「……ここは?」
そう言って霊夢は空に浮かんでいる大地に降り立った。
「空…天界っていうところかしら。」
そして咲夜も大地に降り立つ。
「…いいわね…地震なんか起きないんでしょうね。」
霊夢がそう呟いたその時、大地が揺れた。
「え、なにこれ…地震?」
その時-
「要石が宙に浮いているから地震は止まない。大地は生き続け、地上は豊かになるのです」
そう言って、一人の青髪の少女が小さな要石に乗って降りてきた。
「か、要石?」
「そうよ。私は比那名居の人。」
その少女-比那名居天子は、楽しそうにこう続けた。
「やっと来てくれたわね?」
「は?」
「…霊夢、この人と知り合い?」
「そんなわけないでしょ、知らないわよ。私は神社を壊した犯人を探しているのよ!」
すると、天子は
「あら、私よ?」
と、あっさりと認めた。
「…はい?」
「だーかーらー、私が地震を起こして、神社を壊したのよ。」
「…まさか、緋色の霧も?」
「ええ、勿論よ。」
「…何のために?」
すると、天子は急にあくびをして、こういうのだった。
「…天界の生活って、退屈なの、歌に酒、踊りばかりで…。」
「…イライラするわ。自慢してるのかしら。」
今にも封魔針を投げつけそうな霊夢が問う。
「何言ってるの、退屈なのよ!そこで、貴方が妖怪たちと遊んでいたのが見えたわ。」
「遊んでるわけじゃないけどね。」
咲夜はそういって溜息をついた。
「だから起こしちゃった、異変。」
そして天子はあっけらかんと言い放つ。
「その御蔭で神社は滅茶苦茶よ!どうしてくれるの?」
「あれは試し打ちよ。いずれ多きな地震が起こるわ。」
……と、咲夜はもう一度大きな溜息をついた。
「…何よ、溜息ばかり。」
「……良かったわね、異変を解決するのが…貴方を倒すのが私達で。」
「え?」
「霊夢。…私は、こいつを許さない。」
そして、咲夜はナイフを構えた。
「ええ、当たり前よ!」
霊夢もお祓い棒を構える。咲夜の様子が変わったのは気がついていないようだ。」
「ふふ…そう、その勢いよ!さあ、行くわよ!」
すると、咲夜はいきなり-
「『咲夜の世界』-」
「…さて、素直にお帰り下さい。」
地に伏せた魔理沙に、衣玖はそう言い放った。
「…まだ、だ…。」
魔理沙はまだ立ち上がろうとするが。
「ぐぅっ!」
雷に吹き飛ばされた。
「…何故、そこまで…。」
「…神社が、壊れた…。」
「…?どうして?」
「地震で…周りには被害どころか、地震が起きた気配さえない…こんなの、異変以外に何があるんだぜ…?」
「……!」
すると、衣玖がハッとした表情を見せた。
「…心当たりがあるのか…?」
「…今、先ほどの二人が戦ってると思います。」
そして、衣玖は魔理沙に手を差し伸べる。
「…緋色の雲の濃度が高くなってると思ったら…。」
そう呟きつつ、衣玖は魔理沙を引き上げた。
「……?」
「行けばわかります。」
「…あ、ああ、分かった…。」
そう言うなり、魔理沙は箒にまたがり、衣玖とともに天界を目指した……
「…炎陣『陣魔炎』-」
そう言って、輪花はリング上の炎を萃香に向かって投げる。
「っ!」
萃香はそれを飛んで避け、弾幕を素早く放つ。
通常の輪花なら、それを転送させるが-
「…ふっ!」
なんと、炎の弾幕で迎え撃った。
「なっ!?」
体制を立て直す猶予ができると思っていた萃香は、スレスレでグレイズをしていく。
「…やるね…。」
そして、雪の上に着地する萃香。輪花の周りは、雪が溶け、地面が露出している。
「…しかも、こっちは蒐めるにしろ、雪。あんな炎とは相性が悪いねぇ…さて…」
萃香は構え直す。
「…じゃあ、こっちは素手でやりあおうか!」
そして、輪花に向かって突っ込んできた。
「…。」
輪花は、ただ黙ってレイピアを構える。
すると、萃香は一瞬で霧と化す。
「!?…。」
すると、輪花は自身の周りに火柱を上げていく。が、
「甘い!」
既に上に萃香は、元鬼玉をつくっていた。
「っ!」
「くらいな!」
そして、輪花に元鬼玉が放たれるが、輪花は炎で壁を作り、防いだ。
「…どうやら同属性でもその状態だと転送すら出来ないみたいだね。」
「…そうだよ。」
「…幽々子さん…。」
早苗が、今の輪花の様子を見て、心配そうに声をかける。
「ええ…さっき話した時も感じたけど…私が初めに異変を起こした時と全く違う…。優しさは、どこへ消えたのかしら…。」
…そして、隣の早苗にも聞こえないように、口元を扇で隠し、こう呟いた。
「…まるで、
‹…終わった
輪花「…遅すぎる」
‹すみません
‹久々の
輪花「遅い」
‹ループなるよ。
輪花「魔理沙の短くない?」
‹うん……咲夜さんは怒ってます、と同時に安堵してます
輪花「?」
‹この僕っ娘のせいで(ピチューン
‹では、ここまで読んで下さりありがとうございました。