インフィニット・ストラトス~もしも彼が男性IS操縦者になったら~   作:カイナ

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月下の真実、落ちる蒼き雫

 夜。雲一つなく月明かりが映える中、学生寮の庭に置かれたベンチに背を預け、柳韻は一人月を見上げて日本酒をあおってた。

 

「お待たせいたしました。篠ノ之さん」

 

「こんばんは、オルコット嬢」

 

 そしていつぞやは偶然だったが、今回は彼がいると知っていてそこにやってくるセシリア。

 今回は外にいるのが長くなる可能性を踏まえてか少々厚着をしている。

 その姿を認めた柳韻が、挨拶の後にポン、と自分の隣を優しく叩く。ここが空いていますよ、とセシリアに示すかのように。それを見たセシリアもまるで誘われるようにそこに座る。

 

「何か、悩み事があるとお見受けしましたが、いかがかな?」

 

「え、ええ……ですが、これは私の問題ですし……」

 

 自分でどうにかしなければならない悩みを他人に打ち明けるには抵抗がある。という様子でうつむくセシリア。すると柳韻がお猪口を差し出した。

 

「どうぞ、お酒が入ると気が楽になる事もあります」

 

「え? ですが私はまだ15歳で……」

 

「……どうぞ」

 

 飲酒を勧めてくる柳韻に断ろうとするセシリア、しかし柳韻は妙に押しを強くセシリアに迫っていた。

 

「酒が入れば、何を喋っても酒のせいになる。そして、酒の場での物事をよそに持ちだすなど無粋な事です」

 

「ぁ……そう、ですわね」

 

 柳韻の言葉で何かに気づいたセシリアは柔和に微笑み、()()()()()()()を受け取ると、先ほどの柳韻の仕草を真似てお猪口を口の中に向けて傾ける。

 本当にどこか気が楽になったような気がしたセシリアの肩からすぅ、と力が抜ける。

 

「篠ノ之さん、古い知り合いが亡くなったとお聞きしましたが……」

 

「ええ」

 

「私の両親も、亡くなってますの」

 

 気づけば、口からはそんな言葉が出てしまっていた。以前に秘密を打ち明けられたお返しか、同情してほしいと思ったか、しかしそんな事はどうだっていい。

 だってここで喋ったことはよそに持ちだされる事はないし、これはお酒のせいなのだから。

 

「自慢ではありませんが、我がオルコット家は名家。父はそのオルコット家に婿入りしました」

 

 名家に婿入りした、となって引け目があったのか。母に対して弱々しい態度を取っている父と、そんな父の態度が鬱陶しそうだった母。そしてISの登場によって父の弱い態度はさらに大きくなる。そんな二人を見ていたからか男の事を情けないと思っていたセシリアの前に二人の男性が現れた。

 

「私の失言を正面から受け止め、諭してくれた人。そして私を真正面から見据え、対等として勝負を受けてくれた人」

 

 片や大人としての落ち着きと包容力、そして知的さを併せ持って自分の失言を受け止めて諭してくれた。

 片や自分の失言への謝罪を受け入れた上で自分が正しいと驕ることなく、自分が今まで見ていた男性のように卑屈になることなく、対等の立場として自分を受け入れてくれた。

 男は女よりも下だと思っていてはとても出来ない二人の男の姿はセシリアの目には新鮮に映った。

 

「大人ならば落ち着きと包容力、そして知的さがあるはず。対等な立場なら真正面から相手を見る事が出来るはず」

 

 父は当然大人だった。父と母は、セシリアと一夏がクラスメイトという対等な立場だったように、夫婦というクラスメイト以上に対等な立場にあった。

 それならなぜ? 父は母と対等になれず、母を受け止めることが出来なかったのか。二人を知ったセシリアの頭にはいつしかそんな疑問が浮かんでいた。

 

「“情けない”、“私は将来はこんな男とは結婚しない”、それが父を見ていての私の想いでした……母は強い人で、今の女尊男卑の社会が出来上がる前からいくつもの会社を経営、成功を収める人です……その事実が、そして今の女尊男卑の社会が私のそんな想いに拍車をかけた……それがないかと問われればノーとは言えません」

 

 そこまで言ってうつむいたセシリアが、自分の膝の間で組んだ手をきゅっと握りしめる。

 

「分からないんです」

 

 そしてそう、己の本音を打ち明ける。

 

