IS学園で最強になる!   作:とあるP

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とあるPです。

サブタイトルからわかると思いますが今回はこのイマジンです。

<どうも~子猫ちゃん達。ウラタロスだよ。今回も僕の活躍楽しみしていてね♪>

それでは本編どうぞ!


006 言葉の裏には針千本

箒と城太郎がデンライナーから帰って来て3日が経った。どうやら一夏達はあの時の事を覚えていないらしい。

 

そんなことがあったある日。城太郎は『レゾナンス』に来ていた。学園の購買部で売っていない、男性用の下着や私服を調達するため。

 

ちゃんと学園側が用意している護衛の者も付いて来ている。城太郎はそれを気にせずに男性用の服を扱っている店に向かうのであった。

 

因みに、ここまで服関係の店が10店あったが、男性用の服を扱っている店は僅か2店舗だけだった。そんな店に行った時の店員は『客が来てくれたーー!』と大喜びしていた。

 

下着もある程度購入して私服をあさりに行こうとしたら、意外な人物と遭遇した。

 

「あら!城太郎さん!」

 

「あ、セシリアさん…どうしだんですか?」

 

「ええ、レゾナンス内にある、わたくしが経営している会社の視察の帰りに、偶然(・・)城太郎さんを見つけましたので」

 

「そうだなんだ…」

 

「ええ!城太郎さんはどうしてレゾナンスに?」

 

「日用品と服がなくなったから、買って来たんだ…」

 

「ふ~ん。と、ところで箒さんは?」

 

「ええっと、箒さんなら剣道の大会で今日は来れなかったんだ…」

 

「そ、そうですのね…」

 

城太郎の貴重な外出申請が降りた日に箒は剣道の大会で学園から離れてしまった。血涙をしながらも「行ってくる…」と言って部屋を出て行った。

 

この発言にセシリアは(大チャンス到来ですわーー!)と心の中で叫んでいた。

 

「で、でしたらわたくしがご案内致しましょうか?」

 

「え…それはわる「大丈夫ですわ!」…」

 

「…本当に?」

 

「はい!!」

 

「なら、お願いしようかな…」

 

「もちろんですわ!」

 

そう言って、セシリアは城太郎の右腕を取って向かうのであった。その仕草に城太郎はドキッとしてしまった。

 

「せ、セシリアさん!///」

 

「レディをエスコートするのは、殿方の役目ですわよ。場所はこちらが指示いたしますので…参りますわよ」

 

そう言って、セシリアと城太郎はレゾナンスの中に消えて行った。

 

そんな2人が来たのはレゾナンス最大の店舗幅を誇る店だった。高級感溢れる店内にはシャンデリア。ショーケースには、最新のアイテムが飾られていた。

 

そんな店の前に2人は居て、セシリアが入店するように促していた。

 

「さて、行きますわよ」

 

「えっと…ここでいいの?」

 

「ええ、この店はまだチェックしておりませんでしたから」

 

「…僕は外で待っているからセシリアさんは入って行きなよ」

 

「もう!行きますわよ!」

 

「あ、ちょっと!」

 

うじうじする城太郎の腕を引っ張り強引に店内へと行くのだった。

 

『いらっしゃいませ!』

 

従業員総出で出迎えた。そんな事を物ともセシリアは店内奥にある、初老の男性に話しかけた。

 

「ご苦労様です」

 

「いえいえ、こちらこそご足労いただきありがとうございます」

 

「早速で悪いのですが、彼に服を見繕ってくださいまし」

 

「かしこまりました。セシリアお嬢様」

 

「あの~ちょっといいですか?」

 

「はい?」

 

「貴方は一体?」

 

「これは、これは、申し遅れました。当店の総支配人を務めております『奥村』と申します。以後お見知りおきを」

 

「は、はぁ…よろしくお願いします」

 

「それでは、野上様にはこの店でNo.1の物を用意して参ります」

 

