「…ここ、雲の中よね?」
霊夢は雲の中に立っている。
「でも、ここは…確かに、地面だよな。」
魔理沙は、その地をしっかりと踏む。
「…おかしいわね、ここ…」
「まあ、とりあえず、私達が目指してるのは雲の上よ。」
そう言って、霊夢達3人が飛ぼうとしたその時、どこか近くで雷がなった。
「おっ?」
と、魔理沙が雲の奥にいる影に気がついた。
その影は、
「まもなく幻想郷が目覚めるでしょう-激しく、残酷に」
と言い、3人の前に降り立った。
「あら‥人間だなんて……珍しいですね」
「貴女は?」
「私はただの龍宮の使い、永江衣玖と申します。」
「龍宮の使い?」
「ええ、この緋色の雲は地震が起きるときの兆候。」
「そう…。」
すると、衣玖は続けてこういった。
「これより先は天界が存在します。本来普通の人間が立ち入ってはならない場所です。天女も気付いていない今のうちに戻った方が良いですよ?」
「ええ、でもね、私達は異変を解決に行かなきゃいけないのよ。」
そう言って霊夢は札を構える。
「異変…?」
「ああ、何故か天気がコロコロ変わってな…。悪いけど、通してもらうぜ!」
そう言って、魔理沙は開口一番、突っ込み始めた。
「…残念ながら、貴方達は優秀な選択肢を一つ失いました。」
衣玖は、その突進を安々と避ける。
その時、魔理沙は叫ぶ。
「霊夢!咲夜!先に行け!」
「っ!」
すると、衣玖は右指の人差し指を天高く上げた。
「分かったわ!」
「どうせ一対一が好きなんでしょ…!」
そう言って二人が飛ぼうとした時-
「「!!」」
二人の間に雷が走った。
「なっ!」
咲夜が受け身をとって着地する。
「行かせません。」
「…っ。」
霊夢は御札を構えるが、咲夜が手で制した。
「…霊夢、貴女はもう一度飛びなさい。私が何とかする。」
「……分かったわ。」
そう言って、霊夢は再び飛び上がる。
「っ!」
衣玖は再び雷を打とうとしたが-
「時符『プライベートヴィジョン』-」
いきなりナイフが背後から襲ってきた
「くっ!」
衣玖はそれを素早く羽衣で弾くが-
「星符『メテオニックシャワー』!」
それに続いて、魔理沙がスペカを発動させた。
「な…!」
衣玖はそれをグレイズする。
その間に、咲夜と霊夢は飛んでいった。
「くっ…やりますね。」
「そりゃどう…も!」
そして、魔理沙がマジックミサイルを放つと同時に、戦闘が始まった-
「…さて、ついたね。」
輪花がゆっくりと冥界に降り立つ。
「ここが…。」
早苗は呆然としている。
「わ、私達、死んでませんよね?」
「大丈夫大丈夫。」
早苗の言葉に思わず苦笑する輪花。
「さて、行こうか…。」
「…これを登るんですか……。」
目の前の階段を見て早苗は落ち込む。
「あはは…まあ、途中で僕は抜けるだろうね…。」
輪花がポツリと呟いた。
「え?」
「あ、いや、何でもないよ。」
そう言って輪花は歩き出した。
「…やっぱり歩くんですね…。」
そう言って早苗も歩くことにした。
「…さて…。」
そして、階段の中腹につく。
「…ま、待ってください…。」
少し後に、早苗がへこたれてきた。
「り、輪花さん速いです…。」
「あ、ごめんごめん。」
苦笑して、早苗を起こすのを手助けした。
すると-
「さて…。」
輪花は鋭い目で、そこに立っている庭師を見つめた。
「…またですか…。」
その庭師-妖夢は既に刀を抜いていた。
「うん、でも……風雅はいない。」
そう言って、輪花もレイピアを引き抜く。
「はあ…帰っていただくのがいいのですが…。」
「だったら通してもいいんじゃないの?」
「いや、私の留守中にそれは困る。」
「そう……。」
二人は構えたまま睨み合う。
「え……。」
早苗は只々置いてけぼりをくらっている。
「…行きます!」
そして、妖夢が突っ込んでくる。
輪花は無言で魔法陣を生成させる。
妖夢自信を転送させようと魔法陣を飛ばす。
「甘いっ!」
しかし、妖夢は魔法陣を切る。
「君がね。」
輪花は、その後ろに配置していた魔法陣を飛ばす。
「ふっ!」
妖夢はもう一方の刀-白楼剣で二枚目を断ち切った。
「………。」
「………。」
「……。」
三人は黙っている。早苗は別の意味だが。
「…はあ。」
と、溜息を一つつくと、妖夢は刀をしまった。
「…?」
輪花はまだ構えたままである。
「……まあ、貴女なら大丈夫でしょう。」
そう言って、妖夢は歩き出した。
「では、私は出かけますので。」
妖夢はそう言って輪花に一礼すると、階段を降りていった。
「…はあぁ……。」
妖夢が見えなくなった後、輪花はへなへなとその場にへたり込んだ。
「ど、どうしました?」
早苗が慌てて近寄る。
「いや…普通にやってたら負けてた……。」
「…え?」
「そのまま。相変わらず妖夢の弱点がわからない…。」
「え、じゃ、じゃあ…。」
「よかった…。」
そして、輪花はゆっくりと立ち上がった。
「じゃあ、飛ぼう…。」
力なく飛ぼうとした輪花だったが…
「…足引きずってますね…。」
早苗の言うとおり、移動してはいる。体重移動をして、ちゃんと前には進んでいる。
が-浮いていないのだ。
「…行きましょう。」
そして、輪花の手を引っ張る。輪花は飛ぼうとしているので、重みは輪花の体重の半分くらいですんでいる
「あ、ありがとう……。」
そして、二人はゆっくりと飛んでいった…。
結局ここまで書いた…
輪花「背後、書き方…。」
安定しないんですよ…これがいいのかな。
輪花「2000字…やっとか…。」
はい‥。
妖夢「はあ…。やっぱり…。」
輪花「やっぱり…分かってた?」
妖夢「ええ。明らかにレイピア、下向いてましたよ。」
輪花「えっ」
…それでは、ここまで読んで下さりありがとうございました。