魔理沙の弟子は方陣使い。   作:破片

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台詞多(汗)


#44 正体、知る者

「あら、いらっしゃ~い。」

 

 縁側に座っていた幽々子はそう言って、二人を出迎えた。

 

「うん…って、ボロボロだね…。」

 

 幽々子を輪花がひと目見ると、そう言った。

 

「そうよ~。全く、妖夢は手加減ってものを知らないのかしら~。」

「…どうせ幽々子から『出かけたいのなら私を倒しなさい』とか何とか言ったんでしょ?」

「だからって言ってね~。いくらなんでも未来永劫斬は…」

「あ、あのー…。」

 

 ここでも再び空気になってしまった早苗が、たまらず声をかける。

 

「あら、いらっしゃい。」

「幽々子気づいてなかったんだ…。」

 

 幽々子のマイペースさに輪花は苦笑しながらも、

 

「ああ、そうだ、聞きたいことがあってきたんだけど…。」

「このおかしな天気、でしょう?」

「うん…。ここ、雪降ってるよ…いま、夏だよね?」

 

 そう。輪花の言うとおり、白玉楼には雪が積もっていた。

 

「さ、寒い…。」

 

 早苗はそう言って震えている。

 

「あら、そうね~。まあ、上がりなさいな。火鉢、あるわよ~。」

 

 幽々子はゆっくりと縁側から離れた。

 

「…よく縁側にいられたね…。」

 

 

 

 

 

 

 

「…で、雪のことだけど…。」

「そんな焦っちゃだめよ~。それに、もうそろそろ異変は…。」

 

 と、幽々子はここで口を閉じ、じっと鋭い目で輪花を見つめた。

 輪花はそれに動じず、じっと幽々子を見つめ返す。

 

「…?異変は…?」

 

 早苗はやはり話についていけていないようだ。

 

「…いや…貴方、もう異変解決は任せてるわね…。」

「…流石、よく分かったね。」

 

 そう言って、輪花はこういった。

 

「異変の犯人…きっと雲の上だよね。」

「あら…なぜかしら?」

「雲の…上?」

 

 二人が問いかける。

 

「…まさか、勘なんて言わないわよね?博麗の巫女(あの子)じゃあるまいし…。」

 

 みるみる幽々子の目は威圧するように鋭くなっていく。

 

「……そう言ってる時点で君は異変(このこと)を知ってるってまるわかりなんだけどね。」

 

「…ええ、知ってるわ。」

「…早苗。」

「は、はい?」

 

 いきなり自分に話を振られ、同様しながらも反応する早苗。

 

「…守矢神社に僕達がきたとき。天気は?」

「え…えーっと…。確か…雨が降ってました。最近ずっと雨が続いてて…。」

「…じゃあ、雨が降り始めてからは、ずっと雨?」

 

 その質問に、早苗は悩む。…と、

 

「あ…そういえば…少し前…朝、雨が止んだんです。」

 

 と、その言葉に幽々子が反応した。

 

「雨が止んだ…?」

「え、ええ。それで…風も止んで。」

 

「……凪。」

 

 輪花はただ、それだけを呟いた。

 

「…え?」

「僕の仮説は…『天気と人が決まっている』、そして…『その一つの天候を持つものが同じ場所に二人いるときは、強者の天候が高確率で発生する』…どうかな?」

 

 その言葉に、幽々子は溜息をつき、

 

「…ええ、そうよ。」

「え、え?」

 

 早苗は二人の会話を必死に理解しようとするが、頭の整理が追いついていない様子。

 

「…何故分かったのかしら?」

「…僕の天気は(みぞれ)。」

 

 幽々子の問に、輪花は天候で答えた。

 

「魔理沙がこの頃、いろんなところに出かけていった。魔理沙がいるときは霧雨だった。だけど…出かけていったときは…霙になってた。」

「…それで、犯人は?」

 

 幽々子はそれ以上は聞かず、単刀直入に聞いた。

 

「…雲の上。」

「…当たりよ。」

「魔理沙は…アリスから聞いた話、僕を異変に参加させずに終わらせようとした。そして、今までの異変は、どこも場所がわかりやすかったよね…。紅魔館、冥界、博麗神社、妖怪の山、地底……。…でも、今回は、魔理沙は時間がかかった。しかも、天気を変える…もし地上の者が犯人なら、天気を統一する筈…。」

 

 輪花はそこで一旦言葉を切って、幽々子を見なおした。

 

「…そして、主犯の目的は…この天気を変えることじゃない。」

「……。」

「…幽々子。君は例外だね。自分で天気を変えている。」

「…!証拠は?」

 

 すると、輪花は表情をゆるめ、こういった。

 

「…ないさ。だって…幽々子、雪を見て嬉しそうだもん。」

「…!!」

 

 すると、幽々子も表情をゆるめた。

 

「…負けよ。」

 

 そして、両手を上げて、降参のポーズを取った。

 

「…いいわ、私から教えてあげても…。」

 

 と、その時。

 

「ちょっと待ちなよ。」

 

 どこからともなく声が聞こえてきた。

 

「…え、霧…?」

 

 早苗はいきなり出てきた妖力の霧に周りを見回す。

 

「やあ。久しぶりだねぇ。」

 

 そう言って、霧が萃まると、伊吹萃香がやってきた。

 

「あらら、今日はお客さんが沢山ね~。妖夢……もう…肝心なときにいないんだから…。」

 

 そう言うと、幽々子は渋々と台所へと歩いて行った。

 

「でもさ、その話聞くと、怒っていくかもね。」

 

 萃香は幽々子には目もくれず、話し始めた。

 

「え?」

「それほど我儘ってことだよ。…そういえば、勇儀を倒したんだって?凄いじゃん。」

 

 …すると、輪花はゆっくりとレイピアを抜いた。

 

「お、話が速いねえ。それじゃ…私に勝ったら話してあげるよ。大丈夫、負けても霊夢達が倒すだろうしね。」

 

 その言葉に、輪花は-

 

 

 

 

「……絶対に負けたくないね。」




<ふう。
輪花「座 談 会」
<ネタが…ただでさえ日常が苦手な私でs(ピチューン
輪花「だったらバトルにすればいいじゃん。」
<時間がアレばそうするが…何せ同人誌の活動が…。
輪花「……。」
<…。
早苗「…。」
<あれ、いたの?
早苗「酷いっ!?」
輪花「ああ…本編でも出番が…。」
<…ごめん……。
早苗「うう…。」
輪花「では、ここまで見てくれてありがとう」
<ほら、早苗
早苗「へ?あ、で、では!」 
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