そう言って、城太郎は着せ替え人形の様な格好になった。そこから2時間して試行錯誤の末城太郎の私服一式が決まった。

 

「ふ~満足ですわ!」

 

「疲れた~」

 

「あら、まだまだこれからですわよ」

 

「ええ!」

 

「一式だけでは足りませんからね。大丈夫ですよ。お代は要りませんから」

 

「えっと…どういうことなの?」

 

「あら、言ってませんでしたか?ここは、我がオルコット家が運営している店なのですわ」

 

「ええ!!」

 

流石お嬢様と言ったところである。そしてセシリアが経営している店で3~4着服を買い、店を後にした。

 

城太郎とセシリアはレゾナンスの高級ホテルでランチタイムをしていた。

 

最も一般客が利用する様なファミリーレストランではなく、VIP御用達の最上階。お付きの護衛の人達はドアの前に待機させ、セシリアと2人っきりの状況なのだが…

 

そんな状況に慣れていない城太郎は美味い料理も喉が通らず、緊張しっぱなしである。

 

「どうか致しましたか?」

 

「え!」

 

「もしかして、お口に合いませんでしたか?」

 

「そ、そんなことないよ!ただ…」

 

「ただ?」

 

「こんな場違いの所に、僕なんかが来てもいいのかなぁって思っちゃって…」

 

「まぁ、そんなことでしたの?」

 

「そんなことって…」

 

「別に気にする必要なんてありませんわ。城太郎さんは私が選んだ殿方ですもの」

 

「けど…「それに!」?」

 

「それに[世界で2人目の男性操縦者]という肩書きがなくとも、城太郎さんと言う殿方をお慕いしているのは、履がわらない事実ですわ」

 

「セシリアさん…」

 

「ですから、貴方は堂々としていればいいのです。もし、とやかく言う輩が現れましたら、オルコット家の力を持って全力で守って差し上げますわ♪」

 

「お、お手柔らかにね…」

 

そう言って、2人は食事を再開するのであった。

 

レゾナンスを出る頃にはすっかり日も暮れて夕暮れ時になっていた。駅には、買い物客や学生が向かっており結構な人数が居た。

 

セシリアは車で来たが城太郎は電車で帰ると言ったので、セシリアも電車で帰る事にした。

 

しかし、そこはオルコット家のお嬢様。何かあってはマズイと思った城太郎は「心配しないでください」と言って1人電車で帰る事にした。

 

一応護衛の人達にも「電車で帰る」と伝えて何かトラブルがあってはならないので、周囲に配置してもらい何時でも動けるようにしてもらった。

 

そして、電車に乗ると1人考えるのであった。

 

どうして、ISを動かせるのか。

 

どうして、ここまで人に好かれるのか。

 

どうして、皆優しく接してくれるのか

 

そして、どうやったら父の様な立派なヒーローになれるのだろうか…

 

その答えを見つける事が出来ず1人悶々としている時、目の前の座席に座っている若者たちに目がいった。

 

彼らは3~4人で座席を占拠しており、大声で話していた。傍には席に座りたがっているおばあちゃんが居るのにも関わらずだ。

 

城太郎は「どうせ誰かが注意するだろう」と思っていた。しかし、その答えとは裏腹に若者たちに向かって行くのであった。

 

「~だったぜ!マジ受けるだろww」

 

「流石だぜ!ハハハハ!」

 

「あ、あの…」

 

「あん?何だよばあさん?座りたいのか?」

 

「い、いえ…」

 

「じゃあ一々話しかけてくんな!鬱陶しい!」

 

「ぎゃはははw」

 

「…まれ」

 

「うん?」

 

「そ、そのおばあちゃんに、席を譲れ…」

 

「あん?何だこのガキ?」

 

「い、い、いいから…その「あ!何だって!」ひっ!」

 

「ガキがいい気になってんじゃあねぇよ!このイモムシ野郎!」

 

「うう…」

 

