IS学園で最強になる!   作:とあるP

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とあるPです。

今回は初のイマジン戦になります。そして、登場するイマジンはこの方ウラタロスです。

<どうも~子猫ちゃん達。ウラタロスだよ。今回は僕の活躍楽しみしていてね>

それでは本編どうぞ!


004 お前僕に釣られてみる?

一夏が1組のクラス代表に決定してから次の日。早くも、優勝商品の話題で持ち切りだった。

 

「織斑君頑張ってね!」

 

「おう!」

 

「期待しているわよ!」

 

「任せとけ!」

 

女子からの声援を受けて一夏は考えていた。優勝すれば、『半年間デザートフリーパス券』が付いてくる。

 

そんな雑談をしていると、箒と城太郎が教室に入って来た。いつも通りに来る2人を見て、クラスメイト達は(実はもう出来ているんじゃねぇ?)と思うのだが、そこはIS学園。

 

女子達のネットワークには未だに2人の関係が分かっていない。ただ分かっているのは、決まって同じ時間。食堂でも同じ席に座っている。

 

そして、極めつけは…

 

「おう!2人ともおはよう」

 

「お、おはよう…織斑君」

 

「おはよう、一夏」

 

「また、2人して来るとは偶然なのか?」

 

「た、偶々だよ。ね、箒さん」

 

「ああ、偶々だ。城太郎」

 

入学1週間で名前呼びにチェンジしているのである。しかし、もう1人名前呼びにチェンジした人もいた。

 

「おはようございますわ!皆さま!」

 

「あ、お、おはようございます…セシリアさん」

 

「ええ、おはようございますわ。城太郎さん」

 

セシリア・オルコット。彼女は一夏と城太郎に入学初日にけんかを吹っ掛け、勝てると思った城太郎との勝負に負けた。

 

そんな彼女も今では、丸くなりクラスの一員として接している。ただ、難点がある。城太郎絡みになると、途端に気分が変わってしまう。

 

「それよりも城太郎さん。お部屋の前まで行きましたが、お留守だったんですか?」

 

「あ、あの時は「その時は私と(・・)朝食を取っていたんだろう。残念だったなセシリア」うぐ…」

 

「あら、そうでしたの箒さん!気が付きませんでしたわ!」

 

「むむむ!」

 

「ぐぐぐ!」

 

城太郎の頭の上でドヤ顔をする箒。それに詰め寄り睨み付けるセシリア。双方自慢の胸が城太郎の上で潰れあった。

 

城太郎は動ける事が出来ず、ただ俯くしかなかった。そんな状況を見た、一部のクラスメイト達は(修羅場キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!)と歓喜する者が多かった。

 

この状況を打開するため、静寐が新たな情報を持ちだした。

 

「そう言えば、2組に転校生が来たらしいよ」

 

「なんでも、中国からの代表候補生だってね」

 

「まぁ、わたくしに恐れをなしての対策ですかね?」

 

「どうかな?けど、専用機持ちは1組と4組しかいないから、大丈夫だよ織斑君」

 

そうクラスが楽勝モードでいた時に、不意にドアが開けて、1人の女子生徒が現れた。ドアに背中を預けて決めポーズまでしている。

 

「その情報古いわよ。2組も専用機持ちになったからね!そう安々と勝ちを譲る気はないわよ!」

 

ツインテールに小柄なその子は、一夏の前までやって来ると、高らかに宣言してきた。

 

「鈴…お前鈴なのか!」

 

「そう、凰 鈴音!勝利宣言をして来たってわけよ!」

 

「久しぶりだな!元気だったか?」

 

「そっちこそ、偶には風邪ひきなさいよね」

 

何やら、楽しげに話している2人だが、会話はある人物の途中で中止となった。

 

「あ、あの…」

 

「うん?何よ!」

 

「え、えっと…」

 

「何よ!ハッキリ言いなさいよ!」

 

「えっと…後ろ」

 

「後ろ?」

 

「そこをどけ凰。授業の邪魔だ」

 

「げ!ち、千冬さん…」パン!

