神次元ゲイムネプテューヌV〜審判を超えし者〜   作:namco

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今回は繋ぎみたいになってしまった。
今回は短いです。


第三十九話 襲撃、イエローハート

 七賢人のアジトから抜け出した直後、大きな爆発音とともに入口が瓦礫に埋もれた。

 

「ふー、間一髪だったね。」

 

 額に流れる汗を拭いながらネプテューヌは呟いた。

 

「あのオカマ・・・やってくれるわね!あと少し遅かったら全員生き埋めだったわ!」

 

 アノネデスが自爆装置を起動させたことにノワールは怒りを滲ませながら言う。

 

「・・・これじゃ奴らの新しいアジトの手掛かりが掴めなくなったわね。これからどうしようかしら。」

 

 ブランは七賢人の行方がわからなくなったことに対して呟く。 

 

「一度プラネテューヌに戻ろう。そこでこれからの事を考えよう。」

 

「それがいいわね。」

 

 ルドガーの提案にミラは返事をする。

 

「・・・。」

 

「あぶねすちゃ〜ん?」

 

 落ち込んでいる様子のアブネスを見たプルルートが声をかける。

 

「どうして、こうなっちゃったんだろ・・・。」

 

「?」

 

「あたし達は仲が良かったって訳じゃなかったけど、目指しているものは同じだって思ってたのに、いつの間にかバラバラになって・・・。」

 

「悲しい気持ちはわかるけど、今はここを離れましょう。ここにいてもどうにもならないわ。」

 

 ノワールに促され、全員でプラネテューヌに行こうとしたその時。

 

―――あ―――あぁ―――ぁ―――。

 

「あれ?何か聞こえない?」

 

 何かの異変に気付いたネプテューヌが辺りをキョロキョロと見渡す。

 

「何も聞こえないけど?」

 

 ノワールが釣られて辺りを見渡すが、何も見つからない。

 

「いや、確かに何か聞こえたんだけど。」

 

「・・・空耳じゃないかしら?」

 

「いやでも・・・。」

 

―――ああ―――あああ―――ああ―――。

 

「ほら、また聞こえた。」

 

「俺には聞こえないが。」

 

―――あああ―――ああああ―――。

 

「あたし〜聞こえたよ〜。」

 

「待って。あたしにも聞こえる。段段近付いてきてる。」

 

―――あああああ―――。

 

「あ~このパターンは・・・みんなー、急いでノワールから離れてー。」

 

「・・・ああ、そういうことか。」

 

 ネプテューヌの言葉に従って全員ノワールから離れる。

 

―――あああああああ!!

 

「ねえちょっとなんでみんなあたしから離れていくのていうかこんな感じ前にもあったようなまさか似たような展開が3度ものわーーーー!!?」

 

―――ズドーーーーン!!

 

 空から降ってきた何かにノワールは押しつぶされた。

 

「痛たたたた・・・着地失敗しちゃった〜。」

 

 着地の衝撃で砂埃が舞うが、それはすぐに晴れた。

 晴れた瞬間に目に入ったのは・・・巨大な乳袋だった。

 

「デカッ・・・。」

 

「ルドガー?」

 

 ミラに睨まれた。

 

「いや、何でもない。」

 

 長いハニーブロンドの髪に、身長こそ大人だがどこか子供っぽさが残っている顔立ち。白のボディースーツを身に纏い、子供っぽい雰囲気には似合わない爆乳とも言える巨大な乳袋を携えた女であった。しかし、その人物はただの女ではなかった。その瞳に浮かぶマークがルドガー達の目に映った瞬間、落ちてきた女がどういう存在か瞬時に理解する。

 

「その瞳、その姿・・・まさか、女神なの!?」

 

 ネプテューヌが女神らしい女の瞳を見た時、全身に驚愕が走った。

 

「うん、そーだよ!えっとね、名前は、えーっと、・・・あれ、なんだったっけ?あ、そーだ!イエローハートっていうの!よろしくね!」 

 

 ネプテューヌの問いかけに対して無邪気に答えるイエローハート。

 

「う、うん。よろしく・・・ところで、そのイエローハートさんはご要件でここにいるの?」

 

「え?ごよーけん?えーっと・・・なんだったっけ?」

 

 腕を組みながら頭に「?」マークを浮かべながら考え込むと、しばらくしたら顔が明るくなり、手のひらに拳を置いて語る。

 

「思い出した!パパからおねーさんとおにーさんたちをやっつけてこいって言われてたんだった!」

 

 この場においてとんでもない事を言ったのであった。

 

「俺達を?どういうことだ。なんの目的があって?」

 

「あーっと、そーゆーのは全部秘密なの!言っちゃだめって言われてるの!」

 

「躾が行き届いている様で感心だよ俺は。」

 

「・・・わたし達を襲ってくる意図が不明だけど、一つハッキリしていることがあるわ。」

 

 何か怒りを滲ませながらブランは変身する。

 

「そのデケー乳見せつけるように揺らしてんじゃねぇ!!削ぎ落としてやる!!」

 

 怒りの方向が違うような気もするが、そんなセリフを吐きながらブランは斧を構える。

 

「アブネスちゃん〜。危ないから離れててね〜。」

 

「え、ええ。」

 

「さあ・・・じっくりと楽しみましょうか?」

 

 プルルートはアブネスを安全な場所に隠れるように促し、そして変身して蛇腹剣を構える。

 

「ブランじゃないけど、どういう意図であたし達を襲うのか分からないけど。」

 

 続いてネプテューヌも変身する。

 

「勝負を挑んだからには覚悟なさい!」

 

 太刀を振り回して構えながら言った。

 

「俺達も行くぞミラ!」

 

「ええ!」

 

 ルドガーとミラも同時に変身し、槍と剣を構えて戦闘態勢に入る。

 

「よーし、やるぞー!みんなをやっつけて、パパとママに褒めてもらうんだ!」

 

 イエローハートもプロセッサユニットと、両腕に鉤爪状の刃が3列に並んだナックルクローを装着しながら臨戦態勢に入る。

 

「いっくよー!!」

 

 その言葉を合図に、イエローハートとの戦闘が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい加減、私の上から降りなさーーーい!!」

 

『あ。』

 

 ノワールの状態を今の今まで全員が忘れていたのであった。

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