Re:ゼロから始める異世界生活-Story of Zi-O-   作:きゃぷてん

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どん最終話 2022:どんぶらオールスター下

 丁髷を持つ赤い桃太郎は戦場の中で剣を振るう。その姿は、祭りの中で舞い踊る神のようだった。

 

「ふうんっ! はあっ! そらあっ!」

 

 ザングラソードで敵をドンドン切り裂いていくドンモモタロウ。

 

「はあああああっ! ぃどっこいしょおー!」

 

 敵の肩に乗っかって頭を両足で挟み込む。そのまま体を捻り相手ごと地面に倒れて剣で切り刻み、背後から迫った敵の攻撃もノールックで受け止めて振り返って斬る。

 

 立ち上がりドンブラスターを構え、バックルから一枚のアバタロウギアを取り出す。

 

「アバターチェンジ!」

 

『ぃよぉ〜! ドン! ドン! ドン! ドンブラコォ!』

 

 ギアテーブルにギアをセット、合いの手と共にスクラッチギアを回してアバターデータをロードする。

 

『ゴレンジャー!』

 

 ドンモモタロウはブラスターから『大先輩(でェせんぱい)!』という声がリズムよく流れる中、トリガーを引いた。

 

『よっ! 秘密戦隊ィ!』

 

ゴレンジャーアバタロウギア型のエネルギーがドンモモタロウの体を通過すると、彼はアカレンジャーに変身した。

 

「ハッハッハッ! トイヤアッ!」

 

 鞭型武器、レッドビュートをアノーニ達に向けて振るう。

 

「アバターチェンジィ!」

 

『ドンブラコォ! キョウリュウジャー! ガブリンチョ! よっ! 獣電戦隊ィ!』

 

 キョウリュウジャーアバタロウギアを使い、牙の勇者・キョウリュウレッドへと姿を変えた。

 

「俺を止めれるものなら止めてみろ! ハーハッハッハッ!」

 

 キョウリュウレッドは変身銃ガブリボルバーと獣電剣ガブリカリバーの二つをその手に持つ。至近距離にいる敵を切り裂き、遠距離の敵を撃ち抜きまくる。

 

 キョウリュウレッドはガブリボルバーの上の装填口にガブティラ獣電池を挿入し、カバーを閉じる。

 

『ガブリンチョ! ガブティーラッ!』

 

 閉じた後、レバーを上下に操作し、顎型カバーが開閉する。

 

『ガブティーラッ! メッチャムーチョ!』

 

「ふっ!」

 

 リボルバーを左腕に持ち、右腕にシリンダーを当てて滑らせて回す。

 『ハッハッハッハッハッ』とリボルバーから音が鳴る中、右腕に恐竜の背びれを模した銀色の装甲が武装され、その手にガブティラファングというグローブが装着された。

 

「はあーっ!」

 

 アノーニ達を殴り薙ぎ倒しながら、獣電鬼へと向かうキョウリュウレッド。

 獣電鬼も徒手空拳で戦うがキョウリュウレッドはそれを全ていなし、ガブティラファングで獣電鬼の腕に噛み付き、空へと投げ飛ばす。

 

『ガブリンチョ! ガブティーラ! ガブティーラ!』

 

 ガブリボルバーにガブティラ獣電池を装填し、シリンダーを回す。

 

『バモラムーチョ! ガブーン! ガブーゥン!』

 

 トリガーを引くと、銃口から光弾が放たれ、ガブティラの頭の形を取る。やがてそれは空に浮かんでいる獣電鬼に撃たれ、空中で爆発した。

 

「アバターチェンジ!」

 

『ドンブラコォ! ニンニンジャァー! アカジャー! アオジャー! キジャー! シロジャー! モモジャー! ニンジャー! よっ! 手裏剣戦隊ィ!』

 

 キョウリュウレッドがニンニンジャーアバタロウギアを使い、暴れて天晴・アカニンジャーに変身。

 

「忍ぶどころか、祭りだ!」

 

 変身忍刀・忍者一番刀の刀身を撫で、手裏剣鬼へと駆けるアカニンジャー。道中のアノーニ達を斬り捨て、時に赤色の手裏剣を飛ばす。

 

『金の術!』

 

「シュリケン忍法! 金の術!」

 

『きんきらじゃー!』

 

 五トン忍シュリケンのダイアルを金に合わせて忍者一番刀にセットし、ブレードを回転させた後に、刀を振るった。

 

 手裏剣鬼はその後の攻撃に備えて頭のカサニンジャーシュリケンを構えるが……何も起こらない。

 が、突如頭部に強い衝撃が走る————。しかも一度だけでなく、二度も、三度も。

 何と、空から金色のタライが降ってきて頭に命中したのだ。

 

『ザ・技!』

 

 アカニンジャーは忍者一番刀の技と書かれたボタンを押す。

 

『ナンジャナンジャ? ナンジャナンジャ?』

 

 忍者一番刀の刀身に赤いエネルギーが迸る。

 

「シュリケン忍法奥義……忍烈斬!」

 

『アカジャー! ニンジャー!』

 

 アカニンジャーシュリケンのブレードを回した直後、アカニンジャーは目にも止まらぬ速さで動き、手裏剣鬼を四方から斬り刻む。

 

『忍者一閃!』

 

 そして天高く飛んだ後、真っ直ぐに降下して忍者一番刀を脳天から振り下ろし最後の一撃を決める。手裏剣鬼、爆発四散。

 

「アバターチェンジ!」

 

『ドンブラコォ! マジレンジャー! よっ! 魔法戦隊ィ!』

 

 マジレンジャーアバタロウギアを使い、燃える炎のエレメント・赤の魔法使いマジレッドに変身。

 

「ジー・ジー・ジジル! マジパンチ!」

 

 マジレッドが呪文を唱えると、赤色の魔法グローブ“マジパンチ“が両腕に装着される。

 

「ほう、ボクシングか。面白い!」

 

 マジパンチを見てそう言ったマジレッドは敵に殴りかかる。連続で拳を叩き込み、アッパーカットを決める。

 

「マジ・マジ・マジカ! レッドファイヤースクリューアタック!」

 

 呪文を唱えると、その身に炎を宿すマジレッド。助走をつけてジャンプした後、その身体をドリルのように回転する。

 

 魔法鬼は魔神スティックを振るい炎を放つが、それごと突撃されて爆発。

 

「アバターチェンジ!」

 

『ドンブラコォ! トッキュウジャー! 変身イタシマース! よっ! 烈車戦隊ィ!』

 

トッキュウジャーアバタロウギアでトッキュウ1号に変身。

 

 その手に線路を模した剣、レールスラッシャーを持つ。トッキュウ1号がそれを振るうとレール状のエネルギーが複数現れて煙突鬼達を拘束する。

 

 更に回転銃剣トッキュウブラスター・ウチマスモードを構えトリガーを引く。

 

『ウチマスヨー! ゴチュウイクダサーイ!』

 

エネルギー弾が拘束された敵を全て撃ち抜いた。

 

「アバターチェンジ!」

 

『ドンブラコォ! ゴーカイジャー! ゴォー! カイジャアー! よっ! 海賊戦隊ィ!』

 

 ゴーカイレッドに変身し、ゴーカイサーベルとゴーカイガンを装備する。

 

「ハッハッハッハッハッハッ!」

 

 走って高笑いを上げながら敵を豪快に切り裂き、引き金を引いて天に撃ったかと思えば弾丸が敵に降り注ぐ。

 更にはサーベルからワイヤーが伸び、それが鞭として振り回されて敵の体を地面へと伏せる。

 

「ハデに面白いものを見せてやる! はあっ!」

 

 ゴーカイレッドが飛び立つと、その体が光り輝く。やがてその光が晴れると、なんとその体が巨大なゴーカイレッドのレンジャーキーに変化していた。

 

「そらあーっ!」

 

 キーの下カバーを展開し、ブレードの部分を露出させた状態で敵の群れへ突撃する。その奇想天外な攻撃に旅好鬼やアノーニ達は対処できず、ブレードで相手を倒すレンジャーキーックを喰らった。

 

『ドンブラコォ! キラメイジャー! キラメこうぜ! よっ! 魔進戦隊ィ!』

 

 ひらめきスパークリング・キラメイレッドに変身。

 

 手に持っていた煌輝剣キラメイソードと煌輝銃キラメイショットを合体。

 

『キラメイバスター!』

 

キラメイバスターとなる。

 

『キラッキラメイチャージ!」『チェックメイジ!』

 

 キラメイバレットを装填し、レバーを引く。銃口にエネルギーが収束しトリガーを引くと、赤い光弾が敵を撃ち抜いていった。

 

「アバターチェンジ!」

 

『リュウソウジャー! リュウSO COOL! よっ! 騎士竜戦隊ィ!』

 

サルブラザーは叡智の騎士・リュウソウブルーにチェンジ。

 

 リュウソウケンのハンドルを掴んでガブガブさせた。

 

『ソレ! ソレ! ソレ! ソレ! その調子!』『剣ボーン!』

 

刀身に騎士竜トリケーンの頭部を模したエネルギーが纏われ、剣が振るわれるとそれが飛ばされ敵を一掃。

 

『トッキュウジャー!』

 

トッキュウ2号にチェンジしてホームトリガーを装備する。

 

 目の前にいたアノーニ達に向けて車止め標識型のエネルギーを発射することで、動きを停止させる。その間に光弾を撃って一気に撃破。

 

『ゴォーカイジャーァ!』

 

ゴーカイブルーへチェンジ。もう片方の手にゴーカイガンを持つ。変身者は剣が苦手らしいので、本家とは違い二丁拳銃だ。迫り来る敵をゴーカイに撃っていく。

 

『ルパンレンジャー!』

 

『快盗チェンジ! ルパンレンジャーァ! よっ! 快盗戦隊ィ!』

 

ルパンブルーにチェンジ。前方から来る敵を撃ち抜き、ノールックで後ろの敵を撃った。

 

 右腕に"マジックアロー"を装備。光の弦を引きビーム状の矢を放った。

 

『アバレンジャーァ! よっ! 爆竜戦隊ィ!』

 

本気爆発・アバレブルー。右腕に大型武器、トリケラバンカーを装着。

 

角部分にエネルギーを纏わせ、爆竜鬼に向けて袈裟斬りをするブルースラッシュ。

 

「アバターチェンジ!」

 

『ゴレンジャー! よっ! 秘密戦隊ィ!』

 

 アオレンジャーに変身して、ブルーチェリーを構えて矢を引く。

 

 青いエネルギーを纏った矢が複数本放たれて秘密鬼達を貫いた。

 

「へぇ成る程……俺もやってみるか。よし、これで!」

 

白井サルブラザーはサルブラザーがチェンジする様子を見て自分も試みようとし、バックルからギアを取り出す。それはシンケンジャーアバタロウギアであった。

 

「アバターチェンジ!」

 

『ドンブラコォ! シンケンジャー! よっ! 侍戦隊ィ!』

 

 白井サルブラザーはシンケンブルーへと変身完了。秘伝再生刀シンケンマルを構える。

 

「いざ参る、ってね。はァァァァっ!」

 

 疾走しながら次々に敵を切り裂いてゆく。足を止め踵を返してシンケンマルに龍ディスクをセットし、それを回すと刀身に水のエネルギーが収束する。

 シンケンブルーは剣を振るい水の斬撃を飛ばしてアノーニを一掃する。

 

 そして、シンケンジャーの紋章が描かれている秘伝ディスクをセットして回すと、光を纏って形を変える。形を変えたそれはウォーターアローという大弓であった。

 弓の中心に舵木ディスクをセットする。

 

「はあっ!」

 

 弓を視線の先にいる侍鬼に向け、レバーを引いた。放たれた光弾はカジキの形を取り、鳴き声を上げて敵にぶつかり爆発。

 

「ほほー、やるじゃないか」

 

「へへっ、兄さんこそ」

 

 お互いに称賛を送るサルブラザー二人。敵に向き直り、ブラスターに新たなギアをセット。

 

「「アバターチェンジ!」」

 

『『ドンブラコォ!』』

 

『デンジマン! よっ! 電子戦隊!』

 

『ジャッカー! 電撃隊ィ! よっ! 電撃隊!』

 

 デンジブルーとダイヤジャックにチェンジし、電子鬼達の元へ駆け出した。

 

「アバターチェンジ!」

 

『タイムレンジャー! よっ! 未来戦隊ィ!』

 

タイムイエローにチェンジしたオニシスター。ボルバルカンを連射して未来鬼を撃ち抜いた後、ダブルベクターで切り裂いた。

 

『ルパンレンジャー!』

 

ルパンイエローに変身し、近くにいたアノーニを銃で一回殴った後は銃撃戦に。

 

その後は装備したシザーシールドで敵の攻撃を全て防ぎ、ブレードブーメランを投擲して纏めて撃破。

 

『ジュウオウジャー! アーァアァアーッ! よっ! 動物戦隊ィ!』

 

サバンナの王者・ジュウオウライオン。腕を軽く振るうだけでアノーニ達は吹っ飛ぶ。

 

野生解放により両腕が肥大化し爪が伸びる。その爪に電気を纏い敵を引っ掻く。

 

『キラメイジャー!』

 

導きシューティング・キラメイイエロー。キラメイショットに複数のキラメイバレットを装填&レバーを引くの動作。

 

『キラメイチャージ!』

 

「はあっ!」

 

 トリガーを引いて打ち出された複数のバレットは敵に当たって跳ね返り更に別の敵に当たる。それが繰り返され一気に殲滅。

 

『チェックメイジ!』

 

『ニンニンジャー!』

 

 煌めきの凪・キニンジャーへ。忍者一番刀を逆手持ちに構え敵を切り裂いて行った。

 

『木の術!』

 

「シュリケン忍法! 漫画の術!』

 

『もくもくじゃー!』

 

 キニンジャーが刀を突き出す。すると辺りにA4サイズの紙が辺りに舞い始めた。木は紙の原料だからだろうか。

 

 紙には"初恋ヒーロー"(作:鬼頭はるか)の内容が描かれており、敵の下で皆爆発した。

 

 芸術は爆発だ。かつての岡本太郎はそう残した。

 

「「アバターチェンジ!!」」

 

『ドンブラコォ! トッキュウジャァー!』

 

『ドンブラコォ! ゴォーカイジャァー!』

 

 オニシスターと真利菜オニシスターはそれぞれトッキュウ3号とゴーカイイエローへ変身。

 

「よォし、出発進行!」

 

「ハデに行きます!」

 

 前者はシンゴウハンマーを、後者はゴーカイガンとドンブラスターの二丁拳銃を構える。

 トッキュウ3号は派手に振り回して敵を薙ぎ倒し、ゴーカイイエローは変身者がカメラマンの為か、正確な射撃で敵を撃ち抜く。

 

『ファァァァイナルウェィィィィィィブッ!』

 

 真利菜オニシスターがゴーカイガンにゴーカイイエローレンジャーキーを装填すると銃口に黄色いエネルギーが収束し、引き金をひいて発射。エネルギーを纏った弾丸が飛ぶ。

 

「行っけェ! ホォームラァーンッ!」

 

 そこでシンゴウハンマーを野球のバットのように構えていたトッキュウ3号は飛んでいた弾丸に向けてそれを振るい、飛ぶ速さを加速させる。

 

 弾はイエローレッシャーのエネルギーを纏い空中で生成された線路を走り、海賊鬼と烈車鬼を纏めて撃ち抜いた。

 

「ふふーん、どうじゃい!」

 

「! 次、来ますよ!」

 

 ゴーカイイエローの呼びかけによって、次の敵に気づくトッキュウ3号。二人はドンブラスターを構えた。

 

「「アバターチェンジ!!」」

 

『『ドンブラコォ!!』』

 

『ギンガマン! よっ! 星獣戦隊ィ!』

 

『ターボレンジャーァ! よっ! 高速戦隊ィ!』

 

 ギンガイエローとイエローターボへ。星獣鬼と高速鬼とぶつかり合うのはすぐだった。

 

『キョウリュウジャー!』

 

弾丸の勇者・キョウリュウブラック。ブラスターで敵を次々と撃ち抜く。

 

「アームド・オン!」

 

 キョウリュウブラックが取り出したガブリボルバーのシリンダーを右腕に当てて滑らせ回した。

 

 右腕に銀色の装甲が装着された後、パラサショットが出現。それで敵を一気に撃ち抜いた。

 

『ライブマン! よっ! 超獣戦隊!』

 

 ブラックバイソン。バイソンロッドを構えて超獣鬼の下へ駆け出す。

 

「はあっ!」

 

 超獣鬼の身体を斬りつけて吹き飛ばしたあと、ロッドを光らせて破壊光線を放った。その名もバイソンスパーク。

 

『リュウソウジャーァ!』

 

威風の騎士・リュウソウブラック。駆けながらリュウソウケンで敵を切り裂き続ける。

 

 リュウソウケンのハンドルを持ちガブガブと操作する。

 

『剣ボーン!』

 

 ミルニードルの頭部を模したエネルギーが放たれ、アノーニ達を一掃。

 

『カクレンジャー! よっ! 忍者戦隊ィ!』

 

ニンジャブラックに変身。

 

「隠流忍法! 木の葉の術!」

 

ニンジャブラックが掌印を結ぶと、彼を中心に風が起こり木の葉が舞い始める。それによって忍者鬼達が翻弄されてる内に、次の掌印を結んだ。

 

「雷鳴の術!」

 

 忍者鬼達に雷が降りかかる。

 

『マスクマン! よっ! 光戦隊!』

 

ブラックマスクに変身してマスキーロッドを手に持つ。

 

 ロッドの先端に電磁気が纏われ、光鬼にそのまま打ち込み、相手は爆散。マスキーロッド電磁アッパー突きが決まった。

 

『ドンブラコォ! ジェットマン! よっ! 鳥人戦隊ィ!』

 

『ドンブラコォ! ゴセイジャー! よっ! 天装戦隊ィ!』

 

 イヌブラザーはブラックコンドル、乾イヌブラザーは巌のランディックパワー・ゴセイブラックに変身する。

 

「行くぜ!」

 

 ブラックコンドルは何処からかブリンガーソードを取り出し、ジェットウイングを展開して空を飛び、鳥人鬼とぶつかる。

 

『ガァチャ!』

 

「ゴセイウェポンカード、天装!」

 

『サモン! ランディック・アックス!』

 

 ゴセイブラックがテンソウダーの下顎を開き、ランディックアックスのゴセイカードをセットする。顎を閉じると黒き大斧、ランディックアックスが召喚された。

 

「ふっ……クールに、そして熱く戦うのが黒いヒーローの使命さ!」

 

 少々キザなセリフを言いながら、ゴセイブラックはアックスを構える。

 

「さあ来い……俺は負ける賭けはしねェ」

 

 目の前にいるアノーニの群れと天装鬼を見据え、ゴセイブラックは駆け出した————!

