魔理沙の弟子は方陣使い。   作:破片

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‹……私はギャグは苦手です。


#36 師匠の思い

-宴会は、明日という事になった。

 

 

 

-夜。魔理沙宅。

 

「………。」

 

 輪花はそこにはいなかった。

 

「……どこに行ったんだよ……くそっ。」

 

 そして、魔理沙は外に飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

-その頃。

 

「……ふう。」

 

 図書館に、輪花はいた。

 

「ありがとうね、それじゃ。」

 

 相変わらず本を読んでいるパチュリーに声をかけた。

 

「…何かおかしなことはしないことね。」

 

 パチュリーは本を見たままそう言った。

 

「…わかってるよ。」

 

 そう言って、輪花は図書館から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…霊夢!」

 

 まず、初めに魔理沙がやってきたのは、博麗神社。

 

「…何よ、うるさいわね…って、魔理沙。」

「輪花が帰って来ないんだぜ。」

「…なによ…。」

 

 が、霊夢は、その後の言葉を飲み込み、

 

「…いいわ、手伝ってあげる。」

 

 そして、霊夢は中に戻っていった。

 

「…どこにいると思う?」

「…霊界?」

「とりあえず片っ端から行くぜ!」

 

 魔理沙の言葉に、霊夢は頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-冥界。

 

「…輪花さんですか?」

「来てないわよ~。」

 

 すっかり調子を取り戻した幽々子も答える。

 

「そう。」

「わかったぜ。」

 

 そして、二人は冥界を後にする。

 

 

 

 

 

 

「……じゃあ、どこかしら‥。」

「紅魔館に行こうぜ。」

「ええ。」

 

 

 

 

 

 

 

「…お二人ですか。」

 

 案の定、美鈴が立っていた。すると、

 

「輪花ならさっきこっちに来たわよ。」

 

 咲夜がやってきた。

 

「本当か!?」

「ええ。図書館に行って、そして出て行ったわよ。」

「どこに行ったかは?」

「…いえ、聞いてないわ。」

「そう…様子はどうだったの?」

「……明らかにおかしかったわよ。誰が見ても分かるくらい。」

「どこだ…!」

 

 そして、二人は紅魔館を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-もう、自分はいらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

-誰一人、守れない。救えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

-…どうしようか。いや、どう死のうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-気がつけば、僕は、森の中で、少し広いところに出ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-…さっきパチュリーの図書館で読んだ本の内容を思い浮かべる。…儀式魔法だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-…まず、魔法陣を思い描く。本来なら書かなければいけないのだが、僕にそんな必要はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-…魔法陣が光りだす。ゆっくりと、僕は目をとじる。……これで終わるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-その時、僕の耳に届いたのは、轟音だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…っ、はぁ、はぁ………。」

 

 魔理沙のファイナルスパークが、輪花の魔法陣を壊した。すぐさま輪花に駆け寄る。

 

「輪花、大丈夫か!?」

「……魔理沙………?」

 

 ゆっくりと目を開けた輪花。が、その目は虚ろになっていた。

 

「…おい、何しようとしたんだよ…!」

「………なんだろうね………。」

 

 魔理沙の言葉に反応はしているものの、声に生気が感じられない。

 

「………。」

 

 と、輪花はこういった。

 

「魔理沙…?何で泣いてるの……?」

「…っ、当たり前だ……!大切な、一番弟子だぞ…!」

 

 魔理沙は、涙を流しながら輪花に訴えるように言う。

 

「…最初は…確かに輪花は下手だった…弾幕は変な方向に飛ぶし、魔法も私のようなパワーじゃない、だけど…それでも、私の我儘を聞いてくれたり、私の魔法を少しでも真似しようとしてくれたり…本当、嬉しかった…!頼む、自殺なんて、しないでくれよ…!」

 

 そして、輪花を思い切り抱きしめた。

 

「………!…。」

 

 

 

-…ああ、僕、なにやってるんだろ。

 

 

 

 

 そして、ゆっくりと、魔理沙の首に腕が回される。

 

 

 

 

 

「……?」

「ごめんね…?魔理沙…。」

「………おう、心配させるなよ……。」

 

 そして、二人で微笑みあった。

 

 

 

 

 

 

 

-既に、空が白み始めていた。




‹はい、そうして、輪花は元に戻りました。
‹…冥界のシーン、いらない気もする。
‹次回、宴会です。#37『宴会』では。



…しつこいようですが、活動報告にて、100話コラボの内容等募集中です。
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