたんじゃ?」

 

 呟きに反応したアクダイジーンが聞き返す。

 

「コピリーちゃん修理する時にキャタピラのブレーキ取り付けるの忘れてたわ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とにかく、これで形勢は逆転したな。」

 

 ルドガーが槍をマジェコンヌに向けて言う。

 

「おのれ・・・!こうなれば誰か一人だけでも排除して・・・!」

 

「ざ~んね~ん。そのセリフ、死亡フラグよ~?」

 

「なっ!?」

 

 聞き覚えのある声が聞こえてきた方向を見ると、そこにはプルルートと、プルルートの回復魔法を受けてダメージが回復しているベールが立っていた。

 

「よくもさんざん好き勝手してくれましたわね。」

 

 ベールは再度変身し、槍を強く握りしめて言い放つ。

 

「わたくしは・・・激おこですわ!!ユリウス!!」

 

「了解だベール!」

 

 ユリウスはベールの隣に並び立ち、マジェコンヌに向かって走り出す。

 

「なっ・・・ちょっと待っ!?」

 

「「空破疾風弾!!」」

 

 ユリウスがマジェコンヌの背後へと回り込んで空中へと蹴り上げ、それと同時に風を纏ったベールが突撃する。

 

「「崩龍斬光剣!!」」

 

 幾つもの光の跡を残しながら高速でマジェコンヌを切り刻んでいく。

 

「「翔破裂光閃!!」」

 

 二人の槍と剣先から閃光が迸り、空中にいるマジェコンヌをさらに高く打ち上げる。

 

「「風塵封縛殺!!」」

 

 風の魔力を纏った魔法陣の中にマジェコンヌを閉じ込め、縦横無尽に切り刻む。

 

「がああっ・・・ああ・・・。」

 

 ユリウスとベールの連続攻撃を受け続けたマジェコンヌは地面へと落ちていき、受け身を取ることなく叩きつけられる。

 

「このまま止めと行きますわ!合わせなさい!ユリウス!!」

 

「続けてくらえ!」

 

「「震天!裂空!斬光!旋風!滅砕!神罰!割殺撃!!」」

 

「があああーーーー!!」

 

 間を置かない怒涛の連撃にマジェコンヌは、とどめの一撃を受けて勢いよく吹っ飛ばされる。

 そして変身状態が解除されて地面に膝を着くこととなった。

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