温かい目で見てもらえると幸いです……。
人は生まれながらに平等じゃない 齢四歳にして
世界総人口の約8割が何らかの特異体質である超人社会となった現在 生まれ持った超常的な力、
当然電光もヒーローに憧れを抱き 自分もかっこいいヒーローになることを夢見ていた。
しかし現実は残酷だった、ヒーローになる為には理不尽な災害やヴィラン達から皆を守らなければいけないもの、当然それには強い力が無くては行けない、せめてもの救いは電光が
「言いづらいけど、この個性でヒーローになるのは無理だと思いますよ」
個性を発現させた電光は診察の為によった病院の医者にそう言われた。
「ヒーローていうのは力がなきゃ勤まらない仕事だ、空手とか体術なら習えば身につくけどこの個性じゃあヒーローになるのは難しいと思う」
個性診断を受けた電光の母はつい医者に質問してしまった、電光のこの個性でヒーローになる事は出来るのかとその結果がこれだ。
「僕は電気系の個性を数多く見てきましたけどこんな個性は初めて見ました」
その言いように母はそんな……と口元を両掌で覆い隠し電光を憐れむように見つめた。
「電光ちゃんの個性、静電気は生み出した微弱な電気を操作するといったものですがはっきり言って個性としてのメリットは貴金属や人に近づいただけで放電する電気を任意で発生させないと言った程度ですね」
そんな現実を受け入れがたい母は医師にすがる様に訪ねた。
「で、でも電気を生み出すことが出来るんですよ、何もそれしかメリットが無いなんてことは……」
「はっきり言って静電気を生み出すといった個性は誰もが持っているようなものです、静電気をおこしやすい衣類を着込んでいれば簡単に静電気は発生します」
そんな……と余りにも意味の無い個性に母は自分の娘を不憫に見つめる。
「奥さん……今日はもう帰ったほうがいいでしょうこれ以上この子の心を僕は傷つけたくない」
そう医師に言われ母は 俯いている電光の手をガラス細工を触れるかのように 優しく包み込み 少し薄暗くなった 見慣れた道を歩いていると家が少し見えて来たという距離 で 電光は立ち止まり閉ざしていた口を開いた。
「……お母さん、 私諦めたくない オールマイトみたいな みんなを笑顔にできる そんなヒーローになりたいから」
そう聞き逃しそうになるくらい 小さな声で 呟いた電光に母は薄っすらと涙を浮かべながら電光の頭を優しく撫でた。
「強い子ね電光は……よし、今日は電光の好きな物いっぱい作ってあげるわ何が良い?」
涙を拭いながら笑いかける母は電光の手を再び握り締め夕焼けの道の中電光と共に歩き始める。
「えっとね、ハンバーグとからあげとそれからね……」
涙ぐみながらも母の手を しっかりと握りしめ 今日受けた胸の痛みを 感じながら 大好きな母と父そして弟が待つ 家へと帰って行く。
み、短い!? 書いていると長く感じるのに読み返してみると短いですね…?