 

「織斑先生だ。早く教室に戻れ」

 

「は、はい!じゃあね一夏!逃げるんじゃあないわよ!」

 

急いで教室に戻る鈴を尻目に、一夏は何処か懐かしさを覚えていた。

 

「アイツも、IS学園に来たんだな」

 

この発言に箒、セシリア、他の女子生徒達は訳アリだと思うのであった。

 

昼休み。一夏達は食堂に向かっていた。今日の昼飯をどうするかなどの雑談をしていると、入口のところに、ラーメンのお盆を持って立っていた鈴の姿があった。

 

「待っていたわよ一夏!」

 

「悪いな、そこ入口だから通るの邪魔になっているぞ」

 

「わ、分かっているわよ!」

 

鈴が入口から退くと、一夏達は、今日の昼飯を選ぶのであった。

 

それぞれが注文し、6人掛けのテーブルに陣取っている鈴を見つけると、一緒に食べ始めるのであった。

 

「それにしても驚いたわよ。アンタがISを使えるなんてね」

 

「まぁな。それよりも、叔母さん元気にしているか?」

 

「え、ええ…まぁね…」

 

何だか訳ありの様な言い方だった。それよりも箒とセシリアは一夏に鈴がどんな存在なのか聞きたかった。

 

「一夏、そろそろ教えて欲しいのだが?」

 

「妙に親しい感じがしますが、一夏さんの彼女さんでしょうか?」

 

「か、彼女!///」

 

「あ~違う、違う。鈴とは幼馴染なんだよ」

 

「幼馴染?てっきり私だけだと、思っていたが」

 

「箒は小4まで一緒だっただろう?その後に鈴が来て、小5から中学まで一緒だったんだよ。だから、箒はファースト幼馴染、鈴はセカンド幼馴染ってわけだ」

 

一夏は丁寧に説明したつもりだったが、鈴は納得いかない様な表情をしていた。

 

「ふ~ん…」

 

「うん?どうした?」

 

「別に…フン!」

 

鈴は怒ってそっぽを向いてしまった。その後は、各々自己紹介をしていた。

 

「じゃあ、改めて。中国代表候補生、凰 鈴音って言うわ!気軽に鈴って言ってね」

 

「篠ノ之箒だ」

 

「イギリス代表候補生のセシリア・オルコットっと申しますわ。以後お見知りおきお」

 

皆が自己紹介を終わった時、鈴は城太郎をジッと見ていいた。いや、睨んでいた。

 

「えっと…の、野上 城太郎って言います。よ、宜しくお願いします」

 

「……」

 

「あ、あの~」

 

「アンタね。2人目の緒男性操縦者っての?」

 

「は、はい」

 

「ふ~ん…結構強いって聞いていたけど、案外そうでもなさそうね」

 

その言葉に食ってかかったのは箒とセシリアであった。

 

「ちょっと!それはどういう意味だ!」

 

「そうですわよ!」

 

「そのままの意味よ。こんな冴えない男が強いなんて、当局の情報も間違っているかもしれないわね」

 

その言葉に言い返せない城太郎であった。とりあえず、今日は解散となった。そして、放課後になり一夏のIS特訓が始まった。

 

箒と城太郎はISスーツ(競泳水着に似ているデザイン)のを着て、アリーナにいた。セシリアは【ブルー・ティアーズ】を纏って空中に待機していた。

 

「それでは、今日は射撃に対応してもらいましょう。わたくしが攻撃致しますので、全て避けてください」

 

「お、おう!」

 

そう言って、セシリアはスターライトmKⅢを打ち続けていた。だが、一夏は避けることが出来ず、全ての攻撃を受けてしまった。

 

「あーどうしてもうまくできない!」

 

「一夏さんは、反射神経が鈍すぎますわ。そこを鍛えないといけませんわね」

 

「そうなんだけどさぁ…城太郎?どうすればいい?」

 

そう言って、城太郎に意見を求めていたが、その城太郎は何処にもいなかった。

 

「あれ?城太郎は?」

 

「うん?そういえば何処に行ったんだ?」

 

その頃城太郎はアリーナと反対側に向かって行った。それはスマホにオーナーからメッセージが流れてきたからだ。

 

『デンライナーがイマジンをキャッチしました。今から15分後にある女子生徒が、接触します。城太郎さんには、そのイマジンを倒していただきたい』

 

そして、メッセージの最後には接触するであろう場所が記されていた。そして、目的の場所に到達した。時刻は接触する数分前だった。

 

城太郎は辺りを見渡した。すると、近くの女子生徒がうずくまっているのが見えた。その周りには大量の砂が巻かれていた。

 

「お、遅かった…」

 

話しは数十分前に遡る…

 

その女子は、些細なことで友達と喧嘩をしてしまった。そこにコウモリ型のイマジンが現れ、悪魔のような囁きで女子生徒を誘った。

 

