神次元ゲイムネプテューヌV〜審判を超えし者〜   作:namco

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待たせた上に短い。申し訳ない。
デジモンストーリータイムストレンジャーに夢中になってました。


第五十一話 誘拐された子供達の真実

「おのれ〜、またしても勝てなんだか・・・。」

 

「ったく、手こずらせやがって。」

 

 ブランの目の前に映るのは、スクラップと化したロボットと倒れたアクダイジーン。悪態をつきながら斧を地面に突き立てた。

 

「ワシの命も、ここまでか・・・。娘達よ・・・すまぬ・・・お前達を残して逝く事を許してくれ・・・。」

 

「いや、命を奪うつもりなんてありませんから。」

 

 アクダイジーンの呟きにベールが突っ込みを入れる。

 

「女神達よ・・・図々しいのは承知で、ワシの最期の頼みを聞いてほしい・・・。」

 

「嫌よ。」

 

 アクダイジーンの懇願にノワールが即答した。

 

「即答か!」

 

「テメーらがどんなことしてきたか、忘れたとは言わせねーぞ!!」

 

「そうか、それもそうだな。それだけの事を、ワシらはしてきたのだからな・・・さあ、トドメを刺せ!引き際はわきまえておる!」

 

「だから命まで奪うつもりなんてありませんから!」

 

 アクダイジーンの言葉にネプギアがそう返す。

 

「お父様を殺さないでー!!」

 

「うわわわわ!?またあの気持ち悪いモンスター!?」

 

 突如として現れたモンスターにネプテューヌが慌てる。

 

「お前達!出て来るなと言ったじゃろ!!」

 

「でも!このままではお父様が!」

 

「下がるんじゃ!これはワシらがしでかしたことじゃ!この落とし前は付けねばならんのじゃ!!」

 

「そんなことしたら、私達はどう生きていけばいいんですか!?」

 

「ワシの部屋に、お前たちに関する研究資料がある。それを女神達に持っていくんじゃ。そうすれば、お前達を元に戻そうとしてくれるはずじゃ。じゃから・・・。」

 

「そんな、それじゃ私達が元に戻っても、そこにお父様がいなければ意味がありません!お父様も一緒にいてくれなきゃダメです!!」

 

「じゃがのぅ・・・!」

 

「あの〜、どういうことか説明してくださる?話がちっとも見えてこないのですが。」

 

 ベールが口を挟むことによってアクダイジーン達は一時的に落ち着き、事情を話すのであった。

 

「・・・つまり、あんたが死んだ後、女神メモリーで化け物に変身させられた子供達を元に戻す研究を、あたし達女神に引き継がせるつもりだったのね。」

 

「要約すればその通りじゃ。」

 

「そういうこと思うくらいなら、最初からやらなければよかったじゃない。」

 

「返す言葉もないわい。」

 

 事情をざっくりと纏めたノワールの言葉にアクダイジーンは否定せず、追撃の言葉に重い雰囲気を漂わせながら肯定する。

 

「私達が連れてこられた理由は様々ですが、主な理由は家が貧乏だったり、家族から疎(うと)まれてたり、捨てられたりなど、いなくなっても困ったりするのが少ない所を狙われて誘拐されたんです。」

 

「そんな孤独だった私達の面倒を見てくれたのはお父様だったんです。」

 

「最初こそは七賢人の事を恨んでいましたが、そんな状況でも色々良くしてくれたのはお父様だったんです。」

 

「化け物に変えられた私達を元に戻す研究をずっと続けていて、必ず元に戻すって言ってくれたんです。」

 

「本当の家族のように接してくれたんです。」

 

「ワシは若い頃に妻を早く亡くしておってな。子供もおらんかった。この子達と過ごす内に、本当の娘のように思うようになってのう。じゃから・・・。」

 

 その言葉のあとにプランがアクダイジーンに近付く。

 

「・・・おい、ちょっと顔貸せ。」

 

「何じゃ?」

 

「ふんっ!!」

 

 顔面を殴った。

 

「ごはっ!」

 

「お父様!」

 

「これでお前のしてきたことの全部が許すわけじゃねえが、。この戦いが終わったら、子供達を元に戻す研究に手ぇ貸しやがれ。そうすりゃある程度の便宜は図ってやる。」

 

「女神・・・。」

 

「はぁ、こういうこと聞いたら手を貸さざるを得ないじゃい。仕方ないわね。ウチも協力するわ。」

 

「はーい。ノワールのツンデレ一丁、いただきました!」

 

「ネプテューヌ、後でしばくわよ。」

 

「・・・ワシが言うのも何じゃが、敵に対して甘すぎないかの?」

 

「それがコイツ等だからな。俺も観ていて色々と呆れたりもするが。ま、退屈はしないよ。」

 

 アクダイジーンの呟きにルドガーが返した。

 

「フ、そうか。」

 

「話は終わった?そろそろ進んだほうがいいんじゃないの?」

 

 ミラが先に進もうと全員に呼びかける。

 

「と、そうだったな。色々と時間食っちまったが、ピーシェの所に行かないとな。ブラン、ノワール。アクダイジーンの事は今は後にして、先に進むぞ。」

 

 ルドガーが促し、隠し通路の出口へと進んでいくのであった。

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