魔理沙の弟子は方陣使い。   作:破片

6 / 58
#2 再開、開始

「さて、と…。」

 輪花は香霖堂から出る。

「…魔理沙の家に帰らないとね。」

 そう呟いて、輪花は歩き出した。たまには歩きでもいいと思ったので、歩き出した。

 

-その上空。

「…なんで?」

 あの二人がいた。

「なんだよ~。歩きかよ。」

 スィスがぼやく。

「まあ、仕方ないか。追うよ。」

 ソラが急かすが、

「いや、兄妹の出会いは邪魔しないぜ、俺は消えとくよ。出番の時呼びな!」

 そう言って風に溶けこむように消えた。

「…ま、お言葉に甘えて…。」

 ソラは微笑み、降りていった。

 

 

 

 

「さーて、もう少しで魔理沙の家だな。」

 歩きながら輪花は呟いた。

 魔理沙の家が見えてきた。と。

「…なんか魔理沙の元気な声が聞こえる。なんでだろう。」

 魔理沙の活気な声が聞こえてくる。

「まさかお客さん?いや、まさかなー。」

 そう言って笑いながらドアを開けた。

「おう、輪花!お客が来たぜ!」

 開口一番、魔理沙が喜んで飛んできた。

「良かったね。」

 そのテンションに若干引きながらも、輪花も笑う。と、その客の後ろ姿を見た途端、輪花の動きは固まった。

「…?輪花、どうした?」

 魔理沙が声をかけるも、輪花は固まったままだった。そして、

「嘘…。」

 そう呟いた。と、その客が輪花の方に振り返った、そして-

「…久し振りだね。」

 そう言ってその客は輪花に向かって微笑んだ。

 真っ白なローブを着ていて、目と髪の色は輪花にそっくりな色。

「…お兄ちゃん?」

 輪花はそう呟いた。

「え?あ、そういえば『僕』の一人称は…!」

 魔理沙は思い出したようだ。その時、

「ただいまー…。て、輪花?」

「ん?どうした?」

 朱莉と風雅が入ってきた。

「ああ、自己紹介が遅れたね。僕の名前は後来(こうらい) (せん)。…輪花の兄だよ。」

 そう言って礼をしようとしたが-

「お兄ちゃんっ!」

 輪花が飛びついてきたため、不可能となった。

「…離してくれる?」

 輪花に千はいうが、

「いやだ。」

 輪花は離さない。

「…兄?」

「いたの?」

 朱莉と風雅はいきなりのことに反応できない。

 その様子に千は苦笑して、

「まあ、いるんだよ。」

 そう言った。

「にしても、輪花が…。」

 魔理沙は輪花の様子に苦笑している。

 なにせ、ローブに顔を埋めたきり、動かない。

「どのくらい待たせたかな…。」

 その様子を見て、千は微笑んだ。

 すると、輪花の方を見て、真顔で、

「…輪花。強くなりたい?」

 そう聞いた。

「…え?」

 輪花は顔を上げ、少し呆然としていたが、

「…うん。」

 力強く頷いた。

「…じゃあ、こっちに来て。」

 そう言ってみんなは上空に出た。




作者「文字数ギリギリ…。」
輪花「短い。」
作者「まあ、…短いっすね。」
朱莉「言い返せてない…。」
作者「次回、#3『輪花の正体』ここまで見て下さりありがとうございました!」
三人「では!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告