 

「はあーっ!」

 

 ブラックコンドルはブリンガーソードを一閃し、鳥人鬼を撃破する。

 

「よし…………はっ、乾!」

 

 下に倒れているゴセイブラックを発見する。それに襲い掛かろうとする天装鬼達。

 

「させるか!」

 

 ブリンガーソードを構えそのまま降下して一閃。天装鬼達を撃破。

 

「乾!」

 

 ジェットウイングを閉じ、ゴセイブラックに駆け寄るブラックコンドル。

 

「おい! しっかりしろ! おい!」

 

「ああ……空が目に沁みやがる……綺麗な空だ……」

 

「言ってる場合か! 敵にやられたのか!?」

 

「違うな…………俺は俺自身に敗れた…………」

 

「何?」

 

 それは天装鬼達との戦闘に遡る…………。

 

『ふっ! はっ!』

 

 アノーニ達を斬り倒していくゴセイブラック。そしてそのまま、天装鬼に向かっていく。

 

『喰らいな!』

 

 その瞬間、天装鬼の姿が青く輝く。シーイックパワーが発動されたようだ。光が晴れるとそこには、

 

『なっ……祥子、ちゃん……!?』

 

 そこにいたのは乾龍二の恋人である祥子————ではなく、雉野の妻であるみほだった。

 

『のわーっ!』

 

 ゴセイブラックは動きを止めた隙を突かれ、元に戻った天装鬼に攻撃されて倒れた。

 

「俺は戦士である前に人間だ……例え偽物であろうとも……惚れた女は斬れねェ!」

 

「あ、あぁ……そうか……気持ちは分かるが……」

 

 ゴセイブラックこと、乾イヌブラザーの言葉に同意するブラックコンドルことイヌブラザー。

 

(それ、まさかまた間違えたんじゃないんだろうな…………)

 

 イヌブラザーの予想は的中していた。かつて、乾イヌブラザーはみほを祥子と間違えたことがある。とはいえ、みほと祥子の顔は全然違うものであったが。

 

「貸しを作っちまったな、アンタ。この戦いが終わったら、一杯奢るぜ」

 

「じゃ、それまでにまた倒れるんじゃねェぞ」

 

「ふっ…………当たり前だ」

 

 ブラックコンドルが差し出した手を取って立ち上がるゴセイブラック。彼らは目の前の敵を見据え、ドンブラスターに新しいギアを入れる。

 

「「アバターチェンジ!!」」

 

『『ドンブラコォ!!』

 

『ジュウレンジャー! よっ! 恐竜戦隊ィ!』

 

『メガレンジャー! よっ! 電磁戦隊ィ!』

 

 マンモスレンジャーとメガブラックに変身し、恐竜鬼と電磁鬼と対峙した。

 

「アバターチェンジ!」

 

『ドンブラコォ! キラメイジャー!』

 

 キジブラザーは手捌きインクレディブル・キラメイピンクへ変身。

 

「よーし行きますよ! キラメイショット!」

 

 煌輝銃キラメイショットを取り出し、トリガーを引いて光弾が発射される。

 

 蓋を開いて円盤弾のキラメイバレットを5枚セットして、レバーを引く。

 

『キラメイチャージ!』

 

「はあーっ!」

 

 銃口にエネルギーが収束してトリガーを引き、ピンク色のビームが発射され、魔進鬼もろとも敵に直撃。

 

『チェックメイジ!』

 

「アバターチェンジ!」

 

『ドンブラコォ! オーレンジャー! よっ! 超力戦隊ィ!』

 

 オーレンジャーアバタロウギアを使い、オーピンクに変身するキジブラザー。サークルディフェンサーを装備する。

 

 装備したサークルディフェンサーを持ち超力鬼へ斬りかかる。

 

 やがてディフェンダーを構え体当たりをする疾風・超力ディフェンサーを見舞った。

 

『ドンブラコォ! ゴーォカイジャーァー!』

 

 ゴーカイピンクへアバターチェンジ。本家同じく2丁拳銃スタイルであった。

 

 身体をぐるぐると回しながらトリガーを引いてアノーニ達を撃ちまくる。回り終えたあとは少し酔っていた。

 

『パトレンジャー!』

 

『警察チェンジ! パトレンジャーァ! よっ! 警察戦隊ィ!』

 

パトレン3号に。スライディングをかました後に下から敵を撃っていった。

 

『リュウソウジャーァ!』

 

剛健の騎士・リュウソウピンク。リュツソウケンで敵を切り裂く。

 

『剣ボーン!』

 

 リュウソウケンのハンドルを操作したあと、アンキローゼの頭部を模したエネルギーが放たれて爆発した。

 

『トッキュウジャーァ!』

 

トッキュウ5号に成ってテッキョウクローを持つ。掛け声を上げながら敵をクローで裂く。

 

『ゴーグルファイブ! よっ! 大戦隊ィ!』

 

ゴーグルピンクに変身しピンクリボンでなびかせるリボンシャワーで大鬼を攻撃する。

 

 大鬼の身体にリボンを巻き付かせて電撃を流した。ピンクリボンフラッシュだ。

 

『フラッシュマン! よっ! 超新星!』

 

ピンクフラッシュにチェンジして飛び上がり、超新星鬼にキックを見舞う。吹き飛ばされた超新星鬼は爆発。

 

『ゴーゴーファイブ! よっ! 救急戦隊!』

 

ゴーピンクが救急鬼にファイブレイザー・スティックモードで攻撃して突き飛ばした。技名"スティックボンバー"により撃破。

 

『カーレンジャーァ! よっ! 激走戦隊ィ!』

 

ピンクレーサーに変身した。パイブレードを持って走り出す。

 

「うおーっ! みほちゃんみほちゃんみほちゃーん!」

 

 何故か妻であるみほの名前を叫びながら激走鬼やアノーニ達を斬っていた。斬っていた激走鬼になっていた時の記憶が蘇ったのだろうか。

 

「行くよはるちゃん!」

 

「ええ、しんちゃん!」

 

 未来サルブラザーと未来オニシスターは互いに頷き合う。そしてやはりというべきか、それぞれ新たなアバタロウギアを取り出す。

 

「「アバターチェンジ!」」

 

『ドンブラコォ! ガオレンジャー! よっ! 百獣戦隊ィ!』

 

『ドンブラコォ! チェンジマン! よっ! 電撃戦隊ィ!』

 

孤高の荒鷲ガオイエローとチェンジペガサスに変身する未来オニシスターと未来サルブラザー。

 

百獣鬼と電撃鬼に対峙する。

 

 二人はそれぞれイーグルソードによるノーブルスラッシュと稲妻化したアースフォースを放つペガサスイナズマスパークを放ち撃破する。

 

『バイオマンッ! よっ! 超電子ッ!』

 

『バトルフィーバー! J! よっ! バトルフィーバァー!』

 

 お次はイエローフォーとバトルフランス。対戦相手は超電子鬼と世界鬼。バイオソードによるサンダーソードとスパニッシュダンスでまたもや撃破。

 

「僕らも! アバターチェンジ!」

 

 ドンドラゴクウは左腕に装着されている虎的盾鑼のギアテーブルからアバタロウギアを取り出す。

 金色のギアテーブルのカバーを開いてセットして、そのまま閉じる。

 

『ドーラドラドラドラドラァ! ドラゴンレンジャー!』

 

 その後、側面に付いている金色のギアを素早く回転させることによりギアのアバターデータをロードし、増幅。

 

『熱烈歓迎ィ! 恐竜戦隊! 謝謝!』

 

 ボタンを押してデータを上空に打ち出す。それによって天に扉が開き、そこからアバタロウギア型エネルギーが出現してドンドラゴクウの体を潜り抜けた。

 

 そしてその姿は、ドラゴンレンジャーへと変化していた。

 

 その手に獣奏剣を持ち、鍔の部分に設けられている唄口に口を当てて横笛の要領で吹き鳴らし、流れるメロディーを聞いたアノーニ達は耳を抑えて苦しむ。

 

 その隙に剣で斬っていった。

 

「これになると何故かお兄さんになった気分になるんですよねー……何でだろう?」

 

 そんな疑問を呟きながらも、次のギアを取り出してセット。

 

『キョウリュウゴールド! 熱烈歓迎ィ! 獣電戦隊ィ!』

 

雷鳴の勇者キョウリュウゴールドにチェンジ。

 

『ザンダー! サンダー!』

 

 直列獣電剣"ザンダーサンダー"のレバーを操作し、アノーニ達に向けて雷を放つキョウリュウゴールド。

 

『リュウソウゴールドォ! 熱烈歓迎ィ! 騎士竜戦隊ィ!』

 

栄光の騎士リュウソウゴールドとなり、モサブレードで斬撃を放ちアノーニ達を一掃。

 

『パトレンX! 熱烈歓迎ィ! 警察戦隊ィ!』

 

気高く輝く警察官パトレンX。バッテン十手刀"Xロッドソード"の十手モードを持ち、レバーを操作。

 

『一手! 二手! 三手! 十手! 一騎当千!』

 

『イチゲキXストライク!』

 

 十手からビーム"エクセレントエックス"が撃ち出され敵を一掃。

 

『スターニンジャー! 熱烈歓迎! 手裏剣戦隊ィ!』

 

彩の星スターニンジャー。ギター忍撃"スターソードガン"に風雷シュリケンをセットする。

 

『雷マジック!』

 

『忍者ショット!』

 

 ソードガンを操作した後、銃のように構えて電撃を放つ。ライトニングロックスターだ。

 

『シンケンゴールドォ! 熱烈歓迎ィ! 侍戦隊!』

 

寿司侍ことシンケンゴールド。斬撃勘定刀サカナマルを構える。

 

 自身に迫り来るアノーニ達を前にサカナマルを逆手持ちで構える。

 

 そしてすれ違い様に素早く居合い斬りでアノーニ達を全て斬り捨てた。

 

『ゴセイナイト! 熱烈歓迎ィ! 天装戦隊ィ!』

 

地球を清める宿命の騎士ゴセイナイトにチェンジし、レオンレイザーを構えパソコン鬼に光線を放つ。

 

 その後レオンレイザーソードに変形し、刀身にエネルギーを纏わせてパソコン鬼を素早く切り裂く"ナイトメタリック"を見舞った。

 

「ふん……!」

 

ドントラボルトも虎的盾鑼からアバタロウギアを取り出してセット。

 

『ドーラドラドラドラドラァ! ビッグワン! 熱烈歓迎ィ! 電撃隊ィ!』

 

「ビッグワン・フィニッシュ……!」

 

 ビッグワンに変身。ビッグ・バトンに4大エネルギーを込めて、邪鬼に一閃するビッグワン・フィニッシュを放つ。

 

『ルパンエックス! 熱烈歓迎ィ! 快盗戦隊ィ!』

 

孤高に煌めく快盗・ルパンエックスに。Xロッドソード・ソードモードのレバーを操作。

 

『カウントダウン! 3! 2! 1! 0!』

 

『イタダキXストライク!』

 

斬撃"スペリオルエックス"を敵に放った。

 

『ゴーカイシルバー! 熱烈歓迎ィ! 海賊戦隊ィ!』

 

 ゴーカイスピアを持ったゴーカイシルバーは投げの体勢で構える。

 

『ファイナルウェィィィィブッ!』

 

 スピアがエネルギーを纏い投げられる"ゴーカイシューティングスター"が放たれた。

 

『キラメイシルバー! 熱烈歓迎ィ! 魔進戦隊ィ!』

 

貫きシャイニング・キラメイシルバーは閃輝ドリル"シャイニーブレイカー"のボタンを押す。

 

『ビーム一丁!』

 

 トリガーを引くと、ドリル状のエネルギーが放たれた。

 

『ジュウオウザワールド! 熱烈歓迎! 動物戦隊!』

 

世界の王者・ジュウオウザワールド。

 

 リール超回転"ジュウオウザガンロッド"をガンモードにしてリールを回す。

 

『ジュウオウザバースト!』

 

 音声が鳴った後にトリガーを引いてキューブウルフを模した光弾が放たれた。

 

『トッキュウ6号! 熱烈歓迎ィ! 烈車戦隊ィ!』

 

トッキュウ6号に変身して赤色往来灯"ユウドウブレイカー"を構える。

 

『オーライ! オーライ!』

 

 ブレイカーの刀身にエネルギーが纏われた後、斬撃が飛ばされる。

 

 ドンムラサメがニンジャークソードを逆手に構えて敵を切り裂いていた。

 

一鮫(イチシャーク)! 斬鮫(キリサメ) !』

 

 まずはニンジャークソードのギアを一度回してトリガーを引く。

 

 ドンムラサメはソードを地面に突き立てると地中へと沈み込む。

 

 相手が地面に消えたことに敵が戸惑ってる中、ムラサメが飛び出して斬りつける。

 

二鮫(ニシャーク)!  暴鮫(ハヤサメ)!』

 

 ギアを二回転。ソードを振るうと4本のアンカーが飛び出してそれが鞭として振るわれた。

 

三鮫(サンシャーク) ! 群鮫(ムラサメ)!』

 

 ギアを三度回す。剣を振るうと三つの斬撃が上部を露出させて地面に潜行する。アノーニ達の周りをしばらく回った後、地面から飛び出して攻撃した。

 

『What's up!?』

 

「アバターチェンジ!」

 

 ドンムラサメはニンジャークソードのスクラッチギアを回す。そしてトリガーを引くとその姿はときめきの白眉・アバレキラーへと変わった。

 

『Avatar! Yhaaaaaa! (Say)! (Bay)!』

 

 氷河鬼と対峙し、取り出したウイングペンダクト・ペンモードで宙にミサイルを描く。

 

「行け!」

 

 ウイングを振るい、ミサイルを放つ。氷河鬼にぶつかり、爆発を起こした。

 

 ソードのギアを回し次の戦士にチェンジする。

 

 その姿は不屈の騎士・ガイソーグだった。

 

『エンシェントブレイクエッジ!』

 

 ガイソーケンのハンドルを操作。刀身に紫色のオーラが宿り、それが斬撃として飛ばされる。

 

再びギアを操作し、チェンジしたのは地獄の番犬・デカマスター。

 

 ディーソード・ベガを構え、刀身に纏ったエネルギーが伸びたそれを振るい敵を全員真っ二つにして一掃する。技名、ベガインパルス。

 

次は猛る烈火のエレメント、天空勇者ウルザードファイヤー。

 

「マージ・ゴル・ジー・マジカ!」

 

 呪文を唱えた後に炎の竜巻を飛ばし、そこから更に斬撃を入れることで敵に追撃をかけた。

 

『What's up!?』

 

 未来ドンムラサメがニンジャークソードのギアを回す。

 

「アバターチェンジ……!」

 

未来ドンムラサメはタイムファイヤーにチェンジした。

 

 タイムファイヤーはDVディフェンダーを連射してアノーニ達を撃ち抜いた。

 

 ディフェンダーソードに変形させた後はファイナルモードを発動しアノーニ達をX字に切り裂くDVリフレイザーを放った。

 

リュウソウブラウンにチェンジ。ブラウンリュウソウケンにビュービューソウルの力が宿り、風の斬撃を飛ばした。

 

 次に閃光の勇者・キョウリュウシルバー。ギガガブリボルバーで敵を何体か撃った後、フェザーエッジでXの斬撃を放つ。

 

 その次、輝く太陽のエレメント・天空勇者マジシャイン。

 

マジランプバスターを構えて、銃口に収束した光が大きな光弾となって擊ち出された。

 

 ドンブラザーズ達が一度その場に揃う。まずは桃と猿と鬼と龍と虎がギアを取り出してセットした。

 

『ドンブラコォ! ゴーバスターズ! IT's MORPHIN' TIME! よっ! 特命戦隊ィ!』

 

『ビートバスター! スタッグバスター! 熱烈歓迎ィ! 特命戦隊!』

 

 ドンモモタロウがレッドバスター、サルブラザーがブルーバスター、オニシスターがイエローバスター、ドンドラゴクウがビートバスターでドントラボルトがスタッグバスター。

 

 特命戦隊ゴーバスターズにアバターチェンジ。

 

「レディ……ゴー!」

 

 レッドバスターが緑の残像を残して高速移動。四方から連続で特命鬼を切り裂き、横からブルーバスターが地面を叩きつけ衝撃を起こして攻撃。イエローバスターがジャンプして高所からのキックを放つ。

 

 ビートバスターがドライブレードで斬り裂き、スタッグバスターがモーフィンブラスターで撃ち抜いた。

 

『キュウレンジャー! セイザチェンジ! よっ! 宇宙戦隊ィ!』

 

『ホウオウソルジャー! リュウコマンダー! 熱烈歓迎ィ! 宇宙戦隊ィ!』

 

ドンモモタロウがスーパースター・獅子レッド、サルブラザーがビーストスター・オオカミブルー、オニシスターがフードマイスター・カジキイエロー、イヌブラザーがリングスター・オウシブラック、キジブラザーがスピードスター・ワシピンク、ドンドラゴクウはスペースバスター・ホウオウソルジャー、ドントラボルトはドラゴンマスター・リュウコマンダー。

 

 内5人はそれぞれ変形させたキューザウェポンを、リュウコマンダーはリュウツエーダー、ホウオウソルジャーはホウオウブレードとホウオウシールドを。

 

『ギャラクシー!』

 

 武器から光線や光弾が放たれ、宇宙鬼を倒した。

 

『ゴーオンジャーァ! よっ! 炎神戦隊ィ!』

 

『ゴーオンゴールドォ! ゴーオンシルバァー! 熱烈歓迎ィ! 炎神戦隊ィ!』

 

桃、マッハ全開・ゴーオンレッド。

 

猿、ズバリ正解・ゴーオンブルー。

 

鬼、スマイル満開・ゴーオンイエロー。

 

鮫、ドキドキ愉快・ゴーオングリーン。

 

犬、ダッシュ豪快・ゴーオンブラック。

 

龍、ブレイク限界・ゴーオンゴールド。

 

虎、キラキラ世界・ゴーオンシルバー。

 

 彼らを目前にした炎神鬼はいつの間にか自分が黄金のロードの上にいることに気づいた。だが気づいた時にはゴーオンジャー達が武器を持って迫っていた。

 

「サーベルストレート!」「ランチャースターター!」「バレットクラッシュ!」「アックスツーリング!」「レーザーハイビーム!」『ミッション6! フルパワー!』

 

 次々に叫ばれていく技名と共に、炎神鬼の身体にダメージが蓄積される。全員の技が終わった後、炎神鬼は爆ぜた。

 

『ボウケンジャー! よっ! 轟轟戦隊ィ!』

 

『ボウケンシルバーァ! 轟轟戦隊!』

 

熱き冒険者・ボウケンレッドの桃。

迅き冒険者・ボウケンブラックの犬。

高き冒険者・ボウケンブルーの猿。

強き冒険者・ボウケンイエローの鬼。

深き冒険者・ボウケンピンクの雉。

眩き冒険者・ボウケンシルバーの虎。

 

「スクーパーファントム!」「ハンマーブレイク!」

 

 ボウケンイエローとボウケンブラックがバケットスクーパーとラジアルハンマーで轟轟鬼に打撃攻撃。

 

「ナックルキャノン!」「シューターハリケーン!」

 

 ボウケンブルーとボウケンピンクはブロウナックルとハイドロシューターで強力な水流と突風を放つ。

 

「レッドゾーンクラッシュ!」「サガストライク!」

 

ボウケンレッドとボウケンシルバーがボウケンジャベリンとサガスナイパーで斬撃と光線を放ち、轟轟鬼にトドメを刺した。

 

『ゲキレンジャー! よっ! 獣拳戦隊!』

 

『ゲキバイオレット! ゲキチョッパー! 熱烈歓迎ィ! 獣拳戦隊ィ!』

 

アンブレイカブル・ボディ、ゲキレッド。

 

オネスト・ハート、ゲキイエロー。

 

ファンタスティック・テクニック、ゲキブルー。

 

アイアン・ウィル、ゲキバイオレット。

 

アメイジング・アビリティ、ゲキチョッパー。

 

 上から桃、鬼、猿、龍、虎。

 

「厳厳拳!」「鋭鋭刀……!」

 

 まずはゲキバイオレットとゲキチョッパーが技を繰り出す。エネルギー弾と斬撃が獣拳鬼に命中する。

 