「男は情けないもの、女に媚びへつらって生きるもの。私は今まで父を見ていてそう思っていた……ですが、貴方や織斑さんを見ていて分からなくなりました……貴方達のような男がいるのなら……どうして、父は貴方達のようになれなかったんですか?」

 

 ずっと見てきた()と、IS学園で出会った一夏と柳韻()がどうしても重ならない。

 父を基準にすれば一夏と柳韻がおかしい事になる。だが二人が間違っているとはとても思えない。それなら二人が正しいのか、だがそれを認めれば同時に父がおかしいのだと認めることになる。

 そうすれば簡単なのに、何故かセシリアはそれが出来ない。二人が間違っているのを認めたくないのと同じくらい、セシリアは情けないと思っていた父が間違っていたと認めたくないと心の奥底で思い願う。そんな矛盾が今のセシリアの心を締めつけていた。

 

「……船頭多くして船山に上る」

 

「え?」

 

「いえ。ふと、この言葉を思い出しただけです」

 

「それは、どのような意味なのでしょう!?」

 

 柳韻の呟いた言葉。今の状況に対して何の意味もない言葉なのかもしれない、だがそれが何故か気にかかり、セシリアは柳韻にその言葉の意味を教えてくれとせがんでいた。

 

「船頭、というのは今の時代で言えば船長にあたります。船長が多くいれば船は山を登ってしまう。という意味です」

 

「……? 船というのは川や海、水場を行くものでしょう? それが何故山を……?」

 

「船長、即ち指示を出す者が多くいてはその指示を受ける者達も行動が混乱し、その結果船が山を登ってしまうようなあらぬ方向に物事が進んでしまう。転じて組織の指揮を執る者が多くいるせいで指揮系統がまとまらなくなる様を指す日本の諺ですよ」

 

「指揮を執る者……上に立つべき者が多くいると、下が混乱する……まさか、お父様は……ですが、そんな、しかし……」

 

 柳韻の言葉を受けたセシリアがぶつぶつと呟き出す。何かを掴めそうな、しかしあとほんの僅か掴めないような彼女の感じるあやふやとした感覚を示すように、彼女の右手が開いては閉じていた。それを見た柳韻の目が僅かに細まる。

 

「オルコット嬢のお母様は、いくつもの会社を経営してらっしゃったと仰いましたね?」

 

「は、はい」

 

「これもまた奇縁でしょうか……オルコット嬢のお父様のお気持ちがなんとなく理解できた気がします」

 

「!?」

 

 セシリアの目が見開かれる。自分の思った疑問、掴めそうで掴めないあやふやな何か。それを掴めるかもしれないとなったセシリアは気づけば柳韻の服の袖をぎゅっと握りしめていた。

 

「あくまでも私の想像です。オルコット嬢のお父様の本当のお気持ちとは違うかもしれない。それでもよろしいでしょうか?」

 

「は、はい! どうか、篠ノ之さんの考えだけでもお聞かせください」

 

「では……」

 

 柳韻は一口酒を飲み、喉を潤す。

 

「オルコット嬢のお父様が婿入りをした。これもついては私も同じなのです、私も篠ノ之家に婿入りした立場」

 

「……ふえ?」

 

 その言葉に早速セシリアは目をぱちくりさせ、呆けた声を出していた。それに対し柳韻は恥ずかしそうに微笑する。

 

「若い頃は私も熱いものがありましてな。鏡に恋焦がれ、彼女と結ばれたいと願った。しかし鏡の両親に反対され、認められる条件として篠ノ之流の皆伝に至り、篠ノ之家に婿入りする事を課せられた」

 

 幼い頃から学んでいた新陰流を捨て、篠ノ之流へと移ったのは要約すればたったそれだけの事だ。

 それを思いながら見上げる月に浮かぶ従兄妹(美奈都)の顔。新陰流を捨てるにあたりせめて話は通しておこうと思ってのその告白を聞いた彼女の呆れ顔とその後の快活な笑顔での「ま、頑張れ柳韻!」という激励は今も覚えている。

 

「篠ノ之流の皆伝に至り、結婚を認められた。婿養子となって篠ノ之家を継いだ私を鏡はよく支えてくれた……しかし、支えてくれただけ。篠ノ之家を引っ張るのは(当主)の役目となったのです。そうしなければ篠ノ之家の面目が立たない」

 

「面目……」

 

