IS学園で最強になる!   作:とあるP

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どうもお久しぶりです。

永らく待たせて申し訳ございません。

色々事情があり投稿が遅れになりました。

とりあえず生きてますので、本編へどうぞ!


013 デートだ!(箒編)

箒とセシリアと恋人同士になって最初の週末。いまだに箒と一緒のベッドで横になっている城太郎。もちろん、節度あるお付き合いをしている以上手は出していない。

 

というか、城太郎はこれまで女の子と付き合った事が無いので、どうすればいいのか分からずでいた。一気に関係を進めて、嫌われる事を恐れているのである。

 

もちろん、箒とセシリアはそんな気は毛頭ない。いつでも城太郎ウエルカム状態なのだ。だが一向にして手を出してこない。

 

そんな時2人は思った…

 

『手を出さないのであれば、出せる状況にすればいいのではないか!』

 

そう思って、今日は初デートの日。いつもの通り城太郎の真横では、箒が寝ている。愛する人が横で寝ている幸せに浸かっているのは彼女の特権である。

 

「う…ん…あ、おはよう。箒さん」

 

「おはよう、城太郎…フフフ///」

 

「?…どうしたの?」

 

まだ、寝ぼけている城太郎の顔を間近にして箒は幸せだと言った。

 

「いや、朝一で城太郎の顔を見れると思うと、幸せだなぁと思ってな」

 

「あはは…僕もですよ///」

 

「そうか…」チュ

 

「ええ…」チュ

 

頬に軽くキスをして、2人はベッドから起き上がった。今日はIS学園が休みの日なので、買い物に出かけることにしていた。

 

その前に食堂で朝食を取ることにしている。何処に行くのかは決まっている。場所は駅前の商業施設『レゾナンス』だ。

 

当然学園側に外出申請は出しているから、問題ない。警護面でも、SPを付ける手筈になっている。

 

しかし、箒はある不満を抱えていた。それは…

 

「城太郎様~!」

 

「おわ!セ、セシリアさん!?」

 

「セシリアさんとか他人行儀な言いかたはやめてくださいまし。『セシリア』と呼んでくださいな城太郎様///」

 

「う、うん…」

 

「…セシリア。私も居るんだが」

 

「あら?箒さんもいらしてたんですね。気が付きませんでしたわ」

 

「…」ブチ

 

セシリアは事あるごとに箒と張り合おうとする。その為、城太郎どうやって宥めればいいのか考えていた。

 

「城太郎様。今日のご予定はありますか?もし何もなければ、私と一緒にお茶でも「ご生憎様、城太郎はこれから私とデートだ」ええ、デートですか……えええ~!」

 

「残念だったなぁ~セシリア~!」

 

ドヤ顔を全面に出してきた箒。それを悔しそうに見ているセシリア。苦笑いする城太郎はどうすればいいのか分からずしまいだった。

 

「こうなったら私も外出申請をしてまいりますわ!」

 

そう言って、職員室へと向かうセシリアを見ていた城太郎は嬉しい半分困惑している気持ちが半分だった。

 

「どうしたんだ城太郎?」

 

「えっと…僕なんかの為に、あんな事をしてくているセシリアさんが面白いと思ってね」

 

「…城太郎。これだけは言っておくぞ。私もセシリアもその場限りの感情で好きになった訳ではない。前々から城太郎の事を好きだったからだ」

 

「箒さん…」

 

「だから、『僕なんか』なんて言葉使うな。わかったか?」

 

「は…う、うん」

 

そう言って、箒は手を差し伸べる。城太郎はその手を握って、食堂へと向かうのであった。その道中

一旦手を離した城太郎。

 

再び繋ぎ直す。その握り方は恋人繋ぎだった。これに対して箒は驚いたが、声には出さなかった。食堂に着くと、手を離したが心配ない。城太郎と箒は見えない糸で繋がっているから…

 

食堂で朝食を食べ終わった2人は学園前で集合することにした。先に出た城太郎は、藍色のダメージジーンズに薄緑のTシャツに白パーカを着ていた。

 

「ふぅ。それにしても、箒さんはどうして別々に出ようと言って来たんだろう?」

 

疑問に思いつつも、約束の10分前になった。すると、遅れて箒がやって来た。その格好は…

 

「じょ、城太郎!」

 

「ああ、箒さん…うぇ!?」

 

そこには、薄いピンク色の肩だしワンピースに白いヒールを履いてきた箒が居た。手には手提げバッグが握られており、これからデートをする気満々の格好であった。

 

