魔理沙の弟子は方陣使い。   作:破片

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‹ようやく1200字程度では短いと感じてきた私です;


#29 行く手を阻んだは橋姫、脇には豪鬼、正には覚

「…いつまで続くのよ。」

 

 霊夢がそんなことをぼやきながら3人は未だ続く洞窟を進んでいく。すると、

 

「…来たわね。」

 

 その言葉とともに、一人の少女が現れた。

 

「お、だれだ?」

 

 そう言いながら先頭の魔理沙が止まる。すると、

 

《橋姫…。嫉妬を操る妖怪…。》

 

 紫の声が聞こえてきた。

 

「…そうよ、貴女、よく知ってるわね。」

 

 そう言って地殻の下の嫉妬心-水橋パルスィは霊夢の方を見た。

 

「いや、私じゃないんだけど…。」

「…妬ましい。」

 

 霊夢が言おうとしたところを、パルスィがボソリとつぶやく。

 

「…あなたに恨みは無いけれど、私が貴女を倒す理由はいくらでも作れる。」

 

 そう言ってパルスィは霊夢の方に行こうとしたが、それを遮る星形の弾幕が。

 

「…霊夢、先に行っていいぜ!」

「え、何でよ?」

「もう私は抑えきれない、弾幕ごっこがしたいんだ!」

 

 そう言って魔理沙は二人の間に割って入った。

 

「…ああ…我慢の限界ってわけね…。」

 

 そう呟いて、霊夢は再び宙に浮く。

 

「ほら、私を倒す理由ならいくらでも作れるんだろう?」

「…まあ、いいわ。」

 

 そのような事を聞きながら、霊夢と輪花はこっそり輪花の転送魔法で抜け出す。

 

《…はあ。》

 

 最後に聞こえてきたのは、パチュリーの溜息だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…やっとついたわね…。」

 

 そう言って二人は辺りを見回した。二人のイメージとはかけ離れた、賑やかな地下。旧地獄である。

 

「…あそこに大きい殿が見えるわね…。」

 

 そう言って霊夢は進みだそうとするが、

 

「…でも、こっちのほうが大通りだよ。」

 

 そう言って輪花が指さした方を見ると、成る程、確かに賑やかである。

 

「…じゃあ二手に分かれましょうか。」

 

 霊夢の言葉に、輪花はその賑やかな方へ、霊夢は殿へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…本当に賑やかだね…。」

 

 そう言いながら輪花は飛ぶ。洞窟での騒動が知れ渡っているのか、それともただ珍しいのか、視線を感じる。

 …と、

 

「あんたかい、洞窟で暴れまわっていたのは?」

 

 輪花がその声をした方を向くと、角を生やした女性が立っていた。

 

「…誰?僕の名前は後来輪花。」

「私の名前は星熊勇儀。力の勇儀と呼ばれているよ。」

 

 そう言って、語られる怪力乱神-星熊勇儀は、手に持っている杯の酒を飲んだ。

 

「その角って…鬼?」

「ん、そうだよ?」

「へえ…。萃香が言っていた仲間だね。」

「ん、萃香?技の萃香かい?」

「へえ、萃香は技なんだ。」

「ああ、まあね。」

 

 そう言って、勇儀は再び酒を飲む。

 

「…じゃあ、萃香の知り合いなら、期待できそうだねえ。」

 

 そして、構えた。

 

「…やっぱり……。」

「暴れる奴には暴れて迎えるのが礼儀ってねぇ!」

 

 この時、輪花は思い出していた。萃香に圧倒的な実力差を見せつけられた、あの異変の時を。

 

「……。…行くよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……大きいわね…。」

 

 霊夢は殿-地霊殿の前についた。すると、

 

「お待ちしておりました…。」

 

 声が聞こえたと思うと、この地霊殿の主-怨霊も恐れ怯む少女-古明地さとりが現れた。

 

「…。誰?」

「私は古明地さとりと申します。貴女は、博麗の巫女ですね。

「…ええ、そうよ。」

《さとり妖怪…。》

 

