「…だいたいのことはこんな感じだよ。」
風雅と神奈子を除く者達には、諏訪子が説明した。
「白玉楼のことは紫から聞いてね。…昨日。」
「…じゃあ、紫は分かっていたんだね…。」
輪花が呟いた。
「……まあ、ここからは…。」
そう言って風雅を見る。
「…風雅次第、だよね。」
「-諏訪子は私をかばってくれたんだよ。そんなこと無用なのにねえ。」
そう神奈子が言ったが、
「…分かっていたさ。」
「……やっぱりねえ。さすがに神力は目立つねえ。…で、どうするんだい?」
「……お前を殺す。仇討ちだ。」
「………きなよ。」
すると、風雅は再び抜刀術で切り込む。
神奈子はそれをオンバシラで防ぎ、空いているオンバシラで風雅に攻撃を始めた。
風雅は飛んで間合いを開けるが、オンバシラが風雅の方に飛んできた。
「五乗…!」
両刃剣に力を込め、一振りでオンバシラを吹き飛ばした。
「……!師匠には無い力だね。」
「教えてもらったけどな。十連!」
次は刀に力を込めて、再び切り込んできた。
「っ!?」
オンバシラで防ぐが、そこには十回の切り傷が。
「…なるほど。」
ここで、神奈子はオンバシラのスピードを上げた。
「……っ!」
風雅は受け流すので精一杯だ。が、
「十乗。」
両刃剣の力を上げ、オンバシラを吹き飛ばす。
「やるね。…でも、その2つの技…体力を使うみたいだね。」
「…っ!」
神奈子が指摘した通り、風雅は既に息が切れ始めていた。
「次はこっちから行くよ!」
そう言って、オンバシラから巨大なレーザーを放った。
「っ!?」
ギリギリで風雅は避けたが、その避けたところに、オンバシラが飛んできた。
「ぐっ!?」
風雅はとっさに刀で防いだが、勢いは殺せず、吹き飛ばされた。が、
「はあっ!」
強引に神奈子に向かって、十乗の斬撃を放った。
「強引に打ってきたね…!でも効かないよ!」
神奈子はオンバシラで防ごうとしたが、オンバシラが弾き飛ばされた。
「何っ!?」
とっさに別のオンバシラで防ぎきった。
そして、風雅は背中から着地。
「………行くぞ。」
が、まだ風雅は立ち上がり、二刀流で構えた。
「…もとに戻るかい。いいじゃないか。」
神奈子はオンバシラで守りを固める。
「二十四乗、二十四連…!」
両刃剣の赤い光と、刀の青い光が強くなる。
「……さすがにまずいんじゃない、風雅。」
「ええ…。このままだと風雅の体が危ないわね。」
輪花と朱莉が察した。
「…それに、神奈子も十乗で弾かれたからね。危ないかもね。」
「……諏訪子様!」
早苗が諏訪子を呼び、構えた。
「あまり水は刺したくないけど…。」
諏訪子も構えた。と、
「…僕も手伝うよ。」
輪花も構えた。
「……え?」
「今は信仰がどうの神社がどうの言ってる場合じゃない。とりあえず止めないと。」
「……まあ、そうね。」
朱莉も構えた。
「…では。秘術『グレイソーマタージ』!」
早苗が先手を切り、星形の弾幕を放った。
-既に風雅は突っ込み始めている。しかも-
「…抜刀術じゃないのに、何あの早さ!」
明らかに早いのだ。
「止められるかな。開宴『二拝二拍一拝』!」
諏訪子が手を合わせると、風雅を挟むようにして、地面が手の形に盛り上がった。が、風雅の一切りによって切られ、崩れ落ちた。
「行くわよ。玄武『蛇コウ束』!」
朱莉がスペルカードを唱えると、蛇が出現し、風雅を取り押さえんと風雅の方に行ったが、
「二刀流『無斬』」
それを言った刹那、ヘビたちは切り刻まれていった。
「……切ってない…。」
風雅の技名通り、風雅は切ろうとする仕草さえ見せず、蛇を切り裂いた。
-残るは輪花のみ。と、
「繋縛陣!」
「グラウンドスターダスト!」
輪花の横から青い正方形のバリアが、上から黒い物体が投げられた。
それは風雅の目の前で、青いバリアは空中で止まり、黒い物体は爆発する。
「っ!」
風雅が飛んだ刹那-
「縛陣『円筒形性陣』」
風雅が飛んでいる真下の地面に大きな緑色の魔法陣が現れ、緑色の光の柱が風雅を飲み込もうとしたが-
「『無をも断つ残剣』」
風雅の一言で緑色の柱が両断された。
「嘘!」
思わず朱莉が声を出す。が、
「陣符『陣魔円-乱舞-』」
風雅の目の前には、大量の魔法陣が。
「くっ!」
風雅はそれを弾いていく。と、ここで、あの二人が再び。
「神霊『夢想封印』!」
「邪恋『実りやすいマスタースパーク』!」
そして、攻撃が風雅を襲い、あたろうとした時に、追い打ちをかけた。
「陣符『インディグネイツ・メジックス』!」
そして、風雅の前から虹色の巨大な光が、後ろからカラフルな球体が、そして、上から緑色に光る波動が襲った-
作者「風雅フルボッコ回でした。」
輪花「で、仇討ちを止めたんだよね。」
朱莉「だるかった…。」
作者「輪花は霊夢達が手を貸すことは分かっていました。すごいね。次回、#17『こちらが本戦です』ここまで見て下さりありがとうございました!」
三人「では!」