転生系文芸部部長が涼宮ハルヒの憂鬱で自由に過ごすお話。 作:知らない後輩
「で、だ涼宮くん。君はこの部室で何を行うつもりなのかな?」
部室を無血開城させたハルヒに犯行動機を聞いてみる。
「君達が此処を使いたいのには、何か目的があるはずだ。私は此処を君に渡したのだから、それを知る権利は有ると思うんだ」
「悪いけどそれは後で発表するわ。部長さんも聞きたいんだったら明日も此処に来なさい」
次の日、私はもう自分のものでは無くなっている部室へと足を運んだ。
部室には既に、キョンと長門が。あの会話はもう終わってしまったのだろうか、気まずい表情がキョンに浮かんでいた。
鎮まり帰った部屋。この静けさは嵐の前の物か、それとも過ぎ去った後のものなのか。
「やぁ、キョン君。昨日の事が気になったから来ちゃったよ。それに、長門君も此処に居るみたいだしね」
「ど、どうも...」
「所でちょっと聞きたいんだが、涼宮君のしたい事が何かわかるかな?君、彼女の仲間なんだろう?ほんの少しだけでも良いんだ、ちょっとしたヒントをくれないかい?」
答えは分かっているが聞いてみる。
「いえ、俺もあいつの事はよく知らないんですよ。急に部活を作りたいって聞く耳を持たなくて、それで気付いたら此処にいた様なものですから」
一応、年上に敬意を持ちながら接してくれた。
「そっか、なら質問。何で君は彼女と行動を共にしているのかい?普通、よく知らない相手と手を取り合うには随分、勇気が欲しいと思えるんだ」
「普通の人間だったら、そうですよね。だけどアイツは少しばかり、いや、だいぶおかしい奴なんですよ。なんだって...
キョンがその時話した事は軽く要約されていたが、要するにキョンが体験したハルヒの生態や過去に起こした事件だった。
だが、その話はもう何度も通った道なんだ。悪いけど、この会話はカットさせて貰うよ。
「ほぉ...想像していたよりも、随分過激な事をしていたんだね涼宮君は...」
「でしょう!ですから、貴方も涼宮に何かされる前に、部室の話を何も無かったことにして
「やあごめんごめん!遅れちゃった!捕まえるのに手間取っちゃって!」
片手を頭にかざしながら、涼宮ハルヒが部室に現れた。しかも、もう片手には美少女を引っ掴みながら。
しかも、そのままハルヒはドアに鍵を掛けて、誰もこの場から離れない様にした。
「なんなんですかー?」
「ここどこですか、何であたし連れてこられたんですか、何で、かか鍵を閉めるんですか?いったい何を、」
「黙りなさい」
突然の事で困惑していた少女はハルヒの一言でビクッと黙りこんだ。
「紹介するわ。朝比奈みくるちゃんよ」
未来人が部室に誘拐されて来た。
「どこから拉致してきたんだ?」
「拉致じゃなくて任意同行よ」
キョンとハルヒの喧嘩が始まった。このまま見てていてもいいけど、ちょっとヒマになるな。
「へぇ、次は朝比奈君がメンバーに抜擢されたのか」
「え?あなたは...」
私の顔を見て必死に思い出そうとしているみくる。可愛げがあって面白い。
「いや、私が一方的に君を知っているだけだよ。多分君は私の事を知らないだろう?」
「そ、そうかもしれません。じゃあ貴方は」
「文芸部の部長さ、以後宜しく」
「はいっ、よっ宜しくお願いします!」
勢いよく頭を下げるみくる。一生懸命さが強く伝わる。
「だけど私、何でここに呼ばれたんでしょう...それも涼宮さんになんて...ヒッ」
急にびっくりしだしたみくる。彼女の視線の先にはこっちに指を刺した涼宮ハルヒが。
「めちゃめちゃ可愛いでしょう」とハルヒ
「・・・・・・すまん、何だって?」とキョン
「萌えよ萌え、いわゆる一つの萌え要素。基本的にね、何かおかしな事件が起こるような物語にはこうゆう萌えでロリっぽいキャラが一人はいるものなのよ!」
悪いが、そういうキャラは長門だけで満足だ。というかぶっちゃけ私には長門以外は要らない。本心はこう言いたがっているが、話を進める為には黙っておこう。
「それだけじゃないのよ!」
ハルヒは笑顔でガバッとみくるを服の上から胸を掴み、触り始めた。
突然の襲撃にされるがままのみくる。それをいい事に行動がエスカレートして行くハルヒ、遂には服の下から触り始めた。
流石にこれはマズイのでとっさにハルヒをみくるから剥がす。
「涼宮君、まさかセクハラする為に此処に朝比奈君を呼んだんじゃないよね?」
「すみません、こんな事手伝わせてしまって。あと、ハルヒお前はアホか」
「でもめっちゃデカイのよ。マジよ。アンタ達も触ってみる?」
「遠慮しとく」
「私もキョン君と同意見だよ」
急に、何かに気が付いたかの様にキョンは
「すると何か、お前はこの・・・・・・「朝比奈みくる」そう、朝比奈さんが可愛くて小柄で胸が大きかったからという理由なだけでここに連れて来たのか?」と質問。
「そうよ」
「こういうマスコット的キャラも必要だと思って」
まさかの当たり、ハルヒの奇人ぶりが炸裂する。
ふとハルヒはみくるに聞く。
「みくるちゃん、あなた他に何かクラブ活動している?」
「あの・・・・・・書道部に・・・・・・」
「じゃあ、そこ辞めて。我が部の活動の邪魔だから。」
みくるは何か困惑と驚きの表情が合わさったかの様な顔をしながら下を向いたり、ここにいる人物を見つめたり、ここでやっと長門がある事に気付いてびっくりしたりした後、「そっかー・・・・・・」と呟いて
「解りました」と了解してしまった。
「書道部は辞めてこっちに入部します・・・・・・」
「でも文芸部って何するところなのかよく知らなくて、」
「我が部は文芸部じゃないわよ」
「えっ、でもここに文芸部の部長さんが、」
「紛らわしいけど此処は今貸し出し中でね、今此処で活動している部活はまた部員を集めている途中なんだ」
「あ、あそこに座っているのは私の後輩君だよ。宜しくね」
「はぁ・・・・・・」
ちょっと理解しづらい環境だったかな?まぁ、仕方ないけど。
「だいじょうぶ!」
「名前なら、たった今、考えたから」
今考ていたのは絶対大丈夫じゃないと思うのだが...
「・・・・・言ってみろ」
投げやりにキョンが発言を許す。
さぁ、今ここでハルヒが言った言葉は想像が着くだろう。あの伝説の団体が生まれた瞬間だ。誰もが覚えている。
happy birthday SOS団
次回も楽しんでもらえる様なお話を作れる様、頑張りますのでこの知らない後輩を宜しくお願いします!