-博麗神社。
-そこは、何故か宴会をする度に賑やかになっていく。何故なら。
「…これでよし、と。」
「……。」
「…何よ?」
「…我々もご招待いただき、ありがとうございます。」
宴会の準備をしている霊夢に、さとりが話しかけた。
「ああ、こういうのは人数が多いほうがいいんだし、それに…。」
と、そこへお空がやってきた。
「さとり様~。」
「?」
「私は悪く無いですよね~。」
「あんたが言うな!」
…このように、異変の首謀者達も(宴会代のため)誘われるためである。
「さあ、盛り上がるぜ!」
魔理沙はそう言って酒を一気飲みした。(一気飲みは大変危険です)
「こら、魔理沙!」
「いいじゃないか、宴会代はあいつらだろう?」
「それでも後片付けとかは私なのよ!」
そう言いながら霊夢も結構なペースで飲んでいる。…一番酒犯になるのは君じゃないか。
「…輪花は?」
「ああ、大丈夫よ、いつも通り上で飲むって。」
「そうか、じゃあ…」
そして、魔理沙は酒を持って歩いて行く。…濃度8%以上の。
霊夢は素早くそれに気が付き、一瞬で取り上げた。
「おい、何するんだ!」
「ここまでぶっ壊さないでよ!」
「禁句さえ言わなければ大丈夫だじぇ~。」
「あんたは信用出来ない…って、もうあんた酔ってきてるじゃない!」
「ん~?私は酔ってないぜ~?」
相変わらずの会話である。
「……ふう……。」
輪花は、一人で、空を見上げながら、酒を飲んでいた。
「…どう、気分は。」
霊夢が上がってきた。
「…うん、落ち着いた。」
「そう…。…。」
「………?どうしたの?」
「…魔理沙は……弱いわよ。」
「弱い……?」
「…ええ、精神面がね…。貴女も、見たでしょう?魔理沙、泣いてたじゃない。」
「……。」
魔理沙が輪花を支えた、あの時、あの時の、魔理沙の涙は、夢でも幻覚でもなかった
。
「…あんたが支えないと。」
それだけいうと、霊夢は降りていった。
「……。」
「ふう。」
霊夢が障子を開け、屋根から戻ってきた。
「…どこに行ってました?」
すると、さとりが声をかけてきた。
「ああ、ちょっと、屋根に、一人いてね、そいつと話してただけよ。」
「屋根に?」
「ええ。それだけ?」
「あ、はい。」
「そ。」
「……。」
「さとり様?」
先程から黙っているさとりに、お燐が声をかけた。
「…え?」
「いえ、先程からぼーっとしておられるので。」
「ああ、いえ、何でも無いわ。」
「…そうですか。」
「ええ。」
「…はあ。」
「……悩んでいるようですね。」
輪花のところにやってきたのは、さとりだった。
「…誰?」
「…私は古明地さとりと言います。貴方は…後来輪花さんですね。」
「…そうだよ。良く分かったね。」
「私はさとり妖怪ですので。」
「へえ。…じゃあ…。」
「…ええ…。今の貴方の考えていることも分かっています。」
「…そう。」
「はい…。」
「……。」
「…嫌がらないのですか?」
「…え、何で?」
「だって、考えていることが分かってしまうんですよ?」
「うん。…じゃあ、逆に聞くけど。」
「?」
「…君はそれを言いふらすの?」
「…まさか。そんなことをしたら、それこそ嫌われますよ。」
「だったらいいじゃない。その人達が勝手に思ってるだけさ。気にしなくていいよ。」
「……。」
「…ね。」
「…はい…。」
「…貴女も、自分が生きたいのなら、生きてくださいね。」
それだけいうと、さとりは降りていった。
「……よし。」
そして、輪花は月を見た-
‹THE・シリアス宴会(((
‹こうして、輪花は一人、いや一人じゃないですね。
‹第Ⅹ章、終わりです。間に合った間に合った。100話いった。
‹…では、第Ⅺ章、入りますね。次は…星蓮船…いや、緋想天抜いてる。
‹では、ここまで見て下さりありがとうございました。
100話コラボ内容、活動報告にて(本当にしつこくてすみません)