神次元ゲイムネプテューヌV〜審判を超えし者〜 作:namco
―――ラステイション アノネデスの研究施設 入り口付近
「ここが、あのオカマのラボラトリーだね・・・。」
「なぜ英語混じりですの?」
妙なことを言い出したネプテューヌにベールが突っ込む。
「いーの。わかる人にはわかるんだから。」
これから大事な作戦が実行されるというのに緊張感のない様子でネプテューヌは答える。
「最後に作戦を確認するぞ。これから俺達は、この施設に2つに分かれて突入する。ネプテューヌ達はアノネデスの捜索及びイエローハートの迎撃。そして俺達はイエローハートの強化装置を探し出して破壊。内部には侵入者を迎撃するシステムやモンスターが存在していると思う。ネプテューヌ達は陽動も兼ねて思い切り暴れ回ってほしい。そうすれば敵の注意はそっちに移る。その騒動に乗じて俺達は装置を探し出して破壊。道中でどんな罠が待ち構えているか分からないから定期的に連絡を取ること。いいな?」
「わかりやすく簡潔に説明してくれてありがとうルドガー。じゃ、もうちょっとボケ倒したい所だけど、今回は珍しく真面目にやりますか!」
「そのやる気を常に発揮してくれたらいいんだがな。」
「はいはい。そんなことはいいから、さっさとあのオカマのところに行くわよ。どうせアタシ達が来たこと察知してるだろうし。」
「作戦開始だ。行くぞ!」
『おう!/ええ!』
ルドガーの号令を合図に、2つのチームはそれぞれの役目を果たすべく分かれるのであった。
―――ネプテューヌside
「待ってなさいよオカマ・・・ウチの国で隠れて好き放題やってたこと後悔させてやるんだから!!」
怒り心頭で研究施設を突き進むノワール。そんな様子を見ながらネプテューヌ達はそれぞれ言葉を述べる。
「うわぁ、ノワール激おこぷんぷん丸だよ。」
「ネプギアちゃんから聞いたんだけどぉ〜、ノワールちゃん、あのオカマの人にぃ〜、たくさん隠し撮りされてたんだってぇ〜。」
「・・・怒りの理由が最もだわ。」
「まぁ、誰だって盗撮されていい気分はしませんわ。ちなみにわたくしはウェルカムですけど。」
「え?」
ネプテューヌが思わず聞き返す。
「何故なら、わたくしは自分の趣味にやましいことはありませんし、自分の美しさに絶対の自信がありますので。」
髪をファサッと手で流しながらベールは、誇らしげにその巨乳を見せつけるかのように自慢気に揺らしていた。
「別の意味でネプ子さんはドン引きですよ。」
「・・・見せつけやがって。エディンの女神の前にテメーの乳もいでやろうか!?」
「そこ、うっさいわよ!その時の映像も取り返えさないと・・・!」
そんな会話をしながら進むと、突如として警報が研究所内に鳴り響く。
―――ビー!ビー!ビー!