「咆咆弾!」「瞬瞬弾!」「転転弾!」

 

 ゲキレッドとゲキイエロー、ゲキブルーがゲキタイガー、ゲキチーター、ゲキジャガーのオーラを作り出し獣拳鬼にぶつけ撃破した。

 

『ダイナマン! よっ! 科学戦隊!』

 

 まずダイナレッドが飛び上がり、その両腕を飛び上がった他のメンバーが掴んだ。

 

「ニュースーパーダイナマイト!」

 

 レッドが叫んだ後5人が一斉に回転して炎を纏って巨大な火球敵の群れに突撃。

 

「大爆発!」

 

 文字通り大爆発が起こり科学鬼は倒された。

 

『ファイブマン! よっ! 地球戦隊!』

 

ファイブレッドとファイブブルーとファイブイエローとファイブブラックとファイブピンク。

 

 それぞれファイブラスターを持ち地球鬼に一斉射撃を行う。

 

 そのうちファイブレッドはブラスターをVサーベルに変形させたあと、駆け出して地球鬼を斬り上げる。

 

『ダイレンジャー! よっ! 五星戦隊!』

 

『キバレンジャー! 熱烈歓迎! 五星戦隊! 謝謝!』

 

リュウレンジャーが桃、シシレンジャーが鮫、テンマレンジャーが猿、キリンレンジャーが鬼、ホウオウレンジャーが雉、キバレンジャーが虎。

 

 キバレンジャー以外の五人が大輪剣に気力を込め、五星鬼に投げつける大輪剣・気力シュートを放つ。

 

『吼新星! 乱れやまびこ!』

 

 キバレンジャーが白虎真剣を逆手持ちにし、虎の頭をした柄頭から破壊音波を放ち、それがトドメとなり五星鬼を撃破した。

 

『サンバルカン! よっ! 太陽戦隊ィ!』

 

 桃と猿と鬼がサンバルカンに変身。

 

1(ワン)!」

 

 まずはバルイーグルがバルカンボールを蹴り上げる。

 

2(ツー)!」

 

 その次はバルパンサーがボールをアンダーハンドパス。

 

3(スリー)!」

 

 次にバルシャークがボールをトス。

 

「アタック!」

 

 最後にバルイーグルがボールをアタック。そのボールは太陽鬼に命中し爆発を起こした。

 

 

「「「アルターチェンジ!」」」

 

『ドンブラコォ! ア・バ・タ・ロォ〜! ドン・ブ〜ラコ!』

 

 ドンモモタロウは水色のドンモモタロウアルターアバタロウギアをセットしてエンブレムを回しアルターギアをロードした後、ブラスターのトリガーを引く。

 

 天面の蓋が開き、ドンモモタロウアルターアバタロウギアのエネルギーが身体をすり抜ける。

 

 すると、ドンモモタロウは脱力したかのように倒れ込む。それと同時に、彼の体からドンブラザーズのエンブレムが飛び出した。

 

『ドン! モモタロォ〜! よっ! 天下一ッ!』

 

 音声が鳴ったと同時に出現した葉っぱが機械的なデザインの桃となる。

 

 その桃に先程のエンブレムが宿ると変形し、ドンモモタロウアルターとなった。

 

『ドーラドラドラドラドラァ! アルター!』

 

 虎的盾鑼にドンドラゴクウアルターアバタロウギアをセットして金色のギアを素早く回転。その後、ボタンを押す。

 

 龍の顔が刻印された紅玉が出現すると、ドンドラゴクウも脱力したように倒れ込む。

 

『威風堂々! ドン! ドラゴクウ!』

 

 その紅玉を緑色のドラゴンが咥え込むと人型に変形し、ドンドラゴクウアルターとなった。

 

『Mash up!』

 

ドンムラサメはニンジャークソードのギアを素早く回転させる。

 

(Ark) ! (Dark)邪悪(Jerk) ! (SHARK)! Aaaaaaah! DON! MURASAME ALTER! Wow! 鮫忍者(SAME NINJYA) !』

 

 ドンムラサメの身体は光り輝き、ドンムラサメアルターに変身。鮫型からすぐさま変形し人型となる。

 

ドンモモタロウアルターとドンドラゴクウアルターとドンムラサメアルターはそれぞれ高速で飛びながら自身の獲物で敵を切り裂く。

 

 ドンドラゴクウはドラゴンモードになって火炎放射を、ムラサメはサメモードになり、口から魚雷を発射。

 

「大盤振る舞い! 大召喚だ!」

 

『ドンブラコッ!』

 

 『ゴーォバスタァーズ!』『キョウリュウジャー!』『トッキュウジャーァ!』『ジュウオウジャーァ!』『キュウレンジャーァ!』『ルパンレンジャーァ!』『パトレンジャーァ!』『リュウソウジャーァ!』『キラメイジャーァ!』

 

 ドンモモタロウアルターはレジェンド戦隊のアルターを一斉召喚する。

 

『ドントッキュウモモタロウ!』

 

 空中を生成した線路で走るトッキュウジャーアルターと合体し、ドントッキュウモモタロウアルターに成った。

 

 飛び回りながらフミキリアームでアノーニ達を切り裂く。

 

『ドンジュウオウモモタロウ!』

 

 ジュウオウジャーアルターと合体し、ドンジュウオウモモタロウアルターへ。

 

 縦横無尽に飛び回って攻撃を行い、ジュウオウジャーアルターのエネルギーを召喚して突撃させる。

 

 最後はジュウオウジャーアルターのエネルギーを巨大化させて重なることによりアノーニを纏めて拘束し、爆発を起こした。

 

『ドンリュウソウモモタロウ!』

 

 両肩のナイトキャノンで攻撃しているリュウソウジャーアルターと合体。ドンリュウソウモモタロウアルターへ。

 

 胸部のティラミーゴヘッドから光線を放ち、ナイトソードで敵を切り裂いていく。

 

『ドンルパンモモタロウ!』

 

 装備のブレードで敵を裂いていくルパンレンジャーアルターと合体、ドンルパンモモタロウアルターに。

 

 変形したルパンレンジャーアルターが右腕に装着されて剣となり、赤い斬撃が放たれる。

 

『ドンパトレンモモタロウ!』

 

 光線を放っているパトレンジャーアルターと合体してドンパトレンモモタロウアルターへ。

 

 縦になったパトレンジャーアルターでアノーニからの攻撃を弾き、ビームを撃って返り討ちに。

 

 その後は更にルパンレンジャーアルターとパトレンジャーアルターが合体し、VS武器グッドストライクバズーカになる。ドンモモタロウがトリガーを引き、強力なビームを撃った。

 

『ドンゴーバスモモタロウ!』

 

 ドンゴーバスモモタロウアルター。高速移動して右腕のクローで連続で引っ掻き回す。

 

『ドンキュウレンモモタロウ!』

 

 ドンキュウレンモモタロウアルターへ。背中のウイングで飛翔し、シシボイジャーのエネルギーを纏い流星の如きスピードで動き回り攻撃する。

 

『ドンキラメイモモタロウ!』

 

 ドンキラメイモモタロウアルターになり、両足のローラーで地面を駆けながら肩のキャノンで水のビームを放つ。

 

 ドンドラゴクウアルターが手裏剣を模したドローンのニンニンジャーアルターに乗り龍虎之戟で敵に攻撃。

 

『レジェンドアルター!』「ニンニン合体!」『威風堂々! 手裏剣戦隊!』

 

 その後はニンニンジャーアルターと合体してドンニンニンドラゴクウアルターへ。

 

 飛び回りながらニンニンカッターにエネルギーを纏わせて攻撃。

 

『威風堂々! 海賊戦隊!』

 

 ゴーカイジャーアルターが飛んできてドンゴーカイドラゴクウアルターにチェンジ。両腕のブレードで敵を全て切り裂く。

 

 

 

 

「アバターチェンジ! ロボタロウ!」

 

 ドンモモタロウのその掛け声で、ドンブラザーズはロボタロウギアをセットする。

 

『よぉ〜ッ! ドン! ドン! ドン! ドンブラコォ! ロボタロウ〜! ドン! ブラボ〜! ドン! ブラボ〜!』

 

 トリガーを引くと周りにエネルギーのマンホールが複数出現。

 

 更に新たなアーマーが何処からか出現し、エネルギーのマンホールによってバウンドして周囲を舞った後に彼らの身体に装着される。

 

『ドン! ロボタロウ〜! よっ! 世界一!』

 

『サル! ロボタロウ〜! よっ! ムッキムキィ!』

 

『オニ! ロボタロウ〜! よっ! 鬼に金棒!』

 

『イヌ! ロボタロウ〜! よっ! ワンダフルッ!』

 

『キジ! ロボタロウ〜! よっ! トリッキーィ!』

 

 ドンロボタロウ、サルブラザーロボタロウ、オニシスターロボタロウ、イヌブラザーロボタロウ、キジブラザーロボタロウに変身完了。

 

「アバターチェンジ! ロボゴクウ!」

 

「アバターチェンジ……! ロボボルト……!」

 

虎的盾鑼に虎龍攻神ロボタロウギアをセットする龍と虎。

 

『ロボタロウ!』

 

 盾鑼を天に掲げボタンを押し、ロードしたデータを打ち出す。

 

 周りにエネルギーのマンホールが複数出現。新たなアーマーが出現し、マンホールにバウンドして彼らの身体に装着。

 

『ドンロボゴクウ!』『ロボボルト!』

 

両者はドンロボゴクウとドンロボボルトに変身。

 

「ふっ! はあっ!」

 

 ドンロボタロウは背中のブースターで高速移動して敵を切り裂く。その後、ザングラソードを振り回し竜巻を発生させて敵へぶつけた。

 

「心桃滅却……」

 

ドンロボタロウはザングラソードを構える。

 

『秘技!』

 

「アバター光刃……!』

 

『気才! 異才! 居合斬!』

 

 瞬間、ブースターによって高速で駆け出したドンロボタロウは居合斬りで目前の敵を全て切り裂いた。

 

「見よ! お猿のパワー!」

 

 サルブラザーロボタロウが両腕を地面に叩きつける。大きな振動が起こり、敵が吹き飛んだ。

 

「トゲトゲ発射ァ!」

 

 オニシスターロボタロウがフルコンボウを掲げ、敵に向けてトゲのミサイルを放つ。

 

「はあーっ!」

 

 イヌブラザーロボタロウが高速で回転しながら敵に突撃。

 

「スーパーケンケンケーェン!」

 

 キジブラザーロボタロウが嘴にエネルギーを纏って敵を貫いていった。

 

ドンロボゴクウは空から火炎放射"ドラゴンファイヤー"を放ち、敵を一掃。

 

ドンロボボルトは駆け出して次々と敵を爪で引っ掻き続ける。口からタイガービームという光線を発射して更に攻撃。

 

「お供達! 必殺奥義だ!」

 

『パァーリィータァーイム! ドン! ロボタロウ〜! いざ参る!』

 

「前人未桃……!」

 

『アーバタロ斬! アバタロ斬!』

 

「打ち上げロボタロウ!」

 

 キジブラザーロボタロウが飛び、イヌブラザーロボタロウは駆け出し、ドンロボタロウは飛び上がった。

 

 サルブラザーロボタロウが地面を叩きつけた衝撃により、オニシスターロボタロウが空に飛び上がる。

 

「トゲトゲ花火ィ〜!」

 

 フルコンボウのトゲが発射。飛行してるキジブラザーロボタロウと走っているイヌブラザーロボタロウが敵に当たるようトゲを誘導する。

 

 ぶつかったトゲは花火を起こし爆発。

 

『必殺奥義! ロボ! タロ! 斬!』

 

「ふうんっ!」

 

 ドンロボタロウがエネルギーを纏ったザングラソードで敵を連続で切り裂く。

 

 最後にオニシスターとサルブラザーが地面を叩きつけ敵を打ち上げ爆発した。

 

「「「「「ドン! ドン! ドンブラザーズ!」」」」」

 

 その叫びと共に、花火が打たれた。

 

「お供達、大合体だ!」

 

『ドンブラコォ! 大合体!』

 

「ワオーン!」「オニー!」「ウオッホー!」「ケンケンケーン!」

 

 犬が左足、鬼が右足、猿は両腕、雉は肩と。ドンロボタロウに合体する。合体する間は『大合体!』とドンブラスターの音声が流れ続けていた。

 

 そして最後に、ドンロボタロウの頭に兜が装着。

 

『完成! ドン! オニタイジン! よっ! 銀河一!』

 

 ドンオニタイジン、完成。

 

「いざ、出陣〜!」

 

タロウのその掛け声と同時に、手に持っていた"ドンばい"という軍配を振るい、強風を起こして敵を吹き飛ばす。

 

 その後、肩に装着されていた二振りの剣"キジンソード"を手に取り、敵に向け斬撃を飛ばした。

 

「僕らも合体です!」

 

『大合体!』

 

 ドンロボゴクウの身体が分解し、ドンロボボルトと合体する。

 

『完成! 虎龍攻神(トラドラゴンジン)!』

 

 その手に"熱烈貫戟(ねつれつかんげき)"という剣を持ち、軽く振り回してポーズを取った。

 

 ドンオニタイジンと連携し、互いの剣は敵を斬り続ける。

 

「キジミサイル!」

 

 右肩のキジブラザーロボタロウの口からミサイルが発射され周りの敵に命中。

 

「オニキーック!」

 

 右足のオニシスターロボタロウによって繰り出される百烈蹴り。

 

「おお!」

 

 肩のキジブラザーロボタロウから羽が展開され飛行するドンオニタイジン。

 

「天空サル連撃!」

 

 飛びながらサルブラザーロボタロウが両腕で連続パンチを繰り出す。

 

「行くぞ! 一騎当千!」

 

 特殊な背景が展開され、船の上でキジンソードを交差させて一本の巨大な刀を生成。

 

「「「「「ドンブラパラダイス!」」」」」

 

川からどんぶらこと流れてくる桃を突き刺し合わせて巨大な桃を作り出し、桃諸共敵を切り裂いた。

 

『必殺奥義! ロボタロ斬!』

 

「ドラゴン拳! トラドラ奥義!」

 

 ドンドラゴクウが叫ぶと、左手に神盾撃器(イージストライガー)が装着される。

 

そして構えを取ると、ドンロボゴクウとドンロボボルトの形状を模った気が出現。

 

「炎虎龍々ジロウ'sハリケーン!」

 

 ドンロボゴクウとドンロボボルトを飛ばして攻撃した後、熱烈貫戟の刀身が伸びて纏めてアノーニを貫いた。

 

「ジロウ、超絶大合体だ!」

 

「はい!」

 

 ドンオニタイジンからのドンモモタロウの声に虎龍攻神のドンドラゴクウが頷く。

 

「呉越同舟……!」

 

『『大合体!』』

 

「「超絶大合体!」」

 

 ドンモモタロウとドンドラゴクウがドンブラスターと龍虎之戟を重ね、データを送受信。

 

 ドンオニタイジンとトラドラゴンジンが分解し、それぞれのパーツが合体し始める。

 

『完成! トラドラァ!』『オニタイジンッ!』

 

「「「「「「「完成! トラドラオニタイジン!」」」」」」」

 

 トラドラオニタイジン、完成。

 

 召喚された緑色の馬、アバターホースに騎乗して走り出す。

 

「キジンスピア豪傑突き!」

 

 キジンソードを合体したキジンスピアを回し、その後エネルギーを纏った一突きを繰り出す。

 

「「キジンスピアー剣豪斬り!」」

 

 もう一度スピアを回すと、今度はエネルギーを纏った刃でアノーニ達を切り裂く。

 

「流鏑馬モード! ドラゴンキングダムアロー!」

 

 キジンスピアを縦に構え、複数本の光の矢を放って攻撃。

 

 その後、アバターホースから飛び降りる。

 

「精神一桃・ドンブラシャングリア!」

 

 エネルギーを溜めて、太く青い光の矢を放つ。それは高速で飛び、軌道上の敵を一掃。

 

「天下桃一!」

 

「「「「「「「ドンブラファンタジア!」」」」」」」

 

 トラドラオニタイジンの周りに合体してる7体の顔を模した桃型のエネルギーが出現し、一斉に飛ばされて敵の下で爆ぜた。

 

 

 

 

ゼンカイザーブラックは現在、機界鬼と対峙していた。

 

 互いのガトリングの銃口が火を吹き、弾丸がぶつかり合う。

 

 攻撃の手が止むと、機界鬼の周りにアナザーアノーニ達が出現。

 

 ゼンカイザーブラックは身構えるが、その場に騒がしい乱入者達が来た。ドンブラザーズ達だ。

 

「「「「「アバターチェンジ!」」」」」

 

『『『『『ドンブラコォ!』』』』』

 

 ドンモモタロウとサルブラザーとオニシスターとイヌブラザーとキジブラザーがギアをドンブラスターにセットして操作。

 

「「アバターチェンジ!」」

 

『『ドーラドラドラドラドラァ!』』

 

 ドンドラゴクウとドントラボルトもギアをセットして操作。

 

「「アバターチェンジ!」」

 

『『What's up!?』』

 

 ドンムラサメと未来ドンムラサメもニンジャークソードを操作する。

 

「私も〜! アバターチェンジ!」

 

『ドンブラコォ!』

 

 未来オニシスターもドンブラスターにギアをセット。

 

『ゼンカイザー!』『ゼンカイジュラン!』『ゼンカイガオーン!』『ゼンカイマジーヌ!』『ゼンカイブルーン!』『ツーカイザー!』『ステイシーザー!』『ツーカイフリントォ!』

 

 ギアに込められた力の源である戦士達の名が叫ばれる。皆一斉にトリガーを引いた。

 

『ババン! ババン! ババン! ババン! ババババーン! ゼーンカイジャー! よっ! 秘密のパワー!』

 

『よっ! 恐竜パワー!』

 

『よっ! 百獣パワー!』

 

『よっ! 魔法パワー!』

 

『よっ! 轟轟パワー!』

 

『熱烈歓迎! 海賊のパワー! 謝謝!』

 

『熱烈歓迎! 暗黒のパワー! 謝謝!』

 

『よっ! 発明のパワー!』

 

ドンモモタロウは秘密のパワー・ゼンカイザーへ。

 

イヌブラザーは恐竜パワー・ゼンカイジュランへ。

 

オニシスターは百獣パワー・ゼンカイガオーンへ。

 

キジブラザーは魔法パワー・ゼンカイマジーヌへ。

 

サルブラザーは轟轟パワー・ゼンカイブルーンへ。

 

ドンドラゴクウは海賊のパワー・ツーカイザーへ。

 

ドントラボルトは暗黒のパワー・ステイシーザーへ。

 

ドンムラサメは機械のパワー・ハカイザーへ。

 

未来ドンムラサメはレッドのパワー・ゼンカイレッドへ。

 

未来オニシスターは発明のパワー・ツーカイフリントへ。

 

ドンブラザーズ達は機界戦隊ゼンカイジャーへチェンジした。

 

『よっ! 機界戦隊!』

 

「ハーハッハッハッ! 全力全開だ!」

 

 高笑いを上げてゼンカイザーは機界鬼に向けて銃撃。それに続くカラフルな戦士達。

 

ゼンカイザーブラックも悠然と歩きそれに続いた。

 

 まずゼンカイザー。黒じゃなくて白いほう。高笑いを上げながらドンブラスターとギアトリンガーで撃ちまくる姿は中々のものだ。

 

「はあっ!」「ガオーッ!」

 

