魔理沙の弟子は方陣使い。   作:破片

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‹東方Vocalを聞きながら執筆中


#30 豪鬼に対するは魔砲の弟子

「……。」

 

-力の勇儀。ということは、力は萃香より上-

そう思いつつ輪花は構え直す。

 

「…それじゃあ…行くよ!」

 

 そして、勇儀は走りだす。輪花は迎え撃つ。

 

「そおらっ!」

 

 上から振り下ろしてきた拳を素早く飛んで避ける。輪花は弾幕を放つが、勇儀は腕でガード。砂煙が立つ。

 

「…どうかな…。」

 

 そして、輪花が着地した瞬間、勇儀が砂煙から飛び出してきた。

 

「っ!」

 

 輪花は素早く下がろうとするが、勇儀の拳が当たり、大きく吹き飛ばされる。

 壁に激突し、煙が巻き上がった。

 

「甘いねぇ…。」

 

 そして、勇儀が下がったその時-

 

「スペルカード…。」

 

 その後ろに、輪花はいた。

 

「陣符『仭魔円』」

 

 後ろから素早く二枚の魔法陣を放つ。勇儀は素早く振り返り、魔法陣を手刀で砕いた。

 

「こんな弱い攻撃…。」

 

 勇儀は輪花の方を見るが、輪花は別のスペルカードを取り出していた。

 

「砲陣『二重魔砲・線』」

 

 輪花は続けざまにビームを放った。

 が、勇儀はそれに臆することなく避けて、突っ込んできた。

 そして、輪花に向かって拳を振り下ろす。

 が、次に輪花は、その拳に向かって手を出した。

 

「はあぁ!」

 

 勇儀は迎え撃つ気かと思い、先程より力を入れて振り下ろす。

-が、それが輪花の狙いだった。

 勇儀の拳の勢いを利用し、大きく回転。そして、そのまま勇儀を蹴り飛ばした。

 

「!!?」

 

 勇儀はまさかの反撃に蹴り飛ばされる。が、壁にぶつかる前に強引に停止した。

 

「やるね…。」

 

 勇儀の目つきが変わり、構え直す。そして、再び突っ込んできた。輪花は再び構え直す。

 

「ほらほらぁ!」

 

 勇儀は足、手をフル活用し、連撃を与えていく。が、輪花は、萃香よりも荒々しい攻撃だからか、一撃も当たらずに避けていく。

 

「そいっ!」

 

 大きく拳を地面にたたきつけるが、それも輪花は飛んで避ける。が、

 

「まだまだぁ!」

 

 勇儀が飛び出てきた。追い打ちをかけにきたのだ。輪花は再びスペルを発動させる。

 

「追陣『陣業陣得』!」

 

 勇儀のたどった位置に次々と魔法陣が配置される。が、勇儀は気にすることなく、拳を輪花に向かって振り上げた。が、輪花はその拳に乗り、更に高く飛び上がる。

 

「ちっ!」

 

 勇儀はそのまま着地。輪花は考えていた。このままでは避けられることは出来ても、勇儀にダメージを与えることは出来ない-いや、二枚だけ、自信がある。陣符『インディグネイツ・メジックス』と、陣業陣得によって魔法陣の数が増えた、陣符『エモーション・サジックス』-

 

「…この二枚を使っていかないと…。」

 

 そして、輪花は地面に着地する。

 

「逃げてばかりじゃつまらないよ…!」

 

 そして、勇儀は素早く突っ込んでく来て、拳を振り下ろす。

 輪花は同じように勢いを利用し、再び蹴り飛ばそうとしたところ-

-勇儀はしゃがみ、下から輪花の腹に向かってアッパーを放った。

 しかし、輪花はその拳に手をつき、大きく飛び上がる。そして、

 

「降陣『陣雲雨』!」

 

 上空に大きな魔法陣を展開し、弾幕の雨を降らせていく。

 

「っ!」

 

 勇儀は素早く腕で弾幕をガード。煙が立つ。

 腕でガードするが、弾幕の雨が止む様子がない。

 

「鬼符『怪力乱神』!」

 

