神次元ゲイムネプテューヌV〜審判を超えし者〜   作:namco

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誰が喋ってるかわかるようにしたつもりですが、わからなかったらごめんなさい。


第四十九話 エディン突入 アクダイジーンの最後の戦い

 ピーシェを救出する作戦を開始しプラネテューヌを出発したルドガー達は、エディンの国境付近へと足を進めていた。

 襲い掛かってくるモンスターや警備ロボットを蹴散らし、国境ギリギリの位置の山岳地帯から双眼鏡で様子を見渡していた。

 

「国の入り口周辺には多数のモンスター。通常種や危険種、他にもキメラ型も存在しているな。」

 

「おまけにアノネデスが作ったと思われる機械系の改造モンスターも多数。簡単には突破できそうにないな。」

 

「でもあたし達はそこを通る必要はない。通るのは隠し通路のあるルウィー側。ヴィクトルが言うにはそこが警備やモンスターの配置が一番薄いとのことよ。」

 

 ルドガー、ユリウス、ミラの順番に言い、状況をとこれからの動きを確認する。

 

「でも、警備が薄いからって、安全に通れる保証はないんでしょ?」

 

「その時はその時!当たって砕けろだよ!」

 

「くだけろぉ〜。」

 

「・・・ホント能天気。」

 

 ノワールの疑問にネプテューヌが答え、プルルートが復唱し、ブランが呆れる。

 

「ネプテューヌの言う通り、もし何か出てきても踏み越えて行けばいいですわ。」

 

「その通りです。ピーシェちゃんを取り戻す為にも、私達は行かなければならないです。」

 

「あのヴィクトルって男が、囮になって時間を稼いでいるウチにピーシェを取り返さなきゃ!」

 

 ベールの言葉にコンパとアイエフが反応し、気合を入れる。

 

「行こう。ピーシェを取り戻しに!」

 

『ああ!/ええ!/はい!/はいです!/おぉ〜!』

 

 ルドガーの号令に全員が声を上げ、ピーシェを取り戻す為の作戦を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・行ったみたいだな。」

 

 ルドガー達が地下溶岩洞へと足を進めたのを確認すると、ヴィクトルはエディンの正面入口へと立ち、その手に長年愛用してきた双剣をその手に構える。

 

『警告!警告!それ以上近付くと発砲する!!』

 

 機械系の改造モンスターの1体がヴィクトルに銃口を向け、警告する。

 

「・・・あの後、エルがどうなったのかじっくりと聞かせてもらうからな。それまでくたばるんじゃないぞ。」

 

『警告を無視したと判断。総員、集合せよ!侵入者を排除せよ!』

 

 改造モンスターがサイレンを鳴らすと同時に銃口から弾丸をヴィクトル目掛けて撒き散らす。

 

「ふん!はっ!」

 

 撒き散らされた弾丸はヴィクトルによって全て切り落とされ、弾丸の雨の中を駆け抜けながら改造モンスターを一太刀の下に斬り伏せられる。

 

『ジ・・・ジジ・・・ジ・・・侵入者・・・排・・・除・・・。』

 

―――グシャッ!

 

 改造モンスターを斬り伏せた後、ヴィクトルはモンスターの頭部らしき部分を足で踏み潰し、完全に機能を停止させる。

 

「少し、俺の運動不足の解消に付き合ってもらうぞ。」

 

 ヴィクトルの周りには大量のモンスターが集まってきており、全員の目がヴィクトルに集中する。

 

「うおおおおおおおお!!!」

 

 ヴィクトルの咆哮が合図となったのか、全てのモンスターがヴィクトル目掛けて殺到し、その牙を向けた。

 こうして、エディンとの全面戦争が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――地下溶岩洞 

 

「上から凄い音が響いてくる・・・あのヴィクトルって人、大丈夫なのかな?」

 

 通路内に響いてくる音を聞き、地上で戦っているヴィクトルを心配するネプテューヌ。その心配に対してルトガーは答える。

 

