今日はサブタイでもわかるように、キンタロスさんに頑張ってもらいます。
《オウ!ワイの活躍見とってや!》
それでは本編どうぞ!
1組の教室は騒然した。なにせ一夏や城太郎と同じ男性操縦者用のIS制服を着ている生徒がいるのだから。
その情報をいち早く察したのは他でもない女子生徒達である。
「き…」
「あ!」
「マズイ!」
『きゃーーーーーーーー!』
「うぉ!」
「頭が…割れる…」
「ブロンドの守ってあげたい系、王子様系来たー!」
「織斑君が熱血系なら、野上君はおとなし系、デュノア君は守ってあげたい系だよね」
「そして、デュノア君の事を「お兄様」と呼ぶ野上君…ヤバ涎が」
女の子達の妄想は激しく、教室内に響き渡った。特に最後の人の妄想は絶対にしないと心に誓う城太郎出会った。
そんなバカ騒ぎをしている女子生徒達を千冬は一喝して鎮めさせた。
「静かにしろ!まだ居るだろうが!」
そう言って、シャルルの隣にいる、軍服をIS制服にカスタムした、銀髪を腰まで長くした女子生徒がいた。左目に眼帯をしてとげとげしい雰囲気だった。
「ラウラ挨拶しろ」
「は!教官!」
「私はお前の教官ではない。ここでは、織斑先生と言え」
「わかりました」
そう言って、ラウラと言う少女は自己紹介を始めた。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ!」
「それだけですか」
「以上だ」
そう言って、ラウラは一夏の前まで来て睨んでいた。そして、左手を上げて右頬を引っ叩いた。
「お前さえいなければ…」
「うん?」
「パン!」
「何すんだよ!」
「認めない!私は、あの人の弟だと認めない!」
そう言って、自分の席に座るのであった。
一部の女子生徒からは陰口を叩かれていたがラウラはどこ吹く風と気にもしていなかった。そんな事があった教室だったが、千冬の一言で静まり返った。
「静かにしろ。これよりIS実習に移る。ISスーツに着替えて第2アリーナに集合する事。解散!」
千冬の授業の重要性を知っているクラスメイト達は急いで準備するのであった。しかし、シャルルはその重要性を分かっておらず、一夏と城太郎に話し込むのであった。
「初めまして、僕の名前は…」
「あ~自己紹介は後にしてくれ。千冬姉の授業遅れると大変なんだよ」
「うん…それにここの教室…女子生徒の更衣室になるんだよね…」
「そうなんだ。じゃあボクたちは何処で着替えればいいんだい?」
「俺たちはアリーナの更衣室で着替えないと行けない。だから、IS授業の時は、アリーナの更衣室まで行かないといけないんだ」
「…だから、早く行かないといけないんだよ」
「ほら、こっちだ」
「あ///」
そう言って一夏はシャルルの手を取って更衣室に向かうのであった。その後を追うように城太郎も出ていく。
しかし、騒ぎを聞きつけた他の女子生徒が大挙して廊下に現れた。
「あー!噂の転校生君発見!」
「しかも、織斑君と手を繋いでる~!」
「キャーーー!羨ましい~~!」
「者共であえ!であえ!」
「マズイな…どうする城太郎?」
「どうしよう…」
城太郎が困っていると、ある事が思いついた。
「お、織斑君、デュノア君。ここは、僕が引き受けるから早く行きなよ」
「え、でもよ…」
「大丈夫だよ。ちゃんと間に合うから」
「…分かった。行こうぜ」
「う、うん…」
そう言って、一夏とシャルルが走り出す。それに向かって来る女子生徒との間に城太郎が飛び出した。
赤いメッシュが入った逆立った髪と赤い瞳を持ち、いかにもやる気満々のモモタロスが憑依した城太郎だった。
(俺 参上!)
「城太郎!」
「ええ!これが!?」
「ああ、こんな格好になっても城太郎なんだ!」
「だ、だれよ…」
(だから言ってるだろ。俺だって!)
「意味わかんないんだけど…てか、どいてくれない。織斑君と転校生に用があるんだけど」
(一夏と、この金髪ボウズに用があるなら、俺を倒して行くんだな!!)
そう言って、威圧的なオーラを放ちながら女子生徒に迫っていく。その雰囲気に当てられてじりじりと下がっていく女子生徒たち。かし、彼女達はそれでも向かうのであった。
「ひ、ひるむな!行くぞ!」
『おーー!』
(一応警告はしておいたぜ…行くぜ!行くぜ!行くぜ!)