 ゼンカイジュランはジュランソードで敵を切り裂き、ゼンカイガオーンは敵に飛びついたり身を転がしたりとアクロバティックな動きをしながらガオーンクローで引っ掻く。

 

 その後にゼンカイジュランの胸部のティラノの頭から炎を噴射し、二人の武器に纏わせて斬撃として放った。

 

「ぬぬぬ・マジーヌ!」

 

 ゼンカイマジーヌがマジーヌスティックを翳しながら呪文を唱える。ピンク色の光線が複数飛んで敵を攻撃する。

 

「身体が分割するぞーっ!」「何ですかそれー!?」

 

 ゼンカイブルーンの上半身と下半身が分割していて、更にどちらも自律行動が可能でそれぞれ敵を攻撃中。上は回転しながらブルーンピッカーで、下はキック中。

 

その光景にゼンカイマジーヌはギョッとしていた。

 

「ヨホホイッ!」

 

 敵の攻撃を躱しながらキックやギアダリンガーによる銃撃を見舞い、手を地面につけて軸にして逆立ちキック。

 

 ギアダリンガーで敵を連続で叩き舵輪のマークを刻む。トリガーを引くとその舵輪に向かってエネルギーの碇が一斉に発射された。

 

 ステイシーザーはステイシールドで殴打攻撃をしてギアトジンガーで射撃。右手首に装着されている多連装ミサイルランチャーを放つシーザー暗黒流星群を。

 

 ハカイザーがブイメランを投げ、ゼンカイレッドはギアトリンガーの銃口から炎の刃を生成して連続で敵を切り裂き、貫いていて、ツーカイフリントはロックピストルで撃ち抜いた。

 

 ゼンカイザーブラックは襲いくるアノーニの攻撃を最小限の動きで避け、蹴るかギアトリンガーからの水色の刃で切り捨てている。

 

 残るは機界鬼だけとなった。

 

「行くぞ」

 

 ゼンカイザーブラックがギアトリンガーのハンドルを回しながら他一同に言った。

 

『ヒーロー! スーパーゼンカイターイム! ゴッゴー! バンバン!』

 

『全速前進! 回せ回せー! いっぱーい!』

 

 ゼンカイジャー5人とツーカイザー、ステイシーザーにゼンカイレッドがそれぞれ武器を操作する。

 

「ゼンカイ、フィニッシュバスター!」

 

 ゼンカイザーブラックのその一言でトリガーは引かれた。それぞれの銃口から打ち出された光線が重なり合う。

 

 機界鬼も腕のガトリングから光線を撃つが重なり合ったビームには敵うことなく爆発。そして追い討ちといわんばかりにゼンカイジャーを象徴するマークの鋭利な部分が突き刺さった。

 

『ダイゼンカイ!』

 

『ツーカイに、弩ッキューン!』

 

 

 ソノイがバロンソードを振るう。迫り来る敵を一刀両断し続ける。

 

「はあっ!」

 

 掛け声を上げて刀身から青い斬撃を飛ばす。

 

 その後、胸元の脳人シールドに赤い宝石と十字架のようなレリーフが取り付けられ強化形態へと変身。

 

 宝石からビームを放ち目の前の敵を一掃。

 

「ふっ!」

 

 ソノニも分割して短剣状態のコンドルアローで回転斬り。その後合体させて光の矢を放つ。

 

「はあああっ!」

 

ソノザはカゲスピアを振り回して敵を怯ませ、その隙に何体かを切りつけた後、残った一体には得意の三段付きを見舞った。

 

ソノシとソノゴとソノロク。纏めて略してソノシゴロク、またはソノシゴロ。

 

「ふっ!」

 

 華麗な動きで四苦無を振るうソノシ。四苦無を振るうとそれは鞭となり敵の身体に叩きつけられる。

 

「はあっ!」

 

 レイピアで素早く突きを繰り出すソノゴ。反撃の隙を与えず間髪入れず突きと斬撃を行う。

 

「おらあっ!」

 

 サンゼンコンで頭から敵を叩き潰すソノロク。サンゼンコンを天に掲げ、先端から光弾を乱射して広範囲攻撃を行なった。

 

 

 

 

「はああああっ!」

 

 ドンブラスターで何者かを撃つキジブラザー。その何者かはキジブラザーにそっくりな異形。

 

 その名もキジノ鬼。かつてキジブラザーこと雉野が成った個体である。

 

 光弾を全て手持ちの武器で全て防ぐキジノ鬼。かつて戦った時の特性は引き継いでおり、イヌブラザーを上回る足の速さで移動しキジブラザーに攻撃する。

 

「うわあっ!」

 

 それからも連続で攻撃が入ってキジブラザーが膝をついた時、キジノ鬼の攻撃を止めるものが入った。

 

「ふんっ!」

 

 白い剣でキジノ鬼の身体を斬る異形。それは鶴の獣人だった。

 

「! あ、貴方は……」

 

「……何をボサッとしている? さっさと立って戦え」

 

「は、はい!」

 

 慌てて立ち上がるキジブラザー。その間に、キジノ鬼は周りのアノーニを吸収して強化形態のバルーン鬼になった。

 

『パーリィタァーイム! キジブラザー!』

 

 ドンブラスターの天面のボタンが押され、ギアを連続で回すキジブラザー。

 

 鶴の獣人もツルサーベルの刀身にエネルギーを纏わせる。

 

『ヘイ! カモーン!』

 

「ふんっ!」「はあっ!」

 

 二人は同時に技を放ち、それはバルーン鬼に命中し撃破した。

 

「よし! ありがとうございま……あれ?」

 

 キジブラザーが鶴の獣人に礼を言おうとしたが、本人は既にどこかへ行っていた。

 

 

「よっ! ほっ! アウーッ!」

 

 龍虎之戟で目の前の敵を突き、後ろから迫る的にはキックをするドンドラゴクウ。

 

 更に自分の元へ複数のアノーニが走ってくるのを見て構えるが、

 

「ふっ!」

 

 ペンギンの獣人が滑るように高速で移動して、手刀で一気にアノーニを撃破した。

 

 その光景に驚いたドンドラゴクウは立ち尽くすペンギンの獣人を見た。

 

「…………あれ? この匂い何処かで…………あの! …………あれ?」

 

 ペンギンの獣人から感じ取った匂いにうっすらと覚えがあるドンドラゴクウが、本人は何処へ去っていた。

 

 

 様々なスーパー戦隊に変身し、激しい戦いを繰り広げるドンブラザーズ達。そんな彼らの勢いに、ジオウ達も負けてはいない。

 

「でやあっ!」

 

 ジカンギレードを振り戦うジオウ。相手を一度蹴ると、一つのライドウォッチを取り出す。

 

『響鬼!』

 

 響鬼ライドウォッチのベゼルを回し、リューズを押して起動。そしてそのまま、ジクウドライバーのD'3スロットに装填。

 リューザーを押しドライバーのロックを解除してサーキュラーを回した。

 

『アーマァータァーイム! 響鬼ィィィィィィ!』

 

 変身音叉音角の音が響き、仮面ライダー響鬼を模したアーマーが出現。それをジオウが蹴飛ばすと、アーマーが弾け飛び、彼の体に装着される。

 

 ジオウ・響鬼アーマーへと変身し、彼はその手に二振りの音撃棒・烈火Zを装備する。

 

 棒の先端についている赤い鬼石の『阿』と『吽』に火炎が迸る。ジオウは駆け出し、敵の横をすり抜けると同時に棒を振って腹に熱き衝撃を与える。

 

 そして振り返ると、口から紫色の炎を吹き出し敵の群れに火炎放射を放つ。その技の名は鬼火という。

 

『フィニッシュタァーイム! 響鬼!』

 

 ジオウライドウォッチと響鬼ライドウォッチのリューズを押した後、すぐさまロックを解除してサーキュラーを回転。

 

『音撃! タァーイムブレーェイク!』

 

 音撃鼓・火炎鼓のオーラが出現し、敵を纏めて拘束する。

 

音撃棒を鼓に向けて連続で叩きつけると清めの音によって敵は爆発した。

 

鎧武(ガイム)!』

 

ジオウはドライバーから響鬼ライドウォッチを引き抜いた後、鎧武ライドウォッチを取り出して起動し、すぐさまドライバーにセット。そしてロックを解除して回す。

 

『アーマァータァーイム! ソイヤァ! ガ・イ・ムゥ〜!』

 

 空中に生成された鎧武の顔を模したアーマーが現れる。

 それがジオウに装着されるとアーマーが展開し、鎧武アーマーに変身完了。直後に大橙丸Zを2本装備する。このアーマー特有の二刀流スタイルだ。

 

「はあーっ!」

 

 掛け声を上げて、敵を切り裂くジオウ。切り裂く度に迸るオレンジの果汁。

 敵の攻撃を避けた後、そのまま回し蹴りをして脚部装甲のダイダイゴウライタイにセットされてある大橙丸Zからオレンジの斬撃が飛ぶ。

 

 体勢を整えると、右手の大橙丸Zが光り輝く。光が晴れると、それはバナスピアーへと変化していた。

 

「ふっ!」

 

それを地面に突き刺すと、巨大なバナナ型のエネルギーが連続で出現し、敵を次々と穿つ。その名もスピアビクトリー。

 

 左手の大橙丸Zが光り輝くと、それはブドウ龍砲へと変化。

 

 そしてすぐさま緑宝撃鉄を引くと、銃口に紫色のエネルギーが収束する。トリガーを引くと放たれたエネルギーが龍の形を取って敵を一掃し、必殺のドラゴンショットが決まった。

 

 鎧武のかつての戦友の武器が敵を打ち払う。

 

『フィニッシュタァーイム! 鎧武! スカッシュ! タァーイムブレーェイク!』

 

大橙丸Zの二刀流を構え駆け出す。すれ違いざまに敵を切り裂き続け、最後は振り向いてオレンジの斬撃を放った。

 

『エグゼイド!』

 

エグゼイドライドウォッチを起動し、ベルトに装填。ロックを解除して回す。

 

『アーマァータァーイム! レベル・アーップ! エグゼイーィド!』

 

 エグゼイドアーマーに変身。

 

「はあーっ!」

 

 駆け出して地面を思い切り蹴ると、高く跳躍するジオウ。そしてその勢いで敵を腕に装備されているガシャコンブレイカーブレイカーで殴る。

 

 肩のガシャットショルダーの影響によって現れたチョコブロックを破壊すると、そこから大型の黄色いメダルが。

 

『高速化!』

 

 高速化のエナジーアイテムを獲得したジオウは目にも止まらぬ速さで敵を倒していく。

 

『マッスル化!』

 

 マッスル化のエナジーアイテムも獲得し、左腕にゲキトツスマッシャーを装備して更に敵を薙ぎ倒す。

 

『フィニッシュタァーイム! エグゼイド! クリティカル! タァーイムブレーェイク!』

 

ジオウは駆け出し地面を蹴り上げる。ガシャコンブレイカーブレイカーで敵を纏めて連続で殴りつける。『ヒット!』『グレート!』『パーフェクト!』の文字がそれぞれ出て、爆発。

 

『ダブル!』

 

 ダブルライドウォッチを起動して、ベルトに装填して変身。

 

『アーマァータァーイム! サイクロン! ジョーカァー! ダ・ブ・ルゥー!』

 

 サイクロン型とジョーカー型のメモリトロイドが敵を攻撃しながらガイアメモリショルダーに変形。ジオウがそれを装着しダブルアーマーに変身した後、左手でスナップをきかせる。

 

 駆け出して疾風を纏った回し蹴りを繰り返すジオウ。切札の力によって紫色のエネルギーが纏われたパンチも放たれる。

 

『ヒート! メタルゥ!』

 

 ガイアメモリショルダーのサイクロンはヒートに、ジョーカーはメタルに変わる。棒術武器のメタルシャフトを使い、両端に熱き炎を纏わせて敵を薙ぎ倒してゆく姿は闘士のごとく。

 

『ルナァ! トリガァー!』

 

 ヒートはルナに、メタルはトリガーに変わる。銃撃手の武器たるトリガーマグナムの引き金を引くと、黄金のエネルギー弾が幻想の如く分裂して敵を撃ち抜く。

 

『フィニッシュタァーイム! ダブル! マキシマム! タァーイムブレーェイク!』

 

風を纏いジオウが浮かび上がる。両足に緑と紫のエネルギーが収束した後、キックを放った。

 

『フォーゼ!』

 

 フォーゼのウォッチを起動、そしてベルトに装填して変身。

 

『アーマァータァーイム! 3(スリー)! 2(ツー) ! 1(ワン) ! フォォォォォォゼェー!』

 

 仮面ライダーフォーゼを模したアーマーが装着され、フォーゼアーマーに変身。

 

 背中にあるブースターが火を噴いて、勢いよく地面から飛び立つ。

 

 両腕のブースターモジュールからも火が噴出して、その勢いで敵を殴りつけた。

 

『LAUNCHER ON!』

 

 瞬間、右足のモビリットエンジンが光り輝くと、ランチャーモジュールに変化。構えるとミサイルが噴出し、敵に直撃して爆破した。

 

『HOPPING ON!』

 

『SCISSORS ON!』

 

『CRAW ON!』

 

 左足のモビリットエンジンはホッピングモジュールに、右腕のブースターモジュールはクローモジュールに、同じく左腕はシザースモジュールにそれぞれ変化。

 

「はあーっ!」

 

 ホッピングモジュールの力でぴょんぴょんと飛び跳ねながら、シザースモジュールとクローモジュールで攻撃。敵もその予測不能な動きには対処は出来ない。

 

『フィニッシュタァーイム! フォーゼ! リミット! タァーイムブレーェイク!』

 

ロケットモードに変形し、ドリルモジュールのエネルギーを纏う。

 

「ライダーロケットドリルアターック!」

 

高速回転して敵に突撃。纏めて爆発四散。

 

『ウィザード!』

 

 ウィザードライドウォッチを起動、そしてベルトに装填。

 

『アーマァータァーイム! プリーズ! ウィ・ザァードッ!』

 

 仮面ライダーウィザードを模した形態、ウィザードアーマーに変身。

 

 マントを翻し駆け出すと、地面を蹴って軽くジャンプし、空中で体を捻らせ炎を纏ったキックを繰り出す。

 

 ネコ獣人によってクローが横に振るわれるが、咄嗟にバク宙してそれを回避し、地面へ着地すると同時にジカンギレードで斬りつける。

 

 右足、左足で回し蹴りを2回繰り返し、体を空中で横向きにしてクルクルと回り敵を斬りつける。

 

 ジカンギレードをジュウモードにした後、すぐさま体を360度回して周囲にエネルギー弾を放つ。

 

 体を捻らせて敵の頭を蹴る。そのまま相手の背中に手をつけて台として利用し、近づいてくる他の敵を勢いをつけて蹴る。

 

 敵の攻撃をしゃがんで避け、それに繋げるように足払い。立ち上がるとバレエのようにクルクルと回り、それに翻弄された敵を蹴る、蹴る、蹴る。更に側転して蹴る。そしてバク宙して相手を撃つ。

 

『フィニッシュタァーイム! ウィザード! ストライク! タァーイムブレーェィク!』

 

マントを翻すジオウ。駆け出してロンダートを行い、最後は飛び上がって炎を纏ったキックを放った。

 

『オーズ!』

 

 オーズライドウォッチを取り出しベルトにセット。

 

『アーマァータァーイム! タカ! トラ! バッタ! オォォォォズゥゥゥゥゥゥ!』

 

 何処からかタカとトラとバッタを模したメカが出現し、それがジオウの身体に装着されオーズアーマーに変身した。

 

「はあっ!」

 

 バッタスプリンガーの力で高く飛んだジオウ。その勢いで敵をトラクローZで切り裂き、再び跳躍して敵を蹴り上げる。

 

『タカ! カマキリ! チーター!』

 

 スキャニングブレスターのトラの文字が黄緑色のカマキリの文字に変化する。バッタの文字も黄色のチーターの文字に変わっていた。

 

 それと同時に、両腕にはカマキリソードZが装着されていた。

 

敵の攻撃を二振りのソードで受け止める。攻撃を弾いた後、身体を切り裂く。その後チーターの能力で高速移動。敵を次々と切り裂いていく。

 

『コブラ! ゴリラ! タコ!』

 

 ブラスターのタカの文字は橙色のコブラに、カマキリは灰色のゴリラに、チーターは青色のタコに。

 

 腕に装着されたゴリバゴーンZで豪快にドラミングを決める。

 

 駆け出してその剛腕で敵を殴る。頭から出現したコブラを鞭のようにして相手を薙ぎ払う。

 

 複数の敵に囲まれるがブレイクダンスのウィンドミルを行った時、8本に足が分裂した。8本の足は敵を捕え、振り回して他の敵ごと一掃する。

 

『フィニッシュタァーイム! オーズ! スキャニング! タァーイムブレーェィク!』

 

 最初のタトバコンボの状態に戻って、ドライバーを操作。

 

「セイヤー!」

 

 赤、黄、緑のリングが発生し、飛び上がって赤色の翼を展開し両足キックで潜り抜けるジオウ。リングのエネルギーによって強化されたキックを敵に見舞った。

 

『ウォズ!』

 

 ジオウはウォズライドウォッチを取り出して起動。そしてベルトに装填する。

 

『アーマァータァーイム! カ・メ・ン! ライィィィィダァァァァ! ウォォォォズ!』

 

『ジカンデスピアァ! カマシスギ!』

 

 ジオウはウォズアーマーをその身に纏う。ジカンデスピア・ヤリスギモードを構え敵に振るい始める。

 

『フィニッシュタイム!』

 

 ジカンデスピアのタッチパネルの一番上のアイコンをタップ。そして連続でスライドする。

 

『一撃カマーン!』

 

 緑色の巨大な斬撃を放ち、敵を一掃する。

 

 

「やああああっ!」

 

エミリアが氷塊をパックと共にアノーニ達へぶつけていく。

 

 地面に氷を走らせて敵の全身を氷漬けにする。

 

「はああああっ!」

 

レムはモーニングスターを振るい、大勢のアノーニを一気に吹き飛ばす。

 

 鉄球を地面に打ち付けて、敵を宙に舞わす。舞っている敵には氷を撃ち出して攻撃した。

 

 

「! 何か来るぞ!」

 

 ふと上を見たサルブラザーが叫ぶ。他のものも彼が見てる方に視線を向けると、確かに緑色の光る何かが地上に急接近をしている。

 

 それが地上へと辿り着いた瞬間、大きく爆風が起こり、砂煙が舞った。

 

 その煙は徐々に晴れ始める。それによって、落ちてきたものの正体は人型だと分かり始める。やがて、その煙は完全に晴れた。

 

「! お前はッ」

 

「まさか、そんな!?」

 

「嘘でしょ!?」

 

「えっ、えっ、えええええー!? もう来ないはずじゃ!?」

 

「ッ、こいつ!」

 

 ドンブラザーズの、桃と猿と鬼と雉と犬はその正体を見て驚愕していた。

 

 傍にいたゼンカイザーブラックも、それを見て少なからず動揺した。

 

「帰ってきたのか…………! ドン・キラーが!」

 

 それの正体は、ドン・キラー。蛍光グリーンの近未来的な服装を纏い、両目の瞳も同じく緑色で、回線を思わせる銀色のラインが走っている。

 

 かつてのドン王家が、ドンブラザーズ達が力を悪用し、踏み外した行動をし続けた時のために技術の粋を結集し製作した戦闘用アンドロイドだ。

 

 起動したら最後、『ドンブラザーズを抹殺する』というプログラムに沿って何処までも追跡し、搭載された兵器等を使うことによって徹底的に殲滅をしようとする。

 