「大丈夫だ。アイツは数の差をものともしない強さを持っている。しかも時歪の因子化による弱体化もしてないから、以前戦った時よりかなり強くなってると思う。いや、この場合は元の強さに戻ったというべきか。」

 

「それほど強いの?未来のルドガーって。」

 

 ヴィクトルの強さを聞いたミラが聞いてきた。

 

「ああ。悲しい出来事があったとはいえ、仲間全員を相手取って勝つほどのな。実際に戦ったから分かる。エルを守る為にあれほどの強さを手に入れたんだって。」

 

「なるほど。最後の道標である【最強の骸殻能力者】に相応しいな。」

 

 ユリウスは頷いた。

 

「なにはともあれ、こうして囮役を買って出てくれたのですから、今のこの時間を無駄にしないためにも、善は急げ、ですわ。」

 

「・・・そうこう話しているうちに、そろそろ出口よ。」

 

「おおー、こうして会話パートを挟んでいると進んでいないようで実際は進んでいるというある意味のお約束!こうすればラノベとかである程度の移動パートも短縮できるという高等技術、わたしでなければ見逃しちゃうね!」

 

「相変わらずネプ子の言ってることがわかるようでわからないわね。」

 

「あいちゃん、こういうのは深く突っ込んだら負けです。」

 

「あなた達、よくこんな大事な時まで巫山戯ていられるわね。もう突っ込みきれないわよ。」

 

「なに?ノワールってば、羨ましいの?」

 

「な、べ、別に羨ましくなんか・・・!」

 

「テンプレートなセリフごちそうさまー!やっぱり羨ましいんだ!」

 

「ネプテューヌ・・・今度こそ切り刻まれたいようね!」

 

「わわわ!?ジョ、ジョークだよ!アメリカンジョーク!!」

 

「そんなジョークあってたまるもんですか!もう我慢出来ないわ!三分割の輪切りにしてあげるわ!!」

 

「そこは微塵切りじゃないの!?どっちも嫌だけど!!」

 

「わぁ〜、のわーるちゃん楽しそぉ〜。」

 

「おいお前等、そんな大声で騒いだら・・・。」

 

「騒いだら・・・何だと言うんじゃ?」

 

 ルドガーが騒ぎを収めようとした瞬間、間を置かずに第三者の声を聞き、全員が一気に戦闘態勢に入る。

 

「うわあ!?おっさんいつの間に!?」

 

 いつの間にか現れたアクダイジーンにネプテューヌは驚きつつも剣を構えて戦闘態勢を取る。

 

「あれだけ騒げば嫌でも気付くわい。わしが言うのも何じゃが、お前達は少しは大人しくできんのか。」

 

「ネプ子さんは、大人しくしてないと死んじゃう病という病気にかかっていてね、常にふざけていない行けないというかなんというか・・・。」

 

「何だったらその病気、わしが治してやるわい。永遠の眠りと引き換えに、じゃがのぅ・・・!」

 

「とか何とか言って、いっつもわたし達に負けてるじゃん。」

 

「これまでのわしと同じと思うなよ・・・此度のわしは、今までとは鍛え方が違う!精根がちがう!!理想が違う!!!決意が違う!!!!」

 

「言葉の意味がよく分かりませんけど、気迫だけは伝わってきますわね。」

 

「女神共よ・・・わしと娘達の静かな老後の為に、ここで死ねえええい!!」

 

 そう言って懐からスイッチらしきものを取り出し、握りつぶさんばかりの勢いでボタンを押す。

 その瞬間、アクダイジーンの背後に巨大な魔法陣が展開され、そこから巨大なロボットが出現する。

 その姿は二足歩行タイプの人型で、両腕にはマシンガンが、両肩にはミサイルが搭載されており、遠近両方に対応できるタイプのようだ。

 アクダイジーンがそのロボットに乗り込むと、ロボットは動き出し、戦闘態勢に入る。

 

『これが七賢人としてのわしの最後の戦いじゃ!せいぜい気張ることじゃな!!』

 

「皆・・・行くぞ!」

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