「ど、どうだ///」

 

「に、似合ってま…似合ってるよ///」

 

「そ、そうか…うふふ///」

 

顔を真っ赤にしながら喜ぶ箒。それを見ていた城太郎は誘って良かったと実感するのであった。浮かれている箒を他所に、城太郎は箒の手を取り駅へと向かうのであった。

 

「それじゃあ、行こうか」

 

「う、うん」

 

そう言って、2人は恋人繋ぎのままでモノレールに乗った。そして、移り変わりする景色を見ながら、「レゾナンス」の最寄り駅で降りることにした。

 

「わぁ~すごいなぁ」

 

「城太郎は来るの初めてか?」

 

「う、うん。小さい頃はあんまり外とか出歩かないからね。そう言う箒さんは?」

 

「私も同じだな。重要保護プログラムがあったから、迂闊に外では遊べなかった。毎日剣道の素振りばかりしていたよ」

 

「そうなんだ…じゃあさぁ。これからはいっぱい遊びに行かない?」

 

「城太郎?」

 

「僕も、お父さん程世界を旅していないけど、箒さんやセシリアさん。皆と一緒に旅に行けたらいいなぁと思っているから」

 

「城太郎…ああ、そうだなぁ。その時は一緒に世界を回ろう」

 

「うん!」

 

そんな感じで箒と一緒にデートを楽しんだ。ウインドウショッピングをしたり、カフェでお茶をしたりして、時間を楽しんだ。

 

ふと2人は1つのショップで足を止めた。そこには『今年の夏はこれで決まり!』と、でかでかと書かれたポップが目に留まった。どうやら、水着の専門店らしい。

 

「どうしたんだ城太郎?」

 

「えっと…来週末にやる臨海学校に持っていく水着どうしようか考えたんだ」

 

「そう言えばそんなのがあったな……っは!」

 

その言葉を聞いた箒に電撃が走った。ここで、城太郎の趣向が分かれば、セシリアに1歩リード出来る。

 

「その…城太郎は、まだ水着を選んでないんだな?」

 

「え?う、うん…そうだね」

 

「それじゃあ…その…い、一緒に選ばないか?水着を///」

 

「ふぇ!?ぼ、僕がですか!?」

 

「だ、ダメか?」

 

「えっと……はい///」

 

城太郎は恥ずかしながらOKしてくれた。それを聞いて箒は、城太郎に水着を選んでもらうように、水着の専門店に入って行くのであった。

 

「いらっしゃいませ~ご自由にどうぞ~」

 

店内に入ると、城太郎は無地のサーフパンツを手にしていた。箒の方は、白いノンワイヤータイプのビキニ水着にするか、ピンク色のフリル付きタイプのビキニ水着にするかで悩んでいた。

 

とりあえず両方手にして、城太郎の前に差し出した。

 

「城太郎、どっちがいい?」

 

「えっと…その…どっちも似合うと思いますよ」

 

目を逸らしながら、どっちも似合うと言い出す。それでは面白くないと思った箒は、実際に着て見てみるといいだした。

 

「…なら、着てくる」

 

「ええ~!」

 

そう言って、2つ水着を持って試着室に入って行った。幸い店員は遠くにいるから、城太郎の大声は聞こえていない。

 

その間もシュルシュルと服が擦れ合う音が聞こえてくる。カーテンの一枚向こう側では、生まれた時の姿の箒がいる。

 

城太郎はこの時間が永遠の時のように感じられた。そして、先にピンク色のフリル付きのビキニ水着を着た箒が現れた。

 

その表情は若干赤みがかった用に見える。モジモジしながら、城太郎に感想を聞いてくるのであった。

 

「ど、どうだろう?///」

 

「……」

 

「は、早くしろ///恥ずかしいんだぞ///」

 

「は、はい!その…とても似合っているよ。けど……」

 

「けど?何だ?」

 

城太郎から似合って居ると言われたが、「けど」と言われると不安になってしまう箒。

 

「けど…やっぱり箒さんは白い色が似合っていると思うな///」

 

「!…そうか!わかった!早速着替えよう!」

 

そう言って、箒はまた、試着室のカーテンを閉めた。再度布が擦れ合う音を聞かないようにしていた城太郎だが、それは失敗に終わってしまった。

 

再び試着室のカーテンが開くと、白いノンワイヤータイプのビキニ水着を着た箒が現れた。

 

「ど、どうだろうか///」

 

