-上空。
「…さ、ついた。おーい、スィス!」
千はスィスの名前を呼んだ。すると、
「やっと出番かい、待ちくたびれた。」
スィスが浮かんできた。
その姿は-
「Nか!?」
魔理沙のみが反応した。
「おう、お久しぶりでっせ、魔法使いさん。」
スィスは笑って魔理沙に言った。
「…何者だよ、お前。…その膨大な神力は!?」
魔理沙は少し下がる。Nは以前会った時とは、姿も違い、力も圧倒的に上がっていた。
「隠してただけだ。…ま、改めて自己紹介で。俺は自然神、スィス。人間名で言うと、
「僕も言ったほうがいいかな。」
そう言って、千は驚きの事を言った。
「僕は気神、ソラ。人間名で言うとさっき言ったね、後来 千だよ。」
「「「え?」」」
思わず魔理沙、朱莉、風雅の声が重なる。そして、輪花の方を見た。輪花は、暗い顔をして俯いていた。
「…あら、話してなかったんだ。そうだよ。僕らは、
「まて、本で読んだことがある。確か、元神と龍神に次ぐ、最強格の三神。それが、自然神、気神、そして、色神。そう言われてるはず…。」
魔理沙はそう呟いた。千は微笑み、
「正解。でも、人間と結婚するという禁忌を犯してね、まあ、僕が気神になったから良かったよ。…まあ、父さんは処刑されたけどね。母さんは魔法使いでね、輪花を産んだ時に死んだよ。」
「…ねえ、待って。だったらどうなったの?」
「…どうやら輪花の神力は奇跡的にうまく封印できていたようだね。」
「封印?」
「輪花には能力は強すぎたんだよ。だから、
よってあの時、能力を発動し終えた時に、髪と目が白くなったのだ。
「じゃあ…。」
朱莉は予想がついた。
「そう。今から封印を解けば、輪花は本当の能力を使える。…でも、暴走する可能性がある。輪花、どうしたい?」
千は輪花の方を見た。
輪花は俯きながら、
「…確かに使えるようになりたい。でも…。」
そう言って三人の方を見た。すると。
「大丈夫だぜ、輪花!」
魔理沙の声が聞こえた。
「…え?」
輪花は顔をあげる。
「私達が止めるさ。な?」
「当たり前よ。」
「構わん。」
三人は輪花の方を見た。そして、それを確認したあと、千の方を見た。
「…いいよ。」
「分かった。その代わり、俺らは限界まで助けない。あと-」
そう言ったら、魔理沙の隣にスキマが開き、
「うわっ!」
霊夢が出てきた。
「霊夢!?」
魔理沙が驚いているが、
「大体の事情は紫から聞いたわ!………大雑把だったけど。」
そう言って霊夢は構えた。
それを見て、三人も構える。
「…まあ、頑張りなよ。じゃ、輪花、目を閉じて。」
言われ、輪花は目を閉じた。
「じゃ、見せてあげるよ。神と魔法使いの子供の力をね…!」
そして、千は指を鳴らした、刹那。
「「「「!?」」」」
四人は押しつぶされそうな感覚に襲われた。どうやら力が開放されたようだ。
そして、ゆっくりと目を開けた輪花の左目は-
-緑色になっていた。
作者「ここまで長かった‥。」
輪花「だるい…。」
作者「次回、#4『暴走開始』ここまで見て下さりありがとうございました!」
輪花「短い…では。」