「さあ、ここあたりね……。」
霊夢がそう言って五人は降り立つ。
「そういえば、そっちは何かあったの?」
「ああ、河童と厄神が邪魔してきてね、魔理沙が多少負傷したわ。」
「でも、大丈夫だぜ!」
輪花の質問に霊夢が答える。魔理沙はまだ元気なようだ。
「じゃ、行きましょう!」
朱莉の声で、五人は動き出した-
-一方。
「ほら、うまく焼けたよー!」
そう言って一人の少女…いや、神が、目玉が付いている帽子をかぶった少女に焼き芋を渡す。
「お、ありがと…あちっ!」
「熱いのは当たり前でしょ?」
少女が熱がったのを見て、神は笑う。
その神-豊穣の神、秋穣子は、あと二人の女性にも焼き芋を渡した。
「はい、どーぞ!」
「あ、ありがとうございます!」
「こういうのも、たまにはいいねえ。」
そう言ってそれぞれが焼き芋を受け取った。
一人は緑色の紙に、蛙と蛇の髪飾り。青と白の巫女服を着ている。
もう一人は、背中にしめ縄を背負っていて、胸元に鏡があり、服は上は赤く、下はえんじ色のスカートを履いている。
「にしても、妖怪の山が騒がしいようだけど…。」
そう言って、紅葉の神-秋静葉が向こうを見た。
「まあ、後々くるさ。」
そう言って、焼き芋を食べ終わったのは、先程、一番に焼き芋を受け取った、あの少女。土着神-洩矢諏訪子である。
「そうだねえ…。おや、来るかね。早苗!」
「は、はい!」
少女に指示をした女性は、神道の神-八坂神奈子である。
それに答えた女性は、この守矢神社の巫女-東風谷早苗だった。
「…ここが守矢神社?」
そう言って霊夢が一番に降り立つ。
「まあ、そうだろうな…。」
「神がいるってさ。」
「二体、ってあの大天狗は言ってたわね。」
「まあ、言ってみればわかるだろう。」
そして、魔理沙、輪花、朱莉、風雅が降り立った。
五人が鳥居をくぐって、見たものは-
「…あ、またあの姉妹だ。」
一番に輪花が声を出す。
「あれが巫女ね…。」
霊夢が構えた。
「そうだな…!?」
風雅が目を見開いた。
「…?どうしたの、風雅?」
と、霊夢が改めて向こうの方を見ると…。早苗も驚いていた。
「…?風雅、あいつと知り合い?」
すると、風雅の口から漏れた言葉は-
「早苗…さん?」
「風雅……くん?」
早苗からも思わず言葉が漏れる。と、諏訪子と神奈子は、顔をこわばらせていた。
「…神奈子、今のうちに下がったほうが…。」
そう言って諏訪子は神奈子を下がらせようとするが、
「…いや、いいさ。来るなら来いだよ。」
神奈子はそう言って構えた。
-と、風雅が二人の方を見た。刹那。
……風雅はその場から消えていた。
-キィン!
「「「「「「「……………え?」」」」」」」
思わず七人は声が漏れでた。なぜなら-
-風雅が神奈子に向かって抜刀術で向かってきたのである。
神奈子は、オンバシラで防いでいた。
「…っ!まあ、師匠にはかなわないようだね。」
そう言って神奈子は風雅の方を見た。
「…ああ。あの人は超えられん。」
-風雅からは、他のの七人がわかるほど、おびただしい量の殺気が漏れでていた。
諏訪子は顔をうつむき、押し黙っている。
「え、え?風雅くん?」
早苗が声をかけるが、その声は風雅には届いていなかった。そして-
「…師を殺めたこと…その生命を持って償ってもらう!」
そう言って、風雅は二刀流になった。
作者「さあ、風雅は神奈子とも知り合いで早苗とも知り合い。つまりかなりの(ピチューン」
輪花「ほんとに、風雅あの時消えたよね。」
朱莉「早かった…。」
作者「次回、#14『風雅の過去』ここまで見て下さりありがとうございました!」
三人「では!」