 突如聞こえた紫の声に、さとりはその陰陽玉(オプション)に目を向けた。

 

「…貴女だけではないようですね。とりあえずはこちらへどうぞ…。」

 

 そう言って、霊夢は地霊殿へと入っていった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「妬符『グリーンアイドモンスター』」

 

 パルスィがスペルを発動させる。魔理沙を追うように次々に弾幕が展開されていく。が、魔理沙のスピードには追いつくことが出来ない。

 

「なら…嫉符『緑色の目をした見えない怪物』!」

 

 弾幕の配置するスピードが上がった。が、

 

「そんなものに捕まる私じゃないぜ!魔符『スターダストレヴァリエ』!」

 

 魔理沙のスピードが上がり、タイムアウト。

 

「くっ…。妬ましい…。

 

 パルスィが悔しがるが、魔理沙もタイムアウトでスペルが終わったに過ぎない。それだけ逃げるのに必死だったのだ。

 

「花咲爺『華やかなる仁者への嫉妬』」

 

 パルスィが3枚目のスペルを発動させていく。魔理沙はこれにも少し苦戦しているようだ。

 

「花咲爺『シロの灰』」

 

 その強化版を素早くパルスィは放つ。

 

「くっそ!」

 

 魔理沙は弾幕で花びらを打ち消していく。これもスペルブレイクではなく、タイムアウトに終わった。

 

「舌切雀『大きな葛籠と小さな葛籠』」

 

 パルスィが次のスペルを唱えると、パルスィが二人になり、一人は大型弾、もう一人からは小型弾が放たれてきた。

 

「なっ!?どっちだ?」

 

 魔理沙は何か違いが無いかと見極めようとするが、見た目に違いがない上に、大型弾と小型弾のうつ位置が定期的に入れ替わるため、目極める暇もない。

 

「だったら…!」

 

 魔理沙はミニ八卦炉を構え-

 

「-恋符『マスタースパーク』!」

 

 二体のパルスィに当たるように、閃光を放った。

 

「きゃあっ!」

 

 見事に二体に当たり、大型弾を撃っていた方は消えた。

 

小型弾を撃っていた方(そっち)だったか…。」

 

 魔理沙はそうつぶやく、

 

「…これが最後よ、恨符『丑の刻参り七日目』!」

 

 そして、パルスィはラストスペルを放った。7方向に弾幕が放たれる。

 

「ずいぶん簡単じゃないか!」

 

 そう言って、自分に飛んできた弾幕を避ける魔理沙。しかし、弾幕が当たると、青白い弾幕にかわり、反射をしてきた。

 

「っ!」

 

 そして、上からもその反射弾が降り注いでくる。

 

「くそっ!」

 

 魔理沙は再び避けるので手一杯になってしまう。

 

「だったら…行くぜ、天儀『オーリレーズユニバース』、天儀『オーリレーズソーラーシステム』!」

 

 魔理沙がスペルカードを唱えると、魔理沙の周りに4+8、計12の球体が現れ、

 

「くらえっ!」

 

 魔理沙がそう言うと、そのうちの4つが回転し始め、大量の星形の弾幕を打ち出した。

 

「っ!」

 

 負けじとパルスィも弾幕の量を上げていく。

-と、一瞬だが、パルスィと魔理沙の間に、弾幕が消えた。魔理沙はそれを見逃さず、

 

「行けぇっ!」

 

 残りの8つの玉を高速回転させ、パルスィに放った。

 

「!!」

 

 そして、パルスィをそのまま弾き飛ばした-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、あいつらはどっちに行ったか…。」

 

 魔理沙は洞窟に出てそう呟いた直後、地霊殿を見つけた。そして、

 

「…アレか!」

 

 地霊殿に向け、スピードをあげた。




‹ほい。
輪花「魔理沙、おつかれ。」
魔理沙「おう!」
‹次回は当然、輪花vs勇儀です。#30、『豪鬼に対するは魔砲の弟子』ここまで見て下さりありがとうございました。
魔理沙「じゃあな!」
‹…活動報告でアンケートとります。では。
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