「はい。つまり『今代の当主は家を引っ張る事が出来ない』と思われる……篠ノ之家は幸いそこまで大きな家ではなかったのでその辺の心配は大きくありませんでしたが。それでも古い家なので、何かと面子もあるのです」

 

 ふっと不器用に笑う柳韻の姿を見てセシリアは思い至る。大きな家ではないと謙遜しているものの、そんな家でもそんな苦労が影である。それがオルコット家になかったとは思えない。

 柳韻の話してくれた考え方をオルコット家に当てはめよう。父は婿養子とはいえ柳韻と違って当主は母、つまり母が柳韻のポジションになり、父は鏡のポジションとなる。そしてさっき柳韻から教えられた言葉「船頭多くして船山に上る」を加えれば。

 

「つまり、お父様は……敢えて裏方となり、お母様を支えていた……?」

 

「私はそう思います」

 

 いくつもの会社を経営・発展させた母、父はたとえ日が当たらない裏方にいようとも母を支えていた。その考えに至ったセシリアは呆然とした顔を見せていたが、直後再びはっとした顔になる。

 

「で、ですがそれなら何故、それを考える必要のない家でまで、父は弱い姿を私に見せていたのですか!?」

 

「これもまた想像となりますが……オルコット嬢のお父様の態度がより弱くなったのはISが発表されてから、ですな?」

 

「はい……」

 

 柳韻の確認にセシリアはこくこくと頷く。柳韻は合点がいったというように一つ重く頷いた。

 

「オルコット嬢のお父様は聡明で、そして……子供想いな方だ」

 

「聡明……? それに、子供想い……?」

 

 思いもよらない言葉を二つぶつけられ、セシリアがぽかんとする。

 

「ISを発明・発表したのが()である以上、あまり偉そうに言える立場でもありませんが……オルコット嬢のお父様は未来が見えていたのかもしれません」

 

「未来……つまり、現在が?」

 

 柳韻の話すセシリアの父が見ていた未来、それはつまり女尊男卑に歪んだこの世界という現在に他ならない。女が強くなり、男は弱くなり、今や男は女の奴隷として扱われているようなこの世界。

 

「オルコット嬢のお父様は、だからこそ弱々しい男(未来にあるだろう男の姿)を演じたのかもしれません。オルコット嬢、あなたが“私は将来はこんな男とは結婚しない”と思うように」

 

「!!??」

 

 柳韻の言葉にセシリアが目を見開き、両手で口を覆う。その言葉はまさしく彼女が自分で言った言葉、父を見て育った彼女が男に対する価値観を定めたものだ。

 

「父親というのは娘が心配なものです。私も束や箒が悪い男に引っかかりでもすれば刀を手にその男の元に殴り込みに行くでしょう」

 

「あ、あはは……」

 

 ははは、と冗談めかして笑っているが冗談に聞こえない殺気が漏れ出ている。その殺気を結果的にやや受ける形になっているセシリアは頬を引きつかせた笑みを漏らすのが精一杯だった。

 そしてその殺気を消した柳韻が柔和にセシリアへと微笑みかける。

 

「きっと、全てはお母様とあなたのためだったのです」

 

 自らは日陰者になってでも妻を支え、自分を悪い見本であるとして娘に心底誤解され続ける。それを成すための原動力、それは自分の全てを妻と娘に捧げても惜しくはないと思わせるだけの強い愛に違いない。

 

「もちろん、これは全て私の想像に過ぎないわけですが……」

 

「…………」

 

 呟く柳韻の隣に座るセシリアは無言。それをちらりと見た柳韻は、うつむく彼女の目から流れるものに気づき、それを見ないように月を見上げる。

 

[ごめ……いっ、おと……さま……わた、わたし……あなたの、あいが……わから、なくっ、て……こんな、こんなダメなっ、むす、めで……ごめ……なさっ……]

 

 彼女の口から漏れ出る言葉は英語のため内容は聞き取れない。いや、きっと自分が聞いてはいけないものなのだろう。そう思い、柳韻は月を見上げて酒を口に運ぶ。

 

[[ありがとうございます。Mr.柳韻]]

 

 そんな男性と女性の声が聞こえてきた気がしたが、柳韻は静かに酒を飲み、隣で泣きじゃくるセシリアが落ちつくまで待ち続けるのだった。

 

 

 

 

 

「うぅ……なんか騙されたというかうまく乗せられた気がする……」

 