 本来は元の世界で五色田介人が起動スイッチを金庫に入れて管理をしているのだが、訳あって発動されてしまったことにより“何の落ち度もない“現在のドンブラザーズが狙われるハメになった。大事なことなので二度言っておくが、“何の落ち度もない”現在のドンブラザーズが、である。

 

 その後はまた訳あって宇宙に行って帰ってこない筈だったのだが、こうしてドンブラザーズの前に現れたのである。

 

「何だアイツ!?」

 

「す、すごーくモモイさんそっくりの顔ね!?」

 

 驚愕していた二名、スバルとエミリア。傍に居たレムとラムとジオウも同じくだ。

 

 そしてエミリアの言う通り、ドン・キラーの顔はドンモモタロウこと桃井タロウに瓜二つであった。

 

「でも何であんなにそっくりなのかしら……」

 

「決まっている。————カッコいいからだ」

 

「あっ、それ自分で言っちゃうんだ」

 

「日頃の態度に比例するような自信ね」

 

 エミリアの疑問に対するドンモモタロウの回答に、特に大きなリアクションもなく突っ込んだスバル。ラムも軽い毒舌を一つ。

 

「あっ! タロウさんそっくりのロボット!」

 

「あァ……?」

 

「おいあれ……!」

 

「あいつは……」

 

「ドン・キラー……!」

 

 ドンドラゴクウとドントラボルト、ソノニとソノザとソノイも現れる。

 

 ドン・キラーはゆっくりと、ドンブラザーズ達を見ると————獲物を見つけた獣のような、獰猛な笑みを浮かべた。

 

「来るぞ!」

 

 ドンモモタロウの一声で身構える一同。その瞬間、ドン・キラーの瞳から緑色のビームが発射された。

 

 一同はそれを左右横に飛んで避ける。当たり損ねたビームは地面に当たり爆ぜ、軽い爆風を起こした。

 

「めっ……目からビーム出たァ!?」

 

「……どう考えてもまずい気がする……!」

 

 思わず声に出して驚愕するスバルと呟くジオウ。その間にも、ドンブラザーズはドン・キラー迎撃の為に駆け出した。

 

「ふんっ!」

 

 ドンモモタロウがドン・キラーにザングラードを振るう。しかしそれはすぐさま手で跳ね除けられ、逆に平手で腹を打たれ吹き飛ばされる。

 

「うあっ……!」

 

 オニシスターとサルブラザーはドンブラスターを使いドン・キラーに接近しながら連続で光弾を放つが、全てその体で弾かれてしまう。掌から光弾を放ちオニシスターに命中させ、掴みかかってきたサルブラザーも軽々と振り払う。

 

「ぐえーっ!」

 

「ぬわあっ!」

 

 イヌブラザーが投げた手裏剣を蹴って跳ね返し、逆に相手に命中させる。空から撃とうとしていたキジブラザーに目からビームを放つ。ビームが命中したキジブラザーは悲鳴をあげて墜落。

 

「があっ!」

 

「のわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 ドン・キラーに突撃するドンドラゴクウとドントラボルトは龍虎之戟で刺突と斬撃を放つ。だがその一撃は受け止められ、両者は天高く投げ飛ばされる。

 

「うわーっ!?」

 

「ぐうっ!?」

 

 ドン・キラーが振り向くと、剣が振られるのが見えた。それを片手で受け止める。剣の主はソノイだった。

 

「ソノニ! ソノザ!」

 

 ソノイが仲間である2人の名を呼ぶと、ソノニはエネルギーを纏った矢を放ち、ソノザは槍から斬撃を放つ。

 ソノイがドン・キラーから離れた後、矢と斬撃は命中する。爆発が起きたものの、煙が晴れると身体には傷一つ付いていなかった。

 

『フィニッシュタァーイム!』

 

 空から声がして、ドン・キラーは上を見る。するとそこには、キックの構えを取るジオウが。

 

『タァーイムブレーェク!』

 

「はあああああっ!」

 

足にマゼンタのエネルギーが収束し、ドン・キラーにキックを放つジオウ。だがドン・キラーは正面から足を受け止め、そのまま投げ飛ばした。

 

「ぐあああああっ!」

 

「ふっ!」

 

 レムがモーニングスターを放つ。だが先端の鉄球は受け止められ、伸びていた鎖を掴まれ引っ張られる。強い力で引っ張られたことにより身体ごとドン・キラーの前まで飛ぶ。

 

「がっ!」

 

 無防備になったその体はドン・キラーの拳を喰らい吹っ飛んだ。

 

「はああっ!」

 

 雄叫びを上げてエミリアは跳躍し、上から攻撃を仕掛ける。細長い氷柱をその手に持ち振るうが、ドン・キラーはそれを受け止めてへし折る。

 

 へし折れた氷柱にエミリアは思わず目を向ける、拳を向けるドン・キラーに気付き腕に氷のシールドを展開する。しかしそれはすぐさま砕かれ、ダメージは少ないものの体が吹っ飛ばされる。

 

 立ち上がるエミリア。ドン・キラーは口からビームを放ち、エミリアは再び氷のシールドを展開してそれを防ぐ。ビームの凄まじい力でシールドを削られるものの、同時に再生もする。

 

 しばらくして、手を横に動かしビームを上手く受け流し脱する。そのままドン・キラーに急接近して体を捻ると、氷を纏った左足がドン・キラーの左手を捉える。

 

 氷により手が地面に縫い付けられドン・キラーが態勢を崩す。それによって生まれた僅かな隙をエミリアは逃さず、右手に纏った氷塊をドン・キラーの顔にぶつけた。

 

 甲高い音が響き渡る。

 

 ————だが、その顔には傷一つ付いていなかった。それどころか、氷塊が砕けてしまう。

 

 エミリアはそれに驚く暇もなく、ドン・キラーの右手から放たれた光弾が腹に直撃し吹き飛んだ。

 

「誰か忘れちゃいないかな!」

 

 中性的な声が聞こえたと同時に、天からドン・キラーに向かって大量の氷柱が降り注ぎ、砂煙が舞った。

 

「さて、どうかな?」

 

 エミリアの下に灰色の猫が戻る。氷柱を降らせたのはパックだった。

 砂煙が晴れると、大きな氷塊が出来上がっていた。きっと、ドン・キラーはあの中で氷漬けに————。

 

ぴしっ

 

「ん?」

 

 パックが声を出した瞬間、氷にひびが入る音が連続で続き、最後には砕け散る音が響いた。

 

 周囲に細氷が舞う中、ドン・キラーは平然と立っていた。

 

「……あらら」

 

「そんな……っ!」

 

 パックは頭を掻いて困ったような顔と声を出すが、内心は戦慄しており、エミリアも悲痛そうに顔を歪める。

 

「あれ喰らって倒せねえって……んなのアリかよ!?」

 

「何て力なの……!」

 

 スバルとラムも戦慄する。パックの魔法を喰らってもドン・キラーに傷は一つも付いてないからだ。

 当の本人は、ドンブラザーズを見て口からビームを放つ。

 ドンブラザーズはそれを避け、せめてもの抵抗とばかりにドンブラスターを一斉掃射する。

 

『ドゥルルルルルルルルル!』

 

 ゼンカイザーブラックも加勢し、ギアトリンガーのハンドルを回し連射する。

 

 だが、ドン・キラーの身体はそれを全て弾き返す。

 

「くっ……やはりドン・キラーに対抗するには、あれしか……!」

 

 ゼンカイザーブラックが小さくそう漏らす。

 

「んあ?」

 

 その時、スバルは上空からまた何か迫ってることに気づいた。

 

「また何か来てるんですけど!?」

 

 他のものも視線を向けると、確かに赤色の光る何かが地上に急接近をしている。

 

 それが地上へと辿り着いた瞬間、大きく爆風が起こり、砂煙が舞った。

 

 その煙は徐々に晴れ始める。それによって、落ちてきたものの正体は人型だと分かり始める。やがて、その煙は完全に晴れた。

 

「ドン・キラー・キラー……!」

 

「ドン・キラー・キラー!? 何そのヤケクソネーミング!?」

 

 スバルはゼンカイザーブラックが呟いた名前に大きくツッコんだ。

 

 彼らの目の前に新たに現れたのはドン・キラー・キラー。もしもドン・キラーが何らかの要因で暴走した際、それを止めるために開発された戦闘アンドロイドである。

 

 赤と銀で彩られた近未来チックな服装を纏い、両目の瞳は赤色で、回線を思わせる銀色のラインが走っている。

 

 そしてその面貌は何故かサルブラザーの猿原真一と瓜二つであった。

 

 ドン・キラーを視線に見据えたドン・キラー・キラーは目からビームを放った。同じく、ドン・キラーも目からビームを放った。

 

 ビームのせめぎ合いとなるが相殺され、衝撃波が生み出される。

 

 互いに迫り合い、取っ組み合いとなる。ドンブラザーズには大ダメージとなるようなドン・キラーのパンチを受けてもドン・キラー・キラーは怯んだ様子は無く、逆に相手にパンチを見舞う。

 

 その後、周囲が見守る中しばらくの格闘戦が繰り広げられた。

 そして、互いが掴み合うと、空に向かって軌跡を書きながら飛び立った。

 

「…………飛んでった…………」

 

 周囲が呆然と見上げる中、スバルは呟く。

 

「…………これで再び……あの二人は未来永劫、果てしなく戦いを続けるだろう………」

 

 宇宙では、ドン・キラーとドン・キラー・キラーが、高速で飛行しながらビームで撃ち合い、激闘を繰り広げるのであった。

 

「…………そういえば、何でドン・キラー・キラーはお猿さんの人に顔が似てたのかしら?」

 

「そりゃあ……かっこいいからじゃないか?」

 

 エミリアの疑問に、サルブラザーは頭を掻きながら答えた。

 

 

 先程とは別の場所で、ジオウとエミリアが戦っている。

 

「ヌァーハッハッハッハッハッ!」

 

何処からか甲高い笑い声が聞こえた。それに気づいたジオウとエミリアは崖の方に目を向ける。するとそこには、6つの人影が存在していた。

 

「そこの仮面の戦士達よ! 俺様達が力を貸してやろう!」

 

 そう言って指差すのは先程笑い声を上げていた青年。髪に赤いメッシュがかかって

 

いる彼は白いブラウスの上に赤と黒のケープと右に垂れ下がる紅いマントを羽織っていた。

 

 他五人のうち一人、リーゼントに青のメッシュがかかっている男は瞳は青く、左耳にイヤリングをしている。その身には黒いタンクトップの上に青のレザージャケットを着こなしている。

 

 うち一人の女性はブロンドの髪を縦ロールにしており、頭頂部は盛り髪でティアラを付けている。華やかなデザインの黄色い肩出しのワンピースドレスレースの手袋、銀のサンダル等、いかにも女王らしい。

 

 もう一人の女性は、黒髪のロングヘアで右目は髪で隠れている。黒を基調に紫のラインが入った服装をしており、顔の下半分が隠れるほど襟が長く、服装の露出も非常に少ない。

 

 男女の中で最も体格の良い男性はウェーブのかかった長い髪を頭頂部で結っている。右目の下には紅を差し、反対側の頬に四つの小さい円形のペイントがある。服装は黒・橙・金色等があしらわれた派手な羽織袴姿だった。

 

 最後の男は黒髪の端正な顔立ちの若者で、フェイスペイントが施されている。金の装飾を蜘蛛の巣のように巡らせた白いコートを纏っており、貴族を思わせる格好。しかし、その服の右裾から覗く手はまさしく異形のそれ だった。

 

「たく、いきなり妙な所に連れ出されたかと思ったら、とんでもねェ乱闘騒ぎが起こってやがる」

 

「私たちが手助けしてあげるわ、光栄に思いなさい?」

 

「……………………」

 

「微力かもしれませぬが、お力添えをいたしましょう!」

 

「六つの国の王が巨悪を倒すため異界の英雄と手を組み共に戦う、とさ……王道ながらも良い筋書きだと思わないかい?」

 

「アンタ達は……」

 

 ヤンキーチックな青の男と高飛車なブロンドの女性と無口な紫の女性と物腰柔らかな黒の男と飄々とした白の男。

 

 彼らの言葉に続けるようにジオウが問う。

 

「俺たちは!」

 

 赤の男の声に合わせて5人は様々な装飾が為された銀色の剣————王の証たるオージャカリバーを構え、白の男はタランチュラの装飾が施された短剣、クモノスレイヤーを構える。

 

Qua God(クワガタ)!』

 

Tone boy(トンボ)!』

 

Comn and Kick it(カマキリ)!』

 

Pop it on(パピヨン)!』

 

Hatch it(ハチ)!』

 

Guys Go(解放)!』

 

 赤色の鍬形の角、青色の蜻蛉の尻尾、黄色の蟷螂の鎌、紫色の蝶の羽、黒色の蜂のお尻。それぞれが操作されオージャカリバーに光を灯す。クモノスレイヤーにチェンジクモノスキーが差し込まれる。

 

 王の凱旋とも言える荘厳な音楽な流れる中、その一言は叫ばれた。

 

「「「「「「王鎧武装!」」」」」」

 

 瞬間、構えをとった5人は同時に鍬形の角を引き下ろし、一人はキーを回す。とくと見よ、平和を守る王の姿。

 

『You are the KING! You are the!  You! are! the KING!』

 

 6人の体が琥珀色の結晶体に包まれる。その後、出現した巨大な機械の虫達がその結晶を砕いた時、彼らの身体は変貌していた。

 

 テクノロジーの国『ンコソパ』の王。その名も、

 

「叡智の王、ヤンマ・ガストだ!」『トンボ・オージャッ!』

 

 医療と芸術の国『イシャバーナ』の女王。その名も、

 

「絢爛の女王、ヒメノ・ラン!」『カマキリ・オージャッ!』

 

 氷雪の国『ゴッカン』の国王兼最高裁判長。その名も、

 

「不動の王、リタ・カニスカ!」『パピヨン・オージャッ!』

 

 農業の国『トウフ』の王殿。その名も、

 

「豊穣の王殿様、カグラギ・ディボウスキ!」『ハチ・オージャッ!』

 

 地帝国『バグナラク』の新たなる王。その名も、

 

「狭間の王、ジェラミー・ブラシエリ!」『スパイダァークモノスゥー!』

 

 そして、始まりの国にして最強国『シュゴッダム』の新たなる王。その名も、

 

「邪悪の王! ギラだ!」『クワガタ・オージャッ!』

 

 彼らもドンブラザーズと同じく戦隊であった。

 

 正式名称は|六王国異様事案対策用戦略救命部隊《ろくおうこくことさまじあんたいさくようせんりゃくきゅうめいぶたい》、通称は彼らの世界の守護神の名を由来し、その名も————。

 

「我ら! 王様戦隊キングオージャー!」

 

 クワガタオージャーがオージャカリバーを逆手持ちに掲げて高らかに告げた。

 

「さァ! 共に雑魚どもを蹴散らすぞ!」

 

「……あぁ!」

 

 クワガタオージャーが王様鬼達にオージャカリバーの剣先を突きつける。彼の言葉にジオウは強く頷いた。

 

「ヌァーハッハッ! 平伏せ雑魚どもが!」「全員ぶち抜いてやんよ!」「切除する!」「さてさて、参りましょう!」「……死罪だ」「行くとしようか」

 

キングオージャー達は崖から飛び立ち敵の群れへと飛び込む。

 

「おらおらおらおらおらぁ!」

 

キングズウエポン・銃モードで敵を撃ち抜き続けるのはトンボオージャー。

 

『オージャシューティングッ!』

 

「喰らいやがれっ!」

 

 ウエポンのエンブレムを叩くように押し、トリガーを引いて巨大な青い光弾で纏めて敵を倒す。

 

「はあーっ!」

 

 オージャカリバーとキングズウエポン・鎌モードの二刀流で敵を刈り取るのはカマキリオージャー。

 

『オージャスラッシュッ!』

 

「やあああっ!」

 

 カリバーとウエポンを連結させ、黄色い刃を纏うことで大鎌となる。それで敵を一気に斬り払った。

 

「ふん。ふっ、はっ!」

 

 キングズウエポン・弓モードで矢を放ち敵を貫くパピヨンオージャー。

 

『オージャシューティングッ!』

 

「ふんっ!」

 

 天に打ち上げられた矢は分裂し、敵の群れへ一気に降り注ぐ。

 

「ほっ! よっ! はあーっ! どっせい!」

 

 キングズウエポン・爪モードで敵を突くハチオージャー。後ろから掴み掛かる敵は背負い投げで飛ばし、力士のように四股を踏むと地面が震動し敵が吹っ飛ぶ。

 

『オージャスラッシュッ!』

 

「せえいっ!」

 

 エネルギーを纏った爪で敵を一気に貫く。

 

「えいっ! やあっ!」

 

エミリアが殴る、蹴るの徒手空拳で戦闘中だった。そんな時、彼女の後ろに猫獣人が迫る。

 

「おっと! BANG!」

 

 スパイダークモノスがヴェノミックスシューターで後ろからエミリアに迫る猫獣人を撃ち抜いた。

 

「大丈夫かい? 銀髪の素敵なお嬢さん」

 

「あっ、ありがとうございます!」

 

 助けてもらったので礼を言ったエミリア。二人は互いに背中合わせになって光弾と氷柱を放った。

 

「はあーっ!」

 

「でやあっ!」

 

 オージャカリバーとキングズウエポン・剣モードの二刀流で戦うクワガタオージャーとジカンギレードで戦うジオウ。

 

『オージャスラッシュッ!』

 

『ジ・オウ! ギリギリスラッシュ!』

 

 オージャカリバーが合体したキングズウエポン・薙刀モードとジカンギレードから放たれた斬撃が重なり、X字になって敵を切り裂く。

 

「ヌアーッハッハッハッ! 貴様、中々やるな!」

 

「でしょ? 俺も王様だからね」

 

「え、そうなのか!?」

 

「そう。で、今は最高最善の魔王を目指してるとこ」

 

「…………最高最善の魔王って、ただの良い王様じゃないか?」

 

「うん、そうかもしれないけどそういうツッコミはなし。俺が目指してるからそれで良いの」

 

「え、ええ?」

 

「というかアンタも邪悪の王って名乗ってるけど……実は良い王様でしょ」

 

「そんなことはない! 俺様は邪悪の王! ……です!」

 

「…………ふっ」

 

「ねぇ今鼻で笑ったよね!? 鼻で笑ったよね!?」

 

「ほら、次行くよ次!」

 

 と言ってジオウは走り出した。「ちょっとー!」と叫びながらクワガタオージャーも戦いを再開した。

 

Oh-Qua God(オオクワガタ)!』

 

 崖の上にいた何者かが黄金の剣、オージャカリバーZEROのクワガタの角を引く。

 

「……王鎧武装」

 

 その一言を告げ、再び角を引いた。

 

『Lord of the! Lord of the! Lord! of the! SHUGOD! オオゥクワガタァ! オージャッ!』

 

 琥珀色の結晶体に包まれ、それが砕かれる。銀色の戦士、オオクワガタオージャーに変身した。

 

「はあーっ!」

 

 崖から飛び降り、その勢いで剣を一直線に振り下ろし敵を切り裂いた。

 

「お前は……ラクレス!?」

 

 クワガタオージャーがオオクワガタオージャーの姿を見て驚愕の声を上げる。

 

 ラクレス……本名ラクレス・ハスティーとは、クワガタオージャーことギラの実の兄であり、シュゴッダムの前王である。同時にオオクワガタオージャーの変身者でもある男だ。

 

