魔理沙の弟子は方陣使い。   作:破片

46 / 58
#42 始動、交代

「…霊夢、何処まで飛べばいいんだ?」

「さあ?とりあえず、雲の上でしょ。」

 

 魔理沙と霊夢はそう言いながら飛ぶ。

 

「…ところで…」

「ああ…」

「「…何で咲夜はあんなに速いの?(速いんだ?)」

 

 二人は揃って咲夜の方へ視線を向けた。

 その視線に気がついたのか、咲夜は進むのをやめ、

 

「ああ…今の私は、押せ押せモードだから。早く済ませたいのよ、時が私を味方しているうちに。」

 

 そう言って再び飛び始める。

 

「仕方ないわね…。」

 

 霊夢はそうぼやいてスピードを上げる。それに続いて、魔理沙もスピードを上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…とりあえず適当に散策しよう…。」

 

 そう言って輪花は一番近くのアリスの家に行った。

 

「…御免下さい。」

「ああ、輪花ね、少し待ってて。」

 

 そう言ってアリスはドアを開けた。

 

「…何で僕だと分かったの?」

「え、ああ…声よ。どうしたの?」

「ああ、最近魔理沙の様子がおかしくてね…。」

「…そう、それじゃ、上がって。」

「あ、ありがとう。」

 

 アリスに促されて輪花は上がる。

 

 

 

 

 

「……。」

 

 上海人形が輪花にふわふわと寄る。

 

「あ、久しぶり…なのかな?」

 

 上海人形はそれに答えるように、ペコリと礼をした。

 

「とりあえず座って。」

 

 その言葉通り、輪花はテーブルに座った。

 すると、蓬莱人形がティーカップを持ってきた。

 

「あ、ありがとう。」

「………。」

 

 蓬莱もペコリと礼をする。

 

「ずいぶんとなつかれてるのね。」

「へ…?」

「その子たち、普通の人には礼すらしないのよ。」

 

 そう言ってアリスは紅茶を注ぐ。

 

「ほら…で、どうおかしいの?」

「…何か、頻繁に外にでるようになったんだよ。」

「………。」

 

 アリスはゆっくりかき混ぜながら答える。

 

「……魔理沙は外によく出かけるでしょ。」

「いや、特に多い。それに…魔理沙がこの頃どこに行くか言ってない。」

「……。」

 

 アリスのかき混ぜる動作が止まった。

 

「…なにか知ってる?いや、知ってるだろうから来たんだけど。」

「…ええ、知ってるわよ。はあ…魔理沙は何でこんな輪花に嘘つくのが下手くそなの?」

 

 そう言って、アリスは輪花をまっすぐ見た。

 

「…異変が起こってるわ。」

「起こってる…?」

「ええ。今頃霊夢と魔理沙が異変解決に行ってるところよ。」

「何で伝えなかったの?」

「…思い当たり、あるんでしょう?」

 

 その言葉に、輪花が固まる。

 

「…さ、さあ…何のことかな?」

「…西行妖……EXルーミア…。」

 

 次々とアリスは言葉を並べる。その度に、輪花はさらに動きをとめていく。

 

「……そして、風雅、朱莉。」

 

 そう言い切ると、アリスは輪花の方を見る。

 

「……。」

 

 輪花は只々俯くしかなかった。

 

「…まあ、それが余計なことだと思うのは、貴方だけじゃないわ。」

「…え?」

 

 輪花はそうは思っていないのだが-

 

「ほら…行くわよ、手伝ってあげる。」

「え、え?」

「…行かないの?」

 

 アリスに促され、輪花は-

 

「……行く。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…で、最初は?」

「そうね…天気のこと何だけど……。」

「天気か……。」

「……思いつかないわね。」

「そうだね。」

 

 そんな会話をしながら、行くが…。

 

「…洩矢?」

「…あり得る。」

 

 二人の感覚はどことなく一致するところがあるようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…で、ここにわざわざ?」

「ええ、どうかしら?」

「……残念ながら違うよ、そもそもどうやって天気変えてるのさ。」

「それは倒した後ゆっくり吐いてもらえばいいじゃない?」

 

 アリスと諏訪子が言い争っている。

 

「…ああ…」

 

 輪花は退屈そうだ。

 

「…あ、輪花さん…。」

 

 そう言って声を掛けたのは早苗だった。

 

「…何?」

「魔理沙さん、こちらにも来たんですよ。」

「そう…。」

「……今回も私は何も知りませんけど…。」

「地霊殿の時もそうだったね。」

「…あの、良かったら一緒に行っていいですか?」

 

 …いきなりの早苗の提案だった。

 

「え?」

「いや、私は…諏訪子様がどうかは知りませんし…。それに、異変解決の練習をしたいんです!」

「本音は後者か…。」

「え、あはは…。」

「……でも、本当に諏訪子がどうやったか分からない…まあ、やったとしてもアリスが倒すだろうね。もう始まったし。」

 

 その言葉に早苗は振り向くと、二人が弾幕格闘を始めていた。

 

「…さ、行くよ。」

 

 そう言って輪花は立ち上がった。

 

「え、あ、アリスさんは?」

「異変に行こうって言ったのアリスで、殆ど引っ張られてここに来たんだよ…」

 

 後者は嘘なのだが-

 

「わ、分かりました!ど、どうしましょうか…」

「…空…冥界かな?」

「冥界……」

「早苗は初めてだっけ?」

「は、はい…。」

 

 そう言って早苗は不安そうな面持ちを浮かべる。

 

「…大丈夫だよ。さ、行こう?」

「…はい…!」

 

 そして、二人は冥界へと飛んでいった…




破片「最早遅れるのが当たり前に←」
輪花「早苗とか…。」
破片「自信ない?」
輪花「いや、問題ない。だって非想天則で背後の4強入ってるし」
破片「信用されてる…」
輪花「…じゃあ、次は冥界だね。」
破片「で、では。」
輪花「ここまで見て下さりありがとうございました。」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告