「んもう!あ~ムカつく!あんな奴さっさといなくなればいいのよ!」

 

〖それがお前の望みか?〗

 

「え?何?」

 

〖お前の望みを言え!どんな望みも叶えてやる。お前の代償はたった一つ…〗

 

「な、何よ!アンタ!」

 

〖なに、お前の望みを叶えてやる。但し、お前の代償はただ一つだ…〗

 

「ほ、本当に叶えてくれるの?」

 

〖ああ、だから望みをいえ!〗

 

「…分かったわ。…アイツを消して欲しい!」

 

そう言った瞬間、コウモリ型のイマジンはニヤリと笑った。そして、地面から抜け出してその女子生徒の所に向かうのであった。

 

〖契約完了〗

 

「え…」ドサリ

 

〖フン!〗

 

そして、城太郎が見つけ出したのだ。

 

城太郎はその女子生徒に駆け寄ると、事情を聞くのだった。しかし、女子生徒は気絶していた。

 

「だ、大丈夫ですか?」

 

「……」

 

「気絶している…」

 

<城太郎。急がないとイマジンが女子生徒を襲っちゃうよ>

 

【そうだよね。ウラタロスお願いできる?】

 

<任せて城太郎>

 

ISスーツにデンオウベルトを装着し、パスをかざした。そして、ベルトにある青いボタンを押した。

 

「いくよ、ウラタロス。変身!」<ロッドフォーム>

 

全身白い装甲に覆われたと思いきや、銀色の装甲に変わり、目が赤くなり、青く顔を覆った。更に、青い肩パットが装着され、腰にはデンガッシャーが付いており、それをロッドモードに変形させた。

 

<お前、僕に釣られてみる?>

 

そう言って、コウモリ型のイマジンを追うのであった。

 

 

一方、先ほど喧嘩した女子生徒は1人学園内を歩いていた。先ほどのやり取りがあり、かなりご立腹の様子である。

 

「何よ!まったくもう…」

 

その後から、コウモリ型のイマジンが忍び寄って来て、女子生徒を襲おうとしている所であった。

 

〖フフフ…〗

 

「え?キャーーー!」

 

<セイ!>

 

〖グハ!〗

 

「え?何?どうしたの?」

 

女子生徒が襲われそうになった時、デンガッシャーのロッドがイマジンに当たり、女子生徒は襲われずに済んだ。

 

そして、ウラタロスは逃げる様に催促した。

 

<美しきマドモアゼル。今すぐここから逃げるんだ。さもないと、僕が襲っちゃうかもしれないよ>

 

「え!ってかあなた誰?」

 

<僕かい?名乗るほどの人じゃないさ…>

 

「は、はぁ?」

 

〖邪魔をするな!〗

 

コウモリ型のイマジンが攻撃して来るが、ウラタロスは見事なロッド捌きで躱したり、反撃していくのであった。

 

<セイ!>〖グ…〗

 

<トウ!>〖ヌウ!〗

 

<オリャー!>〖グハー〗

 

その仕草に、女子生徒は自分を守っているナイトだと思って、惚れ惚れしていた。

 

<早く逃げるんだ!>

 

「は、はい///」

 

そして、女子生徒は一目散に逃げるのであった。それを見終えたウラタロスは、必殺技を出す準備をしていた。

 

〖貴様…同じイマジンであろう!なぜ、人間の味方をするんだ!〗

 

<さぁね…一つ言えるのは、こっちに付いた方が面白いと思ったからね>

 

〖くそーー!死ねーー!〗

 

そう言って、コウモリ型のイマジンが突進して来るのを見たウラタロスはパスをベルトへかざし、エネルギーを解放するのであった。

 

<悪いけど、これでフィニッシュにするよ!>Full Charge

 

そう言って、ロッドモードのデンガッシャーをコウモリ型のイマジンめがけて、投擲した。そして、デンガッシャーが当たった、コウモリ型のイマジンに青色の六角形の結界が現れて、動きを封じた。

 

〖な、なんだ!これは!〗

 

そして、高く飛び上がると、ライダーキックをイマジンに食らわせるのであった!

<はぁぁぁぁーとう!>

 

〖!〗

 

<セイヤーーー!>

 

バゴーーーン!

