魔理沙の弟子は方陣使い。   作:破片

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投稿遅れてすみませんでした!


#17 こちらが本戦です

「……まあ、騒動が収まったところで、そこの巫女!」

 

 霊夢は早苗を指さすと、

 

「私と勝負!」

「え?」

「あー、そういえば、ここに来た目的って…。」

 

 輪花がいまさらのように思い出す。

 

「…霊夢。ここの神社潰すの?」

 

 朱莉が一応霊夢に確認をする。が、

 

「いいえ。」

 

 帰ってきたのは、予想外の返事だった。

 

「……え?」

 

 意外な答えに、早苗は呆然とする。

 

「別に、乗っ取ろうなんて思わなければ、私はなんとも思わないし。ただ、せめてこっちには来て欲しかったの。……まあ、風雅を止めているうちに、弾幕ごっこがしたくなった、っていうのも本音だけど。」

 

 そう言って霊夢は御札を構えた。が、

 

「でもさー、やるにしても結構めんどくさいよ?もう。」

 

 そう、風雅を止めたことにより、全員がある程度体力を消費してしまっている。

 

「だったらこうすればいいんだぜ!」

 

 そこで魔理沙がこんな提案を出した。

 

「ラストスペルをぶつけあって、勝った方の勝ち!」

 

 その言葉に、一瞬静寂が包む。そして、

 

「いいわ。それで。」

「面白そうだね。」

「じゃあ、準備しようか!」

 

 霊夢と諏訪子の賛同により、輪花が指示を出す。

 

「じゃあ、霊夢と…早苗、だっけ?その二人はここで。…あとはどうする?」

「私は抜けるよ。」

 

 と、神奈子がやってきて、

 

「風雅の戦い、結構疲れてしまってね。」

「そう。じゃあ…。魔理沙と朱莉は…。」

「私達もパスだぜ。」

「私も。負傷してるし。…まあ、秋姉妹(彼女ら)がどうするかで決めるけど。」

 

 そう言って、朱莉は秋姉妹の方を見た。

 

「私達も見るだけにするわ。」

 

 静葉の言葉で、組み合わせが決まった。

 

・霊夢vs早苗

・輪花vs諏訪子

 

 ラストスペル一枚の、超短期決戦。

 

「じゃあ…えっと……。」

「諏訪子さ。洩矢諏訪子。私達はあっちでやろうか。」

「そうだね。僕は後来輪花。よろしく。」

 

 そう言って二人も離れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

-守矢神社、境内前。

 早苗と霊夢が向き合っていた。

 

「準備『サモンタケミナカタ』……。」

 

 早苗がそうつぶやくと、周りの大気が早苗の方に集まっていくような感覚が霊夢を襲った。

 

「……準備出来ました。」

「そう。じゃ…。」

 

 そして、霊夢は一枚のスペルカードを構えた。

 

「…覚悟は良い?」

「……行きます!」

 

「「スペルカード発動!!」」

 

 そして、二人のスペルカードが光り輝く。

 

「大奇跡『八坂の神風』!」

「『夢想天生』!」

 

 轟音が周りに鳴り響いた-

 

 

 

 

 

 

 

「…早苗は負けただろうね。」

「なんで分かるのさ?」

「いやあね。見てわかるのさ。あの巫女がどのくらい強いのか…。」

「……さすが、神だね。」

「あんたも神だろう?」

「…わかってたんだ。半分神だけどね。」

「同じ神同士、仲良くしようじゃないか。」

 

 そう言いながら、諏訪子はスペルカードを取り出した。

 

「…そうだね。」

 

 そう言って、輪花が取り出したのは-

 

「…?ただの紙じゃないか?」

 

 スペルカードの大きさに切られた、スペルカードを生成する紙だった。

 

「……まあ、まちなよ。」

 

 すると、その紙が光りだし-

-一枚のスペルカードが生成された。

 

「‥できたかい?」

「うん。」

 

 そして、輪花のスペルカードが光りだした。諏訪子のスペルカードも光りだす。

 

「『諏訪大戦 ~ 土着神話 vs 中央神話』!」

「『超越した法陣』-」

 

 諏訪子が大量の鉄の輪を投げてきた-が、

 

「…!?」

 

 その洩矢の環は、全て空中で回転したまま止まっている。

 

「……全てを止める。それが方陣の力-」

 

 つぶやくように輪花が言う。洩矢の輪は空中で停止したまま、動かない。

-が、諏訪子の体は動く。

 

「そして、全てを操る-時よ止まれ。力よ集え。集結せよ-」

 

 ついに諏訪子の体も動かなくなり、鉄の輪の回転も止まった。

 

「くっ…!?」

「……これが超越した方陣の力。」

 

 そうして、輪花の目の前で浮かんでいる、大きな魔法陣から、巨大なレーザーが発射された-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あれ?」

 

 諏訪子は怪我一つしていなかった。その理由は-

 

「…やっぱりねえ。」

 

 輪花の持っているスペルカードが消えていた。

 

「操りきれなかったか。まあ、仕方ないね。」

「まさか、未完成…!?」

「ん?ああ、うん。まあ、何処まで行けるかなー…って思ってさ。あそこまでいけたのは奇跡だよ。」

「ああ、そうなの……。」

 

 そして、諏訪子は考え込み、

 

「…本当に、それが君の完全な力だったの?」

「え?……んー、物心ついた時にはこれだったからなあ…。」

「……そう…。」

 

 その時に、

 

「諏訪子様ー…!」

 

 早苗の声が聞こえた。

 

「おっと、行かないとね。」

「ああ、そうだね。」

 

 そして、二人は歩き出した-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……阿呆。」

「開口一番それはないよ。」

 

 スィスの一言に、苦笑いで返す男。その男は、鍵を持っていた。それを真上に投げては取り、投げては取りを繰り返している。

 

「…はあ~あ。‥ま、そろそろ来るだろうね。…ガンバ。」

「それだけ言うの?」

「だるくなってきた。失せろ。」

「…さすがにひどい。」

「あああああ!もう!」

「うるさい!二人が起きる!」

「………はあ。もう、帰る!」

「いったい何がしたかったのさ!?」

「なんであの時お前は来なかった!」

「……暴走するに決まってるでしょ。」

「結局暴走したじゃねえか!」

「僕の能力わかって言ってる!?」

「………っ!……わかってる。」

「まあ、スィスの言う通り、そろそろ来るだろうね。…じゃ、私は…。」

 

 そうして、男は移動を始めた。

 

「……はあ。もうナニも言えねえ…。」

 

 スィスもその様子を見て、帰っていった。




作者「投稿遅れてすみませんでしたあああぁぁ!」
輪花「何してたの!?」
作者「あーうん、ねえ…。(ピチューン」
輪花「もういいか。次回、#18『つかの間の平和』ここまで見て下さりありがとうございました!」
作者「日常回は次回のみです。では!」
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