「なぜお前がここに!? お前はあの時……!」

 

 クワガタオージャーの脳内で、かつての戦いが回想される。

 

 民を道具だとしか思わない傲慢な独裁者たるラクレスを、決闘裁判の末に崖へと落とし打ち倒した時のことを。

 

 お互い、マスク越しに睨み合う。

 

「……ふっ!」

 

 結局、オオクワガタオージャーは何も答えず敵に斬りかかる。

 

「…………今は味方なのか?」

 

 クワガタオージャーは色々思うところはありつつも、今は共闘することに決め戦闘に戻り始めた。

 

 そしてクワガタオージャーは金色の王冠を取り出す。その名もオージャクラウン。彼が統べているシュゴッダムに代々伝わる”始祖の王冠“である。

 

 赤い宝石に触れると、それは光り輝く。

 

『KING! KING!』

 

「王鎧武装! 始祖、光来!」

 

 その掛け声と共に、頭に装着。それと同時に、全ての宝石が光り輝く。

 

『You are! I am! We are the! We are the! KING! KING! OHGER!』

 

 巨大なオージャクラウンが彼の身体を天から通過した後、琥珀色の結晶体に包まれる。それが砕けると金色のクワガタが彼の身体にしがみ付き、その身を金色へ変える。

 

『キングクワガタ・オージャッ!』

 

 悲しみを支配する黄金の王者。その名も、キングクワガタオージャー。王の武器たるオージャクラウンランスを構える。

 

「はあーっ!」

 

 ランスから赤い斬撃を一つ飛ばすだけでアノーニは皆吹っ飛び爆散した。

 

 守りが全員いなくなり、王様鬼一人となる。

 

『『『『『オージャチャージ!』』』』』

 

 各メンバーごとにオージャカリバーの部位を3回連続で引く。

 

必殺(Hit Search)!』

 

 スパイダークモノスがクモノスレイヤーに刺したチェンジキーを操作。

 

『キングオージャー!』

 

 更にキングクワガタオージャーはオージャクラウンランスのクラウンを回転させる。

 

『オージャチャージ!』

 

 オオクワガタオージャーもオージャカリバーZEROのクワガタの角を連続で3回引く。

 

『フィニッシュターイム!』

 

 ジオウもジカンギレードにジオウライドウォッチをセット。隣にいるエミリアも両手を掲げ氷を収束させる。

 

『『『『『オージャフィニーッシュ!』』』』』

 

『ダンシングキング!』

 

『キングオージャー! フィニッーシュッ!』

 

『ロードフィニッシュ!』

 

『ジ・オウ! ギリギリスラーッシュ!』

 

 色とりどりの光線が王様鬼の下へ飛ぶ。それによって、大爆発が起こった。

 

 

「そらあっ!」

 

 ドンモモタロウが魔王鬼と預言鬼を纏めて斬りつける。軽く悲鳴を上げて吹っ飛ぶ両者。

 

「我が宿敵よ!」

 

 そんな時、何処からか中年男性を思わせる低い声が轟く。その声に一番に反応したのはドンモモタロウだった。

 

 彼の視線上にある崖の上にオーロラカーテンが出現し、そこから一人の男性が現れる。

 

「お前は……」

 

 そこにいたのは、声の通り中年の男性。失礼ながら頭のてっぺんは禿げていて、顎にはフサフサの髭を生やしており、その身には紫色の忍者の装束の上に古代民族を思わせる衣装も着込んでいる。

 

 彼の名は大野稔。かつて桃井タロウに挑むため、手裏剣鬼、魔法鬼、轟轟鬼に変貌し、果ては星獣鬼にさえ憑依されていた男。そして王様鬼となる未来も待っており、最もヒトツ鬼に憑依された人物だ。

 

「お前か……また来たのか」

 

「そうだ。そして俺は貴様に勝つ為! 別の俺自身とも手を組んだのだ!」

 

「何?」

 

 瞬間、彼の周辺に複数のオーロラカーテンが出現した。そしてそこから……4人の大野稔が出現した。

 

 4人はそれぞれ違う衣装で、一人は黒いハットに黒いベストを、一人は学ランを思わせるジャケットを、一人は兜と鎧を、一人は科学者を思わせる白衣を着ていた。

 

「っ!?」

 

「うわあのおじさん増えてる!?」

 

 ドンモモタロウとオニシスターは驚愕していた。他その場にいた猿と犬と雉と龍と虎も困惑していた。当然ではあるが。

 

「超ッ! 変ッ! 身ッ!」

 

「貴様の罪を数えろォ!」

 

「宇宙ゥゥゥゥゥゥ! キタァァァァァァ!」

 

「フルーツジュースにしてやる!」

 

「実験を始めるぞォ!」

 

 赤いサークルが出現した後、5人の大野稔は古代鬼、探偵鬼、友情鬼、果実鬼、創造鬼にそれぞれ変貌する。そして崖から飛び降り一斉にドンブラザーズに襲いかかる。魔王鬼と預言鬼もこれを好機と見たのか便乗して襲いかかる。

 

「ドンブラザーズの皆!」

 

 それを見兼ねたジオウがドンブラザーズの面々を呼ぶ。

 

「これを!」

 

 彼らが振り向いた瞬間、ジオウは何かを投げた。ドンブラザーズはそれを受け取る。

 

「! これは」

 

 投げられたそれどうやらアバタロウギアのようで、ドンモモタロウのものには仮面ライダージオウの姿が写っていた。

 

「仮面ライダーのアバタロウギアだ! 使ってみて!」

 

 ジオウにそう言われドンモモタロウは「ほう」と呟く。

 

「お供達! やるぞ!」

 

 ドンモモタロウのその一声で、それぞれギアをターンテーブルにセットする。

 

「「「「「「「アバターチェンジ!」」」」」」」

 

『ぃよぉ〜ッ! ドン! ドン! ドン! ドンブラコオッ! 仮面ライダァァァァ!』

 

『ドーラドラドラドラドラァ! 仮面ッ! ライダァァァァ!』

 

 ギアを何回も回してデータをロードして増幅後、トリガー、もしくはボタンを押す。するとアバタロウギア型のアバターデータが出現し彼らの体をすり抜けると、その身にアバタロウスキンが纏われた。

 

『いざっ! ヘンシィィィィィィン!』

 

『熱烈歓迎ィ! 仮面ライダー! 謝謝!』

 

 彼らが変身したのは音声の通り————そう、仮面ライダーであった。

 

 ドンモモタロウは仮面ライダージオウ、オニシスターは仮面ライダークウガ、キジブラザーは仮面ライダーダブル、サルブラザーは仮面ライダーフォーゼ、イヌブラザーは仮面ライダー鎧武、ドンドラゴクウは仮面ライダービルド、ドントラボルトは仮面ライダーウォズに変身。

 

「これは……!」

 

「すっごい!」

 

 サルブラザーことフォーゼとオニシスターことクウガは自身の姿を見たり触ったりしている。

 

「わぁーかっこいい! さぁ、お前の罪を数えろ! ……なんちゃって」

 

「……オレンジなのか? これ?」

 

 キジブラザーことダブルは指差すポーズをして、イヌブラザーこと鎧武は鎧をマジマジと見ていた。

 

「兎と戦車……どういう組み合わせなんだろ?」

 

「ほォう……」

 

 ドンドラゴクウことビルドは頭部を触っており、ドントラボルトことウォズは新しい姿に興味津々の様子。

 

「面白い! 行くぞお供達! はあっ!」

 

 ドンモモタロウことジオウは飛び立つ。それに続くように他のメンバーも次々と飛び立つ。

 

「はあーっ!」

 

『タァーイムブレーィク!』

 

 ジオウは魔王鬼に向けて足裏のキックの文字をマゼンタに光り輝かせタイムブレークを放つ。

 

「ライダーロケットドリルキック!」

 

『LIMIT BREAK!』

 

 フォーゼは右腕と左足にロケットモジュールとドリルモジュールが自動的に装着され、ライダーロケットドリルキックを友情鬼へ。

 

「おりゃあーっ!」

 

 古代鬼に向けクウガは右足に炎と封印エネルギーが収束されることによって放たれるマイティキックを。

 

「セイハーッ!」

 

『オレンジスカッシュ!』

 

 鎧武は果実鬼にオレンジの輪切りのエネルギーを通過し無頼キックを。

 

「ジョーカーエクストリームッ!」

 

『マキシマムドライブ!』

 

 ダブルは風を纏い、身体を分割させてジョーカーエクストリームを探偵鬼に。

 

「はあああああああっ!」

 

『ボルテック! フィニーッシュ!』

 

 創造鬼は巨大なグラフで拘束され、そこから滑ってくるビルドにボルテックフィニッシュを見舞われる。

 

「うおおおおおおっ!」

 

『タイムエクスプロージョン!』

 

 ウォズは足裏のキックを蛍光グリーンに光り輝せ放つタイムエクスプロージョンを預言鬼に。

 

「どああああああああ!」「うぼあああああああ!」「ぐあああああああ!」「ぐはああああああああ!」「だはあああああああ!」「うあああああああ!」「ぎゃあああああああ!」

 

 ヒトツ鬼の、大野稔達と魔王鬼と預言鬼の断末魔が響き渡る。

 

 それぞれ放たれたライダーキックは見事ヒトツ鬼に大ダメージを与えて爆発を起こし、撃破に導いたのであった。

 

 

「ふっ! はあっ! でやあっ!」

 

 ジオウはアナザーゴールドンブラザーズと戦っていた。黒刀の一撃をジカンギレードで受け止めて後ろへ飛ぶ。

 

「ジオウ!」

 

 ドンモモタロウに呼ばれ、振り返るジオウ。その直後、彼から何かを投げられ、それを咄嗟に片手で受け止める。

 

「! これはッ」

 

それは赤と黒で彩られたライドウォッチ。下には、2022の電子数字が書かれており、上には————ドンブラザーズを象徴するマークが。

 

「使え、俺達の——————ドンブラザーズの力をな!」

 

「——————ああ!」

 

 ジオウは、ウェイクベゼルを回してドンモモタロウの顔が写った状態にする。そして、リューズを押した。

 

『ドンブラザーズ!』

 

 ドンブラザーズライドウォッチをベルトに装填。そしてロックを解除して、回した。

 

『アーマァータァーイム! ドンブラコォ! ドン! ブラザァーズ!』

 

 ドンモモタロウを模したアーマーが現れる。それを蹴ると、アーマーは分裂し、ジオウの体に装着されていく。

 

 目にはマゼンタで『ドンブラザーズ』の文字が、額にはメタリックピンクの桃が、肩にはドンブラスターを模した装甲が、更に頭部にはドンモモタロウにも付いていた丁髷の『ドンまげ』が。胴体はドンモモタロウの装甲を模している。

 

 ドンブラザーズアーマーに変身完了した。

 

…………さて、本来ならばここで彼の家臣がこの変身を祝うはずなのだが。ここには居ないので代わりに。

 

 ————祝え!

 

 全ライダーの力を受け継ぎ! 時空を超え、過去と未来を知ろしめす時の王者!

 

 その名も仮面ライダージオウ・ドンブラザーズアーマー!

 

 時の王者・仮面ライダージオウがスーパー戦隊の力さえ継承した瞬間であるッ!

 

「さァさァさァ! お祭り騒ぎだァ!」

 

 ドンブラスターZとジカンギレードを構えて走り出すジオウ。

 

「来い! オミコシフェニックス!」

 

 ドンモモタロウは指笛を吹いた。

 

 すると空の彼方から黄金の不死鳥、オミコシフェニックスが咆哮を上げて飛んできた。

 

『パァァァァリィィィィタァーイム! オミコシフェニックスッ!』

 

 ドンモモタロウは手に取ったオミコシフェニックスを変形させ、ドンブラスターに装着。

 

「ァゴールドアバターチェンジ!」

 

 首を回しながらそう告げスクラッチギアを回し始める。

 

『いよぉー! ドン! ドン! ドン! ドンブラコォ! ドン! フェスティバルタァ〜イム! ワッショイワッショオイ!』

 

 ドンモモタロウは黄金の波が流れ天女が舞い踊る特殊空間の中で、祭り男によって担がれた神輿の上に立った。

 

「ハーハッハッハッ! 最強の力、見せてやろう! フッ!」

 

 そしてブラスターを上に向けてトリガーを引いた。すると天面の蓋が開き、オミコシフェニックスが出現。身体から水面を思わせる柱状のエネルギーを放ちドンモモタロウを覆う。

 

『ハァ〜! セイヤ! セイヤ! セイヤセイヤセイヤセイヤセイヤァ! 完! 全! 無ッ欠の! オーニ退治ィ〜! ゴールドンッ! モモタロォ〜! よっ! 天下無双ッ!』

 

 身体に黄金のアーマーが装着され、マントも出現。最後に顔に黄金のサングラスが取り付けられ、ゴールドンモモタロウに変身完了した。

 

「はあーっ!」

 

 ジオウのドンブラスターZの銃口はアナザードンブラザーズを捉え、光弾が放たれる。

 

 それを黒刀で防ぐが、その間に接近してきたジオウが斬りかかってきた。

 

 その攻撃をアナザーゴールドンブラザーズはすぐに受け止めるが何度も連続で斬撃を撃ち込まれたことにより防御が崩れ、身体に斬撃が入る。

 

 更に水色の鋭い光弾も撃たれる。ゴールドンモモタロウだ。ゆっくりと歩きながらも、射撃の手を止めることはない。

 

 アナザーゴールドンブラザーズは高速移動をする。それを見たゴールドンモモタロウも高速移動をした。ジオウも同様にする。

 

 目にも止まらぬ速さで動く三者がぶつかり合う。

 

 高速の中で三者の剣がぶつかり合った後、全員後ろへ飛んだ。

 

「最強の更なる力、見せてやる」

 

 ゴールドンモモタロウはドンブラスターにトッキュウジャーのアバタロウギアをセットする。

 

『ドンブラコォ! トッキュウジャー!』

 

『ワッショイワッショイ! 大先輩!』

 

 そのままトリガーを引いた。

 

『フェスティバルタイム! 極! 烈車戦隊!』

 

ゴールドントッキュウ1号にチェンジした。

 

 アナザーゴールドンブラザーズが黒い弾を撃つが、トッキュウ1号はジオウとザングラソードとトッキュウブラスターの二刀流で全て切り落とした。

 

 駆け出してアナザーゴールドンブラザーズに斬りかかり、黒刀で受け止められるがそれも弾かれ身体を切り刻む。

 

 後ずさったアナザーゴールドンブラザーズがトッキュウ1号に斬撃を放つが、

 

『極! 動物戦隊!』

 

 次はゴールドンジュウオウイーグルに変身。羽を広げて斬撃を払った。

 

『極! 騎士竜戦隊!』

 

ゴールドンリュウソウレッドへ。逆手でリュウソウケンを持ってアナザーゴールドンブラザーズを連続で斬り、横からジオウがキック。

 

『極! 手裏剣戦隊!』

 

ゴールドンアカニンジャーにチェンジ。忍者一番刀の刀身にエネルギーが纏われる。

 

『フィニッシュタイム!』

 

 ジオウはジカンギレードにドンブラザーズライドウォッチをセットする。

 

『ドンブラザーズ! ギリギリスラーッシュ!』

 

「「はあーっ!」」

 

 二つの剣から斬撃が放たれ、X字に重なってアナザーゴールドンブラザーズに命中した。

 

 アカニンジャーがゴールドンモモタロウの姿に戻った時、敵を倒し終えた一同が集う。

 

「来い、オミコシフェニックス!」

 

 その中で口笛が吹かれると、未来オニシスターの下にオミコシフェニックスが到来。

 

「ゴールドアバターチェンジ!」

 

「アバターチェンジ、ロボタロウ!」

 

 未来オニシスターがドンブラスターに変形したオミコシフェニックスをセットしてギアを回転させ始める。隣では未来サルブラザーもギアをセットした。

 

『ドンブラコォ! オニ! フェスティバルタァイム! セイヤ! セイヤ! セイヤセイヤセイヤセイヤセイヤァ! 完! 全! 無ッ欠の! オーニ退治ィ〜! 超! 鬼に金棒!』

 

 ゴールドンモモタロウと同じ変身プロセスを踏み、ゴールドンオニシスターへチェンジ完了。

 

 身体には黄金のアーマーとマント、マスクの角部分が大きくなり金色になっていた。

 

『サルロボタロウ!』

 

 未来サルブラザーもサルブラザーロボタロウに変身完了。

 

「ふんっ!」

 

 まずはゴールドンモモタロウが手をパンッと大きく叩く。小さいながらも赤い衝撃波が広がった後、その手で桃の形を作りアナザーゴールドンブラザーズを覗き込む。

 

 呼応するように額の桃のエンブレムが光り輝く。ゴールドンモモタロウが手を離すと、アナザーゴールドンブラザーズは桃のエネルギーの中に閉じ込められていた。

 

『『Wow! 四鮫(ヨンシャーク)! 流鏑鮫(ヤブサメ)』』

 

『ドラゴン! 奥義ィ!』

 

『タイガァー! 奥義ィ!』

 

2本のニンジャークソードのギアが4回転し、2本の龍虎之戟のトリガーが引かれる。

 

『『『『オージャチャージ!』』』』

 

 キングクワガタオージャーを除く各メンバーがオージャカリバーの部位を3回連続で引く。

 

必殺(Hit Search)!』

 

 スパイダークモノスがクモノスレイヤーに刺したチェンジキーを操作。

 

『キングオージャー!』

 

 キングクワガタオージャーはオージャクラウンランスのクラウンを回転させる。

 

『オージャチャージ!』

 

 オオクワガタオージャーもオージャカリバーZEROのクワガタの角を連続で3回引く。

 

ゼンカイザーブラックは再びギアトリンガーのハンドルを回し、脳人や獣人達は各々の武器にエネルギーを纏わせていた。サルブラザーロボタロウも両腕に青いエネルギーを纏わせる。エミリアとレムも氷を手に収束させていた。

 

『パーリィターァイム!』

 

 ドンブラスターを使う者達によって、天面ボタンが押された時の音声が鳴り、ギアも回された。

 

 ゴールドンモモタロウとゴールドンオニシスターはオミコシフェニックスの羽を広げ、水色のボタンを押し込む。

 

『『超! フェスティバルターァイム!』』

 

「抱腹絶桃……フェスティバル縁弩!」

 

 必殺技を呟くのはゴールドンモモタロウ。

 

『セイヤ! セイヤ! セイヤセイヤセイヤセイヤ! セイヤ! セイヤ!』

 

『フィニッシュターァイム! ドンブラザーズ!』

 

 ドンブラスターから音声が鳴る中、ジオウがベルトを操作した。

 

「桃代超最強……! オールスターアバター乱舞!」

 

 ジオウはジカンギレードと、ザングラソードZを構える。

 

『必殺奥義! ターァイムブレーェイク!』

 

 ジクウドライバーからその音声が流れた瞬間、皆必殺技を放った。 

 

『ゴールドンブラコォ!』

 

「雷刃……! 闇駆白虎……!」

 

「ライトニング! ドラゴンフラッシュ!」

 

『乱れ雷虎! ホワターッ!』

 

『激龍之舞! ア〜〜タタタタタッ!』

 

『『『『オージャフィニーッシュ!』』』』

 

『ダンシングキング!』

 

『キングオージャー! フィニッーシュッ!』

 

『ロードフィニッシュ!』

 

『よお〜ッ! ドンブラコォ!』

 