 

〖グアアアアアア!〗

 

そして、コウモリ型のイマジンが撃破された事を確認すると、変身を解いて一夏がいるアリーナに戻るのであった。

 

バシューー

 

<ふぅ…お疲れ様城太郎>

 

【ウラタロスもありがとうね】

 

<なに、こんな事僕にかかれば朝飯前だよ>

 

【そうなんだ…あ!しまった!織斑君の特訓に戻らないと!】

 

<そうなんだ。それじゃあ特訓頑張ってね>

 

【う、うん。ウラタロスもありがとうね】

 

そして、一夏達からはどこに行っていたと責め続けれられて、誤魔化すのに必死だったという。

 

一夏達との特訓が終わって自室に、戻ろうとした時さっきの2人が気になり探してみることにした。そして、2人とも謝っていたので、城太郎は無事解決して良かったと思って自室に戻って行った。

 

 

次の日の放課後。今日は箒が第二世代【打鉄】の貸出申請が通ったので、鈴を混ぜて3人で訓練していた。しかし…

 

「あ~その3人共特訓してくれてもらうのは、嬉しんだけど…すまん。全然わからん!」

 

そう、この3人とも教え方がバラバラだから、一夏の理解が追いついていないのだ。

 

[箒の場合]

「だから、ここでズバーンとした後に、反転してドガーンとだな…」と擬音だけで説明する。

 

[セシリアの場合]

「ですから、この時は斜め45度に、そして、反重力を抑えて射撃をして…」と理論的な上に経験上の話しで説明する。

 

[鈴の場合]

「~でこうきたら、こうする。え?わからない?だから、感覚、感覚!」と感覚的視点から説明する。

 

そんな感じの説明を受けても一夏はどれをすればいいのか分かっていなかった。そんな状況で城太郎はISスーツを着てその様子を覗いた。

 

「お、そうだ!城太郎はどうだ?」

 

「え!ぼ、僕?」

 

「ああ、お前の意見を聞きたいんだけどよ」

 

「えっと…織斑君。先ずは、自分のIS性能を見直す必要があると思うんだ…」

 

「うん?白式のか?」

 

「う、うん。多分その白式の拡張領域(バススロット)がないんじゃないかな?」

 

そう言って、一夏は手元のコンソールを起動させた。そして、拡張領域(バススロット)がない事を確認した。

 

「確かに…だから、これ(雪片弐型)しか装備できないのか…」

 

「う、うん。だから、先ずは自身のISについて知った方がいいと思うよ」

 

「そうだよな!サンキュー城太郎!」

 

「ど、どういたしまして…」

 

そう言うと一夏は、箒と鈴に接近戦の稽古に付き合ってくれと頼むんであった。セシリアは城太郎と一緒に、射撃特性や、反動コントロールについて話していた。

 

 

皆とのIS特訓が終わって自室に戻ろうとした城太郎は1人校内をぶらぶらしていた。そんな時後ろから声をかけられたのだ。

 

「…城太郎ちょっと良いか?」

 

「しの…どうしたの箒さん?」

 

「なに、ちょっとした世間話をだな…」

 

「う、うん。いいよ」

 

そう言うと2人は休憩室のベンチに座った。城太郎は近くの自販機でお茶を2本買って、箒に手渡した。

 

「はい」

 

「あ、ありがとう」

 

「はぁ~」

 

「フフフ、素振りがおじいちゃんだな」

 

「あ、アハハ…」

 

「けどわからんでもないな。私も、一息入れた時はそうなってしまう」

 

「そうだよね」

 

「ああ…」

 

「…」

 

「…」

 

暫しの沈黙が流れたが、嫌な気分ではなかった。そして、両方から話しかけて気まずい雰囲気になってしまった。

 

『あの!』

 

「城太郎から!」

 

「ほ、箒さんからどうぞ…」

 

「じゃあ…セシリアとはどんな事を話したんだ?」

 

「えっと…射撃特性や火気武器の特性について話していただけですよ」

 

「本当か?」

 

箒は城太郎に迫っていた。それこそあと数センチでキスをしてしまいそうな勢いである。

 

「ほ、本当だよ///」

 

「そうか…ならいいのだが」

 

「アハハ…」

 

「確かに、私では射撃の事はわからないからな…」

 

「じゃあ、剣道とか教えてよ。部屋に道着があったのを覚えていたからさぁ」

 

「うむ!いいだろう!」

 

そう言うと空になったペットボトルを捨てて、剣道場に向かうのであった。

 

 

剣道場で素振りや型などを教わった城太郎は、自室に戻ろうとした。その時1人休憩室のベンチで泣いている鈴を見つけた…

 




初のイマジン戦でした。上手く表現出来たどうか微妙ですけどねw

そして、次回からはクラス対抗戦になります!

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