そう言って、女子生徒達の群れに突っ込んで行くのであった。その様子を見ていたシャルルは「あれが城太郎なの?」と思うほどであった。
10分後。アリーナの更衣室にたどり着いた一夏とシャルルはISスーツに着替えるのであった。
「それじゃあ着替えるか」
「う、うん…」
「どうしたシャルル?」
「えっと…出来れば向こうを向いていて欲しいなぁ~」
「いいだろう男同士なんだし」
「で、でも…」
一夏は親切心からなのか、シャルルの上着を取ろうとし、あと少しでシャルルの上着が取れそうになった時に城太郎が戻ってきた。
「…織斑君。ただいま」
「おう城太郎!どうだった?大丈夫か?」
「…うん。何とか巻いて来たよ。えっと…」
「ああ、ごめんね。ボクはシャルル・デュノアと言います」
「…初めまして、野上城太郎と言います…よろしく…お願いします」
「俺は織斑一夏!一夏って呼んでくれよな!」
そう言って、シャルルと一夏、城太郎は握手をするのであった。城太郎が握手した時である。
「あれ?」
「どうした?」
「…いや…何でもないよ」
「?どうかしたの」
城太郎はシャルルの手を握った瞬間思ってしまった。…この人女の子だと…
そう思った時からの行動は早かった。一緒に着替えようとする一夏をシャルルから見えないところ移動して、わざと壁を作ったりした。そうして着替えが終えると既に大半の生徒がアリーナに集まっていた。
「来たな。それでは今日は、2組との合同演習を行う。先ずは「わぁぁぁぁぁぁぁ~どいてくださ~い!」はぁ誰かアレを止めてみせろ」
そう言って、僕は上空を見てみると、山田先生がラファール・リバイブを纏ってこちらに向かって来た。否落ちてきたと言った方がいいだろう。このままでは地面に激突してしまう。
そんな事を思っていたら、突然キンタロスからこんな提案がきた。
《城太郎。あの先生止めるで!》
【え~でも出来ないよ…】
《大丈夫や!ワイが何とかしたる》
【分かったよ】
「…織斑先生。僕が行きます」
「野上、大丈夫か?」
「…ええ、行きます」
「城太郎…頑張れよ!」
「城太郎さん…」
箒とセシリアからの応援を受けて、デンオウベルトとパスを持って真耶のラファール・リバイブに立ち向かうのであった。
【行くよキンタロス】
《おう!任せとき!》
「変身!」アックスフォーム
デンオウベルトの黄色ボタンを押してパスをかざした。すると、全身白い装甲に覆われたと思いきや銀色の装甲に変わり、黄色のV字が顔を覆った。そして、キンタロスが真耶のラファール・リバイブに向かって走って行った。
《俺の強さにお前が泣いた!いくで!》
「うわ~!落ちる~~!」
真耶は地面に衝突すると思い目を瞑って覚悟していたが、いっこうに痛みが来ない。恐る恐る目を開けてみると、キンタロスと化した城太郎が真耶を受け止めていた。
しかし、ラファールのエンジンが付いたままなので、どんどんと壁へと追いやられてしまう。
「の、野上君!?」
《おお、センセー!早よエンジン切ってな~!こちとら…そろそろ限界…でっせ…》
「あー!ごめんなさい!」
そう言って、真耶はラファールを解除した。それによって先ほどまで感じていた重力がなくなったことにより、真耶は
咄嗟の事だったので、キンタロスは何とか受け身を取ろうとしたが両手が柔らかい物に塞がっていたのでとれなかった。
「きゃ!」
《ぬぉ!》ドサ!
「あいたたた…だ、大丈夫ですか!」
《かまへん!かまへん!…うん?何やこの柔らかい物は…》
「あん!ちょっと…野上君…手を退けてもらえると…///」
《え?…あ!す、すまへん!悪気があって触った訳じゃなか!ホンマやで!》
「わ、わかりましたから!あん///」
急いで手を放して土下座する。その様子を見ていた箒とセシリアは共に青筋を浮かべていた。
「なぁ、セシリア」
「何ですか箒さん」
『あとで
そんな珍事件が起こったが、その後は特に問題なく授業は進んで行った。セシリア&鈴VS真耶の模擬演習は終始真耶がリードしそのまま圧勝した。
ISを使っての歩行訓練も一夏とシャルル、城太郎の組に集中するも千冬の一喝によりバラバラに別れた。そして、全ての授業が終わり教室に帰る途中に城太郎は箒とセシリアに呼び出された。
「お疲れ様だな。城太郎!」
「…織斑君もお疲れ様。大変だったね…」
「だよな~あんなに女の子達に教えるのは疲れるよ」
「アハハ…」
『城太郎(さん)!』
「あれ?箒にセシリアどうしたんだ?」
「一夏。次の授業だがな、私とセシリア。それに城太郎は欠席する」
「え?どう『い・い・で・す・わ・ね』…はい」
「え?え?どういうこと?」
「さぁ城太郎逝こうか…」
「ウフフ…逃がしませんわよ」
こうして箒とセシリアに連行された城太郎は次の日の朝まで、見た者はいなかったそうな…