#38 天気、気持
「…近頃ずっと雨続きだな……。」
魔理沙がぼやいた。
「…そうだね……。最近異変も無いし…。」
そう返しつつも、輪花は今読んでいる本から目を離さない。
「…こういう時、烏天狗とかきそうだよな…。」
そう言って魔理沙がふと、窓の方に目をやると-
「……!?輪花、雨が激しくなってるぜ…!?」
「え……?」
そう言って輪花がようやく本から目を離すと-
-霧雨程度だった雨が、暴風雨に変わっていた。
「あちゃー…降ってきたね……。」
輪花はそういうと立ち上がり、
「魔理沙、軽く補強しとかないと。」
「あ、ああ、そうだな。」
魔理沙を煽り、物をの整理を始めた。
「……山の天気は変わりやすいっていうから、他は晴れてると思ったら……」
ちょうどその時、文が魔理沙の家の上空を通過した-
-数日後。
「……雨だな。」
「……………。」
前回の暴風雨はすぐに止んだものの、近頃、ずっと雨続きである。
「…なあ、私は霊夢のところに行ってくるぜ。」
「ああ、行ってらっしゃい。」
そう言って、魔理沙は雨のなか、家を出て行った。
朱莉と風雅がいなくなった今、輪花は魔理沙の家にいた。
そして、最近は異変も何も無いので、魔理沙の研究を手伝ったり、本を読んだりしていた。輪花はパチュリーに本を借りることを許されていた。
-数時間後。
「……あ、晴れてきたね。」
輪花がふと窓の方へ目をやると、青空が見えていた。
「…でも、雨は降ってるままか……。」
そう言って、輪花は再び読書に集中した。
「おーい、霊夢いるかー?」
魔理沙は博麗神社に到着した。
「何よ。暇なら来ないでよ。」
霊夢は、縁側で茶を啜っていた。
「最近、雨ばっかだよな?」
「…はあ?何言ってるのよ。晴ればかりでしょ。全く…。」
そう言って霊夢が再び茶を啜ろうとした時-
「…あら、久しぶりに降ってきたわね。」
雨がふりだした。
「ほら、最近こんな天気だ。お陰で洗濯物も干せやしない。」
「私のところは日照り続きだったけど…。まあ、降りだしたのならしょうがないわ。魔理沙、入って。」
そう言って、霊夢はあっさりと通した。
魔理沙も、普通ならここで、「ラッキー!」や、「お、いいのか!?」と言うはずなのだが-
「…ああ。」
それだけ言うと、魔理沙は神社の中へと入ったる。
霊夢はそれを見るが、何も不自然な表情をしなかった。
-これが長年いる以心伝心というものだろうか。
「……さて。」
霊夢はそう言って、いきなりこう切り出した。
「魔理沙は、これを異変と見ているのね。」
雨がふりだした外を見ながら、霊夢は魔理沙にそう聞いた。
「……ああ。」
「そして-」
ゆっくりと魔理沙に視線をむけ-
「……輪花を巻き込まず、異変を解決したいと。」
「…流石だな。」
霊夢の言葉に、魔理沙は苦笑した。
「…まあ、彼女はこの頃、やっと落ち着いてきた……。」
「…ああ。」
今まで、輪花は異変に巻き込まれて、仲間を失ってきた。やっと落ち着いてきた輪花を、再び巻き込みたくない。それが魔理沙の思いだった。
「…魔理沙の思い、協力しないであげないでもないけど…。……私はあまり動けなくなるわよ。」
「ああ。それは分かってる。」
「ええ…しかも、まだ、異変とは言えないわ。」
「!?……何でだ?」
「私と魔理沙の二箇所じゃ、ただの偶然かもしれないからよ。」
「……つまり……私に調査に出かけろと。」
「わかってるじゃない。」
「…分かった、行ってくるぜ!」
魔理沙はそう言って箒に飛び乗ると、博麗神社を飛び出していった。
数分後、博麗神社は徐々に晴れ始めた。
「……晴れたわね……。」
そう晴れ始めた空に向かってつぶやき、霊夢は魔理沙が飛び出していった障子を、静かに閉めた。
…調査に出かけるのが、数日早ければ、こんなことは起こらなかっただろう。
終わr(ピチューン
輪花「二ヶ月放置で何してやがった…。(キャラ崩壊)」
ゴメンナサイスミマセン
輪花「はあ……。」
はい、ごめんなさい……。いや、最近あとがきがこればかりですね…。ああ、これでもすみません、そして謝りすぎですねすみませn(ピチューン
輪花「……コラボは?」
…………(ピチュチューン
輪花「何故黙る。」
うう…。
輪花「……もう少し掛かりそう、ごめんね。」
ごめんなさい…。
次回、#39『地震、心外』です
輪花「では。」