神次元ゲイムネプテューヌV〜審判を超えし者〜   作:namco

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長らくお待たせしました。

今回、新キャラが二人出てきます。ネタバレ防止のために明確な描写は省いていますが。

途中、会話形式で文章が読みづらいと思いますが。誰が喋っているのかわかるようにしたつもりです。

ではどうぞ。


第二十九話 戦後

「くそ・・・一度ならず二度も敗れるというのか・・・!」

 

「負けてしまったか・・・しかし!勝負は時の運!いた仕方なし!」

 

「敗北の原因を作った貴様の言えることか!」

 

 膝を着いて悪態を突くマジェコンヌ。それに対して明るい口調で仕方ないと言うコピリーエース。そしてコピリーエースに対して突っ込みを入れるマジェコンヌ。

 

「勝負あり、ですわね・・・。」

 

 漫才もどきを繰り広げる二人の事情に対してお構いなしに近付くベール。

 

「もう少しあなた達の漫才を見ていたい気もするけど・・・。」

 

「二度と修理できないよう木端微塵にしてあげるわ!」

 

 剣を構えながら二人に近付いていくネプテューヌとノワール。

 

「・・・まだだ。まだくたばるわけにはいかん。」

 

「この期に及んでまだ抵抗するのか?」

 

 ユリウスが言う。

 

「ああ・・・。この馬鹿をこんな風に改造した奴に文句言ってやらねば気が済まんのでな!!」

 

 そう言いながらマジェコンヌは懐から何かを取り出し、スイッチらしき部分を押す。その瞬間二人は魔法陣らしき物に包まれてこの場から消えた。

 

「あれって、イジェクトボタン?まさかあんなのを持っていたなんて・・・。」

 

「知っているのか?ネプテューヌ。」

 

 ネプテューヌの言葉にルドガーが反応する。

 

「簡単に言えばダンジョンから脱出するための装置よ。普通にそこらの店でも売られてるものよ。」

 

「なるほど。それで逃げたのか・・・。」

 

 逃げられたことに一種の悔しさを覚えるが、その事は今は頭の隅に追いやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 七賢人を撃退したルドガー達は、ベールが今回の事件を収束してくれた礼をしたいと言い、リーンボックスの教会へと足を運ぶのだった。

 

「此度の件、我が国リーンボックスを七賢人の魔の手から救ってくださったことを、深く感謝いたします。」

 

「な、何よ。急にしおらしくなっちゃって。」

 

 素直に礼を言ってくるベールに対して戸惑いを隠せないノワール。これまで敵対していたのだから急にこのような態度を取ったことに驚いたのだ。

 

「礼には礼を持って返す。当然のことですわ。」

 

「・・・拍子抜けね。てっきり再戦を要求してくるのかと思ったわ。」

 

 ブランの呟いた言葉にベールは返す。

 

「もちろん、決着はいずれつけさせてもらいますわ。ですが、今日受けた恩を返してからですわね。」

 

「義理と人情が厚いのね。」

 

 ベールの対応に今度はミラが呟くが、それは聞こえていなかったようで反応はなかった。

 

「それに、やらなければいけないことが沢山出来たので、それに対処しなければなりません。町の復旧に警備体制の強化。それと、そちらの大陸のシェアを獲得する算段も立てなければなりませんし。」

 

「あら、流石にこのままじゃ勝てないってわかってるみたいね。」

 

 ノワールが挑発気味にベールに言う。

 

「わたくし、勝負事には万全を期すタイプですの。」

 

「の割には売上勝負では失敗したけどな。」

 

「余計ですわよユリウス。次に戦うときは、指先一つで倒す程の実力差を見せますわ。」

 

 そう言いながらベールは椅子から立ち上がり部屋を出ていこうとする。

 

「それでは、この後わたくしたちは仕事に取り掛かるので。それでは皆さん。また会うその時まで、ごきげんよう。」

 

「じゃあなルドガー、また会おう。」

 

「ああ。またな。兄さん。」

 

 別れの挨拶を交わすと、ベールに続いてユリウスも出ていった。

 

「よかったの?もう少し話したいこととかあったんじゃないの?」

 

 ミラが聞いてきたのでルドガーは答える。

 

「まあ、正直に言えば色々話したいこととかあるけど、今はいいや。話す機会なんてこれからたくさんあるし。」

 

「そう。ならこれ以上言わないわ。」

 

「さ、帰ろうか。事件もひと段落したし。」

 

 ルドガーがそう締め括り、部屋から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――七賢人アジト

 

 

 

「ふ~ん?それで逆に叩きのめされて帰ってきたってこと?」

 

「貴様があの脳筋にブレーキ装置を取り付けるのを忘れたせいで、せっかく用意した危険種も全部台無しになったんだぞ!!どうしてくれる!?」

 

「おいおい、言いがかりと責任転嫁はよくないぞ?戦いが終わればノーサイド!素直にお互いの健闘を称え合う。勝ち負けより大事なもの・・・それが、フェアプレー精神というものだろう!」

 

「どこの世界にフェアプレー精神で破壊活動する馬鹿がいるんだ!」

 

「だがこれは由々しき事態じゃのう。また新たな対策を考えねばならんぞ。」

 

「ドイツもコイツもホント役立たずで困るっちゅねー。」

 

「今回殆ど動いてなかった貴様が言うな!」

 

「むきー!今回も女神に敗北した挙句、大きな損害を出しただけで何の成果も上がってないじゃない!こんなザマじゃ、女神の魔の手から幼年幼女を救い出すことなんて出来やしないわ!」

 

「まったくっちゅ。幼年幼女のことはともかく、女神達をギャフンと言わせる何か新しいアイデアを・・・。」

 

「あ、皆さん揃ってたんですね!丁度よかったです。」

 

「何だ?今の私はすごく機嫌が悪いんだ・・・。下らんことだったら許さんぞ!」

 

「ひぃ~!?ごめんなさい~!?で、でも、今回はいい知らせを持ってきたんです!」

 

「いい知らせ?何かしら?レイちゃん。」

 

「実は、我々七賢人に協力したいという人が現れまして。それで、新しくメンバーに加えたいと思いまして。」

 

「新しいメンバー?どういう奴じゃ?」

 

「今ご紹介します。どうぞ入ってきてください。」

 

「・・・どうも。新メンバー候補の「リゼル」です。」

 

「如何にもキザっぽそうな奴っちゅね。使えるっちゅか?」

 

「いや、ワレチューさん!初対面の人に対して失礼ですって!」

 

「いえ、構いませんよ。第一印象はこんな物でしょうから。」

 

「なんか如何にも怪しげな雰囲気ね。大丈夫なの?」

 

「まあ、すぐ信用できないのは当然です。ですが、あなた方の目が飛び出るくらいの成果を上げることをお約束いたしましょう。」

 

「・・・ふん。せいぜい私の足は引っ張るなよ。」

 

「こらこら。新しい仲間に対してそんな態度はいけないぞ?仲間が失礼したな!これからよろしく頼むぞ!」

 

「ええ。よろしくお願いします。先輩の皆さん。」

 

「では、顔合わせしたところで、この施設をご案内しますね。ついてきてください。」

 

「はい。わかりました。それでは皆さん、また。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・(ニヤリ)。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――七賢人アジト 外

 

 

 

 七賢人のアジトの外でメンバーの様子を盗聴していた一人の男がいた。

 

「リゼル・・・いや、〇〇〇。何を企んでいるのかは知らんが、貴様の思い通りにはさせん。」

 

 そう独り言を零しながらアジトから離れていった。




次回からキャラクターエピソードを数話ほど投稿します。
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