「あれ?お前どっかで見たことある顔だな…そうだ!思い出した!お前[世界で2番目にISを動かせる男]だったな!」

 

「あーそうだ!テレビに出てたな!」

 

「あ、あの…「なぁちょっと相談なんだがな」え?」

 

「お前が土下座するならこのばあさんに席を譲ってもいいぜ」

 

「え?」

 

「それが嫌なら少しばかり痛い目にあうけどな」ぽきぽき

 

そう言って、指を鳴らしてくる若者たち。城太郎はそれでいいのなら頭を下げようとした。

 

しかし…

 

<…城太郎。少しばかり身体借りてもいいかい?>

 

【え?どうして?】

 

<ちょっとこのバカ共にお灸を据えたくてね>

 

【でも…】

 

<それに、おばあちゃんでも女の子。そんな人を許す訳にはいけいないからね>

 

【ウラタロス…わかったよ】

 

<それじゃあ!行くよ>

 

そう言って、ウラタロスが城太郎に憑依し、青いメッシュの入った七三分けの髪と青い瞳を持ち、黒いセルフレームの眼鏡をかけた。

 

<お前、僕に釣られてみる?>

 

「な、何だよ!コイツ!」

 

<か弱い女子をいじめるなんて、男の風上にも置けない奴だ>

 

そう言って、手をクイクイとして挑発する。それを見た男たちはウラタロスに向かって行くのであった。

 

「てめぇ~覚悟しやがれ!」

 

「全員で嬲り殺せ!」

 

「うぉぉぉー」

 

<フン>「ぎゃ!」

 

<セイ>「ぐはぁ!」

 

<オリャア!>「ぐあああ」

 

<フン。こんな所かな>

 

全員を倒したと思ったら、後ろからナイフを持った男が1人ウラタロスの背中めがけて襲い掛かってきた。

 

「死ねぇーー!」

 

「危ない!」

 

<そんなのは、お見通し…だ!>「ぐあああ」

 

ウラタロスの放った回し蹴りは男の顔面を捉えて車外に吹っ飛んだ。そして、駆けつけた鉄道警察隊と護衛によって男達は拘束されるのであった。

 

<これくらいでいいかな>

 

【ありがとう、ウラタロス。助かったよ】

 

<別にどうって事ないよ。それじゃあ僕は戻るね>

 

【うん。またね】

 

そう言って、ウラタロスは城太郎から離れて行った。辺りは騒然となったが、城太郎にはわれんばかりの拍手が送られた。

 

そして、その様子を見ていたおばあちゃんが城太郎に声をかけてきた。

 

「ありがとうね。坊やのおかげで助かったよ」

 

「い、いえ…僕は何もしてませんよ」

 

「いえいえ、そんな事ないわよ」

 

周りの客も城太郎の行動を讃えていた。

 

「スゲーな兄ちゃん!」

 

「ホント!本物のヒーローみたい!」

 

「格好良かったわよ!」

 

「あ、ありがとうございます///」

 

少しばかりむずがゆい城太郎だった。けど、同時に彼らの力を借りないと何もできないと思ってしまった。どうやったら自分自身で解決するればいいのか、わからず仕舞いだった。

 

学園に帰宅すると、いの一番で千冬に呼ばれるのであった。どうやら、先ほどの件だった。

 

「野上。先ほど鉄道警察隊から連絡があったぞ。」

 

「はい…」

 

「『ウチの生徒が一般人に暴力を振るった』とな。これに対し学園側はその生徒に対して以下のような処置を行うと言った」

 

「…」

 

「来週までに反省文10枚と1週間の奉仕活動を行うと」

 

「え?」

 

「どうしたの?そんなに不満だったか?なら1ヶ月の奉仕活動にするか」

 

「いいえ、そうじゃなくて…」

 

「『ってきり退学処分になる』とでも思っていたか」

 

「はい…」

 

