「…霊夢、何処まで飛べばいいんだ?」
「さあ?とりあえず、雲の上でしょ。」
魔理沙と霊夢はそう言いながら飛ぶ。
「…ところで…」
「ああ…」
「「…何で咲夜はあんなに速いの?(速いんだ?)」
二人は揃って咲夜の方へ視線を向けた。
その視線に気がついたのか、咲夜は進むのをやめ、
「ああ…今の私は、押せ押せモードだから。早く済ませたいのよ、時が私を味方しているうちに。」
そう言って再び飛び始める。
「仕方ないわね…。」
霊夢はそうぼやいてスピードを上げる。それに続いて、魔理沙もスピードを上げた。
「…とりあえず適当に散策しよう…。」
そう言って輪花は一番近くのアリスの家に行った。
「…御免下さい。」
「ああ、輪花ね、少し待ってて。」
そう言ってアリスはドアを開けた。
「…何で僕だと分かったの?」
「え、ああ…声よ。どうしたの?」
「ああ、最近魔理沙の様子がおかしくてね…。」
「…そう、それじゃ、上がって。」
「あ、ありがとう。」
アリスに促されて輪花は上がる。
「……。」
上海人形が輪花にふわふわと寄る。
「あ、久しぶり…なのかな?」
上海人形はそれに答えるように、ペコリと礼をした。
「とりあえず座って。」
その言葉通り、輪花はテーブルに座った。
すると、蓬莱人形がティーカップを持ってきた。
「あ、ありがとう。」
「………。」
蓬莱もペコリと礼をする。
「ずいぶんとなつかれてるのね。」
「へ…?」
「その子たち、普通の人には礼すらしないのよ。」
そう言ってアリスは紅茶を注ぐ。
「ほら…で、どうおかしいの?」
「…何か、頻繁に外にでるようになったんだよ。」
「………。」
アリスはゆっくりかき混ぜながら答える。
「……魔理沙は外によく出かけるでしょ。」
「いや、特に多い。それに…魔理沙がこの頃どこに行くか言ってない。」
「……。」
アリスのかき混ぜる動作が止まった。
「…なにか知ってる?いや、知ってるだろうから来たんだけど。」
「…ええ、知ってるわよ。はあ…魔理沙は何でこんな輪花に嘘つくのが下手くそなの?」
そう言って、アリスは輪花をまっすぐ見た。
「…異変が起こってるわ。」
「起こってる…?」
「ええ。今頃霊夢と魔理沙が異変解決に行ってるところよ。」
「何で伝えなかったの?」
「…思い当たり、あるんでしょう?」
その言葉に、輪花が固まる。
「…さ、さあ…何のことかな?」
「…西行妖……EXルーミア…。」
次々とアリスは言葉を並べる。その度に、輪花はさらに動きをとめていく。
「……そして、風雅、朱莉。」
そう言い切ると、アリスは輪花の方を見る。
「……。」
輪花は只々俯くしかなかった。
「…まあ、それが余計なことだと思うのは、貴方だけじゃないわ。」
「…え?」
輪花はそうは思っていないのだが-
「ほら…行くわよ、手伝ってあげる。」
「え、え?」
「…行かないの?」
アリスに促され、輪花は-
「……行く。」
「…で、最初は?」
「そうね…天気のこと何だけど……。」
「天気か……。」
「……思いつかないわね。」
「そうだね。」
そんな会話をしながら、行くが…。
「…洩矢?」
「…あり得る。」
二人の感覚はどことなく一致するところがあるようだ。
「…で、ここにわざわざ?」
「ええ、どうかしら?」
「……残念ながら違うよ、そもそもどうやって天気変えてるのさ。」
「それは倒した後ゆっくり吐いてもらえばいいじゃない?」
アリスと諏訪子が言い争っている。
「…ああ…」
輪花は退屈そうだ。
「…あ、輪花さん…。」
そう言って声を掛けたのは早苗だった。
「…何?」
「魔理沙さん、こちらにも来たんですよ。」
「そう…。」
「……今回も私は何も知りませんけど…。」
「地霊殿の時もそうだったね。」
「…あの、良かったら一緒に行っていいですか?」
…いきなりの早苗の提案だった。
「え?」
「いや、私は…諏訪子様がどうかは知りませんし…。それに、異変解決の練習をしたいんです!」
「本音は後者か…。」
「え、あはは…。」
「……でも、本当に諏訪子がどうやったか分からない…まあ、やったとしてもアリスが倒すだろうね。もう始まったし。」
その言葉に早苗は振り向くと、二人が弾幕格闘を始めていた。
「…さ、行くよ。」
そう言って輪花は立ち上がった。
「え、あ、アリスさんは?」
「異変に行こうって言ったのアリスで、殆ど引っ張られてここに来たんだよ…」
後者は嘘なのだが-
「わ、分かりました!ど、どうしましょうか…」
「…空…冥界かな?」
「冥界……」
「早苗は初めてだっけ?」
「は、はい…。」
そう言って早苗は不安そうな面持ちを浮かべる。
「…大丈夫だよ。さ、行こう?」
「…はい…!」
そして、二人は冥界へと飛んでいった…
破片「最早遅れるのが当たり前に←」
輪花「早苗とか…。」
破片「自信ない?」
輪花「いや、問題ない。だって非想天則で背後の4強入ってるし」
破片「信用されてる…」
輪花「…じゃあ、次は冥界だね。」
破片「で、では。」
輪花「ここまで見て下さりありがとうございました。」