神次元ゲイムネプテューヌV〜審判を超えし者〜   作:namco

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今回プルルートがキャラ崩壊、及びマジェコンヌがヒドい目に遭います。


第三十三話 プルルート 怒りの限界突破

 コンパを無事に見つけ、アイエフとピーシェの捜索をしている途中で聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

「はなせー!はなしなさいよー!」

 

「痛っ!?暴れるな、このガキ!」

 

 幼い少女の声と、低い女性の声だ。

 

「この声、あいちゃんとオバサンだ!」

 

「やっと見つけたな!」

 

 探していた人物を見つけ、ルドガー達はアイエフとマジェコンヌに駆け寄った。

 

「あ!ねぷこ!ぷるると!るどがー!!」

 

「ちっ!もう追い付いたのか!?」

 

 ルドガー達が追いついたことに驚き、足を止める。

 

「アイエフを返してもらおうか?」

 

「別に構わんぞ。」

 

 こちらの要求に対してあっさりとマジェコンヌは応じた。

 

「何?」

 

「この作戦にはもともと乗り気ではなかったからな。」

 

「誘拐しておきながらそんなこと言っても説得力ってものがないぞ。」

 

「お前達がこちらに来たということは、あのネズミ、うまく撒いたようだな。」

 

 どうやらマジェコンヌは、ネズミが別ルートに逃げたと考えているようだ。だがしかし。

 

「あいちゃーん!ぶじですかー!」

 

「なっ!?なぜそのガキがそこにいる!?」

 

 誘拐したはずのコンパがこの場にいることに驚きの表情を浮かべる。

 

「ネズミがあっさり返してくれたぞ?ついでにアンタが進んだ道を教えてくれてな。」

 

「あ・の・ク・ソ・ネ・ズ・ミ・が〜!」

 

「何はともあれ、この一連の騒動の落とし前は付けてもらうからな。」

 

「ちっ、作戦が大分狂ったが、少なくともお前達を誘き寄せることには成功したんだ。私のストレス発散も兼ねてもう少し付き合ってもらうぞ。私に勝つことが出来たら、この娘は返してやる。」

 

「今まで散々負けまくってるクセに、随分強気だね!それに、あいちゃんやコンパ、ピーシェを誘拐されて流石のわたしでも頭にきてるんだからね!」

 

「ふん。いつまでも負けたままでいると思ったら大間違いだ。あの姿にはなりたくはないが、貴様らを叩きのめすためだ。覚悟しろ!」

 

 そう言ってマジェコンヌは変身し、いつもの獣人のような形態になる―――が、そこでさらなる変化が起きる。

 マジェコンヌの背後に魔法陣が展開され、陣の中心から巨大な「何か」が出現する。

 それは巨大な怪物であった。一つ目の頭部に4本の腕。下半身は4つの足と歯が剥き出しになった巨大な口。

 その怪物はマジェコンヌの体を掴み上げると、口と思わしき場所の上部にマジェコンヌが埋もれていく。

 マジェコンヌの下半身が完全に取り込まれると、怪物は雄叫びを上げ、 言葉を発す。した。

 

「コ・・・コロシテヤルーーー!!」

 

「何だ!?あの化け物は!?」

 

「なにあれ・・・こわい・・・!」

 

 まさに化け物としか言いようのないマジェコンヌにルドガーは目を見開き、アイエフは怯える。

 

「あ、アレはまさか!?」

 

 聞き覚えのある声がする方向に目を向けると、そこには見知った顔がいた。

 

「あ、ネプギア居たのか?いつの間に合流したんだ?」

 

「ルドガーさんからもこの扱い・・・。」

 

「で?アイツは一体?」

 

「それは・・・。」

 

 ネプギアがどういった存在なのかを説明しようとしたその時。

 

「ふふふ・・・。」

 

 メンバーの中で一番後ろにいたプルルートが不敵な笑みを浮かべながら笑い声を上げていた。

 

「アハハハハハ!なぁにあれ〜!キモチワル〜イ!」

 

「えっ?プルルート?」

 

「ぷ、ぷるるん?」

 

「プルルートさん?」

 

「あんなキモチワルイやつに、うちの子達が誘拐されたんだ〜?」

 

「コ、コオォ・・・!?」

 

 いつもと違う様子のプルルートの姿を見て思わず後退りする。

 

「ねぇネプちゃん〜?こんな気持ち悪いやつ、てってーてきに叩きのめしちゃってもいいよね〜!?」

 

 頭をグリン!と回しながらネプテューヌを見て同意を求める。

 

「あっ、ハイ。どうぞ遠慮なく心置きなく。」

 

 あまりに変貌ぶりに恐怖したネプテューヌは二つ返事で了承する。

 

「それと〜、ルドガー?」

 

「何だ?」

 

「あたしの鞭じゃ、あの巨大にマトモに痛めつけられそうにないから〜、ちょ〜っとルドガーの槍、貸してくれる〜?」

 

