魔理沙の弟子は方陣使い。   作:破片

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#22 迫る死

「フィア~。」

 

 幽々子が再びフィアを呼んだ。

 

「わかってるわよ、もう…。」

 

 そして、フィアは構えた。

 

「……他のみんなは?」

 

 咲夜がナイフを構えながら聞く。

 

「あそこよ。」

「…!朱莉、霊夢…!?」

 

 フィアが槍で指したところを見ると、朱莉と霊夢が横たわっていた。

 

「あと少しよ~。頑張って~。」

 

 …が、幽々子の方は少しまずいようで、防御に徹している。紫が徐々に押し始めているようだ。

 

「分かってる。」

 

 フィアは、スペルカードを構えた。

 

「…咲夜、行くぜ!」

「ええ。」

 

 魔理沙が開口一番、スペルを発動した。

 

「星符『メテオニックシャワー』!」

 

 すると、魔理沙の両手から星形の弾幕が大量に発射される。しかし。

 

「甘い。」

 

 フィアが飛ばしてきたさくら型の弾幕に相殺された。

 

「貴方がね。」

 

 その間に、咲夜は時を止め、フィアの周りに大量のナイフを設置した。

 

「…!?」

 

 フィアが驚いている間に、ナイフがフィアをめがけて襲ってきた。

 

「桜符『枝垂桜-乱咲(みだれざき)-』!」

 

 フィアはとっさにスペルを発動、ナイフを撃ち落としていく。再びその隙に、今度は魔理沙がスペルを放った。

 

「星符『ポラリスユニーク』!」

 

 すると、大きな星形の弾幕が撃ちだされ、少し遅めのスピードで、フィアに向かっていく。

 

「…?なにこれ、簡単じゃない。」

 

 やってきた弾幕を、フィアは最小限に横に避けた刹那-

 

「っ!?」

 

 その星形の弾幕が爆発、拡散した。その衝撃でフィアは吹き飛ばされる。が、

 

「春符『桜花片の舞』!」

 

 吹き飛ばされている間にとっさにスペルを発動、魔理沙と咲夜の視界を遮った。そのうちに体制を整えようとしたフィアだったが、

 

「…恋符『マスタースパーク』!」

 

 巨大な閃光に花びらは吹き飛ばされた。が、既にフィアは体制を整え、吹き飛ばされた箇所にはいなかった。

 

「………?どこだ?」

 

 その隙に、フィアはスペルを発動する。

 

「春符『千本桜』!」

 

 前回と同じように、魔理沙たちが桜型の弾幕に囲まれる。思い通りに防御に徹する二人。そこで、こちらも前回と同じように、大きく飛び、スペルを発動するために、腕を高く上げ-

 

「春符『大桜片突』!」

 

 そして、魔理沙たちの真上に急降下していく。

 

「っ!」

 

 咲夜が上を見た。そして、咄嗟に時を止め、魔理沙を押し、自身も横に飛ぶ。そして、時が動き出す。

 

「…避けられるか、でも‥。」

 

 そして、一度爆風が起ころうと、槍の先が地面につこうとした瞬間-槍が止まった。

 

「……!?」

 

 動かそうとしても、フィアは動けない。何事かと槍を見ると-

-霊夢の御札が槍に貼ってあった。

 

「‥まさか、あの一瞬で…!?」

 

 

 

 霊夢達にスペルが当たる寸前。その時、霊夢は咄嗟にこの御札を貼っていた。

 

「…でも、この御札…霊夢(あいつ)が気絶したらもう意味が…!?」

 

 この状態で、魔理沙たちを見た。見ると、笑いながら、話していた。

 

「流石、霊夢だぜ。」

「そうね。…じゃあ、覚悟はいいかしら?」

「……まさか…。あの二人が来ることを、信じていた?先のことまで予想して…!?」

 

 そして、魔理沙がミニ八卦炉を構えた。

 

「魔砲『ファイナルマスタースパーク』!」

 

 巨大な閃光がフィアに向かって行き-飲み込んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あらら~負けたのね~。」

 

 幽々子も最早防戦一方となっていた。

 

「さあ、もう諦めたらどう?」

 

 紫が徐々に追い詰めていく。が、

 

「もう諦めたら~?」

 

 幽々子が全く同じ言葉を紫に返した。

 

「…何で?」

「もう…桜が咲くわ!」

 

 その言葉に紫は西行妖の方を振り向いた。確かに、あと数分もすれば、桜が満開になるところである。

 更に、紫が動揺した一瞬の隙をつき、幽々子が弾幕を放った。

 

「っ-」

 

 そして、紫までもが弾幕に飲み込まれた。

 

 

 

 

 

「…まずい!」

「魔理沙、行くわよ!」

 

 そう言って、咲夜と魔理沙が走りだそうとした横を駆け抜けたのが-

-輪花と風雅だった。

 

 そして、二人は白玉楼へ向かっていく。

 

 

 

「…!まずい、アレを使われたら…!」

 

 幽々子は二人が入っていくのを見て、血相を変え、慌てて後を追った。

 

 

 

 

 その様子を見ていた二人も-

 

「…幽々子を止めましょう!」

「わかったぜ!」

 

 幽々子の後を追った。

 

 

 

 

 

 更に。

 

「…霊夢。起きて。」

「………ん?」

 

 朱莉と霊夢がちょうど目を覚まし、

 

「…西行妖が…!」

「幽々子が輪花たちを追って白玉楼に入っていった。なんか、ひどく慌てていたわ。」

「…そういえば風雅の刀はここにあったはずね…行くわよ!」

 

 二人も白玉楼内へ-




作者「さあ、カウントダウン!」
輪花「朱莉と霊夢が都合よく…。」
作者「え、都合よく合わせたもん。(キッパリ」
輪花「…。」
作者「じゃあ、次回、#23『無失の力』ここまで見て下さりありがとうございました。」
輪花「では!」
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