 勇儀はスペルカードで弾幕の雨と、煙を吹き飛ばした。

 そして、輪花が目の前に着地した時に-

-輪花はスペルカードを地面に叩きつけていた。

 

「陣符『インディグネイツ・メジックス』!」

 

 4つの魔法陣から登っていく、4本の柱。そして、大きな緑のレーザーが、上から勇儀を貫いた。

 

 

 

 

 

 

 

 輪花は素早く後ろに下がり、様子を見る。…と、

 

「やってくれたね…。」

 

 砂煙の中、ゆっくりと勇儀が立ち上がるのが見えた。

 その目は、まだ楽しんでいるように見えた。

 

「力業『大江山嵐』!」

 

 すると、斜めから、超大型の弾幕が輪花に向かって飛んできた。

 

「っ!」

 

 輪花はそれを素早く避ける。が、大型に加え、弾幕の密度が濃いので、避けるのに手一杯になっている。さらに、

 

「枷符『咎人の外さぬ枷』!」

 

 勇儀はさらにもう一枚スペルを発動させた。

 

「冗談じゃ…ないっ…!」

 

 ギリギリのところでよけているところに、勇儀が突っ込んできた。が、輪花はスペルを発動させた。

 

「似非『力業《大江山嵐》・Ω』!」

 

 そして、2つの弾幕を打ち消していく。

 

「何っ!」

 

 いきなり自分と同じ、さらに自分より強力なスペルを放たれたことに、勇儀は下がる。そして、二人のスペルが止んだ。

 

「これで終わらせるよ…。」

 

 勇儀は一枚のスペルを構えた。

 

「…いいよ。」

 

 輪花も一枚のスペルを構える。

 

「四天王奥義…。」

 

 勇儀の立っている地面がひび割れていく。

 

「『三歩…」

 

 勇儀はその名の通り、三歩で輪花のところに辿り着き、

 

「必殺』!」

 

 その声とともに、大きく拳を振り下ろした-

 

 

 

 

-そして、轟音が鳴り響いた。

 

「……。」

 

 確実に捉えた感覚があった。砂煙が晴れていく。

-が、倒れた輪花の姿は無い。

 

「!?」

 

 輪花は-後ろにいた。

 

「…君が捉えたのはただの魔法陣。」

「っ!」

 

 勇儀は振り返り、後ろに下がる-と、ようやく認識した。自分の後に配置されていっていいる魔法陣に。

 

「何だ、これは!?」

 

 そして、勇儀はさらに後ろに下がろうとした時に-体が固定された。

 

「っ!?」

「透明方陣。いやー、大天狗じゃなくても通用したね。」

 

 が、勇儀はそれでは終わらなかった。

 

「……っ、があっ!」

 

 気力で方陣を打ち破ったのだった。

 

「…!」

 

 流石に輪花は驚いた様子。

 

「やってくれたねぇ…!」

 

 勇儀は構え直した。が、輪花は冷静に勇儀を見ている。

 

「おらあぁ!」

 

 勇儀は再び突っ込んでくる。輪花は先程のスペルカードを取り出す-と、指先でずらすと、後ろにもう一枚のスペルカードが。

 

「陣符…」

 

 そして、新しいスペルを発動させた。

 

「『吸力……」

 

 魔法陣を展開させ、勇儀の拳をあてさせ-

 

「方陣…」

 

 その魔法陣で吸収した力を己の手に転送させ-

 

「砲』!」

 

 掌の魔法陣から、距離が短く、強力な波動を零距離で発射させた。

 

「ぐっ!」

 

 勇儀は対応することが出来ず、そのまま吹き飛ばされ、再び事前に設置しておいた透明方陣に束縛され-

 

「解く暇は与えないよ…!陣符!」

 

 スペルが光りだす。

 

「『エモーション・サジックス』!」

 

 そして、地底に再び轟音が鳴り響いた-




‹輪花の身体能力が何故か急激に上昇してる件。
風雅「知らん。」
‹ですよね-。もしかしたら次は短くなると思います。
輪花「‥スペル何枚できるんだろ。」
‹発想力はずば抜けてますからね。次回、#31『核融合を扱うは鳥頭』、ここまで見て下さりありがとうございました、では。

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