「俺が加勢するんじゃなくてか?」

 

「あの人だけは〜、あたしが叩きのめさないと〜・・・気が済まないのよ〜!!」

 

 感情の昂ぶりに応じてプルルートは変身し、陥没させるほどの威力で地面を踏みつけながら言う。

 

「(素直に応じた方が良さそうだ・・・)わかった。ほら。」

 

 ルドガーは時計の力を少しだけ開放し、プルルートに渡す。

 槍を受け取ったプルルートは片手で槍を振り回しながらマジェコンヌに近付いていく。

 

「持たせたわね〜。逃がすつもりはないけど、様式美ってことで言わせてもらうわ〜。」

 

「コォ、コオオ・・・?」

 

「ネズミのように逃げ果(おお)せるか、この場で死ぬか、どちらか選びなさい!!」

 

「オオオオオーー!!」

 

 こうして、プルルートとマジェコンヌとの戦闘が始まった。が、詳細を話すなら「酷い」の一言に尽きるのであった。

 

「はああ!!イビルチャージ!!」

 

「コオオ!?」

 

 雷を纏った強烈な体当たりで巨大のマジェコンヌを吹っ飛ばし。

 

「でりゃああ!!女神の振り上げ!!」

 

「オオッ!!?」

 

 何処からその腕力が出ているのかというほどの勢いでマジェコンヌを上空に槍で打ち上げ。

 

「おまけよ!!クレイズブレイド!!」

 

「グオオッ!?!?」

 

 閃光を槍に纏わせながら落ちてきたマジェコンヌに突き刺す。

 

「砕けなさい!ジアースクラッシャー!!」

 

「ガアアッ!?」

 

 岩石を地面から抉り取りながら打ち上げ、砕いた岩石を降り注がせる。

 

「ナ、ナンノコレシキ・・・!」

 

「余裕かましてんじゃないわよ!!ヘルヒート!!」

 

 槍の先からおびただしい量の火炎弾が放たれ、マジェコンヌの体の各部を焼き尽くす。

 

「アガガガッ!!カ、カラダガ・・・!?」

 

 これまでの猛攻によって蓄積したダメージが堪えたのか、マジェコンヌの巨体が灰のように崩れ去り、何時もの獣人の形態に戻る。

 

「くっ!仕方ない、アイテムで回復を・・・!」

 

 マジェコンヌが懐から回復薬らしき瓶を取り出して飲もうとしたところに、突如としてプルルートが急接近してマジェコンヌを掴み上げる。

 

「アイテムなんか・・・!」

 

 その後すぐに地面に叩き付けて、連続で踏みつける。

 

「使ってんじゃ・・・!」

 

 トドメに槍を思い切り振り上げながらマジェコンヌを上空へと吹っ飛ばした。

 

「ないわよーーーーー!!!!」

 

「ぐああああっ!?」

 

 吹っ飛ばされたマジェコンヌは地面に叩き付けられ、変身が溶けて元の姿に戻った。

 

「お、おのれ・・・!あの姿を晒しても、私は負けるのか・・・!」

 

「あら?これで終わりだと思った?まだまだいくわよ!!」

 

「ひっ、あっ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜此処から先は音声のみでお送りします〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あたしの本能が叫ぶのよ・・・あなたを痛めつけろってねぇ!!」

 

「あがが!?」

 

「死ぬか!」

 

「ぐあ!?」

 

「消えるか!」

 

「うぎ!?」

 

「土下座してでも生き延びるのかしら!」

 

「ぐぎゃ!?」

 

「今死になさい!」

 

「があ!?」

 

「すぐ死になさい!」

 

「ぐげ!?」

 

「骨まで砕けなさい!」

 

「ああ!?」

 

「貴方に朝日は拝ませないわ!」

 

「も、もうやめ!?」

 

「皆殺しよ!ジェノサイドブレイバー!!」

 

「ぎゃああ!?」

 

「一発で沈めてあげるわ・・・覚悟はいいかしら!?」

 

「あ、ああ・・・。」

 

「ワールドデストロイヤー!!!」

 

「がああああああ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁ・・・。」

 

 プルルートの苛烈なお仕置きを見ながらルドガーは呟く。

 

「これは、惨いね・・・。」

 

「プルルートさん、怒りが頂点に達するとあんな風になるんだ・・・。」

 

 ネプ姉妹も呟く。

 見ているだけでもこちらに恐怖が襲い掛かってくるほどの惨劇を目の当たりにしたルドガー達は、この状況を作り出したプルルートに引きながらマジェコンヌに同情する。

 

「オバサンは・・・アタシの最高のおもちゃだったわよ・・・。」

 

 プルルートは、一仕事終えたと言わんばかりの笑顔を浮かべながら汗を拭うような動作をしながらこちらに戻ってきた。

 

 

 

―――地べたに倒れ伏しているマジェコンヌを放置しながら。

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