BanG Dream! 短編集 作:ENDLICHERI
「・・・・・・遅いですね。」
「そう・・・・・・ですね・・・・・・。」
「彩ちゃん、悠貴くんから連絡来た?」
「うーん・・・・・・あ、今来た!」
「ほんとなの?」
「うん。えっとね・・・・・・『先にお店に行っていてください。すぐ行きます。』だって。」
「敬語すぎませんか?」
今日は、悠貴さんと花咲川3年生の計6人で昼食を取ることになりました。ただ・・・・・・そんな悠貴さんが待ち合わせの時間に来なくて少し困っています・・・。
「あ、もう1個来たよ。」
「今度は・・・・・・どんな内容ですか・・・・・・?」
「えっとね、『本日はお詫びとして全て奢らせてください。お願いします。』だって。」
『・・・・・・。』
「それはそれで、困るわね・・・・・・。」
「えぇ・・・・・・。」
「どうします・・・・・・?」
「・・・・・・とりあえず、行こっか?」
丸山さんの一言で、私たちは昼食に行こうとしていた場所に行き、店員さんに「もう一人来る」と伝えておいて、先にメニューを選びました。
「あの・・・・・・?」
「白金さん?」
「よろしければなんですけど・・・・・・堂本さんには・・・・・・このお店だけ奢らせるのは・・・・・・どうでしょうか・・・・・・?」
「そうね、このお店だけでかなりの値段になるでしょうし・・・・・・。」
「そうしましょうか。」
この後行くかもしれない場所の会計までさせたら、私たちの方が罪悪感を持つということになり、このお店だけ奢らせる事を決めた時、私たちの中で話題の人物がやって来ました。
「あ、来たよ。」
「遅れてすみません・・・。」
「いえ、さほど影響はないので大丈夫ですけど・・・・・・。」
「何か、あったんですか・・・・・・?」
「実は・・・・・・寝坊しまして・・・・・・。」
「あはは・・・。」
松原さんが苦笑いした気持ちは分かります。私も口から出るのは苦笑いでしょうからね・・・・・・。
「もう本当に申し訳ないです・・・・・・。」
「あの・・・・・・聞くのも申し訳ないと思うんですが、何時に起きたんですか?」
「えーっと・・・・・・11時半ぐらいにー・・・・・・起きまして・・・・・・。」
「その頃には彩ちゃん以外はいたわね・・・・・・。」
「その5分後に来ました・・・。」
「もうね、お金もたくさん持ってきたので、もうなんでも買ってください。なんでも奢らせていただきますので。」
「いつもより敬語でいつもより腰が低いですね・・・・・・。」
「もうちょっと見ていたいけど、さすがにちょっと絡みづらいわね・・・。」
「は、はい・・・・・・。」
この後、この6人で出来る限りのウィンドウショッピングをしました。途中カフェに寄りましたが、ずっと堂本さんが「これ欲しいの?」と言ってきて、『全部払う気だ』と思いつつ、私は申し訳ない気持ちいっぱいでした・・・・・・。
皆さんは、寝坊だったりして遅刻したことあります?アタシはね・・・・・・無いです!もうね、あんまり乗り気ではない約束とかも最低5分前には集合場所に着くようにしてます。「乗り気ではない約束」っていうのは、高校時代に仲が良かった部活仲間ですね。今?今は・・・・・・察してw