魔理沙の弟子は方陣使い。   作:破片

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一ヶ月ぶり…


#46 天、地

「……ここは?」

 

 そう言って霊夢は空に浮かんでいる大地に降り立った。

 

「空…天界っていうところかしら。」

 

 そして咲夜も大地に降り立つ。

 

「…いいわね…地震なんか起きないんでしょうね。」

 

 霊夢がそう呟いたその時、大地が揺れた。

 

「え、なにこれ…地震?」

 

 その時-

 

「要石が宙に浮いているから地震は止まない。大地は生き続け、地上は豊かになるのです」

 

 そう言って、一人の青髪の少女が小さな要石に乗って降りてきた。

 

「か、要石?」

「そうよ。私は比那名居の人。」

 

 その少女-比那名居天子は、楽しそうにこう続けた。

 

「やっと来てくれたわね?」

「は?」

「…霊夢、この人と知り合い?」

「そんなわけないでしょ、知らないわよ。私は神社を壊した犯人を探しているのよ!」

 

 すると、天子は

 

「あら、私よ?」

 

 と、あっさりと認めた。

 

「…はい?」

「だーかーらー、私が地震を起こして、神社を壊したのよ。」

「…まさか、緋色の霧も?」

「ええ、勿論よ。」

「…何のために?」

 

 すると、天子は急にあくびをして、こういうのだった。

 

「…天界の生活って、退屈なの、歌に酒、踊りばかりで…。」

「…イライラするわ。自慢してるのかしら。」

 

 今にも封魔針を投げつけそうな霊夢が問う。

 

「何言ってるの、退屈なのよ!そこで、貴方が妖怪たちと遊んでいたのが見えたわ。」

「遊んでるわけじゃないけどね。」

 

 咲夜はそういって溜息をついた。

 

「だから起こしちゃった、異変。」

 

 そして天子はあっけらかんと言い放つ。

 

「その御蔭で神社は滅茶苦茶よ!どうしてくれるの?」

「あれは試し打ちよ。いずれ多きな地震が起こるわ。」

 

 ……と、咲夜はもう一度大きな溜息をついた。

 

「…何よ、溜息ばかり。」

「……良かったわね、異変を解決するのが…貴方を倒すのが私達で。」

「え?」

「霊夢。…私は、こいつを許さない。」

 

 そして、咲夜はナイフを構えた。

 

「ええ、当たり前よ!」

 

 霊夢もお祓い棒を構える。咲夜の様子が変わったのは気がついていないようだ。」

 

「ふふ…そう、その勢いよ!さあ、行くわよ!」

 

 すると、咲夜はいきなり-

 

「『咲夜の世界』-」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…さて、素直にお帰り下さい。」

 

 地に伏せた魔理沙に、衣玖はそう言い放った。

 

「…まだ、だ…。」

 

 魔理沙はまだ立ち上がろうとするが。

 

「ぐぅっ!」

 

 雷に吹き飛ばされた。

 

「…何故、そこまで…。」

「…神社が、壊れた…。」

「…?どうして?」

「地震で…周りには被害どころか、地震が起きた気配さえない…こんなの、異変以外に何があるんだぜ…?」

「……!」

 

 すると、衣玖がハッとした表情を見せた。

 

「…心当たりがあるのか…?」

「…今、先ほどの二人が戦ってると思います。」

 

 そして、衣玖は魔理沙に手を差し伸べる。

 

「…緋色の雲の濃度が高くなってると思ったら…。」

 

 そう呟きつつ、衣玖は魔理沙を引き上げた。

 

「……?」

「行けばわかります。」

「…あ、ああ、分かった…。」

 

 そう言うなり、魔理沙は箒にまたがり、衣玖とともに天界を目指した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…炎陣『陣魔炎』-」

 

 そう言って、輪花はリング上の炎を萃香に向かって投げる。

 

「っ!」

 

 萃香はそれを飛んで避け、弾幕を素早く放つ。

 通常の輪花なら、それを転送させるが-

 

「…ふっ!」

 

 なんと、炎の弾幕で迎え撃った。

 

「なっ!?」

 

 体制を立て直す猶予ができると思っていた萃香は、スレスレでグレイズをしていく。

 

「…やるね…。」

 

 そして、雪の上に着地する萃香。輪花の周りは、雪が溶け、地面が露出している。

 

「…しかも、こっちは蒐めるにしろ、雪。あんな炎とは相性が悪いねぇ…さて…」

 

 萃香は構え直す。

 

「…じゃあ、こっちは素手でやりあおうか!」

 

 そして、輪花に向かって突っ込んできた。

 

「…。」

 

 輪花は、ただ黙ってレイピアを構える。

 すると、萃香は一瞬で霧と化す。

 

「!?…。」

 

 すると、輪花は自身の周りに火柱を上げていく。が、

 

「甘い!」

 

 既に上に萃香は、元鬼玉をつくっていた。

 

「っ!」

「くらいな!」

 

 そして、輪花に元鬼玉が放たれるが、輪花は炎で壁を作り、防いだ。

 

「…どうやら同属性でもその状態だと転送すら出来ないみたいだね。」

「…そうだよ。」

 

 

 

 

 

「…幽々子さん…。」

 

 早苗が、今の輪花の様子を見て、心配そうに声をかける。

 

「ええ…さっき話した時も感じたけど…私が初めに異変を起こした時と全く違う…。優しさは、どこへ消えたのかしら…。」

 

 …そして、隣の早苗にも聞こえないように、口元を扇で隠し、こう呟いた。

 

「…まるで、西行妖の満開(あれ)を見るために必死になってた、あの時の私みたいに…。」




‹…終わった
輪花「…遅すぎる」
‹すみません

‹久々の
輪花「遅い」
‹ループなるよ。
輪花「魔理沙の短くない?」
‹うん……咲夜さんは怒ってます、と同時に安堵してます
輪花「?」
‹この僕っ娘のせいで(ピチューン

‹では、ここまで読んで下さりありがとうございました。
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