『侵入者発見。ただちに排除せよ。繰り返す。侵入者発見・・・。』
施設の通路の奥や壁から警備ロボットや飼いならされたモンスターが大量に出現し、ネプテューヌ達の行く手を阻むように立ち塞がる。
「ありゃぁ〜、見つかっちゃったぁ〜。」
「当初の予定通りよ!憂さ晴らしも兼ねて思いっ切り暴れてやるわ!」
「おおー、燃えてるねノワール。」
「では行きましょう。体力の消耗はなるべく避けてくださいね。」
五人はそれぞれの得物を握りしめ、迫りくる軍団に向かって突撃するのであった。
―――ルドガーside
ネプテューヌ達が敵の目を惹きつけてくれているその頃。
「・・・クリア。」
研究施設の通路を見ながらルドガーはそう言い、開いた空間へと工作班が入り込む。
「ここにモンスターは居ないみたいね。」
「警備もいませんね。陽動が上手くいっているからでしょうか。」
「油断するな。何処から何が出てくるかわからん。警戒は怠るな。」
ミラとネプギアの言葉にユリウスが反応し、気を引き締めるように言う。
「あれ?」 しばらく進んでいると、ネプギアが声を上げる。
「どうしたネプギア?」
それに気付いたルドガーがネプギアに尋ねる。
「いえ。この壁、何か違和感が・・・?」
「特に何の変哲のない通路の壁じゃない。」
ネプギアの言葉に「?」を頭上に浮かべるミラ。
「う〜ん、気になるのでちょっと調べますね。」
「調べるってどうやって?」
どうするのかと聞いてきたミラに対してネプギアは答える。
「そんな時はこれです。自慢の傑作品の一つ、見破りスコープ〜!」
どこからともなく謎のゴーグルのような物を取り出し自慢げに掲げる。
「何だそれは?」
ネプギアが取り出した物に思わずそんな言葉をユリウスは零す。
「ふふふ・・・これはですね。元々はモンスターの弱点部位を調べる為に作り上げたものだったんですけど、作り始めたら止まらなくて色々機能を付け足していったら、何と怪しい施設とかの隠し通路を見つけてしまうような凄いものになってしまったんです!」
「いつの間にそんなものを・・・。」
「病院で使われるレントゲン写真の技術を応用して透視機能を高めた結果・・・。」
「長くなりそうだから今は説明は要らん。早く使ってくれ。」
「・・・はい。」
説明すると日が暮れそうだと思ったルドガーはネプギアの言葉をぶった切り、使うように促した。
ネプギアがゴーグルを装着し、気になった壁を見つめ始める。
「どうだ?」
「ちょっとまっててください・・・む?むむむ?」
ゴーグルの機能を調節しながら見つめ始めてしばらくすると、ネプギアは壁の一部に手を当てて押し込んだ。 そして次の瞬間。
―――ガシャン!
壁が下に下がり、地下へと続く通路が発見された。
「やった!見つけました!」
「ホントに見つかった・・・。」
「さあ、行きましょう!もしかしたら、イエローハートの強化装置がここに隠されているかもしれません!」
目の前で起こった出来事に驚愕するミラ。ネプギアに促されたのもあるが、隠し通路が見つかった事によって一行は進むことになった。
―――ネプテューヌside
―――アノネデスの研究施設 モニタールーム
「あらあら〜。この施設にはいずれたどり着くかもしれないと思ってたけど、まさか隠し通路まで見つけられちゃうなんて・・・あのネプギアって子、十年前のときと言い、やるわね。」
モニタールームにてアノネデスが監視していた女神一同の様子を見て呟く。
「けれどマズイわね。このままじゃ女神達がここに来るのは時間の問題。あーさんはもう戦いたくないって言うし、あの子は電話の使い方知らないからここには呼べないし、八方塞がりね。こんな時にコピリーちゃんやマジェちゃんが居てくれれば・・・。」
「ところがどっこいよ!アタシ達が来たわ!!」
「あら、お早い到着ですこと。」
「大人しく捕まるなら、3/4殺しプラス懲役150年の刑で済ませてあげるわ!!さあ、とっととお縄に付きなさい!!」
扉を蹴り飛ばして破壊しながらノワールは入り、アノネデスに詰め寄りながらそう言い放った。殺意が有り過ぎである。
「あらら〜。女の子がそんな物騒な言葉使うものじゃないわよ?怖すぎてお嫁に行けないわよ?」
「うっさいわね!余計なお世話よ!!さあ捕まるか死ぬか消えるか土下座してでも生き延びるのかどれか選びなさい!!」
「物騒な方面で選択肢が増えてるし!?」
「選ばないならアタシが選んであげるわ!どうせ取っ捕まえること確定だし、ここでくたばれ!!」
「あ~らら。もうどうにでもな〜れって感じね。ま、ここは精々抗わせてもらうわね。」
そう言ってアノネデスは背後に浮遊ユニットを携え、ノワールと一戦を交えるのであった。
「わたし達のこと、忘れられてない?」
「それは言わないお約束ですわよ。」
「・・・面倒だから突っ込まないわ。」
「ノワールちゃん、カンカンだぁ〜。」
今度発売するゲームが楽しみすぎてワクワクです。
デジモンストーリーの新作やら何やらでどれから手を付ければいいのやら。