白いノンワイヤータイプのビキニ水着から、こぼれ落ちそうになるおっぱいを腕で抑える度に、大きさが変化する。その仕草を直視出来ない城太郎は、目を逸らしながら感想を言うのであった。

 

「凄く…綺麗です///」

 

「そ、そうか///良かった」

 

「箒さん?」

 

「い、いや!何でもない!それよりも先程の水着とどっちが良かった?」

 

「えっと…今着ているのが似合っているよ」

 

「そうか…なら、これにするか」

 

そう言って、再度試着室のカーテンを閉めて、城太郎が選んだ水着を持って会計のレジへ行こうとした時にそれは突如起こった。

 

『キャァァァ!怪物よ~!』

 

「!?」

 

城太郎はすぐさま店の外に出ると、多くの客達が我先にと逃げ惑う。その中で異彩を放っていたのが居た。

 

薄いスカイブルーの色でイカの様な頭をしており、全身に吸盤があった。右手に銃を持ち、左手には触手の様な物を用いて、客達に襲い掛かろうとしていた。

 

『ピアノ…ピアノが欲しい…』

 

「キャァァァ!」

 

「逃げろ~!」

 

「警察はまだかよ!」

 

所かまわず暴れ回るイカ型の怪物。すぐさま、イマジンだと察した城太郎は箒に逃げる様に言った。

 

「あれは…イマジン。戦わなきゃ」

 

「…城太郎」

 

「箒さんは逃げてください。あれは僕が倒さないといけないので」

 

けど箒は、逃げるのを拒否。城太郎の傍にいる事を選んだのだ。それを聞いた城太郎は、離れて見ている様に言った。

 

「……嫌だ」

 

「箒さん?」

 

「城太郎の傍に居たいんだ!頼む!」

 

「……わかりました。但し、危険と判断した場合は必ず逃げてくださいね」

 

「わかった」

 

そう言って、城太郎はデンオウベルトを装着する。そして、青色ボタンを押して、パスをかざすのであった。

 

【行くよ。ウラタロス】

<OK城太郎!>

 

『変身』

 

“ロッドフォーム”

 

全身白い装甲に覆われたと思いきや、銀色の装甲に変わり、目が赤くなり、青く顔を覆った。更に、青い肩パットが装着され、腰にはデンガッシャーが付いており、それをロッドモードに変形させた。

 

<お前、僕に釣られてみる?>

 

『ピアノ…ピアノをよこせ~~!』

 

ロッドモードを振りかざして、襲い来る触手をいなしていく。そして、すれ違いざまに、イカ型イマジンに、2~3発攻撃を入れていく。

 

よろけるイカ型イマジン。続いて右手に持った、銃でガンマンの様に弾丸を連射してくるが、それを全て切り裂き、攻撃の手を緩めない。

 

<まだまだですね>

 

『くっ!』

 

<とりあえず、お前に言いたい事はただ一つ…城太郎と箒ちゃんのデートの邪魔をした罪は重い事ですよ!>

 

そう言って、デンオウベルトにパスをかざして、フルチャージの必殺技をおみまいするのであった。

 

“フルチャージ!”

 

ウラタロスは、デンガッシャーロッドを敵に突き刺して拘束してソリッドアタックをすると、イカ型イマジンは、動けなくなった。

 

そして、拘束状態のイカ型イマジンに破壊力抜群のデンライダーキック(飛び蹴り)をおみまいするのであった。

 

<ハァァァ…でりゃぁぁぁ~!>

 

『ぐあぁぁぁ~!』

 

攻撃を受けたイカ型イマジンは爆発した。そして、契約者である男は気を失っていた。それを見守ったウラタロスは変身を解いて、箒の元へ行くように促すのであった。

 

【ありがとうね、ウラタロス】

<大したことないよ、城太郎。それよりも、早く箒ちゃんの傍に行ってあげなきゃね>

【わかったよ】

 

「ふぅ、終わった」

 

「城太郎~!」

 

「あ、箒さ「城太郎~!」むぐ!」

 

「城太郎!心配したんだぞ!怪我はないか?どこかで休むか?私が傍にいなくても平気だったか?城太郎~!」

 

「ちょっと待って…大丈夫だから、落ち着いて箒さん…く、ぐるじい~」

 

箒は心配のあまり、城太郎に思いっ切り抱きしめてしまったのだ。当然箒のおっぱいが、城太郎の顔を埋めてしまい苦しい思いをする羽目になっていた。

 

