魔理沙の弟子は方陣使い。   作:破片

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#16 仇討ち

「…だいたいのことはこんな感じだよ。」

 

 風雅と神奈子を除く者達には、諏訪子が説明した。

 

「白玉楼のことは紫から聞いてね。…昨日。」

「…じゃあ、紫は分かっていたんだね…。」

 

 輪花が呟いた。

 

「……まあ、ここからは…。」

 

 そう言って風雅を見る。

 

「…風雅次第、だよね。」

 

 

 

 

 

 

 

「-諏訪子は私をかばってくれたんだよ。そんなこと無用なのにねえ。」

 

 そう神奈子が言ったが、

 

「…分かっていたさ。」

「……やっぱりねえ。さすがに神力は目立つねえ。…で、どうするんだい?」

「……お前を殺す。仇討ちだ。」

「………きなよ。」

 

 すると、風雅は再び抜刀術で切り込む。

 神奈子はそれをオンバシラで防ぎ、空いているオンバシラで風雅に攻撃を始めた。

 風雅は飛んで間合いを開けるが、オンバシラが風雅の方に飛んできた。

 

「五乗…!」

 

 両刃剣に力を込め、一振りでオンバシラを吹き飛ばした。

 

「……!師匠には無い力だね。」

「教えてもらったけどな。十連!」

 

 次は刀に力を込めて、再び切り込んできた。

 

「っ!?」

 

 オンバシラで防ぐが、そこには十回の切り傷が。

 

「…なるほど。」

 

 ここで、神奈子はオンバシラのスピードを上げた。

 

「……っ!」

 

 風雅は受け流すので精一杯だ。が、

 

「十乗。」

 

 両刃剣の力を上げ、オンバシラを吹き飛ばす。

 

「やるね。…でも、その2つの技…体力を使うみたいだね。」

「…っ!」

 

 神奈子が指摘した通り、風雅は既に息が切れ始めていた。

 

「次はこっちから行くよ!」

 

 そう言って、オンバシラから巨大なレーザーを放った。

 

「っ!?」

 

 ギリギリで風雅は避けたが、その避けたところに、オンバシラが飛んできた。

 

「ぐっ!?」

 

 風雅はとっさに刀で防いだが、勢いは殺せず、吹き飛ばされた。が、

 

「はあっ!」

 

 強引に神奈子に向かって、十乗の斬撃を放った。

 

「強引に打ってきたね…!でも効かないよ!」

 

 神奈子はオンバシラで防ごうとしたが、オンバシラが弾き飛ばされた。

 

「何っ!?」

 

 とっさに別のオンバシラで防ぎきった。

 そして、風雅は背中から着地。

 

「………行くぞ。」

 

 が、まだ風雅は立ち上がり、二刀流で構えた。

 

「…もとに戻るかい。いいじゃないか。」

 

 神奈子はオンバシラで守りを固める。

 

「二十四乗、二十四連…!」

 

 両刃剣の赤い光と、刀の青い光が強くなる。

 

 

 

 

「……さすがにまずいんじゃない、風雅。」

「ええ…。このままだと風雅の体が危ないわね。」

 

 輪花と朱莉が察した。

 

「…それに、神奈子も十乗で弾かれたからね。危ないかもね。」

「……諏訪子様!」

 

 早苗が諏訪子を呼び、構えた。

 

「あまり水は刺したくないけど…。」

 

 諏訪子も構えた。と、

 

「…僕も手伝うよ。」

 

 輪花も構えた。

 

「……え?」

「今は信仰がどうの神社がどうの言ってる場合じゃない。とりあえず止めないと。」

「……まあ、そうね。」

 

 朱莉も構えた。

 

「…では。秘術『グレイソーマタージ』!」

 

 早苗が先手を切り、星形の弾幕を放った。

 

-既に風雅は突っ込み始めている。しかも-

 

「…抜刀術じゃないのに、何あの早さ!」

 

 明らかに早いのだ。

 

「止められるかな。開宴『二拝二拍一拝』!」

 

 諏訪子が手を合わせると、風雅を挟むようにして、地面が手の形に盛り上がった。が、風雅の一切りによって切られ、崩れ落ちた。

 

「行くわよ。玄武『蛇コウ束』!」

 

 朱莉がスペルカードを唱えると、蛇が出現し、風雅を取り押さえんと風雅の方に行ったが、

 

「二刀流『無斬』」

 

 それを言った刹那、ヘビたちは切り刻まれていった。

 

「……切ってない…。」

 

 風雅の技名通り、風雅は切ろうとする仕草さえ見せず、蛇を切り裂いた。

-残るは輪花のみ。と、

 

「繋縛陣!」

「グラウンドスターダスト!」

 

 輪花の横から青い正方形のバリアが、上から黒い物体が投げられた。

 それは風雅の目の前で、青いバリアは空中で止まり、黒い物体は爆発する。

 

「っ!」

 

 風雅が飛んだ刹那-

 

「縛陣『円筒形性陣』」

 

 風雅が飛んでいる真下の地面に大きな緑色の魔法陣が現れ、緑色の光の柱が風雅を飲み込もうとしたが-

 

「『無をも断つ残剣』」

 

 風雅の一言で緑色の柱が両断された。

 

「嘘!」

 

 思わず朱莉が声を出す。が、

 

「陣符『陣魔円-乱舞-』」

 

 風雅の目の前には、大量の魔法陣が。

 

「くっ!」

 

 風雅はそれを弾いていく。と、ここで、あの二人が再び。

 

「神霊『夢想封印』!」

「邪恋『実りやすいマスタースパーク』!」

 

 そして、攻撃が風雅を襲い、あたろうとした時に、追い打ちをかけた。

 

「陣符『インディグネイツ・メジックス』!」

 

 そして、風雅の前から虹色の巨大な光が、後ろからカラフルな球体が、そして、上から緑色に光る波動が襲った-




作者「風雅フルボッコ回でした。」
輪花「で、仇討ちを止めたんだよね。」
朱莉「だるかった…。」
作者「輪花は霊夢達が手を貸すことは分かっていました。すごいね。次回、#17『こちらが本戦です』ここまで見て下さりありがとうございました!」
三人「では!」
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