色とりどりの光線、二体の紫色の鮫、銀色の虎、赤い龍、二体の黄金の不死鳥————そして、大きな桃型のエネルギーがアナザーゴールドンブラザーズ目掛けて一斉に飛ぶ。

 

 アナザーゴールドンブラザーズもその身を黒い不死鳥に変えてバリアを自力で破り突撃してくる。お互いの攻撃がぶつかり合って押し合いとなった。

 

「はあああああっ!」

 

 不死鳥となっているゴールドンモモタロウが雄叫びをあげる。纏っていた黄金のオーラが一層強い輝きを帯びた。

 

「うおおおおおっ!」

 

 大きな桃型のエネルギーの正体であるジオウも雄叫びを上げた。エネルギーを纏いながら剣で斬ろうとする中、ドライバーのドンブラザーズライドウォッチが輝いた。それに呼応し、桃も輝く。

 

 黒い不死鳥、アナザーゴールドンブラザーズは徐々に攻撃の勢いに押されていった。

 

 そして、

 

『ももや〜!』

 

再见(ざいちぇん)!』

 

 貫かれた。元の姿に戻ったアナザーゴールドンブラザーズは大きく手を広げ、大爆発を起こした。

 

「「「「「「ドン! ドン! ドンブラザーズ!」」」」」」

 

 勝利を宣言するようにその言葉が叫ばれた。ドンブラザーズのメンバー達によって。

 

 爆発の跡には、アナザードンブラザーズのライドウォッチだけが転がっていた。

 

「お……おお! よっしゃー! 勝ったぞー!」

 

「いや、まだだ!」

 

「え?」

 

 スバルの歓喜の声をゴールドンモモタロウがすぐさま否定した。

 

地面に転がっていたアナザードンブラザーズウォッチの周りを『蟾ィ螟ァ蛹』と書かれた警告テープのようなものが囲い、紫色の炎が燃え盛る。

 

空中に巨大な脳人レイヤーが展開され、炎がそこにまで昇るとアナザーゴールドンブラザーズからフォームチェンジしたアナザートラドラオニタイジン極が出現。大きな雄叫びを上げる。

 

「何だありゃ!?」

 

「すごーくおっきくなっちゃった!?」

 

 その様子を見てスバルとエミリアは声に出して驚いていた。

 

「お供達! オミコシ大合体だ!」

 

ドンモモタロウは暴太郎極ロボタロウギアをブラスターにセットする。

 

『ドンブラコォ! 超! ロボタロウ合身!』

 

まずはドンオニタイジンへ再び変身。

 

「こっからは俺の合体だ!」

 

「見ててください、私の合体!」

 

「最強キター! ……何でこんなことを」

 

「本日三度目〜! 肩〜!」

 

合体後、オミコシフェニックスが鳴き声を上げて到来。身体が分解する。

 

「さあ、羽の数を数えろ!」

 

 分解した一部はキジンソードとドンロボタロウの胸アーマーと合体し、"ゴールドンランス"となる。

 

 オミコシフェニックスの顔と羽部分が胸に合体し、ドンロボタロウの頭にピンクの『暴』の装飾が施された金色の兜が装着。

 

『完成!』「完成!」

 

「「「「「ゴールドンオニタイジン! もも!」」」」」

 

 ゴールドンランスに暴太郎極ロボタロウギアが合体した後、右手に持ち左手にゴールドンシールドを装備。

 

 ゴールドンオニタイジン、完成。

 

『一騎当千! 鬼退治ィ〜!』

 

「僕らももう一度合体です!」

 

 ドンドラゴクウとドントラボルトはロボタロウギアを虎的盾鑼セットして操作。

 

『完成! 虎龍攻神!』

 

 脳人レイヤーに巨大化した虎龍攻神が出現。

 

『ブラックオニタイジンです、ムラサメ』

 

「はい、マザー……!」

 

 ニンジャークソードが光り輝くと、何処からか黒い鎧が飛んできてドンムラサメに装着され、ブラックロボタロウに変身。ついでにソードは身体に吸収された。

 

 謎の紫色の空間でブラックロボタロウは飛行中。周りには猿と鬼と犬と雉の色が黒く染まったロボタロウが飛んでいた。

 

 ブラックロボタロウからの紫色の雷を受けて、それぞれのロボタロウは彼に合体。鬼と犬が足になり、猿が腕、雉が肩。最後に頭部と胸部にドンムラサメのバイザーを模したメットと装甲が装着されブラックオニタイジンムラサメが完成した。

 

「ふんっ…………!」

 

 未来ドンムラサメの身体が紫色のオーラに包まれると、彼は未来ブラックオニタイジンムラサメに変身する。ブラックオニタイジンムラサメとは違い、メットと装甲のマゼンタの部分が金色になっている。

 

「降臨せよ、キングオージャー!」

 

 クワガタオージャーがオージャカリバーのクワガタの角を引いた後、そのまま天に掲げる。

 

『シュ・ゴーッド!』

 

 そして、10体の昆虫型機械生命体守護神シュゴッド達が集結する。

 

『ゴッド! クワガタ!』

 

 まずはゴッドクワガタが変形をする。中にはクワガタオージャーが搭乗。

 

『ゴッド! カマキリ!』『ゴッド! ハチ!』

 

 ゴッドカマキリとゴッドハチが変形。中にはカマキリオージャーとハチオージャーが搭乗。

 

 二体はゴッドクワガタの足部分に合体。

 

『ゴッド! テントウ!』

 

 二体のゴッドテントウがゴッドクワガタの両腕部分に合体。

 

『ゴッド! パピヨン!』

 

 パピヨンオージャーが搭乗するゴッドパピヨンは己の装甲の一部をゴッドクワガタに合体させることにより、それは頭部となる。

 

『ゴッド! トンボ!』

 

 トンボオージャーが搭乗するゴッドトンボは下半身を分離させた後、ゴッドクワガタの背中に合体する。

 

『ゴッド! クモ!』

 

 二体のゴッドクモはゴッドクワガタの胴体部分に合体。それと同時に、胸部と頭部の角が上がり展開する。

 

 その後、分離したゴッドトンボの尻尾部分と、ゴッドパピヨンの胴体が人型になっているゴッドクワガタによって合体させられ“昆虫剣シュゴッドソード“となる。

 

『ゴッド! アント!』

 

 剣にゴッドアントが合体し、エネルギーが充填される。

 

『キング! キング! キングオージャー!』

 

 守護神キングオージャー、完成。

 

 ……が、その直後、機体をキングオージャーの顔が描かれたアバタロウギアのエネルギーが潜り抜けた。

 

 そして、キングオージャーの顔にドンオニタイジンのお面が取り付けられたのだ。

 これにより、ドンキングオージャーという形態に変身したのである。

 

「え!? 何このお面!?」「何これ美しくなーい!」「そうか? 結構イカしてると思うぞ」「これはまた面妖な……」「もっふんのお面にしてくれ」

 

「おっとォ……?」

 

 ドンオニタイジンのお面がつけられたキングオージャーを地上から見ていたスパイダークモノスも困惑していた。

 

「ほーう。誰だか知らないが、中々似合っているな」

 

「えっ? あ、ありがとうございます……」

 

 ゴールドンオニタイジンの内部にいるドンモモタロウから称賛の声を贈られ、困惑しながら会釈するクワガタオージャー。

 

「おおー! 皆すっごぉー!」

 

 ジオウは巨大ロボがドンドン完成していく様を見て感嘆の声を上げていた。

 

「ジオウ! エンヤライドンを使え! お前も大合体だ!」

 

 ドンモモタロウがゴールドンオニタイジンからそう呼びかける。

 

「え、良いの? よーし!」

 

 ジオウはエンヤライドンに飛び乗り、エンジンを吹かせ走り出す。やがて大きく飛び上がり、脳人レイヤーに入り込んだ。

 

それを見ていたゼンカイザーブラックがギアトリンガーにゼンカイジュランギアを裏返してセット。ハンドルを回し、トリガーを引いた。

 

すると、脳人レイヤーにジュランティラノが召喚され、咆哮を上げエンヤライドンと並走する。

 

「おお、でっかい恐竜!」

 

ジオウはドンブラスターZにドンゼンカイオーロボタロウギアをセットする。

 

『ドンブラコォ! ゼンカイジャー!』

 

音楽が流れ出してジオウが飛び立つと、エンヤライドンが巨大化。

 

「ドン・全界合体!」

 

巨大なゼンカイザーブラックの幻影が出現し、そう告げた。

 

『ドン! ゼンカイオー!』

 

エンヤライドンとジュランティラノがそれぞれ変形と分解をして、合体。

 

『よっ! 全力全開!』

 

 ドンゼンカイオー、完成。

 

ジオウはドンゼンカイオーの中にある操縦席に召喚される。その操縦席はセンタイギア風の台座にドンモモタロウを摸した装飾のあるオブジェが取り付けられていた。

 

「おおー! ここが操縦席かー!」

 

 ジオウはキョロキョロと周りの空間を見たり、オブジェを触ったりする。

 

「すっ……げぇ……! 巨大ロボだ!」

 

「わぁぁぁ……!すっごーい! かっこいい!ソウゴ乗れるなんて良いなー!」

 

スバルもエミリアは二人とも、勢揃いしたロボ達に目を輝かせていた。

 

「…‥何でもアリね……」

 

「……ですね……」

 

 同じくロボを見たラムとレムは、呆然とした表情だった。

 

 ここに、巨大戦力は揃った。

 

アナザートラドラオニタイジン極

 

 

ゴールドンオニタイジン&虎龍攻神&ブラックオニタイジンムラサメ&未来ブラックオニタイジンムラサメ&キングオージャー&ドンゼンカイオー

 

最終ロボ大決戦。

 

Ready————fight!

 

「行くぞ!」

 

 先陣を切ったのはゴールドンオニタイジン。彼に続くように他のロボも駆け出す。

 

 繰り出されるゴールドンランスの一突き。熱烈貫戟と4振りのソーシャークソードが身体を切り裂き、更にはシュゴッドソードとアバターソードの一撃が見舞われる。

 

「最強オニキック!」

 

 ゴールドンオニタイジンはランスを軸として身体を支えながら、アナザートラドラオニタイジン極に両足でキックを見舞う。

 

「ドンレッグバスター!」

 

ドンゼンカイオーの右肩のドンブラザーズギアが右足に移動。その後ギアが回転し、エンヤライドンのマフラーから弾幕が発射される。

 

「はあっ!」

 

 更にブラックオニタイジンムラサメからは光弾が放たれた。

 

 数の差もあり攻撃を連続で受けてしまうアナザートラドラオニタイジン極だが、手から黒いオーラを放つと異形達を召喚した。

 

 それは、ドンブラザーズが戦った歴代のヒトツ鬼ング達。

 

騎士竜鬼ング、烈車鬼ング、警察鬼ング、地球鬼ング、宇宙鬼ング、獣電鬼ング、高速鬼ング、恐竜鬼ング、鳥人鬼ング、炎神鬼ング、五星鬼ング、電磁鬼ング、獣拳鬼ング、忍者鬼ング、大鬼ング、魔法鬼ング、科学鬼ング、爆竜鬼ング、超新星鬼ング、特捜鬼ング、超獣鬼ング、救急鬼ング、星獣鬼ング、邪鬼ング、未来鬼ング、秘密鬼ング、百獣鬼ング、世界鬼ング、電撃鬼ングが、一同の目の前に出現。

 

「くっ! 大量に出しとけば良いとでも思ってんのか!」

 

「問題ない! 一気に倒すぞ!」

 

 イヌブラザーがヒトツ鬼ングの大群を見て愚痴を漏らした後、ドンモモタロウがそう告げた。

 

 ゴールドンオニタイジンはゴールドンランスを構える。

 

『ゴールドンッ! ロボタロ斬!』

 

「不桃不屈!」

 

「「「「「ドンブラユートピア!」」」」」

 

 ゴールドンランスのアバタロウギアが高速回転。エネルギーが迸り、ランスが巨大化。槍先から極太のビームが放たれ、更にそれを左右に動かすことでヒトツ鬼ング達を一掃した。

 

「一気に決めるぞ。超絶大合体だ!」

 

 ゴールドンオニタイジンは一度トラドラオニタイジンに変身。

 

 ドンロボゴクウが右腕に合体した後、オミコシフェニックスが胸部に合体。

 

ゴールドンランスに熱烈貫戟と神盾撃器が合体しゴールドンランス極となる。

 

「完成!」

 

「「「「「「「トラドラオニタイジン極! もも!」」」」」」」

 

 トラドラオニタイジン極、完成。

 

「「ニンジャーク秘技・鮫時雨!」」

 

 二人のブラックオニタイジンムラサメが胸から紫色のビームを放ちアナザートラドラオニタイジン極へと当てる。

 

「行くぞ!」

 

『GOD KUWAGATA!』

 

 クワガタオージャーが告げ、ドンキングオージャーがソードを掲げると、桃を掴んでいるゴッドクワガタの幻影が出現。

 

 エネルギーを纏ったソードで斬りつけた後、ゴッドクワガタが突撃した。

 

「ドン・ゼンカイクラッシュ!」

 

 ジオウが叫ぶと同時にドンゼンカイオーのアバターソードにエネルギーがチャージ。

 

 同時にアナザートラドラオニタイジン極に向かって巨大なドンブラザーズギアが丸鋸の如く突進。それに追撃するようにアバターソードで一刀両断。

 

「銀河統一!」

 

 最後はトラドラオニタイジン極。

 

 ランスの暴太郎極ロボタロウギアが回転しながらエネルギーを溜める。

 

 更に周りには7体のロボタロウの幻影が出現。

 

『ゴールドンッ! ロボタロ斬!』

 

「「「「「「「ドンブラファンタジア! 極!」」」」」」」

 

『えんやらやあ!』

 

 オミコシフェニックスの羽から2本のビームが発射され、ランスが突撃。

 

 ビームが直撃した後ランスに貫かれ、とうとうダメージに耐えきれずアナザートラドラオニタイジン極は爆発四散した。

 

「「「「「「「究極大勝利ィ〜!」」」」」」」

 

『めでたしめでたし!』

 

 その後、アナザードンブラザーズウォッチは青白い電気が走り、そのまま砕け散った。

 

 崖の上で、女と男が戦いの一部始終を見ていた。

 

「私達が出る幕は無かったみたいね……まぁ、どうでもいいけど」

 

「カッチカチのバッキバキだな……」

 

 そのまま踵を返し、何処かへ去り行く二人。彼らがドンブラザーズの最後の敵として立ちはたがるのは、未来の話。

 

◇◇◇◇

 

「ここまで世話になったな。礼を言おう」

 

 戦いが終わり、ドンブラザーズやジオウ達は変身を解いていた。

 

 タロウがソウゴに向かって礼を言っており、その様子を猿原や雉野やジロウ、スバルやエミリア達が見守っていた。

 

 オニシスターことはるかはレムラム姉妹にインタビュー中だった。

 

イヌブラザーはいつしか何処かに消えていた。恐らく帰ったのだろう。

 

 参戦していた他の戦士達も、どうやら帰ったようだ。

 

「良いよ別に。俺は王様として当然のことをしただけだからさ」

 

「…………そうか」

 

 ソウゴの回答にタロウは微笑みながら頷く。

 

「だがここまでお前と共に戦って、分かったことがある」

 

「?」

 

 ソウゴはタロウの言葉に首を傾げた。

 

「————ライダーなど、お供にもならん!」

 

 その一言に彼らの周りにいた者達は驚いていたり、どういうこと? と言った感じの戸惑った表情をする者で別れていた。

 

 だが、一人は違った。

 

「……ふふっ」

 

 常磐ソウゴは笑みを漏らす。

 

「じゃ、俺も戦隊は家臣にはいらないかな!」

 

 挑発するような笑みでそう言った。タロウも不適な笑みでそれに応える。

 

「折角だ、ここで決めておくとしよう。仮面ライダーと戦隊、どちらがオンリーワンか!」『ドン! ブラスター!』

 

 タロウは不敵な笑みを湛え、ドンブラスターを構えた。

 

「良いね、それ!」『ジクウドライバー!』

 

 ソウゴも同じように不敵な笑みを湛えてジクウドライバーを取り出し、装着。

 

「え、ちょ、桃井さん!?」

 

「ソウゴ!? 何で普通に乗っかってんだよ!?」

 

 慌てている雉野とスバル。しかし、そんな彼らに構わず両者は変身を始めた。

 

「アバターチェンジ!」『ドンブラコォ!』

 

『ジ・オウ!』「変身!」

 

『ドン! モモタロォ〜!』

 

『仮面ライダァー! ジ・オーウ!』

 

 二人はドンモモタロウと仮面ライダージオウに再び変身した。

 

「俺こそ……オンリーワンだ!」

 

「何か……行ける気がする!」

 

 両者は駆け出し、互いの身体を殴り合う。アーマーに拳がぶつかり、衝撃波を出しながら両者は後ずさる。

 

 二人は得物を構え、声をあげて駆け出す。

 

 その後、金属がぶつかり合う甲高い音が響き渡るのはすぐであった。

 

◇◇◇◇

 

 翌日。

 

 喫茶どんぶら。

 

席に座っていたタロウは手に持っているジオウアバタロウギアを見つめていた。

 

「それにしても、桃井さんが無事で本当に良かったですよ!」

 

「全く。私達にとやかく言う割には、心配だけはかけさせるんだな、君は! ……まあ、無事で何よりだが」

 

「にしても異世界ですか〜。ねえタロウさん、ドラゴンとかいました!?」

 

「ドラゴンは居なかったな。人間じゃない者はいたが」

 

「え、本当ですか!?」

 

「ああ、確か……」

 

「う〜……もうちょっと話聞きたかったのに〜……」

 

 タロウが話している横ではるかは机に突っ伏しながらぼやいていた。

 

 あの時、タロウに引っ張られる形で強制帰還になったのだ。

 

「ねえマスター! 異世界に行かせてくれない? 出来るんでしょ?」

 

「……ダメ」

 

「えー! 何でー!」

 

「……大人の事情」

 

「え〜……何それ〜……」

 

 介人の言葉を受けてはるかは机に突っ伏した。

 

「そう気を落とすな。あいつらとは縁がある。その内また会えるだろう」

 

 タロウはジオウアバタロウギアを見つめてそう言った。

 

「その内っていつよ〜……」

 

 はるかがそう呟いたのは直ぐだった。

 

ロズワール邸の食堂。そこではレムがスバル達にスープを配膳していた。

 

「「「「「いただきます」」」」」

 

 ベアトリスを除く屋敷の一同が言った。それからスープを啜りだす。

 

「どうですか?」

 

「俺は普通にうめぇと思うよ?」

 

「私もそう思うわ」

 

「二人に同じくだねーぇ」

 

 スバルとエミリアとロズワールはスープの感想をレムに告げる。

 

「では、モモイさんのと比べるとどうですか?」

 

「え? あー……うーん…………すうーっ……同じくらい美味いよ?」

 

「……絶対にモモイさんのスープに打ち勝ってみせます」

 

「吠え面かかせてやるようなスープにしましょう、レム」

 

 タロウのスープに対抗心を燃やすレムとラム。

 

「………………」

 

ドンブラザーズライドウォッチを見るソウゴ。

 

「……これからも頑張りなよ、後輩」

 

 違う世界にいる戦士に向けて、小さく激励の言葉を送った。

 

 数日後。

 

 桃井は勤務先であるシロクマ宅配便のビル内に居た。着ている服も会社の制服であった。

 

 彼は昼飯を同僚と一緒に食べていた。

 

「そういえばよ、タロウ。お前しばらく休んでたけど何でだったんだ? 連絡も入れてなかったしよ」

 