しかも、公衆の面前で堂々と抱き合っているのである。

 

「ああ!す、すまない///」

 

「ぷはぁ!僕なら大丈夫ですよ。だから、落ち着きましょう?…ね?」

 

「う、うむ…わかった///」

 

一旦落ち着いた箒は、冷静さを取り戻した。そして、この後の事を聞いてきた。城太郎としては、フードコートで食事をしようかと思っていたが、余り長居はしたくないと言うことになり、IS学園に帰るのであった。

 

「ところで、城太郎はこの後どうするつもりだ?」

 

「えっと…フードコートで食事でもしようかと思ったんだけど、こんな状況じゃあゆっくり出来ないから、帰ろうかなぁ」

 

「そうだな…わかった。IS学園へ帰ろうか」

 

「うん」

 

そう言って、2人はIS学園へと帰って行くのであった。もちろん恋人つなぎで。IS学園に帰ってきた2人は食堂でテイクアウトして自室で食べる事にした。

 

「今日は、いろんなことがありすぎて疲れてしまったな」

 

「そうだね。久しぶりに、ISの授業以外で変身して疲れたよ」

 

「けど、城太郎が無事でよかった」

 

「箒さん…」

 

「今は、2人っきりだぞ」

 

「そうで…そうだったね、箒///」

 

「うん///」

 

そう言って、2人は互いに向き合って食事を続けた。そして、シャワーを浴びて後は寝るだけとなった時に、箒が一緒に寝たいと言い出してきたのだ。

 

「それじゃあ、おやすみなさいね」

 

「…城太郎。そのえっと…///」

 

「うん?どうしたの?」

 

「えっと…その…城太郎!」

 

「は、はい!?」

 

「い、一緒に…寝ても…い、いいだろうか///」

 

「え?」

 

「それじゃあ…おやすみだ。城太郎///」

 

「う、うん。おやすみ///」

 

結局城太郎は、断ることが出来ず箒と一緒のベットで寝る事にした。但し、向き合ってではなく、あくまでも、学生の節度ある行動である。

 

間違っても、節度ある行動である!

 

どれだけの時間が過ぎただろうか。突然箒が今日のイマジン戦について尋ねてきたのだ。

 

「…城太郎は、怖くないのか?」

 

「箒?」

 

「城太郎は、あんな怪物が突然現れても戦っていた。私は…私は怖くて震えていたんだぞ」

 

「箒…」

 

「…あんな怪物が現れた事よりも、周りの人が逃げ出す様子を見たよりも……城太郎が負けてしまったと思うと震えが止まらなかった…」

 

「箒さん…」

 

「私の大切な存在が…大好きな人がいなくなるのがつらいんだ」

 

その言葉を言った途端、箒は泣き出してしまった。城太郎は黙って向き合い、箒を優しく抱きしめた。そして、この戦いは自分自身の事だから、続けていくと言ったのだ。

 

「箒さん…ありがとう。僕の事をそんな風に思ってくれて」

 

「うう…城太郎~」

 

「けど、僕はこの戦いをやめる訳にはいかないんだ。これは、僕自身の為でもあるし、この世界の為でもあるんだ」

 

「この世界…」

 

「うん。これ(デンオウベルト)を手にした時にオーナーに言われたんだ」

 

『イマジン達は過去の時間を変えてしまうかもしれません。そうなったら、城太郎さんはおろか、良太郎さんの存在も無くしてしまうかもしれません』

 

「そんな事をオーナーに言われていたのか…」

 

「うん。だから、僕は決めたんだ。この世界を守る為に戦うって」

 

「城太郎…」

 

「最も、この世界よりも重要な事も見つかったしね///」

 

「?どういうことだ?」

 

訳も分からず小首を傾げる箒。その仕草が愛おしくてとても嬉しかった。

 

「その…僕も大切な存在、だ、大好きな人が出来たから///」

 

「……!///」

 

その言葉を聞いた途端箒の顔は真っ赤に染まってしまった。そして、嬉しさのあまり城太郎を抱きしめた。

咄嗟の事で上手く受け止めきれなかったが、ベットから落ちずに済んだのだ。

 

「城太郎!」

 

「うわ!びっくりした…箒?」

 

「城太郎…ありがとう城太郎。私も城太郎が大好きだ///」

 

「嬉しいよ箒。僕も…僕も、この世界と箒を守れるように努力するよ」

 

「頼りにしているぞ。城太郎///」

 

「うん。頑張るよ!」

 