「はぁ…あのな野上。お前は褒めらる行動をしたんだぞ。現に乗客達からはお礼の言葉があるんだぞ」

 

そこにはあの時いあわせた人達からのお礼のお手紙でいっぱいだった。それを見た城太郎は不意に泣きそうになった。自分が行った行為が間違えではなかったと…

 

「だが、相手は怪我をした。いくら悪態をしたとは言えお咎めなしとはいかなくてな。それでこんな結果になったんだ」

 

「そうでしたか…あ!そう言えば相手の人はどうなりましたか!」

 

「ああ、今は病院で手当てを受けているが命に別状はない。最も、野上に行った行為に恥じて、今は反省しているらしい」

 

「そうですか…良かった」

 

「さて、野上への処分も決まったし、これまでとする。早く自室に帰ってアイツを安心させてやれ」

 

「アイツ?」

 

「…もういい。私は戻るぞ」

 

そう言って、千冬は出て行った。城太郎は訳もわかず自室に戻るといきな誰かに抱きつかれた。

 

「ただいま~ムグ」

 

「城太郎!大丈夫か!怪我などないか!ああ、怪我でもしらた大変だ!今から医者にいこう!」

 

「ちょっと…落ち着いて箒さん!」

 

「へ?」

 

「僕は大丈夫ですから。落ち着いてください」

 

「そっか…良かった「」

 

「けど、心配してくれてありがとうございます」

 

「そ、そりゃあ心配するぞ!だって城太郎は…その///」

 

「フフフ。セシリアさんにも同じことを言われました」

 

「…今なんと言った?」

 

「だから、セシリアさん…ハッ!」

 

「…う~もう!城太郎のバカ者!」

 

その後、機嫌を損ねた箒を宥める為に城太郎が色々したのは別のお話し…

 

そして、次の日。城太郎が朝トレから戻って来ると、箒が待っていた。

 

「あれ?箒さん…どうしだんですか?」

 

「ま、まぁ、そのなんだ…偶には一緒に行ってもいいだろう///」

 

「そうですか…」

 

「う、うむ///」

 

そう言って、城太郎と一緒に食堂に向かうのであった。その途中で一夏と鈴、更にはセシリアと出会うのであった。

 

「オッス!城太郎!」

 

「おはよう織斑君…」

 

「聞いたぜ。昨日叔母さんの為に暴れたんだってな」

 

「そ、それは…」

 

「けど、スッカっとする話だぜ!男の風上にも置けない奴らだな!」

 

「アハハ…」

 

「けど、よく無事だったわねアンタ。今度手合わせ願おうかしら」

 

「アハハ…お手柔らかにお願いしますね」

 

「そうですわ!城太郎さんお強いんですのよ!2組の貴女が敵うはずないでしょう!」

 

「何でセシリアが自慢して居るんだ?」

 

「そ、それよりも、早く食堂に行こうよ!」

 

そう言って、4人で食堂に行き朝食を取るのであった。教室に向かう途中2組の鈴とは別れて1組の教室に入ると、クラスメイト達から質問攻めにあった。

 

「野上君凄いね!お年寄りの人を助けたんだって!」

 

「え?私が聞いたのは、痴漢にあった女の子を助けたって聞いたけど?」

 

「私は、電車内で悪鬼羅刹の人を倒したとか…」

 

「あれ?北斗の〇ばりに悪人を倒したとか」

 

色んな尾びれがついてしまったが、クラスメイト達は問題なく受け入れてくれていた。そんな風に話していると真耶が教室に入って来た。その後には千冬もついてきた。

 

「は~い!皆さん座ってくださいね。今日は転校生を紹介しますね」

 

そう言って、入って来た転校生に目が集まった。それは…

 

「初めまして、僕は(・・)フランスから来ました。シャルル・デュノアと言います」

 

男性操縦者の衣装を着た金髪の貴公子と銀髪の小さな軍人さん(リトルアーミー)が居た。

 

 

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