 タロウの隣に座っている太めの体型が特徴の男、桐山が尋ねた。他の同僚である石川と竹中と磯野さなえも気になってるようでタロウを見る。

 

「ああ、異世界に行っていたんだ」

 

「…………ぷっ、あはははっ! 何だよ異世界って〜?」

 

「タロウが冗談言うなんて、珍しいこともあるもんだな!」

 

「冗談じゃない」

 

「はいはい、そういうことにしといてやるよ」

 

 タロウの言っていることは真実ではあるのだが、当然というべきか同僚達はタロウの冗談だと思っていた。

 

「まあ、何か色々あったんでしょ? 真面目なタロウくんに限って、連絡もしないでサボるとは思えないし。ほら、これあげる」

 

 そう言ったさなえがタロウの弁当箱にお菜を分けた。

 

「ありがとう、さなえさん」

 

タロウもまあいいか、といった様子でさなえに微笑んで礼を言った。

 

 それから昼食を終えたタロウは配達に出た。その先でも、縁は巡る。

 

「おおあんたか! 久しぶりやなあ! 実はなあ、あれから頑張って司法試験受かったんや! これもあんたのおかげやな!」

 

 配達先の鈴木春男。彼は少し前にもタロウから配達を受け取っているのだ。その時は司法試験に何度も受からないことで気を落としていたのだが、タロウから励まされ合格しようとやる気を燃やしていた。

 

 そしてどうやらあれから合格したらしい。努力を積み重ねた結果なのだろう。タロウはそれを「良かったな」と微笑みながら素直に祝福していた。

 

 次の配達先までシロクマ宅配便の配達専用車を運転しているタロウ。信号が赤になったので停止する。

 

 変わったヘッドホンを付けたスキンヘッドの男と、やたら長い金髪のサラリーマンと服の色が赤で占められているOLが横断歩道を歩いて行った。ちなみに最初の男は、未来で超電子鬼になる小野力雄という者。後は爆竜鬼だった永井も通過した。

 

「……!」

 

 タロウはある二人を見た。どうやらそれは仲睦まじい親子のようであった。母の東智子とその息子である耕一郎。

 

 お互い談笑していて、なんとも幸せそうだった。タロウはかつて智子に肩揉みをしたことを、二人の幸せを願ってノクターンを弾いたことを思い浮かべ、ただ微笑んでいた。

 

 それから信号は青になったので車を走らせた。

 

「ええ? 巷で噂の謎のヒーロー? そんなのがいるなら、是非力を貸してあげたいね」

 

 タロウは通り過ぎたので気づかなかったが、道端で電磁鬼だった豪田健太郎が誰かと電話していてそう言っていた。その後、本当にヒーローのスポンサーになるのはまた別のお話。

 

「お届け物です」

 

 ある時は恐竜鬼だった若者へ新作のゲームの配達を。またある時は超新星鬼だった小山に激辛なスパイスの配達を。またまたある時は救急鬼の男にミントガムの箱の配達を。

 

 またまたまたある時は、

 

「ありがとう。よし……これで衣装の修繕が出来る」

 

 サンタクロースに。

 

「何処か破損したのか?」

 

「ああ、少しヘマしてね。お尻の部分を……」

 

「それは災難だったな。今年の12月も頑張ってくれ」

 

「ああ、そうするよ」

 

 某病院で、特殊な形であったが特命鬼だった井沢太一が車椅子に乗って看護師に押されながら廊下を移動していた。

 

 その道中で、荷物を届けにきたタロウとすれ違う。

 

「………………」

 

ゆっくりと振り返り、すれ違ったタロウを見た。

 

「井沢さん? どうしました?」

 

「いや……」

 

 看護師に尋ねられた後、視線を正面に戻し、再び押され移動する。

 

 会ったことはないが、前にあの男に沢山遊んでもらった気がする。そんな感覚を井沢は覚えていた。

 

「ちょっ、またアンタ!? 折角お食事中だったのに、まーた邪魔してくれるわけ!?」

 

 と、桃井は獣電鬼だった房子にクレームをつけられていた。ちなみに指定の時間通りに来たのに、である。

 

(こうなれば……)

 

 桃井は荷物を片手に持った後、房子の手を取った。

 

「え?」

 

「すまないが、これで勘弁してくれ」

 

 そう言って房子の手に口付けした。ちなみに、ソノイも同じことをしたことがある。

 

「はっ!? はあーっ! あ、あらーっ! こ、ここまでされちゃ仕方ないわね! というかアンタ、よく見たら結構イイ男じゃない!」

 

 すっかり上機嫌になり、票にサインをしていた。桃井はこれはある意味ソノイのおかげか……と内心思っていた。

 

猿原は刑務所の面会室にいた。プラ板で仕切られている向こう側の扉から男が出てきた。

 

「しばらくぶりだな、亀田勉。ちゃんと反省はしているか?」

 

「あんたらのおかげでね……!」

 

 そう吐き捨てた男の名前は亀田勉。出頭して逮捕される前は詐欺師として活動していて、指名手配もされていた人物だ。

 

 彼の被害者から相談を受けた猿原が、ドンブラザーズのメンバーと協力して彼を出頭させることに成功した。その過程で、秘密鬼になってしまうこともあったが。

 

「釈放されたら、真っ当に生きるんだぞ」

 

「そうさせてもらいますよ。あんな目には二度と遭いたくないですからね」

 

「……そうだ、差し入れにこれを」

 

 と、猿原は亀田に何かを差し出す。それを受け取って見た亀田は目を細めた。

 

「……俳句なんていらぬわ!」

 

 俳句が書かれた色紙を机にペシッと勢いよく叩きつけた。

 

 ラーメン屋『極ラーメン道 松井組』。

 

 店内では客がラーメンを食べてる傍ら、店員や組長……店長の松井達がラーメンを作っていた。

 

「へいらっしゃ……お前……!」

 

 店の扉が開かれ客が来たのかと思った松井だが、来たのは先代サルブラザーの白井だった。彼はかつてここの店員だったのだ。

 

「……何しに来やがった」

 

「…………ほらよ」

 

「それは……宇都宮テツのサイン!」

 

 見せられたのは宇都宮テツという俳優のサイン。かつて白井が松井から盗み出し、金に困った時に売ったものだ。

 

「金かき集めて買い戻してきたんだ…………あん時は悪かった」

 

「…………たく。お前、新しいラーメン屋開けたんだって? 大猿の男から聞いたぞ」

 

 大猿の男とは猿原のこと。どうやら店に来てたらしい。

 

「ああ。今はまだ屋台だけど……アンタのとこにも負けない店になってやる」

 

「へっ、生意気なこと言いやがって。やれるもんだってんなら、やってみやがれ!」

 

 白井と松井はお互い不適な笑みを浮かべて視線を交える。松井に挑む挑戦者(チャレンジャー)ととなった白井が何処まで登り詰めるかは、まだ先のおはなし。

 

 鬼頭はるかは玄関から外に出ようとしていた。

 

「はるかー! 出かけるから帰りに牛乳買ってきてー!」

 

「はーい!」

 

 奥から声をかけてきたのは、はるかの叔母の鬼頭ゆり子。出かけようとするはるかにお使いを頼んでいた。

 

 玄関から出て、更にマンションからも出る。

 

 歩いている最中、はるかが通ってる津野角高校の校長の阿須野がティシュ箱のセットを持ち帰ってるのを見た。花粉症だからティッシュの消費が早いのかもしれない。

 

 後は道路で王苦ミライ自動車教習所の教官の武藤が車に乗って走ってるのも見えた。五星鬼だった芦田がランニングしていた。宇宙鬼だった青年がアイドルの吉良きららやコーラちゃんや黒砂糖のかりんが映っている大型ビジョンを見て尊さにやられていた。

 

 元忍風鬼で映画監督の黒岩が三枝と歩きながら次の映画について話していたし、なぜか「あしたにいきるぜ!」と言いながら走ってる男も見た。ちなみに彼は元超獣鬼だった。

 

 はるかは"どんぶら"とは別のとある喫茶店に到着し、外の席に座る。そこでタブレット端末とタッチペンを取り出した。

 

 傍の席では海賊鬼だった大井成樹が眉を顰めながらタブレットとにらめっこしていた。しばらくすると何か思いついたのか、タッチペンで絵を描き始める。

 

 店内の席では、獣拳鬼だった田丸が『合格』と書かれた鉢巻を巻いて本に書かれてる問題を解いていた。高速鬼だった青年は本をを片手に一人将棋を打っている。

 

「はるかさん!」

 

 はるかがタブレットに漫画を描いてる時、誰かに名前を呼ばれて顔を上げた。

 

「真利菜さん!」

 

前田真利菜だった。偶然ここを通ってはるかを見掛けたのだろう。

 

 それから雑談になった。どんな漫画を描いているのかとか、どんな写真が撮れたのかとか、互いの作品のことだった。

 

おにぎり専門店『おにぎりごろごろ』。そこでは色んな客がおにぎりを食べていた。騎士竜鬼だった卓球元金メダリストの春日誠や本野格西病院の看護師である動物鬼だった切田風香に、料理人の高村までいた。

 

「ん〜! 美味しいッ!」

 

 そこには雉野つよしもいた。

 

「いやー、水野さんが握るおにぎりはいつも美味しいですね!」

 

「はは、ありがとうございます! 日本で一番のおにぎりになれるよう、日々頑張ってますので! グルメ評論家の飯田典子さんからも高評価も貰いましたからね!」

 

 水野が見上げた先には壁に飾られてある飯田典子と書かれたサインと、水野と飯田が写ってる写真があった。

 

「あ、いらっしゃいませ!」

 

 扉が開かれる音がして水野が笑顔で入ってきた客に応える。雉野も振り返って客の姿を見ると、

 

「あ、部長!」

 

「雉野! なんだ、お前も来てたのか?」

 

 雉野の上司である山田は隣に座る。

 

「確か、ここはお前が前に営業に行ってた店だよな? 俺、実は初めて食うけど美味いのか?」

 

「ええ、美味しいですよ! それはバッチリ保証します!」

 

「おお、そりゃ楽しみだ。すいませーん!」

 

 山田はおにぎりの注文をする。その後、高評価を残したのは言うに及ばずだ。

 

 道中でとあるカップルを犬塚翼は見かけた。湊カツミ……ではなく田辺誠と鳥人鬼だった加奈子の二人だ。いちゃついてる彼らを犬塚は見送る。

 

 仲のいい二人を見て微笑んでいた犬塚だが、その後に男を追い回している女を見かけた。

 

「真之助ー! 私だけを見てって言ってるでしょー!」

 

「ひぃ〜! ごめんってたまきちゃーん!」

 

真之助と呼ばれた男がたまきに追いかけられながら悲鳴を上げていた。

 

 それを見て犬塚は口を引き攣らせ苦笑いする。

 

「愛する人がいるのは、素晴らしいことですわね」

 

 後ろを振り返ってみると日除けのためのツバの長い帽子を被っている白いドレスの女性が赤薔薇の花束を抱えていた。彼女は伊集院瑞穂、かつて彼女は想い人である青田武夫が描いた絵を取り返す為に犬塚を巻き込んだことがあるのだ。

 

「アンタ……」

 

「愛は人生を豊かにしてくれる。愛は人生に彩りを加えてくれる。白いキャンバスに色を塗って、一つの絵画になるように……」

 

「……そうだな、その通りだ。そして出来上がった絵は……いつまでも心に残り続ける」

 

「……ええ」

 

この時、二人は自身の人生に彩りを加えてくれた相手のことを思い浮かべていた。犬塚は夏美を、瑞穂は武夫のことを。

 

 それから瑞穂は花を武夫の墓に添える為に去って行った。犬塚も、何処かへと歩き出した。

 

 華果村の華果駐在所。丁度自転車を停めている寺崎がいた。

 

「寺崎さ〜ん!」

 

 呼ばれて振り返る寺崎。その先には、桃谷ジロウ。

 

「おお、ジロウ。また里帰りか?」

 

「えへへ……顔が見たくなっちゃって」

 

「はは……そうか」

 

「ジロウくーん!」

 

 二人が話していた時、ジロウを呼ぶ声が聞こえた。本人が振り向くと、そこには一人の少女と三人の男性がいた。

 少女はジロウの幼馴染であるルミで、三人は三増、佐五、八会というジロウの友人だ。

 

「ルミちゃんだ! じゃあ行ってくる!」

 

「おう」

 

 駆け出すジロウを寺崎は見送る。その後、ジロウは————誰もいない虚空へ、話しかけていた。

 

「………………」

 

 その光景を、寺崎はただ見つめるだけだった。

 

「おやじ、いつもの」

 

 ソノイはおでん屋の屋台に訪れていた。

 

「おお、ノイちゃん! はいよっ、いつもの!」

 

 おでん屋のおやじは皿にソノイの好きな具を入れて差し出す。

 

 箸を割って早速いただくソノイ。美味しかったのか、満足そうにうんうんと頷いた。

 

「ソノイ達がアナザードンブラザーズを倒したか……」

 

「うむ……これでこの時空の安寧は保たれた」

 

 黄金の脳人レイヤーと思わしき場所で仮面を被り、青い服と赤い服を着ている二人の老人が話していた。彼らは元老院で、脳人の上層部の者。今回の事件を危惧していたのだ。

 

「今回ばかりは共闘したドンブラザーズにも感謝するしかないな」

 

「ああ……」

 

 彼らもドンブラザーズがアナザードンブラザーズを倒してくれたことには感謝しているようだ。

 

「母ちゃん……俺、変な夢見たんだよ」

 

「ん? どんな夢だい?」

 

実家の牧場で大野稔は『一本!』と書かれたシャツを着ている母、一子に話した。

 

「俺が別の世界で、4人の俺と一緒に戦う夢を見たんだ」

 

「そりゃあ……変な夢だねえ」

 

「うん……」

 

 と、二人はお茶を啜った。

 

 タロウは次の配達先に荷物を送るためにせっせっと歩く。しかし、その途中である人とぶつかってしまった。

 

「あ……すいません」

 

 肩が当たった青年は振り返ってタロウに謝った。

 

 青年の顔を見たタロウは、軽く目を見開く。その面貌は、再会を信じているあの男のそれで————。

 

「……どうしました?」

 

 タロウにジッと見つめられて、怪訝そうな顔をする青年。

 

 彼を見つめていたタロウは、しばらくして晴れやかに笑った。

 

「————縁ができたな!」

 

 

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ+仮面ライダージオウ feat. Re:ゼロから始める異世界生活

 

fin

 

めでたしめでたし!




 あとがき⏰
長文なのでご注意

リゼロSZ外伝
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ+仮面ライダージオウ feat. Re:ゼロから始める異世界生活』
はこれにて完結!4話に渡って読んでいただきありがとうございました!ドンジオはこれにて終了ですが、リゼロSZはまだまだ続きますのでそちらもお楽しみに〜。

“本編の制作経緯”
割とこの作品の構想自体はドンブラザーズの放送初期からありました。

井上敏樹大先生によるドンブラのエキセントリックなストーリーに魅了されていた自分の脳に、リゼロSZとのクロスエピソードという天啓が来たのです。

その為に2章を完結させようとするが中々進まないし、ドンブラも中盤まで進み続けるし……放送してるうちに投稿したいのにこのままじゃ放送終了してしまう!

そうだ!先行公開という体でいこう!

という訳で2章のエピソードそっちのけでどん1話を作り始めました。結局どん最終話前編が投稿されてる時には放送終了しましたけどね!まあそのおかげでソノナとかソノヤとかキングオージャーとか機界鬼も出せたわけですけども。

“オールスター“
どん最終話のタイトルである「どんぶらオールスター」。
当初は普通にリゼロ世界にドンブラザーズ達が合流してアナザードンブラザーズをそのまま撃破……って流れだったんですけど、またまた天啓が来ました。

そうだ、オールスターしよう。

 そういう訳で例のタイトルになり、大勢のキャラクターが登場。オールスターなので出せる限りのキャラを出しました。

これを機にジオウもまだ登場していないアーマーにフル変身させました。2章で変身する予定の響鬼アーマーも先行登場。

余談ですが作者はワンピース・スタンピードみたいなオールスターモノが好きです(隙自語)

というかこのエピソードって映像の方が映えるんじゃね?(適当)

“アバターチェンジ”
今回アバターチェンジした戦隊達は本編+ドンゼン+meetsセンパイジャー+Wヒーロー夏祭り2022「あなたが見たい!!アバターチェンジ」+その他スーパー戦隊の皆様でお送りしています。

ゼンカイジャーのアバターチェンジに関しては各メンバー専用ギアがあるという中々無法なことをしています。まあドンブラだし多少はね?後ハカイザーがドンゼンで出てくれたの個人的に嬉しかったよ。

アルターチェンジの方もミニプラで商品化されていた本編未登場のアルターを出しました。

そして、仮面ライダーのアバタロウギアによるアバターチェンジも実現。作中では明言しませんでしたが、対応したライドウォッチからアバタロウギアが生成されています。

”大野稔“
まあドンブラといえばこの人も欠かせないよね。作中では増えて色んなヒトツ鬼に変身。ちなみにヒトツ鬼のスキン名は以下の通り。

探偵鬼
スキン:疾風と切札

果実鬼
スキン:フルーツ侍

友情鬼
スキン:スイッチオン高校生

古代鬼
スキン:笑顔の戦士

創造鬼
スキン:ベストマッチ科学者

ということでこの作品の大野稔氏は"忍者魔法冒険星獣未遂王様機界柏餅探偵果実友情古代創造おじさん"という称号を晴れて獲得した訳である。いやーめでたいね。早口言葉かな?

ちなみに魔王鬼と預言鬼は

魔王鬼
スキン:時の王様

預言鬼
スキン:祝福家臣

って感じです。

”王様戦隊キングオージャー“
はい、先日終わったドンブラの次回作戦隊です。2年前スタイルで登場。
出したかった理由についてはドンオニタイジンのお面を被ったキングオージャーを出したかったからです。あれもうこの先一生出ないかもなので。

それと今回登場したオオクワガタオージャー。結局ドンジオ本編では正体は明かされず、ラクレスだったのかは不明のままでした。映像化したら演じるのはラクレス役の矢野さんだけど、手元が写るだけでセリフも"王鎧武装"と掛け声だけ、って感じかもです。
変身したのは本編のラクレスなのか、別世界のラクレスなのかは、読者の判断に委ねます。
余談ですけどキングオ本編でラクレスはシュゴ仮面として出ましたが、バレバレだったし声の加工も全然隠す気無くて笑いました。

“ドンブラザーズアーマー“
仮面ライダージオウのオリジナルフォーム。ドンブラザーズライドウォッチを使用することによって変身可能となります。

さて、こちらも結構唐突にアイテムが出現しました。これに関して補足しておくとライドウォッチを見た桃井タロウがドンモモタロウの力を利用して生成した…という設定です。

本編では披露されませんでしたが、ドンブラスターZによってアバターチェンジも可能です。

“最後にタロウとぶつかった男“
皆察してるかもなのでこの男の正体を言っときます。
彼はドンブラザーズの世界の常磐ソウゴです。表記するなら”常磐ソウゴ(ドンブラザーズ)”って感じ。
この世界では今のところ変身能力のない普通の高校生です。

ガチの余談ですけどドンブラ本編でルミちゃんを演じた朝乃あかりさんが所属事務所のホームページから消えてて一時期ちょっとした騒ぎになってたけど、移籍&改名して声優になってたという発表を聞いて驚き&安心しましたね。


それじゃあの!
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