「フィア~。」
幽々子が再びフィアを呼んだ。
「わかってるわよ、もう…。」
そして、フィアは構えた。
「……他のみんなは?」
咲夜がナイフを構えながら聞く。
「あそこよ。」
「…!朱莉、霊夢…!?」
フィアが槍で指したところを見ると、朱莉と霊夢が横たわっていた。
「あと少しよ~。頑張って~。」
…が、幽々子の方は少しまずいようで、防御に徹している。紫が徐々に押し始めているようだ。
「分かってる。」
フィアは、スペルカードを構えた。
「…咲夜、行くぜ!」
「ええ。」
魔理沙が開口一番、スペルを発動した。
「星符『メテオニックシャワー』!」
すると、魔理沙の両手から星形の弾幕が大量に発射される。しかし。
「甘い。」
フィアが飛ばしてきたさくら型の弾幕に相殺された。
「貴方がね。」
その間に、咲夜は時を止め、フィアの周りに大量のナイフを設置した。
「…!?」
フィアが驚いている間に、ナイフがフィアをめがけて襲ってきた。
「桜符『枝垂桜-
フィアはとっさにスペルを発動、ナイフを撃ち落としていく。再びその隙に、今度は魔理沙がスペルを放った。
「星符『ポラリスユニーク』!」
すると、大きな星形の弾幕が撃ちだされ、少し遅めのスピードで、フィアに向かっていく。
「…?なにこれ、簡単じゃない。」
やってきた弾幕を、フィアは最小限に横に避けた刹那-
「っ!?」
その星形の弾幕が爆発、拡散した。その衝撃でフィアは吹き飛ばされる。が、
「春符『桜花片の舞』!」
吹き飛ばされている間にとっさにスペルを発動、魔理沙と咲夜の視界を遮った。そのうちに体制を整えようとしたフィアだったが、
「…恋符『マスタースパーク』!」
巨大な閃光に花びらは吹き飛ばされた。が、既にフィアは体制を整え、吹き飛ばされた箇所にはいなかった。
「………?どこだ?」
その隙に、フィアはスペルを発動する。
「春符『千本桜』!」
前回と同じように、魔理沙たちが桜型の弾幕に囲まれる。思い通りに防御に徹する二人。そこで、こちらも前回と同じように、大きく飛び、スペルを発動するために、腕を高く上げ-
「春符『大桜片突』!」
そして、魔理沙たちの真上に急降下していく。
「っ!」
咲夜が上を見た。そして、咄嗟に時を止め、魔理沙を押し、自身も横に飛ぶ。そして、時が動き出す。
「…避けられるか、でも‥。」
そして、一度爆風が起ころうと、槍の先が地面につこうとした瞬間-槍が止まった。
「……!?」
動かそうとしても、フィアは動けない。何事かと槍を見ると-
-霊夢の御札が槍に貼ってあった。
「‥まさか、あの一瞬で…!?」
霊夢達にスペルが当たる寸前。その時、霊夢は咄嗟にこの御札を貼っていた。
「…でも、この御札…
この状態で、魔理沙たちを見た。見ると、笑いながら、話していた。
「流石、霊夢だぜ。」
「そうね。…じゃあ、覚悟はいいかしら?」
「……まさか…。あの二人が来ることを、信じていた?先のことまで予想して…!?」
そして、魔理沙がミニ八卦炉を構えた。
「魔砲『ファイナルマスタースパーク』!」
巨大な閃光がフィアに向かって行き-飲み込んでいった。
「あらら~負けたのね~。」
幽々子も最早防戦一方となっていた。
「さあ、もう諦めたらどう?」
紫が徐々に追い詰めていく。が、
「もう諦めたら~?」
幽々子が全く同じ言葉を紫に返した。
「…何で?」
「もう…桜が咲くわ!」
その言葉に紫は西行妖の方を振り向いた。確かに、あと数分もすれば、桜が満開になるところである。
更に、紫が動揺した一瞬の隙をつき、幽々子が弾幕を放った。
「っ-」
そして、紫までもが弾幕に飲み込まれた。
「…まずい!」
「魔理沙、行くわよ!」
そう言って、咲夜と魔理沙が走りだそうとした横を駆け抜けたのが-
-輪花と風雅だった。
そして、二人は白玉楼へ向かっていく。
「…!まずい、アレを使われたら…!」
幽々子は二人が入っていくのを見て、血相を変え、慌てて後を追った。
その様子を見ていた二人も-
「…幽々子を止めましょう!」
「わかったぜ!」
幽々子の後を追った。
更に。
「…霊夢。起きて。」
「………ん?」
朱莉と霊夢がちょうど目を覚まし、
「…西行妖が…!」
「幽々子が輪花たちを追って白玉楼に入っていった。なんか、ひどく慌てていたわ。」
「…そういえば風雅の刀はここにあったはずね…行くわよ!」
二人も白玉楼内へ-
作者「さあ、カウントダウン!」
輪花「朱莉と霊夢が都合よく…。」
作者「え、都合よく合わせたもん。(キッパリ」
輪花「…。」
作者「じゃあ、次回、#23『無失の力』ここまで見て下さりありがとうございました。」
輪花「では!」