新たな決意をした城太郎を目にした箒は、とうとう我慢が出来ず城太郎に向かって顔を近づける。だが、城太郎が待ったをかけたのだ。

 

「城太郎…「待った」え?」

 

突然の事に動揺する箒。だが、今度は城太郎の方から箒の顔に近づいてきた。それを察した箒は、目を閉じた。そして…

 

「箒さん…箒。大好きだよ///」チュ

 

「ああ、城太郎…私も大好きだ///」チュ

 

お互いの距離が零になった。

 

 

 

 

 

次の日。朝起きると、城太郎の隣で箒が気持ち良さそうに寝ていた。もちろん2人共パジャマ姿で寝ていた。

 

城太郎は寝ている箒を起さないように、ベットから抜け出してジャージ姿でグラウンドへと向かうのであった。

 

「ふぅ…準備運動はこれくらいにして…モモタロスいいかな?」

(オゥどうしたんだ城太郎?)

「ちょっと特訓に付き合って貰いたんだ。いいかな?」

(いいぜ!最近動いていなかったから、身体が訛っちまって仕方ねぇ)

「ありがとう。それじゃあ…」

 

 

そう言って、デンオウベルトを装着し、赤色ボタンを押して、パスをかざすのであった。

 

【行くよ。モモタロス】

(いいぜ、城太郎!)

 

『変身』

 

“ソードフォーム”

 

全身白い装甲に覆われたと思いきや、銀色の装甲に変わり、赤色のV字が顔を覆った。全身が赤色の装甲に覆われてソードフォームに変身完了した。

ベルトの中央は赤色に染まり変身が完了したことを伝えている。そして、腰に装備しているデンガッシャーをソードモードにした。

 

(俺、参上!)

 

そこからは、仮想敵を想定した動きや必殺技の練習をして汗を流した。1時間後部屋に戻って行くと、箒が既に起きていた。

 

「おはよう城太郎」

 

「おはようございます。箒さん」

 

「ふふ、また箒さんに戻っているぞ」

 

「あ!えへへ///」

 

「!」

 

不意にも城太郎の仕草が可愛いと思ってしまった箒であった。洗濯物を持ちながら、城太郎を抱きしめたい気持ちを必死になって堪えようとしていたが、次の一言であっけなく散った。

 

「それと、今日はお昼ご飯要らないです」

 

「え?どうしてだ?」

 

「今日は|セシリアさんと一緒に買い物に行ってくるので<・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・>」

 

「え?」

 

その瞬間、箒の手に持っていた洗濯物がバサバサと音を立てて、落ちた。そして、数秒間固まった後で城太郎に詰め寄った。

 

「じょ、城太郎!どうしてだ!」

 

「え、えっと…セシリアさんから連絡があって、休みが被ったから、一緒に買い物とかどうか?って聞かれたので、問題ないですよって言ったので…」

 

「そ、そうか…」

 

「それに、セシリアさんも僕の彼女ですし…///」

 

その一言で合点がいった。これが、他の女であれば納得ができないが、セシリアも城太郎を想っている一人だ。

 

「わかった。けど、約束して欲しい」

 

「はい?」

 

「城太郎は、直ぐに無茶をしてしまう癖がある。それは、イマジン達を倒す仮面ライダーの戦いだと思う。けど、城太郎の身を案じている人が身近にいる事を///」

 

「箒…ありがとう///」

 

「それじゃあ…はい!」

 

そう言って、箒は城太郎から少しだけ距離を取ると、両手を広げて城太郎と向き合った。それを察した城太郎は、おずおずと箒を抱きしめた。

 

「えっと…はい///」

 

ギュ///

 

箒の豊満なおっぱいが潰れるくらいギュッと抱きしめ合った。こうすれば、どんなに離れていても心が通じ合っている様に思えるのだ。

 

「箒さん///」

 

「城太郎///」

 

「いってきますね。箒」

 

「ああ、いってらっしゃい城太郎」

 

「あ、忘れてた!」

 

「どうした城太郎?」

 

…チュ

 

「!」

 

「い、いってきます///」

 

そう言って、部屋を出そうになった時に城太郎は箒に向き合って、頬に軽いキスをして、部屋を出ていくのであった。

 

「~~!」

 

突然のキスに箒はただ茫然と立ちすくむしかなかった。そして、数分後に状況が理解できて羞恥心のあまり、ベットの上でゴロゴロしていた。

 




箒編とありますのでセシリア編もあります。

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