「まだ言っているのか? 潔く諦めろ。あんな手に引っかかった方が悪いんだ」

 

 翌日、一年一組の教室。セシリアに乗せられて一組のクラス代表に就任させられた事を机に突っ伏して嘆く一夏に箒が呆れ顔でぼやく。そんな二人のじゃれ合いを柳韻は微笑ましく眺めていた。

 

「おはようございます」

 

 そこに聞こえてくる挨拶の声と、誰かが近づいてくる優雅な足音。そしてその声と足音の主――セシリアはにこりと微笑みかけた。

 

「おはようございます。一夏さん、箒さん」

 

「あ、おう、おはよう。オルコットさん」

「おはよう、オルコット……ん?」

 

 セシリアの挨拶に一夏が慌てて応え、箒も挨拶を返した後に何か呼ばれ方がおかしい気がすると首を傾げる。しかし彼女がその違和感の理由に辿り着く前にセシリアは柳韻の方を向いた。

 

「おはようございます。柳韻さん(おじさま)

 

 どんがらがっしゃん、と一夏と箒が席からずっこける音が教室内に響き渡った。

 

「あら、どうなさいましたお二人とも?」

 

「い、いや、えーと――」

「セ、セセセセシリア・オルコットォ!!! 貴様今お父さんの事をなんて呼んだぁ!!??」

「――だー落ち着け箒!」

 

 なんて尋ねようかと考えようとする一夏だが、その横の箒が今にもセシリアに掴みかからんばかりに飛びかかろうとするのを見て咄嗟に彼女を羽交い絞めにする。だがじたばたと暴れる箒は眉間に皺を寄せて今にもセシリアを射殺さんばかりの殺気じみた目で睨みつけていた。なんか「がるる」とか獣じみた唸り声まで上げている。

 そんな箒に対し、セシリアはうふふと優雅に笑う。

 

「実は昨日、おじさまに相談に乗っていただき、この胸の内に燻っていた家族への気持ちに整理がつきましたの。そんな私からの感謝と尊敬の気持ちを込めておじさまと呼ばせていただきたいと思いまして。もちろんおじさまに近しい一夏さんや箒さんとも仲良くさせていただきたいと思っておりますわ」

 

「お、おう。まあ仲良くしようってんなら俺は――」

「認めない!!! 私は絶対に認めないぞ!!!」

 

 もはや「ギシャー!」とか叫びそうな箒を羽交い絞めにしながら、一夏はセシリアの申し出を要するに「柳韻さんの事は尊敬しています。一夏さん達ともぜひお友達になりたい」的なものだと受け取って頷こうとするが箒が怒りに燃えた目での叫びで遮る。

 そんな箒に対してセシリアはうふふと優雅に笑っている。そんな彼女らの微笑ましい……からはちょっとばかりかけ離れた風景を、柳韻は皆良い子だからきっと仲良くなれるだろうと信じて黙って見守っていた。

 

 

 

 

 

「落ち着いてください束様!!!」

「離してクーちゃん!!! IS学園に行ってあの金髪をぶっ殺してやるんだ!!!」

「それを聞いて離せるわけがないじゃないですか!!!」

 

 一方篠ノ之束のIS研究所。じたばたと暴れる束をクロエが必死で抑え込む。

 

「うるさーい!!! ちーちゃんやいっくんならともかく!! あんな日本人の血なんて一滴も入ってないような金髪にパパを取られてたまるかー!!!」

 

 束の必死な叫び声が研究所内に響き渡るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、束は知らない。

 

「あ、あんたが話を聞いてくれて、元気づけてくれたから……父さんと話せたの……だ、だから、その……ありがとね、おじさん」

 

 照れたように頬をかき、顔を逸らしながらも目は柳韻の方に向ける茶髪ツインテールの小柄な少女が、

 

「一夏と、それとあなたが話を聞いてくれて、勇気を出すように言ってくれたから……ボクも頑張ってみようって思うんだ……だからね、ありがとうございます。おじさま」

 

 えへへと笑い、元気に微笑む長く伸ばした金髪を後ろで結んだ少女が、

 

「私が、一人の少女であると千冬さんと、あなたが教えてくれた……だから、あなたに敬意を持っておじうえと呼ぶことを許していただきたい」

 

 きゅっと握った拳を胸に当て、小柄ながら強い気持ちを感じさせる右目で柳韻を見上げてどこか恥ずかしそうに言う少女が、

 

