神次元ゲイムネプテューヌV〜審判を超えし者〜   作:namco

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お待たせしました。
出来れば今年中には完結したいです。




第四十四話 ネズミの姿をしたマスコットキャラは愛らしい見た目をしているが、実際のネズミは害獣であるため見かけたら駆除するべし

 結果から言うと、それは酷いの一言に尽きる。一匹のネズミに対して六人かつ変身状態で相手をし、その上で全力で叩きのめしたのだ。

 その様子をダイジェスト風に語ろう。

 

「スパイラルブレイク!!」

 

「ヂュヂュウゥゥーーー!?」

 

 まずはベールが空高く打ち上げ。

 

「インフィニットスラッシュ!!」

 

「ヂュウゥーーー!?」

 

 空中でノワールが連続で斬りつけ。

 

「ハードブレイク!!」

 

「ぢゅぢゅぢゅーーー!?」

 

 ブランが斧で叩き落とし。

 

「ネプテューンブレイク!!」

 

「ヂュ・・・ヂュ・・・ヂュ・・・!」

 

 叩き落されている最中にネプテューヌがさらに連続で斬りつけつつ叩き落とした。

 

「サンダーブレードキック!!」

 

「――――――!」

 

 追撃にプルルートが電撃を帯びたキックでネズミを蹴り飛ばし。

 

「マターデストラクト!!」

 

 ルドガーが槍でその巨体を貫いてトドメを刺した。

 

「・・・・・・。」

 

 それぞれの必殺技を受けたワレチューは、蓄積したダメージによって変身を解除し、そのまま気絶したのであった。

 

「少し、やり過ぎたかな?」

 

「いいのではありませんの?少なくとも、腹を決めてわたくし達に挑んできたのですから、それに応えたまでですわ。」

 

 ルドガーの呟きにベールが反応して言った。

 

「あらぁ〜?もう終わりぃ〜?あんなにでっかい図体してた割に脆いのねぇ〜。」

 

「確かに呆気なかったわね。これじゃ憂さ晴らしにもなりゃしないわ。」

 

 プルルートとノワールが不満気な様子で文句を垂れる。

 

「気持ちは分からんでもないが、コイツには聞きたいことがあるからこれくらいで勘弁してやったらどうだ?」

 

「仕方ないわねぇ〜。ルドガーに免じて許してあげるわぁ〜。け・ど!」

 

「ぢゅっ!?」

 

 プルルートが突然剣を振るって剣先を伸ばすと、そこにはコソコソと逃げ出そうと地面を這ってるワレチューが見えた。

 

「あいちゃんを攫ったことと、アタシの前から勝手に逃げ出そうとしたお仕置きだけは受けてもらうわ〜!」

 

「・・・殺すなよ?せめて気絶までにしとけよ?」

 

「そのへんの手加減はしっかりするわぁ〜。安心しなさいぃ〜。さて、覚悟はいいかしらぁ〜?」

 

「ゆ、許して欲しいっちゅ・・・。」

 

「ダ、メ♡」

 

「ぢゅぢゅうぅーーー!?」

 

 

 

 

 

〜ここから先は音声のみでお送りします〜

 

 

 

 

 

「耐えないほうが身のためよぉ〜?破滅のグランバニッシュ!!」

 

「ぢゅーーー!?」

 

「灼熱のバーンストライク!!」

 

「うぎゃぁーーーっちゅ!!」

 

「絶望のシリングフォール!!」

 

「ゆ、許してくれっちゅーーーー!?」

 

「泣き事なんて聞きたくないわ!殺戮のイーヴィルスフィア!!」

 

「うわーーーー!?」

 

「もっと楽しみましょう!?この痛みをねぇ!!ヴァイオレントペイン!!」

 

「た、助けてくれっちゅーーー!!?」

 

「あのオバサン同様、ここで沈めてあげるわぁ・・・覚悟はできたかしらぁ!!」

 

「ぢゅぢゅっ!?」

 

「貴方の死に場所は・・・ここよーーーーーー!!!」

 

「ぢゅーーーーー!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぢゅ〜・・・。」

 

 プルルートの怒涛の情け容赦無用の連続攻撃を受けたワレチューは、今度こそ意識を暗闇に落とし、行動を停止したのであった。

 

「死んじゃいないよな?」

 

 始まりから終わりまで見ていたルドガーが尋ねた。

 

「大丈夫よぉ〜。しっかり手加減はしておいたからぁ〜。」

 

「アレで手加減してたってのかよ・・・。」

 

 プルルートの返しにブランは背筋が冷たくなり、冷や汗を流した。

 

「何はともあれ、情報源は確保したわ。このままプラネテューヌに連れ帰って、目覚め次第、尋問しましょう。」

 

 ネプテューヌがそう締めて、戦闘から外れていたミラとネプギア、そして気絶しているアイエフと合流してプラネテューヌへと帰路につくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どこまでも広がる真っ暗な世界。そんな世界にただ一匹、ワレチューは佇んでいた。

 

「どこまでも広がる真っ暗な世界・・・ああ、オイラ、死んだっちゅね。」

 

 自身の死を認識すると同時に、これまでに犯した悪事が走馬灯のように脳内を駆け巡り、ため息をつく。

 

「まあ、散々悪事を積み重ねて来たっちゅから、この結末は当然っちゅか。」

 

―――・・・ず・・・さん。

 

「子供達の事だってそうっちゅ。都合がいいからって、あちこちから誘拐して、実験台にしてモンスターに変身させたり・・・。」

 

―――ね・・・ず・・・さん。

 

「今思えば、別にあんな悪事に走らなくても、他にやりようはあったんじゃないかって思ったり・・・。」

 

―――ねず・・・さん。

 

「・・・そうっちゅ。オイラ、ただアイツらとバカ騒ぎ出来ればそれで良かったんだっちゅ。それなのに、後戻りできないからって自分で自分に勝手に見切りをつけてここまで事態を大きくさせてしまったっちゅ。」

 

―――ねずみさん。

 

「戻れるなら・・・もう一度この世に戻れるなら、これまでやって来た悪事を清算したいっちゅ!」

 

―――ねずみさん。

 

「さっきから聞こえてくるこの声は・・・なんだっちゅ?」

 

―――ねずみさん。

 

「なんて清らかな声・・・もしかして、天使?」

 

―――ねずみさん。起きてください。

 

「ちゅ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――プラネテューヌ教会 医務室

 

「はっ!?ここは・・・。」

 

「あ、起きたです!大丈夫ですか?」

 

「て、天使?目の前に天使がいるっちゅ。」

 

「う~ん、少し錯乱してるみたいです。もう、皆さんやり過ぎですよ。」

 

 ワレチューが目を覚ましたのはプラネテューヌの教会だった。先程まで意識不明だったのだが、コンパの呼び掛けによって意識がこちらに戻ってきたのであった。

 目を覚ました瞬間その目に映ったのは、柔らかい雰囲気を纏ったグラマラスボディの女性であり、自分を甲斐甲斐しく治療してくれた彼女を天使だと思い込んだのだ。

 

「さて、目を覚ましたことですので、ねぷねぷ達を呼んできますね。」

 

 そう言って、コンパは医務室を一度退室したのであった。

 

「なんだっちゅか?この胸の高鳴りは・・・まさか、これは恋?今のオイラ、あの子の為なら何でもやれそうな気がするっちゅ・・・。」

 

 そんな独り言は、誰も居ない医務室の虚空に霧散するのであった。

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