魔理沙の弟子は方陣使い。   作:破片

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デザリングの容量がまずいのでこの一話くらいしか今日は投稿できません。明日になればリセットされるのに…。容量のバッキャロー!


#21 師の言葉、そして起こる奇跡

「……っ!」

 

 風雅が叩き伏せられ、うめき声にもならない声を出した。

 

「…では、私は追いかけますか。」

 

 妖夢がそう言って、ゆっくりと歩き出した。

 

「………。」

 

 風雅は、昔のことを思い出していた-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハハハ!それじゃダメやな。」

 

 特訓中。今は凰牙の指導を受けている。

 

「…まあ、一度休憩しよか。」

「あ、はい。」

 

 その言葉に、風雅は剣を収め、縁側に座った。

 

「…なあ、風雅。」

「何でしょう?」

「……お前は、どんな剣士になりたい?」

 

 いきなり出された質問に、風雅は驚いた。…が、しばらく考えたあと、

 

「……誰にも頼らずに生きていけるような剣士、いや、人になりたいと思ってます。」

 

 そう、風雅は答えた。すると、

 

「……無理や。」

 

 微笑みながら、凰牙は言った。

 

「え!?」

「絶対に人は一人では生きられへん。絶対に誰かの助けを必要とする。今、必要がなくとも、後々その存在をありがたく思う。」

「し、しかし、師はずっと一人で-」

 

 その言葉を、凰牙はゆっくりと首を振って、続けた。

 

「わいはひとりやない。依頼の時だって、依頼者、そして道中の物売り、泊めてくれた人、そして、標的。どれか一つでも欠けていたら、普段のようには行かないで。」

 

 その言葉に、風雅は俯いた。と、凰牙が、風雅の肩に手をおき、

 

「……やから、これは言っておく。わいは、弟子である風雅を助ける。どんなことが会っても、助けてやる。…だから、安心して、いいで。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-守矢神社。

 

「……。」

 

 早苗は空を見た。

 

「どうしたんだい、早苗?」

 

 神奈子が聞くと、

 

「…奇跡……。」

「え?」

「……なにか、大きな奇跡が起こります。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……そう、ですよね…………。」

 

 その言葉を呟いて、風雅はゆっくりと立ち上がった。

 

「……!まだくるか。」

 

 妖夢は再び刀を抜いて、構える。

 

「……弟子が、師を、信じずに、どうするのか……。」

 

 風雅は、微笑みながら、鞘を腰から抜き、刀をしまった。

 そして、表情を元に戻す。

 

「やはり人は一人では生きられない。だったら…。」

 

 そして、左手には一枚のスペルカード。右手には鞘にしまった刀があった。

 風雅は刀を、後ろに放り投げた。

 

「…?」

 

 妖夢は不思議に思うが、警戒を崩さない。

 

「…お願いします。」

 

 刀は少しずつ落下していく、が-

 宙をまっていた刀は地に落ちなかった。何者かが取ったのだ。その者とは-

 

「……師匠!」

 

 前を向いたまま、風雅は言った。

 

「まかしとき!」

 

 そして、刀を持った者-風雅の師匠、創乗 凰牙、その人は、刀を腰にさし、鞘から刀身を抜いた。

 

「…スペルカード、師符『誓』」

 

 風雅がそう言って、剣を抜いた。

 

「!?…どこの誰かは知りませんが、切らせていただきます!」

 

 妖夢がそう言うと、再び八方向に八体の妖夢が現れた。風雅と凰牙は背中合わせになる。

 

「‥さあて、行くで!」

「はい。」

 

 そして、妖夢たちが突っ込んできたが-

 

「風雅!本物は南西の方角や!あとの奴らはわいが相手してやる!」

 

 普通、この言葉を聞くと反論したくなるだろう。危険すぎる、と。が、風雅は、

 

「分かりました!」

 

 そう言うと、凰牙の言うとおり、南西の方角の妖夢に走っていった。そして、斬りつける。

 

「っ!?」

 

 妖夢は慌てて防いだ。どうやら本物らしい。

 

「……貴方は…助けに行かないのですか?」

 

 妖夢は構える。

 

「…流石に七体は無謀では…!?」

 

 そして、妖夢は向こうを見て、驚愕した。凰牙は、七体を相手に一本の刀で全てを防いでいた。

 

「…俺の師、だからな。」

 

 そして、風雅は両刃剣を構えた。

 

「……刀の数ではこちらが有利。行きます!」

 

 妖夢が突っ込んでくるが、凰牙は両刃剣を両手で持ち、まず白楼剣を弾く。そして、楼観剣を弾いた。

 

「…っ!」

 

 妖夢は後ろに下がった、刹那。

 

「ふっ!」

 

 斬撃が飛んできた。

 

「っ!」

 

 妖夢は慌てて防ぐが、その重みに、吹き飛ばされた。

 そして、立ち上がりつつ、凰牙の方を見ると-

 

「八刀流『花剣の開花』!」

 

 今、七体の妖夢を叩ききったところだった。

 

「じゃ、あとはまかしたで。」

 

 すると、凰牙は座った。

 風雅はただ頷き、構え直す。

 

「…だったら……。」

 

 すると、妖夢はスペルカードを口に加え、居合の構えを取る。

 風雅は自分の目の前でに、刀を斜めに構える。基本の構えだ。

 

「人符『現世斬』!」

「剣符『蜉蝣包み』」

 

 そして、妖夢は疾走し、風雅は迎え撃った-

 

 

 

 

 

 

「……負けましたか。」

 

 あのあと、妖夢は気絶。それを少ししたあと、風雅が起こした。凰牙は、気がつけば消えていた。…更に、スペルカードも消えていた。

 最後の風雅のスペル。あれは、突っ込んできた刃に触れ、その威力を全て往なし、その隙ができたところを切りつける。両刃剣を両手で持たないとできない技である。

 

「……あの方は…?」

 

 妖夢は風雅に聞く。

 

「……俺の師さ。それ以上でもそれ以下でもない。」

 

 そう言って、風雅は座っている妖夢に手を差し出す。

 

「…!……あ、ありがとうございます。」

 

 妖夢はその手を借り、立ち上がる。うっすらと妖夢の顔が赤くなっているのは、気のせいか。と、

 

「ああ、終わったんだ。」

 

 輪花がやってきた。

 

「…お前、神力出したのか。」

「うん、面倒だったし。魔理沙たちは?」

「いや、まだだ。」

「どれだけ多いの!?」

 

-と、

 

「ああ、行かないと。」

 

 輪花が思い出した様に言った。

 

「よし、急ぐぞ!」

 

 そして、二人は走りだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

-その頃。

 

「また新しいのか…。」

 

 フィアはそう言って、前に立っている二人-咲夜と魔理沙を見た。




作者「うわ、2000字いった。」
輪花「なんかこの頃ばらついてない?文字数。」
作者「このくらいか1000字ギリギリだよね。安定させたいな。」
輪花「次回、#22『迫る死』ここまで見て下さりありがとうございました。」
作者「では。」
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