 そんな未来がいずれやってくる事を。




《後書き》
 ここまでのご読了ありがとうございました。今回の話をもって「インフィニット・ストラトス~もしも彼が男性IS操縦者になったら~」は完結となります。今まで応援ありがとうございました。
 マジでもうネタがありません。セシリアのとこで潔く幕を下ろすのが一番です。

 なお本作の柳韻の設定はもちろん篠ノ之家周りとかオルコット家云々とかに関しては言うまでもありませんが私の想像と本作の独自設定となっております。予めご了承ください。なんかそういう感じでやれば上手い事丸く収まるかな?とか、本作の柳韻は篠ノ之家の婿養子って設定が上手く利用できた気がします。
 本作用のキャラ設定も一部出してみますので、興味があればご覧ください。

 そんなわけで本作へのお付き合いありがとうございました。ご指摘ご意見ご感想はお気軽にどうぞ。それでは。


《オリジナルキャラクター設定》
名前:篠ノ之柳韻
設定:本作の主人公。箒の父親で篠ノ之家の当主にあたるが婿養子として婿入りした立場であり、裏設定上だが旧姓は「藤原(ふじわら)」。
 元は新陰流を学んでいたが鏡と結婚するにあたって篠ノ之流を継ぐことを条件とされ、新陰流を捨てて篠ノ之流に移った……とはいえ長い間学んでいたものは完全に消せないのか、同門の人間には微かな違和感としてその剣の名残が感じられる模様。
 剣術に関しては世界最強と言われる千冬を遥かに凌駕する領域に至っており、弟子でもある彼女からは憧れと敬意を持たれ、それは同じく弟子である一夏と箒からも同様。ISによる戦闘でもその剣術を用いた接近戦を得意とする。

名前:篠ノ之鏡
設定:柳韻の妻で箒の母、主人公の伴侶というポジション的にはメインヒロインに当たるはずなのだが……書き終わってから気づいたけど本作のヒロインポジはややセシリアに奪われ気味のような気がする……。
 本作においては彼女の方が篠ノ之家の直系であり、篠ノ之流を学んでいるのか武芸達者で千冬ですら目の前に立っていた状態から消えたと勘違いする程の高速移動で千冬が通せんぼしていたはずの部屋の中に入り込んだり、千冬がしっかり施錠したはずの剣道場にあっさり侵入しているなど底知れない力の持ち主。
 ちなみにその内茶道部の特別顧問(名目上の顧問は千冬。教えるのは鏡)になるという裏設定があった。

名前:篠ノ之束
設定:原作キャラだが本作用にめちゃめちゃキャラ崩壊したのでついでに記述。
 原作と同じく妹大好きなシスコンであり尚且つ原作と違って両親の事も大好き、人呼んでファミコン。両親の事は未だにパパ、ママと呼んでおり、父柳韻に対してはツンデレだが実家にいた頃からお父さん好き好きオーラは消しきれていなかった模様。

名前:オルコット父
設定:原作に全く登場していないのでついでに記述。
 本作では「オルコット家に婿入りしたが当主である妻を立てるため日の当たらない裏方に専念。同時にISの登場によってこれから先変わりゆく社会を見据え、娘であるセシリアが将来ダメな男に引っかからないように敢えて自分がその未来にいるだろう男の悪い見本になった黒子にして道化」という設定になった。全ては妻子への愛故に。とはいえ流石にあんな早い段階での事故死は予想していなかっただろう……。
 なおオルコット母については記述する程のオリジナル設定がないので省略といたします。

名前:衛藤可奈美
設定:アニメ「刀使ノ巫女」の主人公だがついでに記述。所謂特別ゲスト枠。
 だが物語に絡む事はほとんどなく、ぶっちゃけ柳韻が新陰流の流れを汲む者だと示すために出演してもらったポジション。
 ちなみに当然本作のオリジナル設定だが、彼女の母美奈都と柳韻は従兄妹という設定であり、つまり可奈美は柳韻の姪で箒のはとこにあたる。

名前:衛藤美奈都
設定:アニメ「刀使ノ巫女」の登場人物で可奈美の母、旧姓「藤原美奈都」。
 本作では柳韻の従兄妹という設定で、本作でも故人になっているが可奈美は彼女から柳韻の事を「一緒に剣術を学んでいた同期にはとんでもなく強い奴がいた」と聞いていたらしい。
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