-地霊殿。
霊夢とさとりは、向い合って座っていた。
「……私が来るのは分かってたの?」
「ええ…。」
「…そう。それで…」
と、霊夢が次の言葉を言おうとした時、
「…あの地霊達は私のペット…お燐の仕業です。」
そして、さとりはドアの方に立ってい猫耳の少女-地獄の輪禍-火焔猫燐の方を見た。
「…そう。何でこんなことをしたの?」
「…私のペットを止めてもらうためです。」
「…またペット?」
「ええ。霊烏路空といいます。」
「…何で?」
すると、さとりはお燐の方をもう一度見た。それに気がつくと、お燐は口を開いた。
「…急にやって来た地上の神様に、力を与えてもらったのさ。」
「…地上の神?」
「確か…八坂神奈子っていったけ。」
「…あいつ……。目的は?」
「さあ?」
「……はあ。」
霊夢はそう溜息をつくと、おもむろに立ち上がった。
「…どこにいるの?」
「…ここから東南の方角です。すぐにわかると思います。」
「そ。言っとくけど、解決したら……。」
「宴会代、ですか。」
「………ああ、さとり妖怪だったわね。そう。じゃ。」
そして、霊夢は飛び立った。
「…どうなりますかね…さとり…様?」
お燐はさとりの顔を見た。その顔は…若干驚いていたように見えた。
「…さとり様?」
もう一度お燐は名を呼ぶと、さとりはハッとし、
「……戻りましょう。」
そう言ってさっさと戻っていった。
「……?」
お燐は謎に思いながらも、さとりについていく。
-霊夢が最後に思ったことが、さとりに驚きをもたらした。
(あんたらも、勿論参加してもらうからね。)
-…まあ、あの霊夢は手伝いやらなんやらでこき使おうとでも思っているのだろうが-
「……ん?」
勇儀はゆっくりと目をさます。
「ああ、気がついたんだね。」
そこには、輪花がいた。
「…ここは?」
「え、君の家。」
「は?」
「え、君を運びながら聞いたらあっさり教えてくれたよ。まあ、いきなり襲ってきたのは倒したけど。」
「そうかい…。私を運ぶの、大変だったろう?」
「いや、魔法陣に乗せたから。」
「ああ…。」
そして、輪花は勇儀の横に座った。
「…何故運んだんだい?」
「いや、轟音鳴らしてさ、また変なのが来るのは面倒だったし。君を置いていったら逆にあれだし。」
「……何故地霊にきたんだい?」
「…地霊が地上に出てきてさ。」
「へえ…。」
「…知らないか。情報がなあ…。」
「…でも、大体の予想はつくよ。」
「え?」
「恐らく地霊殿の面子さ。」
「地霊殿?」
「ああ、しかも…」
すると、勇儀は立ち上がり、外にでる。輪花もそれについていった。
「…最近出来た、アレだろうね。」
「…どう見ても近代的…。」
「ああ。連れて行ってあげようか?」
「え?いいよ、怪我してるんでしょ?」
「いいっていいって。そらっ。」
すると、勇儀は輪花を手に載せた。
「…じゃあ…。」
輪花がそう言うと、勇儀がニヤリと笑い-
「…え?」
「別に歩いて行くとかそういうこと言ってないよぉ!」
すると、勇儀は-輪花を投げ飛ばした。
「えええぇぇ…。」
叫びは虚空に消え、輪花の姿も消えた。
「ここね…」
そう言って霊夢が降り立つと、近くで轟音が鳴り響いた。すると、
「っ!」
帽子が先に飛んできて、後から魔理沙が転がってきた。
「魔理沙!?」
「霊夢か、何か面白そうだと思ったらこれだぜ…っ!」
魔理沙の視線には…熱かい悩む神の火-霊烏路空がいた。
「あいつね…。」
霊夢も構える。
「爆符『プチフレア』」
すると、いきなりお空はスペルを発動させた。
「霊夢、気をつけろ、爆発するぞ!」
「!?」
魔理沙が叫んだが、既に遅かった。
「きゃあっ!?」
霊夢がグレイズをしたので、すぐ近くで爆発し、霊夢は吹き飛んだ。
「霊夢!」
「っ…!まったく…!」
霊夢はゆっくりと起き上がる。
そして、お祓い棒を構えた。魔理沙もミニ八卦炉をかまえる。
「…行くわよ!」
「行くぜ!」
-その頃。
「……やはりか。」
いち早く異変に気がついた風雅。剣を向けた先には-
-ルーミアがいた。
‹はい、お久しぶりです。
輪花「また開けた…。」
‹いやー、ごめん(汗)
輪花「…僕の飛行距離は?」
‹自分が分かるだろう。
輪花「…相当長かったね。」
‹次回、#32『闇を支配するは人食い妖怪』ここまで見て下さりありがとうございました。